スーパーサックスの4枚目の盤
スーパーサックスは、モダンジャズの父であるアルトサックス奏者チャーリー・パーカー(愛称:バード)の残した天才的な即興ソロを、5人編成のサックス・セクションによって完璧にハモらせて再現するというコンセプトで作られた超絶技巧集団である。本作は彼らの4作目にあたるアルバムで、ドイツの老舗ジャズレーベルであるMPSレコードからリリースされた。
Supersax『Chasin` The Bird』(写真左)。1976年7月〜9月の録音。ちなみにパーソネルは、Blue Mitchell, Conte Candoli (tp), Frank Rosolino (tb), Jay Migliori, Warne Marsh (ts), Joe Lopes, Med Flory (as), Jack Nimitz (bs), Lou Levy (p), Fred Atwood (b), Jake Hanna, John Dentz (ds)アレンジが、Buddy Clark (#8), Med Flory (曲: #1 to #3, #5-6, #9), Warne Marsh (曲: #4, #7)。
緻密にハモる5本のサックス・セクションと、ソロ層を支える一流のリズム・セクションおよび管楽器のゲストで構成されている。タイトル曲をはじめ、パーカーの歴史的名演や珠玉のビバップ・ナンバーが、驚異的なスピード感と一糸乱れぬアンサンブルで鮮やかに蘇っている。その職人技とも言える極上のアンサンブルは見事という他は無い。
アルバムの冒頭「Shaw 'Nuff」は、超高速ビバップ・ナンバー。チャーリー・パーカーとディジー・ガレスピーの伝説的な演奏をベースに、5本のサックスが一糸乱れぬ驚異的なスピードでシンクロする、グループの超絶技巧が最も堪能できる1曲。この1曲だけでも、スーパサックスの実力が良く判る。とにかく、聴いていて楽しい。
続く「A Night in Tunisia(チュニジアの夜)」は、超有名スタンダード曲。パーカーが残した有名な「アルトサックス・ブレイク(無伴奏のソロフレーズ)」の瞬間を、なんと5本のサックス全員で完璧にハモらせて再現している。これにはビックリした。6曲目の「Round Midnight」だけが、直接、パーカーにゆかりの無い曲なので、あしからず(笑)。
こういう企画には優れたアレンジが必須。サックス・セクションの緻密な編曲には、グループのリーダーであるメド・フローリーのほか、クール・ジャズを代表するテナー・サックス奏者のウォーン・マーシュらもアレンジャーとして名を連ねている。ビバップの歴史的名曲・名演を、スーパーサックス用に見事にアレンジしている。1970年代のジャズ好盤である。
《ヴァーチャル音楽喫茶『松和』別館 の更新状況》 更新しました!
★ AORの風に吹かれて
★ まだまだロックキッズ 【New】 2024.01.07 更新
・西海岸ロックの雄、イーグルス・メンバーのソロ盤の
記事をアップ。
★ 松和の「青春のかけら達」 【New】 2024.01.08 更新
・チューリップ『ぼくが作った愛のうた』『無限軌道』
の記事をアップ。

★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
東日本大震災から15年3ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。









最近のコメント