アジムス初期のライヴ音源です
酷暑の日が続く。ここまで暑いと「爽やかなフュージョン」が聴きたくなる。ブラジリアン・フュージョンの代表的バンド「アジムス」を選択。ソフト&メロウなフレーズに、軽快なファンクネスをベースに、スペーシーな音の広がりとサイケデリックなブレイクダウン、しなやかでソリッドにうねるようなグルーヴが、涼しいエアコンが効いた部屋の中で聴くのにピッタリ。
Azymuth『Live at the Copacabana Palace』(写真左)。1979年3月、リオデジャネイロの「Copacabana Palace Hotel」での録音。オリジナルは1985年にフランスのSBAからリリースされている。ちなみにパーソネルは、José Roberto Bertrami (key), Alesandre Malheiros (b), Ivan Conte "Mamao" (ds), Aleuda (perc)。ベルトラミ、ママォン、マリェイロスに加え、アレウーダがパーカッションで参加した4人編成。
ブラジリアン・フュージョン・グループ代表格、アジムスが1979年にコパカバーナ・パレス・ホテルで行った、とされるライヴ録音。アジムス初期のキレキレの演奏が聴ける。爽快感、軽快感溢れる、ブラジリアンな8ビートのグルーヴ感が独特の感覚。このアジムス独特のグルーヴ感を、このライヴ音源でもしっかりと感じることが出来る。
アブストラクトな音の空間を演出がアジムスらしい「Light As A Feather」、ブラジリアン・フュージョンの古典的ダンスフロア・ミュージックな「Jazz Carnival」、NHK-FMのクロスオーヴァー・イレブンのオープニングで懐かしい「Voo Sobre O Horizonte」など、アジムスの個性的で代表的なフュージョン・ミュージック曲の数々を聴くことが出来る。
アジムスのフュージョン・ミュージックは、米国のそれとは全く違う、ソフト&メロウなフュージョン・ジャズ独特の音作りが基本なんだが、スペーシーな音の広がり、ライトなファンクネスを忍ばせつつ、しなやかでソリッドにうねるようなグルーヴ、シンセのギミックな使い方は、米国のフュージョン・ジャズには聴かれない、アジムス独特のもの。
スタジオ録音に歓声を被せるなど小細工しただけの「疑似ライヴ盤」という評価もあるみたいだが、演奏の内容、演奏の精度については、スタジオ録音と比較して劣ることはない。真偽のほどはよくわからないが、スタジオ録音の初期の名盤『Light As A Feather』と合わせて、じっくりと味わいたいアジムスのライヴ音源です。
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