2026年2月10日 (火曜日)

1950年代ジャマルのトリオ演奏

レコード・コレクターズ2026年2月号の特集「この曲のピアノを聴け! ジャズ/フュージョン編」。日本の演奏家も含めて、ジャズ/フュージョンを代表するピアノの名演をまとめて紹介するというものだが、有名な名盤からちょっとマニアックな好盤から、ジャズ・ピアノの個性という切り口でチョイスし紹介している、好感の持てる企画記事である。

『Ahmad Jamal At The Pershing: But Not for Me』(写真左)。1958年1月16日、シカゴの「Pershing Hotel」でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Ahmad Jamal (p), Israel Crosby (b), Vernel Fournier (ds)。シカゴ在住メンバーで固めた、ラウンジ風ハードバップ・ジャズなピアノ・トリオのライヴ・パフォーマンスの記録。

ジャス・ピアノの代表的名盤といえば、このアルバムは必ず出てくる。ハードバップ時代のトリオ演奏におけるピアノの代表的個性のひとつ。ジャマルは「年代によって異なる顔を持つ」ジャズ・ピアニスト。1950年代は、「間」を活かし、弾く音を限りなく厳選し、シンプルな右手のフレーズと合いの手の様に入る左手のブロックコードが特徴のジャマルのピアノ。
 

Ahmad-jamal-at-the-pershing-but-not-for-

 
そんな1950年代ジャマルの小粋なピアノが満載。ライヴ録音なので、適度な緊張感あって、ラウンジ風のピアノ・トリオではあるが(実際、ホテルのラウンジでの録音)、タッチに力強さもあり、音を厳選する中で、印象的なアドリブ・フレーズを小粋に弾き進めている。とても趣味の良い、聴き心地の良いピアノ。端正で崩れが無いので「面白く無い」という向きもあるが、テクニックのレベルも高く、これも、ジャズ・ピアノの代表的な個性のひとつだろう。

今の耳で、じっくり聴き進めてみると、ジャマルのトリオは、ビ・バップのピアノ・トリオのパフォーマンスを下敷きに、弾く音を限りなく厳選し、左手のブロックコードをシンプルな右手のフレーズと合いの手の様に入れている様に聴こえる。ベースとドラムがリズム・キープに徹しているところも「ビ・バップ」基調だし、少なくとも、このトリオには「インタープレイ」という概念は無い。

上質の、内容のある、ラウンジ風ハードバップ・ジャズなピアノ・トリオだろう。この1950年代ジャマルの、「間」を活かし、弾く音を限りなく厳選し、シンプルな右手のフレーズと合いの手の様に入る左手のブロックコードを、マイルスは評価した。ジャマルのピアノを伴奏に、トランペットを吹けば、トラペットのフレーズがとりわけ映えるだろう。ジャマルを勧誘したマイルスの気持ちが良く判る。
 
 

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2025年7月 1日 (火曜日)

クレマーのジャズ・ファンク

ちょっと癖の強い、他のレーベルにないファンキー&ソウルフル濃厚な盤が多くリリースされている、そんなアーゴ&カデット・レーベルの好盤をピックアップして聴き直してきたが、いよいよラストである。以前の記事については、ブログの右列、カテゴリーの「Argo & Cadetレーベル」を参照いただければ、と思います。

John Klemmer『Blowin' Gold』(写真左)。1969年の作品。ちなみにパーソネルは、John Klemmer (ts), Pete Cosey (g), Richard Thompson (p, org), Phil Upchurch (b), Morris Jennings (ds)。ジャンルをはみ出したような実験盤を多くリリースしたカデットのサブ・レーベルからリリースされたアルバム。

ジョン・クレマーは、サイケデリックなジャズ作品で著名なシカゴ出身のテナーマン。このアルバムは、硬派で重量級のジャズ・ファンクがメインの音志向のジョン・クレマーのリーダー作。ぼんやり聴いていると、マイルスの硬派で重厚なジャズファンクを聴いているような気分になる。ただ、フロントにマイルスのトランペットがいない。逆に、クレマーのテナーがいる。
 

John-klemmerblowin-gold

 
クレマーのテナーは電気増幅されており、これも、マイルスの電気増幅されたトランペットに通じるものがある。なんか、リズム&ビートもマイルスのジャズ・ファンクに通じるものがあり、なんでやろ、と思って、パーソネルを見たら、あらら。マイルスの『アガ・パン』のリズム&ビートwを支えた超絶変態ギタリスト、ピート・コージーが参加しているではないか。

まだまだ温和で大人しめのピート・コージーではあるが、彼独特のペニャペニャなノイジーなエレギは既に存在している。このコージーのエレギのリフが、マイルスのジャズ・ファンクを想起させるのだろう。ただし、マイルスのジャズファンクほどには、シャープでソリッドでヘビーではないけれど....。ちょっと俗っぽくて「もったり」しているところが、このアルバムのリズム&ビートの「玉に瑕」なところではある。

独特なアレンジが痺れる、レノン=マッカートニーの名曲中の曲「Hey Jude」のカヴァーが良い味を出している。ジャズ・ファンクに染め上げたジミヘン 「Third Stone From The Sun」等のカヴァーも良い味を出していて、当時、マイルスがジミヘンのカヴァーをやったら、こんな感じになってたのかなあ、と想像すると、なかなかに面白い。
 
 

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2025年6月30日 (月曜日)

マリーナの記念すべき1st.盤です

ソウルフルな雰囲気濃厚なもの、ファンクネス濃厚なもの、どっぷりブルージーな歌心満点なもの、など、ちょっと癖の強い、他のレーベルにないファンキー&ソウルフル濃厚な盤が多くリリースされている。そんなアーゴ&カデット・レーベルの好盤をピックアップして聴き直してきたが、いよいよあと2枚になった。

Marlena Shaw『Out of Different Bags』(写真左)。1967年10月、シカゴの「Ter Mar Studios」での録音。アーゴ&カデット・レーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Marlena Shaw (vo), Richard Evans (arr)。バックの伴奏隊のパーソネルについては、資料が無い為、割愛する(オリジナルLPのライナーノーツにもパーソネルの記述が無い)。

マリーナ・ショウの記念すべきファースト・アルバム。リチャード・エヴァンスがプロデュースとアレンジを担当。レア・グルーヴ感は控えめの純ジャズ志向のジャズ・ボーカル盤。純ジャズ志向とは言うが、録音年は1967年。ジャズの多様化も進み、ビートルズの米国上陸とともに、ジャズの「ポップス音楽」としての人気に翳りが見え始めた頃。このアルバムの音世界は、どちらかといえば、ソウル・ジャズ。
 

Marlena-shawout-of-different-bags

 
この年の8月には名門カウント・ベイシー・オケのシンガーに抜擢され、文字通り、ノリにノッていた時期のファースト・アルバムの制作だったらしい。バックの伴奏もなかなか堂にいっていて、ビッグ・バンドに加え、混声コーラス、ストリングス、オルガン、ヴィブラフォン、アコースティック・ベース、と充実のバッキング。アレンジはあくまで「R&B」志向。

それでも、リズム&ビートは、意外とスッキリしたジャズ志向の強いもので、この辺りが、このマリーナ・ショウの記念すべきファースト・アルバムを「ジャズ」のジャンルに留めている所以だろう。ブルースあり、R&Bあり、4ビートのバラードありで、特定のジャンルに収まらない、ソウル・ジャズではあるが、音世界としては、後のフュージョン・ジャズの「音のジャンルの融合」を先取りしている先取的なもの。

マリーナ・ショウの訴求力のあるヴォーカル。とにかく、ジャズもジャズロックもR&Bもバラードも、この時点でもう既に抜群に巧い。アルバム全体も、ソウル・ジャズとは言え、雰囲気は「R&B」スバリそのもの。「R&B」のボーカルのバックにジャズのバックを持ってきた感じの、R&Bとソウル・ジャズのハイブリッドな音世界は、今の耳で聴くと、意外とすんなり耳に入ってくる。ジャズ・ボーカルの好盤の一枚としたい。
 
 

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2025年6月25日 (水曜日)

こんなアルバムあったんや・139

アーゴ&カデット・レーベルは、ブルーノートやプレスティッジといったジャズ専門レーベルに比べ、かなりソウル色が強い。親レーベルのチェス・レコードが「リズム・アンド・ブルース主力」であったことが理由だろう。

ソウルフルな雰囲気濃厚なもの、ファンクネス濃厚なもの、どっぷりブルージーな歌心満点なもの、など、ちょっと癖の強い、他のレーベルにないファンキー&ソウルフル濃厚な盤が多くリリースされている。そんなアーゴ&カデット・レーベルの好盤をピックアップして聴き直してきたが、いよいよあと3枚になった。

Richard Evans『Richard's Almanac』(写真左)。1959年7月、シカゴの「Ter-Mar Recording Studios」での録音。ちなみにパーソネルは、Richard Evans (b), Jack Wilson (p). Robert Barry (ds)。シカゴに留まり、リーダー作を、たった1枚だけ残して去っていったベーシスト「リチャード・エバンス」のトリオ作。

これは珍しいアルバムである。まず、「リチャード・エバンス」というベーシストに馴染みがない。それもそのはず、シカゴで活躍していたが、生涯、NYに出ることなく、シカゴに留まったベーシストらしく、そういう理由で「リチャード・エバンス」というベーシストは、マイナーな存在なんだろう。

で、なぜ、このピアノ・トリオ盤をピックアップしたかというと、ピアノが、ジャック・ウィルソンだからである。
 

Richard-evansrichards-almanac

 
黒っぽくジャジーでもない、かといって、ファンキーコテコテでも無い。その両者の要素を演奏の底にそこはかとなく漂わせながら、表面上は、ポップで シンプルな、聴き易く、それでいて、全体を覆う雰囲気は紛れもない純ジャズという、そんなジャック・ウイルソン独特のピアノを楽しむことができるからである。

アルバム全体の音作りは、アーゴ&カデット・レーベルの音志向である、ちょっと癖の強い、ソウルフルな雰囲気濃厚なもの、ファンクネス濃厚なもの、どっぷりブルージーな歌心満点なもの、いわゆる「強めのファンキー&ソウルフルな音志向」に則った内容に、思わず聴き入ってしまう。

音の作りは、ドライな音がメイン。ファンクネス濃厚なウエット感は全く無く、カラッと乾いたファンキー・タッチが心地良い。そして、音数が少ない。そして、淡々としている。淡々と程よく肩の力を抜いた、素朴感濃厚な、シンプルで硬質なバップ・タッチがとてもソウルフル。

リチャード・エバンスのベースは「堅実」。ちょっと長めのソロ・パートもあるが、可もなく不可もなく、なソロ。ただし、フロントに回ったピアノを支えるベースは「堅実」。これといった個性や特徴は希薄だが、トリオ演奏の底を支えるベースとしては、堅実にして良好。安心して聴き進めることの出来るベースであることは、ここに強調しておきたい。

リチャード・エバンスが、たった一枚だけ残したリーダー作であるが、ジャック・ウィルソンのピアノをメインとしたトリオ盤として捉えれば、このリチャード・エバンスのリーダー作、ピアノ・トリオの隠れ好盤、としても良い内容である。しかも、アーゴ&カデット・レーベルの音志向に沿った、ファンキー&ソウルフルなトリオ演奏は、なかなかに味わい深い。好盤です。
 
 

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2025年5月 5日 (月曜日)

ジャズ喫茶で流したい・283

ケニー・バレルは、米国ミシガン州デトロイトの出身。バレルのギターは、しっかりと芯のある太さがあって硬質な音。硬質の音でありながら、紡ぎ出すフレーズはしなやか。そして、黒くてブルージーな質感が特徴。これぞジャズ・ギターの音、って感じが、僕には「大のお気に入り」。ケニー・バレルは、マイ・フェイバリット・ギタリストの一人。

Kenny Burrell『A Night At the Vanguard』(写真左)。1959年9月16日、NYの「Village Vanguard」でのライヴ録音。Argoレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Kenny Burrell (g), Richard Davis (b), Roy Haynes (ds)。漆黒ブルージー&アーバンなギタリスト、ケニー・バレルのNYのビレバガでのライヴ録音盤。

冒頭、バレルの自作曲&スタンダード曲の「All Night Long」から始まるバレルのライヴ。冒頭から、バレルのバップ・ギター全開。黒くてブルージー、それでいて、どこか小粋で洒落ていて都会的。バレルの個性全開。バックのリズム隊のサポートも良好。太くソリッドで堅実なディヴィスのベースに、硬軟自在、変幻自在、緩急自在なヘインズのドラム。
 

Kenny-burrella-night-at-the-vanguard

 
そんなバックの好サポートを得て、バレルは気持ちよさそうにブルージーなギターを弾き進めていく。意外と企画盤の多いバレルだが、このライヴ盤はストレート。企画っ気は全く無し。バレルの原点であるバップなギターを飾りっ気無しに、ストレートに弾きまくる。これがこのライヴ盤の一番の良さ。バレルの基本的な個性がしっかり聴き取れる。

選曲が親しみ易いのもこのライヴ盤の良いところ。2曲目のアップテンポの「Will You Still Be Mine」や、続く「I’m Fool to Want You」の唄ものスタンダード曲での、バレルの弾き回しがセンス良く小粋。バレルは唄ものが得意と見た。「I’m Fool to Want You」のラテン風のアレンジも捻りが効いている。モンク作のユニークな曲「Well, You Needn’t」も、バレルはこともなげに、サラリと小粋に弾き切ってしまう。

ピアノや管の無い、ギター・ベース・ドラムのシンプルなトリオ演奏だからこそ、メロディーとハーモニーを一手に担うバレルのギターの個性と良さが手に取るように判る、という内容。演奏全体のリラックスした雰囲気も好印象。ギター、ベース、ドラムの三者が、まさに三位一体となり創り出しているサウンドは極上。ジャズ・ギターの名盤の一枚でしょう。
 
 

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2025年4月18日 (金曜日)

Argoレーベルのビッグバンド盤

こってこてファンクネス漂う、ソウル・ジャズ、ジャズロックを聴きたくなって選盤に迷ったら、アーゴ&カデットの諸作を選盤すれば良い。それほどまでに、アーゴ&カデットのアルバムの制作志向は「ファンキー・ソウル・ジャズロック」で統一されている。が、正統派な、純ジャズどまん中のアルバムもしっかりと出している。

Chubby Jackson『Chubby's Back』(写真左)。1957年3月31日の録音。Argoレーベルからのリリース。

ちなみにパーソネルは、Chubby Jackson’s Big Band = Chubby Jackson (b), Howard Davis, Sandy Mosse, Vito Price (reeds), Bill Calkins (bs), Bill Harris, Tommy Shepard (tb), Don Geraci, Don Jacoby, Joe Silria (tp), Cy Touff (b-tp), Remo Biondi (g), Marty Rubenstein (p), Don Lamond (ds)。

このビッグバンド・リーダーのチャビー・ジャクソンは、1918年10月、NY生まれのベーシスト。1930年代からルイ・アームストロング、ウディ・ハーマン、レイモンド・スコットらの下で、ベーシストとしてビッグバンドのベース・ラインを支え、スタジオ・ミュージシャンとしても活躍したベース職人である。実は僕はこのビッグバンド盤を聴くまで、数年前まで、チャビー・ジャクソンの名前を知らなかった。
 

Chubby-jacksonchubbys-back

 
このビッグバンド盤は、チャビーが39歳の時にレコーディングした、チャビーの初リーダー作。39歳の初リーダー作はちょっと遅めな感じがするが、チャビーはベーシストなのと、ビッグバンドに長年、所属していたこともあって、リーダー作の制作については、なかなかそのチャンスがなかったのだるう。

で、このビッグバンドのサウンドだが、洗練された素性の良いビッグバンド・サウンドで、テンポも良くスイング感抜群、リズム&ビートも溌剌としていて、アンサンブルは良好、ユニゾン&ハーモニーは心地良い。

ビッグバンドの様な教科書の様なサウンドである。ビッグバンドのパーソネルを見渡すと、知っている名前は、ほとんどいないのだが、それぞれの楽器の演奏のレベルは押し並べて高い。改めて調べてみたら、ハーマン楽団の旧知のメンバーを中心に名手を揃えている、とのこと。納得である。

モダン・ビッグ・バンドの醍醐味を満喫できる、好ビッグバンド盤だと思う。こんなに内容良好なビッグバンド盤が、アーゴ&カデット・レーベルからリリースされているとは。見つけた時は半信半疑だったのだが、実際に聴いてみて「目から鱗」。聴いて楽しいビッグバンド・サウンド。好盤です。
 
 

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2025年3月23日 (日曜日)

ジャケーのウィズ・ストリングス

イリノイ・ジャケーのテナーは、テキサス・テナーの代表格。ブルースを基調とした、骨太で気合いや根性を優先、豪快なブロウを身上とした、米国南部の男らしい荒くれテナー。我が国ではあまり人気が無いが、僕はこのテキサス・テナーの奏でるソウル・ジャズが大好物。

Illinois Jacquet『Bosses of the Ballad: Illinois Jacquet Plays Cole Porter』(写真左)。1964年10月29 & 30日、NYでの録音。Argoレコードからのリリース。ちなみにパーソネルは、Illinois Jacquet (ts), Tom McIntosh, Benny Golson (arr)。バックにオーケストラが付く。イリノイ・ジャケーのテナーが主役のウィズ・ストリングス盤。

ジャズの多様化が進んだ1964年の、テキサス・テナーの雄、イリノイ・ジャケーがリーダーの「ウィズ・ストリングス」盤。しかし、大衆狙いの「ウィズ・ストリングス」盤だが、リリースは、ソウル・ジャズ&R&B志向ジャズの老舗、Argoレコードから。アレンジがトム・マッキントッシュとベニー・ゴルソン。どう考えても、ジャズの雰囲気を活かした、聴き心地優先のイージーリスニング志向のウィズ・ストリングス」盤とは思えない。

タイトルを直訳すると「バラードのボス。イリノイ・ジャケットとストリングスがコール・ポーターを演奏」となる。アルバム内容はタイトル通りで、収録曲全12曲全て、コール・ポーター作の楽曲で占められている。いずれもバラード基調のアレンジが施されているが、アレンジャーがマッキントッシュとゴルソン。イージーリスニング志向ではあるが、聴き心地優先では無い。あくまで、イリノイ・ジャケーのテキサス・テナーが映えに映えるアレンジになっている。
 

Bosses-of-the-ballad-illinois-jacquet-pl

 
バックのオーケストラの演奏は、少しジャジーな雰囲気が芳しいが、基本的には水準レベルの普通のオーケストラの音。しかし、そこに、イリノイ・ジャケーのテキサス・テナーが乗っかってくると、このイージーリスニング志向のウィズ・ストリングスな演奏が、グッとジャジーでファンクネス漂う、唄うが如くのソウル・ジャズ志向のイージーリスニング・ジャズに早変わり。

イリノイ・ジャケーのテナーは、骨太でソウルフルで力感溢れるソウルフルなテキサス・テナー。バラード演奏では、そんなテナーに優雅で優しい響きが加わる。そんなテナーがダンディズムを振り撒きながら、骨太でソウルフルなフレーズを吹き上げる。コール・ポーター作の楽曲の持つ旋律の優しさが、イリノイ・ジャケーのテキサス・テナーを更に前面に押し出し、映えに映えさせる効果を産んでいる。

ストリングスの少し甘い音色に乗って、イリノイ・ジャケーのテキサス・テナーが乱舞する。これは、単なる一般狙いのイージー・リスニングでは無い。イリノイ・ジャケーのテナーの存在感が、この盤を、ソウル・ジャズにおけるイージーリスニング志向の純ジャズの好盤、という位置付けに押し上げている。

Argoレコードの「ウィズ・ストリングス」盤。只者では無かった。イリノイ・ジャケーのバラード・テナーを愛でるに相応しい、ソウル・ジャズ志向の「ウィズ・ストリングス」盤である。好盤です。
 
 

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2025年3月22日 (土曜日)

テキサス・テナーの代表格です

イリノイ・ジャケー(Illinois Jacquet)。米国のジャズ・テナー・サックス奏者。1922年10月、ルイジアナ州ブルサード生まれ。テキサス州ヒューストン育ち。2004年7月、NYにて逝去。テキサス・テナーの代表格。

1941年、ライオネル・ハンプトン楽団に入団。「Flying Home」のソロで有名に。1945~46年、カウント・ベイシー楽団に参加。以降、時代のトレンドに流されず、徹頭徹尾、テキサス・テナーのスタイルを貫き通した。

Illinois Jacquet『The Message』(写真左)。1963年3月7, 8日の録音。Argoレコードからのリリース。ちなみにパーソネルは、Illinois Jacquet (ts, bassoon), Kenny Burrell, Wallace Richardson (g), Ralph Smith (org), Ben Tucker (b), Ray Lucas (ds), Willie Rodriguez (perc)。

このアルバムは、イリノイ・ジャケー(Illinois Jacquet)のArgoレコード移籍第一弾のアルバム。オルガン入り、ラテンタッチ、バスーンをつかったり、色々な音作りの工夫を施して、なかなか力の入った作りになっている。

イリノイ・ジャケーのテキサス・テナーがしっかり前面に出て、しっかり映える作りになっていて、イリノイ・ジャケーのテナーの個性が良く判る。
 
Illinois-jacquetthe-message  
 
骨太でソウルフルで力感溢れるテナーが全編に渡って響き渡る。テキサス・テナーは、ソウル・ジャズ志向、R&B志向のジャズに合う。特にファンキーなオルガンやギターとの相性が良く、骨太でソウルフルなテナーのフレーズがグッと浮き出て、ライトなジャズ・ファンクなグルーヴが心地良く、思わず体が動き、思わす足でリズムを取ったりする。

繊細さなど無縁、モードなどジャズの先進的なトレンドなどにも無縁。骨太でソウルフルな力感溢れるテナーが、ダンディズムよろしく、R&Bな雰囲気に乗って、ブリブリと鳴り響く。テキサス・テナーの面目躍如。

野太く濁声の如く響くテナーは、昔の西部劇の無頼漢のガンマンの如くである。これが実に良い。どっぷりソウルフルでダンサフルなテナーの吹き回しが醸し出すグルーヴ感は絶品。逆に、バラードは優雅で温かみのあるテナーに早変わり。しかし、骨太でソウルフル&ダンディーな音の個性には変わりは無い。

ギターのケニー・バレル以外、あまり知られていないメンバーで固められたセッション・バンドではあるが、演奏のレベルは水準以上。ケニー・バレルのギターは当然のことながら、ラルフ・スミスのオルガンがいい味を出している。

バンド・メンバー全員が、ソウル・ジャズ志向、R&B志向のジャズで意思統一されていて、そんな一体感のあるバンド演奏をバックに、イリノイ・ジャケーのテキサス・テナーが映えに映える。意外とこの盤、ソウル・ジャズの好盤の一枚だと思います。
 
 

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2025年3月19日 (水曜日)

ソウルフル・ピアノの楽しい好盤

僕のお気に入りのジャズ・ピアニストの一人、レイ・ブライアント。どっぷりファンキー&ソウルフル&スインギーなピアニスト。ハードバップ時代は、ソウルフル&スインギーの部分は控えめにしていたが、アーゴ&カデット・レコードに移籍後、レーベルの音志向、ソウル・ジャズ&ジャズロックに、ブライアントのピアノの個性がバッチリあって、ソウル・ジャズ志向の好盤を連発している。

Ray Bryant『Slow Freight』(写真左)。1966年12月8日の録音。Cadetレコードからのリリース。ちなみにパーソネルは、Ray Bryant (p), Art Farmer, Snooky Young (tp, flh), Richard Davis (b), Freddie Waits (ds)。トランペット日本がフロントの変則クインテット編成。と言って、演奏の中で活躍するのは、ブライアントのピアノがメイン。

冒頭のタイトル曲「Slow Freight」から、ソウル・ジャズ全開。ソウル・ミュージックばりのボーカルがとにかくどっぷり「黒い」。加えて、ブライアントのどっぷりファンキー&ソウルフル&スインギーなピアノが入ってくる。演奏全体がゴスペルチックでソウルフルな雰囲気で溢れかえる。
 

Ray-bryantslow-freight

 
続くドナルド・バードのファンキー&ソウルフルな名曲「Amen」では、そもそもこの曲の持つゴスペルっぽい、コール・レスポンスを含めて、とにかくとんでもなくソウルフルな展開が楽しい。もう思わず手拍子、そして腰が動き、足でリズムを取ってステップを踏む。大ジャズ・ファンク大会である(笑)。

3曲目のジャズ・スタンダードの名曲「Satin Doll」ですら、ブライアントは、ファンキー&ソウルフル&スインギーなアレンジですっ飛ばす。もはやこれはゴスペルな「Satin Doll」。スインギーでダンサフルでソウルフル。こんな「Satin Doll」があっても良い。とにかくとんでもなく楽しい演奏である。

ブライアントの『Gotta Travel On』『Lonesome Traveler』、そして今回の『Slow Freight』を、僕は勝手に「Argo&Cadet三部作」と呼んでいるが、その3作の中でも、この『Slow Freight』が一番ファンキーでソウルフル。ゴスペルチックな響きも満載。ソウル・ジャズの楽しい楽しい好盤ですね。
 
 

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2025年3月18日 (火曜日)

ラムゼイのトーキョー・ライヴ

アーゴ&カデット・レコードを再認識している。こってこてファンクネス漂う、ソウル・ジャズ、ジャズロックを聴きたくなって選盤に迷ったら、アーゴ&カデットの諸作を選盤すれば良い、とまで思う様になった。それほどまでに、アーゴ&カデットのアルバムの制作志向は「ファンキー・ソウル・ジャズロック」で統一されている。

Ramsey Lewis『Live In Tokyo』(写真左)。1968年9月、東京大手町サンケイホールでのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Ramsey Lewis (p), Cleveland Eaton (b), Maurice White (ds)。今は無き日本のジャズの聖地であったサンケイ・ホールで収録されたラムゼイ・トリオのライヴ盤。当時、日本限定発売だったそう。

こってこてのソウル・ジャズ&ジャズロックである。冒頭、ラムゼイ・ルイスの代表曲「The 'In' Crowd」から、もうノリノリ。ファンクネス濃厚、強烈なオフビート、思わず体が横揺れし、足でビートを取り始める。実に黒くてダンサフルなリズム&ビート。アドリブは、歌うが如くソウルフルなフレーズの嵐。
 

Ramsey-lewislive-in-tokyo

 
この東京でのライヴ録音のリズム隊、ドラムには、のちにアース・ウィンド・アンド・ファイアー(Earth, Wind & Fire)を結成するモーリス・ホワイト。ベースには、長くラムゼイを支えたクリーブランド・イートン。このリズム隊のリズム&ビートのファンクネスが強烈。そこに、これまたソウルフルでファンクなラムゼイのピアノが乗ってくるのだ。もはや、ジャズロックなピアノ・トリオの饗宴である。

ファンキーに入りながら、徐々にテンポアップ、ベースとドラムもそれに追従して熱い熱い展開に上り詰めていく。ソウルフルでジャズ・ファンクなアドリブ・フレーズを叩き出しながら、もう演奏はホット&ノリノリ。お馴染みのヒット曲に加えて、ホレス・シルヴァー曲のカヴァー「Song For My Father」、来日を記念してでの新曲なのか「Soul Ginza」など、ファンキー&ソウルフルな好曲のオンパレード。

観客の拍手がライヴらしい熱気を作って、サンケイホールの雰囲気も良好ノリノリ。ヒットを連発してた時期のライヴ演奏なので、とても馬力のあるファンクネスだだ漏れのソウルフルなピアノ・トリオの演奏がこれでもか、というほどに展開されるのには、とことん圧倒される。
 
 

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