2024年8月15日 (木曜日)

ボサノバ曲の米国西海岸ジャズ化

明日は台風7号が関東地方に再接近する予報。ここ千葉県北西部地方から見ると、東の太平洋上を北上するらしいので、吹き込みの強い暴風は避けられると思うので、ちょっと安心。逆に台風の強雨域が台風の西側に広がっていて、これがこの辺りにもかかってくる可能性があるので、大雨だけは細心の注意を払う必要はある。

ということで、明日は一日、台風通過の一日となるので、自宅に引き篭もりである。まあ、今年は猛暑日続きで、外出は控え気味なので、今さら引き篭もりも特別では無いのだが、エアコンをしっかり付けて、ジャズ盤鑑賞の一日になるだろうな。

Bud Shank and Clare Fischer『Bossa Nova Jazz Samba』(写真)。1962年9月の録音。ちなみにパーソネルは、Bud Shank (as, fl), Clare Fischer (p), Larry Bunker (vib), Ralph Pena (b), Larry Bunker, Frank Guerrero, Milt Holland, Bob Neel (perc)。

このところの「引き篭もり」状態の日々の中で、よく聴くジャズが「ボサノバ・ジャズ」。ということで、今回の選盤は、米国西海岸ジャズの名アルト・サックス奏者であるバド・シャンクと、ピアニスト兼アレンジャーのクレア・フィッシャーによるボサノバ・ジャズ盤。いかにも米国西海岸ジャズらしい、ボサノバ・ジャズが展開されていて興味深い。

恐らく、クリア・フィッシャーのアレンジだと思うのだが、パーカッションを充実させて、ボサノバのリズムを産み出しつつ、演奏全体をボサノバ・ジャズらしい音作りに仕立て上げるというアレンジが成功している。
 

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楽器の選択を見ても、軽快で爽やかなフルートやヴァイブの音が良いアクセントになって、ボサノバな雰囲気を増幅している。

聴き手にしっかり訴求するアレンジ重視の「聴かせるジャズ」という、西海岸独特のジャズの音世界の中で、ボサノバ曲を取り込み、演奏するという、いかにも西海岸ジャズらしいボサノバ・ジャズが展開されている。

と言って、米国西海岸ジャズのメインとなっていたジャズマン達が、ボサノバ・ミュージックに迎合するということは全く無く、ボサノバ曲を選曲することで、ボサノバ独特のフレーズ展開を自家薬籠中のものとし、リズム&ビートはボサノバ志向ではあるが、根っこと響きは、あくまでジャズのリズム&ビート。

シャンクのアルト・サックスは、ボサノバ曲だからと言って、ゲッツの様に、何か特別な吹き回しをすること無く、通常の西海岸ジャズにおけるシャンクの吹き回しそのものでボサノバ曲を吹きまくっている。

クレア・フィッシャーのピアノは、硬質でスクエアにスイングする。どう聴いても、ボサノバに迎合しているとは思えない(笑)。

ボサノバ曲を題材にした米国西海岸ジャズ。そういう捉え方が、この盤に相応しい。演奏の内容、雰囲気を聴いていると、米国西海岸ジャズとボサノバ・ミュージックは相性が良いと感じる。西海岸ジャズの特徴である、聴き手にしっかり訴求するアレンジが、ボサノバ曲を上手く取り込んで、上手く西海岸ジャズ化している。
 
 

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  ・『AirPlay』(ロマンチック) 1980

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2022年11月15日 (火曜日)

ジャズ喫茶で流したい・254

1950年代の米国のウエストコースト・ジャズのアルバムは一聴すれば直ぐに判る、独特の「音の傾向」を持っている。小粋に洒脱にアレンジされ、バンド・アンサンブルは小洒落ていて、クールで落ち着いている。どのウエストコースト盤も、そういう音の傾向を持っていて、少なくとも冒頭から1〜2曲聴けば、ウエストコースト盤か否かが判る。

ビ・バップの様にそのテクニックを披露するジャズでもなければ、熱くブロウするジャム・セッションなスタイルでも無い。ウエストコースト独特のラウンジ・ジャズ志向、もしくは、室内でじっくり聴く鑑賞音楽としてのジャズ、つまり「聴かせるジャズ」でる。アレンジは、東海岸のハードバップよりも精緻でアカデミックで、しっかりと音楽理論に則った、事前にしっかり準備されたアレンジが大多数である。

Bud Shank and Bob Cooper『Blowin' Country』(写真左)。1956年11月29日と1958年2月18日の2セッションからの選曲。ちなみにパーソネルは、Bud Shank (as, fl), Bob Cooper (ts, oboe), Claude Williamson (p), Don Prell (b), Chuck Flores (ds)。

西海岸ジャズの人気アルト奏者、バド・シャンクと、洒脱なテナー奏者、ボブ・クーパーが2管フロントのクインテット編成。CDリイシュー時には、5曲のボートラが追加されているが、ここでは、LP時代の10曲収録盤での聴き込み。
 

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冒頭の「Dinah」の前奏のアルトとテナーのユニゾン&ハーモニーを聴けば、これは直ぐに、ウエストコースト・ジャズの優秀盤だと感じる。どの曲にも施される小粋で洒脱なアレンジ。特に、シャンクのアルトとクーパーのテナーによる、ユニゾン&ハーモニー、チェイス、コール&レスポンス、対位法的な掛け合い等、とてもよくアレンジされていて、聴いていて気持ちが良い。

シャンクのアルト・サックスが絶好調で、とても良い音を出している。負けじとクーパーのテナー・サックスも魅力的なフレーズを吹き上げる。特に、バラード演奏における、シャンク&クーパーは絶品。「聴かせるジャズ」の面目躍如、情感豊かに、歌心豊かに、素敵な「聴かせる」フレーズを連発する。他にシャンクはフルート、クーパーはオーボエを吹いて、クインテットのジャジーな演奏に良いアクセントを付けている。

バックを司る、クロード・ウィリアムソンのピアノを核としたリズム・セクションも良い。特に、ウィリアムソンのピアノは、洒脱で小粋で味がある。ウエストコースト・ジャズの雰囲気を代表するピアノのパフォーマンスだろう。

良いウエストコースト盤です。本当に久し振りにこの盤を聴き直したのだが、実にウエストコーストしていて聴き応え抜群。ウエストコースト・ジャズの代表盤の1枚として良い優秀盤です。
 
 

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2021年7月31日 (土曜日)

ジャズ喫茶で流したい・215

1970年代は、前半はジャズとロックの融合が主流のクロスオーバー・ジャズが流行、後半はクロスオーバー・ジャズに、ソフト&メロウなAORの要素とソウル・ミュージックからR&Bの要素を加えた、フュージョン・ジャズが流行した。しかし、その傍らで、欧州を中心に、純ジャズは脈々と深化を続け、根強い人気を維持した。米国においても欧州ほどではないにしろ、同様だった記憶がある。

L.A.4『Going Home(家路)』(写真)。1977年9月29, 30日の録音。日本のEast Windレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Ray Brown (b), Shelly Manne (ds), Laurindo Almeida (g), Bud Shank (as, fl)。バド・シャンクのアルト・サックス&フルートが1管フロント、ピアノレス、代わりにブラジルのギタリスト、ローリンド・アルメイダが参加している。

L.A.4は、1974年から1982年にかけて、ロサンゼルスを拠点に定期的に活動したカルテット。米国西海岸のレジェンド級のジャズマンが参加。とても優れた演奏テクニックと内容で聴く者を魅了した。活動時期が、ちょうどクロスオーバー・ジャズ〜フュージョン・ジャズの全盛期に被っていたので、かなり損をしているが、玄人好みの小粋でポップな純ジャズは今の耳にも十分に訴求する。
 

Going-home
 

4人のジャズマンの個性が明確で、アレンジも良好、小粋で聴かせるアドリブ・パフォーマンスに、旧来の米国西海岸ジャズらしさをヒシヒシと感じる。レイ・ブラウンのベースは骨太で旋律弾きのテクニックは抜群、シェリー・マンのドラムは卓越したテクニックが凄い。アルメイダのギターは独特の哀愁感を湛え、シャンクのアルト&フルートはブリリアントで流麗で聴き心地満点。

収録曲がバリバリの「どスタンダード曲」ばかりだが、気にすることは無い。アレンジ&演奏テクニックが途方も無く良好なので、陳腐で俗っぽいところは全く無い。冒頭のタイトル曲「Going Home(家路)」など、皆が良く知っている俗っぽいメロディーだけに、平凡で陳腐な演奏になりがちだが、この盤での「家路」はそんなところは全く無い。曲の持つ哀愁感をしっかりとジャジーにポップに聴かせてくれる。

5曲目の「Recipe of Love(恋の料理法)」は、これだけの実績あるメンバーを揃えながら、4人の演奏について、とてもバランスが取れた秀逸な内容。プロデュースがバッチリ填まっている。ラストの有名曲「Django」も良好なアレンジで、俗っぽいところは微塵も無い。LPでのリリース時は、録音当時に流行していた「ダイレクトカッティング盤」である。とにかく音が良い。米国西海岸ジャズの良いところが反映された秀作です。
 
 
 
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 ★ AORの風に吹かれて        
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  ・Santana『Inner Secrets』1978

 ★ まだまだロックキッズ     【更新しました】 2021.06.10 更新。

  ・イエスの原点となるアルバム

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  ・この熱い魂を伝えたいんや

 
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2020年12月28日 (月曜日)

冬に聴く「ボサノバ・ジャズ」

いよいよ、今年もあと3日。コロナ禍で始まり、コロナ禍で終わった2020年。来年以降は「Withコロナ」の生活が日常になる。そんな日常の中、巣ごもり生活が主になったお陰で、家でジャズ盤を聴く機会が増えた。そして冬。冬に聴く「ボサノバ・ジャズ」も意外と「オツなもの」だということが、この盤を聴いていて再認識した。

L.A.4『Pavane Pour Une Infante Defunte』(写真左)。邦題「なき王女のためのパヴァーヌ」。1976年10月、カリフォルニア、ロサンゼルスのWarner Brothers Recording Studiosでの録音。ちなみにパーソネルは「L.A.4」= Ray Brown (b・写真右), Shelly Manne (ds), Laurindo Almeida (g), Bud Shank (sax, fl)。

米国西海岸ジャズのレジェンド3人(ブラウン・マン・シャンク)に、ボサノバ・ギターの名手の4人、ピアノレスのカルテット編成。この盤はイーストウィンド・レーベル(日本フォノグラム)からのリリース。日本の純ジャズ志向のレーベルの企画盤。特に、この「L.A.4」の人選はいかにも、日本のコアな「純ジャズ者」らしい人選だ。
 
 
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タイトル曲「なき王女のためのパヴァーヌ」は、ラヴェルの管弦楽曲。ラヴェルいわく「昔、スペインの宮廷で小さな王女が踊ったようなパヴァーヌ」を、米国西海岸ジャズらしく、軽快で流麗なギター・ジャズにアレンジしている。この様なクラシック曲のカヴァーも日本発のレーベルらしい企画もの。西海岸ジャズらしい、聴かせるジャズ。

ボサノバ・ギターの名手、アルメイダの存在が良い味を出している。単なるレジェンドの集まりだと、旧来の米国西海岸ジャズをなぞるだけの「懐メロ風」の演奏に終始しがちなのだが、ここにアルメイダのギターが入っているのが良い。爽やかで軽快な、そしてどこか哀愁漂うボサノバ・ジャズの響きがこの盤を特別なものにしている。

録音された時代はクロスオーバー・ジャズからフュージョン・ジャズへの移行期。エレ・ジャズ主流の中、アコースティック楽器がメインの純ジャズが、しかも、この盤の様に「内容のある」盤が録音されていたのは、ちょっとした驚きだったけど、日本発のレーベルの企画と知って、しかと「納得」。でも、この企画盤は良い内容で良かったです。
 
 
 

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 ★ AORの風に吹かれて        【更新しました】 2020.10.07 更新。

  ・『Middle Man』 1980

 ★ まだまだロックキッズ     【更新しました】 2020.12.08 更新。

  ・ジョン・レノンの40回目の命日

 ★ 松和の「青春のかけら達」 【更新しました】 2020.10.07 更新。

  ・僕達はタツローの源へ遡った

 

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2020年4月30日 (木曜日)

ジャズ喫茶で流したい・168

確固たる理由は良く判らないのだが、ジャズ・サックス奏者の中で、フルートを持ち替え楽器とするケースが意外と多い。ビッグバンドのサックス奏者はクラリネットやフルートを持ち替え楽器にすることが多く、それに習ったのかもしれない。例えば、Eric Dolphy (as), Frank Wess (ts), 我が国では渡辺貞夫 (as) らがフルートで多くの名演を残している。

『Bud Shank Quartet Featuring Claude Williamson』(写真左)。Pacific Jazz 1230番。1956年11月7-8日、ハリウッドは「Capitol Studios」での録音。ちなみにパーソネルは、Bud Shank (as, fl), Claude Williamson (p), Don Prell (b), Chuck Flores (ds)。バド・シャンクのアルト・サックスがフロントのワンホーン・カルテット。ちなみにこの盤では、シャンクはフルートを結構、メインに吹いている。

冒頭の「A Night in Tunisia」、ビ・バップ時代の定番曲で、エモーショナルで躍動感のあるサックスやトランペットの見事な吹きっぷりが特徴なんだが、この盤では、シャンクはフルートでエモーショナルではあるが、流麗〜優雅に吹き込んでみせる。フルートの音色と相まって、どこかエキゾチックな雰囲気も漂う、新しいイメージの「チュニジアの夜」に思わず「おっ」と耳をそばだててしまう。
  
 
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先にも書いたが、この盤のシャンクは本業のアルト・サックスと持ち替え楽器のフルートと、ほぼ半々で吹き分けている。とりわけ、フルートの流麗でテクニカルな演奏が印象深い。シャンクはジャズ・フルートも一流であることがこの盤で良く判る。3曲目の「All of You」のバラードでは、ゆったりと印象的なフレーズをフルートで吹き回している。8曲目の同じくバラード曲の「Polka Dots and Moonbeams」でのフルートも印象的だ。

シャンクのアルト・サックスもプレイも良い音出していて好調。2曲目のスローナンバー「Tertia」でのブリリアントな吹き回し、5曲目のベイシー楽団の十八番のジャンプ・ナンバー「Jive at Five」の躍動感溢れるアドリブも良い感じ、続く有名スタンダード曲「Softly, as in a Morning Sunrise(朝日の如くさわやかに)」もクールな吹きっぷりも見事だ。

実はこの盤、10ヶ月ほど前に同一メンバーで録音された『The Bud Shank Quartet』(2019年9月2日のブログ参照)、Pacific Jazz 1215番と同じタイトルなのだ。どちらの盤も「Featuring Claude Williamson」のサブタイトルが付いていて、ピアノのクロード・ウィリアムソンもメインに扱われている。こちらのジャケットはシャンクの全身イラストのジャケット。今日、ご紹介する方は、カラーで横たわってこちらを見るシャンクの写真のジャケット。紛らわしいことこの上無い。
 
 
 

《バーチャル音楽喫茶『松和』別館》の更新状況
 

 ★ AORの風に吹かれて     【更新しました】2020.04.29更新。

  ・『Christopher Cross』 1979

 ★ まだまだロックキッズ       2020.04.19更新。

  ・レッド・ツェッペリン Ⅰ

 ★ 松和の「青春のかけら達」   2020.04.22更新。

  ・チューリップ 『TULIP BEST』
  ・チューリップ『Take Off -離陸-』
 
 
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2019年12月29日 (日曜日)

邦題『昼と夜のバド・シャンク』

さて、年の暮れである。今年もあと2日を残すのみ。当ブログ「ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログ」も今年の最後のアップになる。明日から1月2日まで、記事のアップはお休み。年末年始のご挨拶のみをアップする予定。今年も我がブログをご愛顧いただき、ありがとうございました。uu: も1,000を超える様になり、記事を書く励みになりました。ありがたいことです。

今年は米国西海岸ジャズのアルバムを結構、しっかり聴き込んで来たのではないか、と思っている。今年の「ジャズ鑑賞」の最大の成果は、この米国西海岸ジャズのアルバム・コレクションの見直しと聴き直しであろう。米国西海岸ジャズの主なアルバムを100枚程度、聴き込むことによって、米国西海岸ジャズの個性や特徴を再認識した。聴いた事の無いアルバムも多く発掘した。実りある一年であった。

さて、今日はこのアルバムである。『Bud Shank-Shorty Rogers-Bill Perkins』(写真)。邦題が『昼と夜のバド・シャンク』。1954〜55年の録音。LP時代、LPのA面が「デイ・サイド」、B面が「ナイト・サイド」。パーソネルについては、Bud Shank (as, fl, ts, bs)は「昼夜両方」に出演。デイ・サイドについては、Shorty Rogers (Flh), Jimmy Rowles (p), Harry Babasin (b), Roy Harte (ds)。ナイト・サイドについては、Bill Perkins (as, ts, fl), Hampton Hawes (p), Red Mitchell (b), Mel Lewis (ds)。
 

Bud-shankshorty-rogersbill-perkins

 
米国西海岸ジャズにおける人気アルト・サックス奏者、バド・シャンクの傑作である。昼は、フリューゲルホーンのショーティ・ロジャースとの双頭フロントにしたクインテット編成、夜は、シャンクと同じサックスを担当するビル・パーキンスを双頭フロントとしたクインテットによる編成。米国西海岸ジャズを代表するピアニスト二人がそれぞれ担当するリズム・セクションに鼓舞されて、シャンクが吹きまくる。

バド・シャンクはアルト・サックスがメインだが、テナーもバリトンも出来る。サックス奏者の「ポピュラーな余芸」とされるフルートも良い。この『昼と夜のバド・シャンク』では、シャンクの演奏する楽器の全てが網羅されている。そういう意味でも、この盤は、サックス奏者「バド・シャンク」を知る上で、最適のリーダー作だと言えるだろう。確かに、「デイ・サイド」部分でも「ナイト・サイド」部分でも、バド・シャンクは好調である。

バックの2種類のリズム・セクションも好調で甲乙付けがたい。ちなみにこの盤、LP時のジャケットが粋。表面が日中の景色で、6曲目までの演奏メンバーと曲が書かれており(写真左)、裏面は同じ景色の夜の風景で、7曲目からのメンバーと曲が書かれている(写真右)。ネットや雑誌の紹介記事にはジャケットの表面しか出てこないので、「あれ? ビル・パーキンスは何処いった」となるんだが、実は裏面にいるんですね。
 
 
 
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2019年11月18日 (月曜日)

ブラジル音楽と米国西海岸ジャズ

米国西海岸ジャズの好盤を漁っている。米国西海岸ジャズのアルバムは、まだまだ聴いたことの無いアルバムがゴロゴロしている。1980年代の終わりまで、我が国では米国西海岸ジャズはマイナーな存在だったことが大きな要因。そもそも我が国で米国西海岸ジャズのアルバムが流通する様になったのは、1990年代の後半辺りからか、と記憶している。
 
Laurindo Almeida & Bud Shank『Brazilliance Vol.1』(写真)。ブラジルの名ギタリスト、ローリンド・アルメイダが、米国西海岸ジャズのアルト奏者バド・シャンクを迎えたカルテット編成。1953年9月、1954年4月22日、ロサンゼルス にての録音。ちなみにパーソネルは、Bud Shank (as), Harry Babasin (b), Roy Harte (ds), Laurindo Almeida (g)。
 
ブラジル音楽の伝道師ギタリスト、ローリンド・アルメイダ。アルメイダ。米国西海岸ジャズ屈指のアルトサックス奏者バド・シャンクと組んだ好盤。バド・シャンクのアルトは、端正で切れ味の良い鮮烈さに溢れた音。アルメイダの洗練された柔らかなアコースティック・ギターと好対象。この対比が実に良い。
 
 
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ブラジル音楽とジャズとの邂逅。米国西海岸ジャズのアレンジの優秀さと西海岸ジャズメンのテクニックの優秀さ。それらが『ゲッツ/ジルベルト』よりも10年も早くジャズとブラジルの融合を実現していた。ラテン音楽のどことなく俗っぽいところ(そこが良いのだが)を、西海岸ジャズのアレンジがソフィスティケートし、落ち着いた聴き応えのある上質のジャズに昇華させている。
 
ピアノレスという編成で、アルメイダのギターを抑制しなかったのが正解だろう。とにかくお洒落で粋。それでいて、しっかりとジャズしていて、ブラジル音楽している。これがこの盤の一番凄いところ。当時の米国西海岸ジャズの懐の深さが偲ばれる。加えて、この盤、いろいろなジャケットのバージョンがあるが、僕はこの鋭い目のブラジルの踊り子のイラストのジャケットが好きだ(写真左)。
  
ちなみに、この『Brazilliance』シリーズは、このVol.1から、1958年のVol.2、1963年のVol.3 まで3アルバムある。Vol.2以降は、ブラジル音楽とジャズの融合ってこんな感じだよね、という予定調和なところや慣れたところが見え隠れする。そういう観点では、Vol.1が初めてのラジル音楽とジャズの融合の記録ということでスリリングな部分や新鮮な部分が散りばめられていて、一番聴き応えがある。
 
 
 
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2019年9月 2日 (月曜日)

ジャズ喫茶で流したい・155

米国西海岸ジャズをいろいろ聴いていて、アルト・サックスのバド・シャンク(Bud Shank)って、西海岸ジャズのキーマンの一人だと思うのだ。我が国では、米国西海岸ジャズのサックス奏者としては、アート・ペッパーばかりがクローズアップされて、他のサックス奏者については、殆ど語られることは無い。ほんと、1980年代までの日本のジャズ・シーンって、西海岸ジャズに冷たかったんやなあ、と改めて思う次第。
 
米国西海岸ジャズのアルバムを聴き進めていて、好盤と評価されるアルバムのパーソネルを都度確認すると、結構、バド・シャンクの名前が挙がっていることに気付く。バド・シャンクは白人のアルト・サックス奏者で、少しエッジに丸みのある切れ味の良いブロウと流麗で洒落たアドリブ・ラインが個性。テクニックも優秀。僕は、このアルバムを1991年に入手して、バド・シャンクの個性に初めて触れた。

『The Bud Shank Quartet』(写真左)。Pacific Jazz 1215番。1956年1月25日、ハリウッドは「Capitol Studios」での録音。ちなみにパーソネルは、Bud Shank (as, fl), Claude Williamson (p), Don Prell (b), Chuck Flores (ds)。バド・シャンクのアルト・サックスがフロントのワンホーン・カルテット。「Featuring Claude Williamson」のサブタイトルが付いていて、ピアノのクロード・ウィリアムソンもメインに扱われている。
 
 
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西海岸ジャズらしく、アレンジも良好、しっかりとリハーサルを積んで、本録音に臨んでいる様子が、演奏を通じて良く判る。とにかく破綻が無く流麗なのだ。特に、バックのベースとドラムはリズム&ビートのキープに集中しているが、非常に正確な、とても味のあるリズム・キープを実現している。雰囲気は流麗で洒落たビ・バップなリズム&ビートである。
 
そんなリズム隊をバックに、バド・シャンクのアルト・サックスが実に雰囲気のあるブロウを聴かせてくれる。とっても趣味の良いアルト・サックスである。西海岸ジャズらしからぬ、力感溢れるブロウも披露するが、やはり洒脱で流麗。そこが東海岸ジャズと異なるところ。そして、ピアノのウィリアムソンが実にいい音を出していて、思わず聴き耳を立てる。芯があるが柔らかで流麗なタッチが実に西海岸ジャズらしい。
 
ジャケット・デザインもバド・シャンクの上半身のイラストをあしらっていて趣味が良い。リリースしたレーベルは「パシフィック・ジャズ」。ベツレヘム・レコードと並んで、米国西海岸ジャズ御用達のジャズ・レーベルである。そう、パシフィック・ジャズも米国西海岸ジャズを語る上で、絶対に外せないジャズ・レーベルである。パシフィック・ジャズについても、探求する必要がありそうだ。
 
 
 
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2019年7月13日 (土曜日)

音楽喫茶『松和』の昼下がり・71

我らが千葉県北西部地方、今年の梅雨はいかにも梅雨らしい。6月の終わりに台風が房総半島を掠め去った後、梅雨前線が北上し、それ以来、ほとんど晴れた日が無い。今日で7月も13日。もう2週間以上、ほとんど晴れた日を体験していない。それでも、昨年に比べると気温は低めで、湿気は多くて閉口するが、暑くて我慢できない、ってことは今年は今の所、ほとんど無いのはありがたい。

こういう梅雨の湿気が多くて蒸し暑い気候では、難しいものはいけない。何でもシンプルなものが良い。ジャズでもシンプルなものが良い。加えて、爽快なものが良い。そういう観点からすると、シンプルなハードバップ、ネオ・ハードバップが判り易くてシンプルで爽快感が高い。そう言えば確かに、梅雨時はハードバップ系のあんまり難しく考えなくても、スッと聴き耳をたてることが出来る、シンプルなジャズを好んでかける傾向がある。

『Bud Shank Plays Tenor』(写真左)。1957年11月29日の録音。ちなみにパーソネルは、 Bud Shank (ts), Claude Williamson (p), Don Prell (b), Chuck Flores (ds)。バド・シャンクと言えば、米国西海岸ジャズのアルト・サックスの使い手。アート・ペッパーと並んで、「西海岸アルト・サックス」の代表的存在である。そんなシャンクが全編テナー・サックスを吹いた異色盤。
 
 
Bud-shank-plays-tenor-1
  
 
収録された全8曲はスタンダード曲がメイン。シャンクのテナー・サックスは中高音が中心。シャンクがテナー・サックスを持って吹いている、ということを知らなければ、意外とこのブロウが「テナー・サックス」のものとは思わず、ちょっとだけ低めの音がメインのアルト・サックスだと思うだろう。しかし、このシャンクのテナー、流麗でシンプルで、耳に心地良い音はとても印象的。
 
バックのクロード・ウィリアムソンのピアノを中心とするリズム・セクションは堅実。個性的な展開は全く無く、どちらかと言えば、シンプルに正確にリズム&ビートを供給する事に徹していて、どちらかと言えば、1世代前の「ビ・バップ」のリズム・セクション風。しかし、これが良くて、バックの演奏がシンプルで判り易い分、シャンクのテナーのフレーズがほど良く、クッキリスッキリと聴ける。
 
アルト・サックスと同様に、流麗で明確でポジティブなテナー・サックスのアドリブ・フレーズを、ふんだんに聴くことが出来る。これだけ流麗な、流れる様なフレーズの連発、爽快感が半端ないです。乾いた雰囲気が米国西海岸ジャズらしくて、この梅雨の季節には良い感じで耳に響きます。明るい雰囲気のブロウなので、ジャズ喫茶の昼下がりに流すのに最適かと。好盤です。
 
 
 
東日本大震災から8年3ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
Never_giveup_4
 
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2019年1月18日 (金曜日)

西海岸のビッグバンドな好盤

米国西海岸ジャズの特徴のひとつは「優れたアレンジ」。ジャズを鑑賞音楽として捉えて、勢い任せの一過性の即興演奏では無く、しっかりとアレンジを施して、良質の鑑賞音楽としてのジャズを世に供給する。これが、1950年代、米国西海岸ジャズの大きな特徴である。事実、優れたアレンジが施された好盤が米国西海岸ジャズには沢山ある。

『Theme Music from "The James Dean Story"』(写真)。「Featuring Chet Baker & Bud Shank」がサブ・タイトルに付く。1956年11月8日の録音。ちなみにパーソネルは、Chet Baker (tp), Bud Shank (as, fl), Don Fagerquist, Ray Linn (tp), Milt Bernhart (tb), Charlie Mariano, Richie Steward (as), Bill Holman, Richie Kamuca (ts), Pepper Adams (bs), Claude Williamson (p), Monty Budwig (b), Mel Lewis (ds), Mike Pacheco (bongos)。

チェットのトランペットとシャンクのアルトの2管をメインに、トランペットとテナーとアルトが2本ずつ、トロンボーン、バリサクが1本ずつ。バックにピアノ・トリオがリズムセクションに就く。総勢13名の小ぶりなビッグ・バンド構成。この13名が、米国西海岸ジャズの最大の特徴の1つである優れたアレンジを施して、ディーンの伝記映画に使用された音楽をお洒落なジャズに仕立て上げたもの。
 

Theme_music_from_the_james_dean_sto

 
まず、フィーチャリングされている、チェットのトランペットとシャンクのアルト・サックスがさすがに素晴らしい。優れたアレンジに乗って、流麗かつ力感溢れるクリアな音で即興演奏を繰り広げている。とにかく上手い。結構、難しいアドリブ展開をしているんだが、事も無げに流麗に吹き上げていくので聴き易いことこの上無い。良い意味で、耳に優しい、耳当たりの良いジャズである。

バックに耳を向けると、クロード・ウィリアムソンの哀愁感漂うピアノが印象的。ジェームス・ディーンは1955年9月30日に亡くなっているので、この盤の録音時には、まだまだディーンに対する追悼の意が強くあったと思うが、この盤でのウィリアムソンのピアノには哀愁が強く漂う。これが意外とジャジーで良い雰囲気なのだ。

そして、バックの管のアンサンブルの中で、突出した音を奏でるペッパー・アダムスのバリサク。このブリッゴリッとしたバリサクの音は、流麗なチェットのトランペットとシャンクのアルトとは全く正反対の音で、この音の対比が優れたアレンジと合わせて相乗効果を生んで、演奏全体のジャズ感を増幅している。優れたアレンジと合わせて、米国西海岸ジャズでのビッグバンドの好盤としてお勧めの一枚です。
 
 
 
★東日本大震災から7年10ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

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