2024年6月28日 (金曜日)

エリック・アレキサンダー健在

『The Heavy Hitters』という、ユニット名をタイトルにしたアルバムを聴いていて(2024年6月26日のブログ参照)、充実した内容の濃いテナー・サックスが気になった。パーソネルで名前を確認したら「Eric Alexander(エリック・アレキサンダー)」。1990年代半ば、日本のレコード会社がプッシュして何枚かのアルバムを国内でリリースしていた頃は、良い音出すテナーやなあ、と暫く着目していたんだが、いつの間にか、忘れてしまっていた。

Eric Alexander Quartet『Timing Is Everything』(写真左)。2023年4月9日、Van Gelder Studio での録音。ちなみにパーソネルは、Eric Alexander (ts), Rick Germanson (p), Alexander Claffy (b), Jason Tiemann (ds)。ゲストに、Jed Paradies (fl on 3), Rale Micic (g on 3), Stan Wetering (ts on 4), Alma Micic (vo on 8)。

『The Heavy Hitters』で、エリック・アレキサンダー健在、を確認して、タイムリーに、アレキサンダーの新リーダー作がリリースされていたので、即、聴いた。この『Timing Is Everything』は、アレキサンダーのテナー1管のワンホーン・カルテット。アレキサンダーのテナーが心ゆくまで楽しめる編成でのパフォーマンスである。
 

Eric-alexander-quartettiming-is-everythi

 
冒頭「After The Rain」から、ゆったりとした余裕ある、グッと締まった、ブリリアントで切れ味の良い、良い音をしたテナーが滑り出してくる。歌心溢れるフレーズ。そして、スイング感溢れるアドリブ展開。このリーダー作でも、エリック・アレキサンダーのテナー健在を感じて嬉しくなる。

リリカルな表現にも長け、テクニカルで速いフレーズにもしっかり対応する。モーダルな展開もいマージネーション豊かで、どこかで聴いた音、がほとんど無い。いわゆる、ネオ・ハードバップというカテゴリーでのジャズ・テナーの「新世代」なブロウが、この盤でしっかりと確認できる。ジャズ・テナーでよくある、いわゆる「懐メロ」っぽいところが無い。演奏内容もバップとモード、どちらにもしっかり対応していて、違和感は全く無い。

現代の先頭を行く「今」のジャズ・テナーの優れたパフォーマンスがこの盤に詰まっている様に感じる。歌心とスイング感をしっかり踏まえた、バップとモードの両刀使いの「ネオ・ハードバップなテナー」。これは聴きもので、アレキサンダーのリーダー作を遡って、確認する必要があるな、と思った。
 
 

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2024年6月26日 (水曜日)

良い雰囲気 ’The Heavy Hitters”

今年も、雑誌ジャズ批評の「オーディオ・ディスク大賞」にノミネートされたアルバムを聴く季節がやってきた。「オーディオ・ディスク大賞」は毎年、雑誌ジャズ批評の3月号に掲載されるもので、昨年度のジャズの新盤の振り返りになり、落穂拾いにもなる、ジャズ盤コレクターの我々にとって、とっても有難い記事である。

『The Heavy Hitters』(写真左)。2022年5月8, 9日、Rudy Van Gelderスタジオでの録音。ちなみにパーソネルは、Eric Alexander (ts), Vincent Herring (as), Jeremy Pelt (tp), Mike LeDonne (p), Peter Washington (b), Kenny Washington (ds), Guest: Rale Misic (g)。「The Heavy Hitters」は、この演奏ユニットの名前らしい。

アレキサンダーのテナー・サックス、ハーリングのアルト・サックス、ペルトのトランペットが3管フロントのセクステット編成(1曲だけギターがゲストで入る)。テナーのエリック・アレキサンダーは1990年代後半、我が国でもレコード会社がプッシュしていた時期があったが、あまり人気が出ず、いつの間にか忘れ去られた存在になっているが、米国東海岸では、コンスタントにリーダー作をリリースしている中堅ジャズマンである。
 

The-heavy-hitters

 
この盤でも、アレキサンダーのテナーは良い音を出している。そしてのフロントの相棒の一人、ヴィンセント・ハーリングのアルトもとても良い音を出している。フロント管で一番年下のペルトのトランペットもガッチリ健闘している。演奏内容、雰囲気は「ネオ・ハードバップ」。1960年代のハードバップを振り返ること無く、現代の感覚でハードバップ・フォーマットの演奏を展開している。

フロント3管の基本は「バップ」。ジャズの伝統にしっかり軸足を据えた「バップな吹き回し」をベースに、ブルージー&ジャジーなユニゾン&ハーモニー、流麗で聴かせるアレンジ、粋で鯔背なアドリブ・フレーズを基本とした「ネオ・ハードバップ」を展開している。現代のストレート・アヘッドな、モーダルな純ジャズ。ワシントン兄弟を擁したリズム・セクションも、明確に「現代のネオ・ハードバップ」らしい、リズム&ビートを叩き出していて立派だ。

フロント3管なので、どこか1960年代の3管フロント時代のアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズを彷彿とさせる週間もあって(それでも出てくる「音」は新しい感覚なんだが)思わずニンマリ。良いメンバーが集ったのであろう、真摯で誠実な「ネオ・ハードバップ」な演奏が実に爽やか。耳にもたれない、正統派「ネオ・ハードバップ」な演奏集。好盤です。
 
 

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2022年1月24日 (月曜日)

ベテラン達の「Plays Coltrane」

最近、ジャズの新盤を漁っていると、よく出くわすレーベルがある。「Smoke Sessions Records」である。1999年、ニューヨークのアッパーウエストにオープンしたジャズクラブ「Smoke」のオーナーによって、2014年に設立されたジャズ専門レーベル。ジャズクラブ「Smoke」に出演している人気アーティストのライヴ録音がメイン。

ベテランと今後のジャズシーンを担う若手、両極端なリーダー起用が特徴で、「ポスト・バップ&メインストリーム」系のオーソドックスな作品を中心にリリースしている。ジャケット・デザインがほぼ統一されていて、デザイン的には、ちょっと平凡だと思うが、一目見れば直ぐに、この盤って「Smoke Sessions Records」からのリリースだと良く判る。

Harold Mabern『Mabern Plays Coltrane』(写真左)。2018年1月、ジャズクラブ「Smoke」でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Harold Mabern (p), Vincent Herring (as), Eric Alexander (ts), Steve Davis (tb), John Webber (b), Joe Farnsworth (ds)。ベテランのジャズメンがメインの布陣。アルト&テナー・サックス+トロンボーンがフロント3管のセクステット編成。
 

Mabern-plays-coltrane_1

 
タイトルに「Plays Coltrane」とあるので、このベテランのジャズメンがメインの布陣で、高速シーツ・オブ・サウンドやウネウネなモード・ジャズ、はたまた、スピリチュアル&フリーをやるのか、とドキドキして聴き始めたが、そんなことは無かったです(笑)。確かに、選曲にはコルトレーンが愛奏した楽曲が並んでいるのだが、演奏の雰囲気は「ネオ・ハードバップ」。

アルト&テナー・サックス+トロンボーンがフロント3管のセクステット編成なので、コルトレーンの名盤『Blue Train』を彷彿とさせるが、『Blue Train』よりは軽めで優しいアレンジがこの盤の特徴だろう。「ネオ・ハードバップ」だからと、ギンギンにシビアな演奏を繰り広げるのでは無く、余裕のある、ホンワカ優しく少しポップに、ハードバップで上質なジャズ演奏を聴かせてくれる。さすが、ベテランがメインの「Plays Coltrane」。

まとめると、この「Plays Coltrane」は、ベテランがメインのパーソネルで「俺たちがやったら、こんなハードバップな演奏になるよ。楽しんで聴いてくれ」なんていうアナウンスが聞こえてきそうな、ゆったりリラックスして聴くことが出来る「コルトレーン名曲集」である。じっくり聴いて、ジンワリその良さが染み入って来る、そんなベテラン達のパフォーマンスである。
 
 
 
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  ・The Brothers Johnson『Light Up the Night』&『Winners』

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  ・『ヘンリー8世と6人の妻』を聴く

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  ・伝説の和製プログレ『四人囃子』

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2021年6月 6日 (日曜日)

充実の現代のオルガン・ジャズ

最近、内容の良いオルガン・ジャズ盤に出会うことが多い。オルガン・ジャズは大のお気に入りで、特にハモンド・オルガンのジャジーでファンキーな音は堪らない。ただ、オルガン・ジャズの担い手がピアノほど多くは無いので、幾人かのオルガン奏者に好みが偏ってしまうのが難点。ただ、21世紀になって、次世代を担うオルガン奏者も出てきたから頼もしい。

Cory Weeds『O Sole Mio!』(写真左)。2019年10月6, 12日カナダのバンクーバーでの録音。ちなみにパーソネルは、Cory Weeds (as), Eric Alexander (ts), Peter Bernstein (g), Mike LeDonne (org), Joe Farnsworth (ds)。Cellar Live レーベルからのリリース。この盤は、このCellar Live レーベルのオーナーで、カナダ・ジャズ界を代表する人気サックス奏者でもあるコリー・ウィーズ(写真右)のリーダー作。

収録曲を眺めれば判るが、この盤はリーダーのコリー・ウィーズ自身のルーツでもあるイタリアのポピュラー音楽を題材にした企画盤である。バックのリズム・セクションが、バーンスタインのギター、マイク・ルドーンのオルガン、ファンズワースのドラムの「NYの人気オルガン・トリオ」。フロントは、ウィーズのアルト・サックス、アレキサンダーのテナー・サックスの2管。編成としてはクインテットになる。
 

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リーダーの担当楽器はアルト・サックスなんだが、全編、ルドーンのオルガンが大活躍。オルガン・ジャズ盤として鑑賞するほうがシックリくる。ダウン・トゥ・アースな、かつ、軽快なファンクネスとポジティヴな歌心溢れるオルガンがとても素敵。イタリアのポピュラー音楽の持つ馴染み易い旋律と相まって、ご機嫌なオルガン・パフォーマンスが実に楽しい。

そこに切れの良いウィーズのアルト・サックス、重厚かつ悠然とスインギーなアレキサンダーのテナー・サックスが絡んで、ネオ・ハードバップど真ん中な「オルガン・ジャズ」が展開されている。隠し味の様に、ピリリと好フレーズを連発するバーンスタインのギターも良い感じ。ファンズワースのドラミングが演奏全体のリズム&ビートをビシッと締める。小難しいところや捻れたところは一切無い、聴き易く、聴いて楽しいポップなネオ・ハードバップな演奏がとにかくハッピー。

タイトルがイタリアの超有名なカンツォーネ曲「オー・ソレ・ミオ」なので、俗っぽいイタリアのポピュラー音楽のカヴァーかと一見思いますが「とんでもない」。内容充実の現代のネオ・ハードバップなオルガン・ジャズ盤です。ジャズ・オルガンのファンには是非お勧めです。
 
 
 

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【更新しました】 2021.03.06 更新。

  ・Journey『Infinity』1978

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  ・Yes Songs Side C & Side D
      ・Yes Songs Side E & Side F

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  ・浪花ロック『ぼちぼちいこか』
 
 
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2020年10月10日 (土曜日)

メイバーン晩年の傑作ライヴ盤

ハロルド・メイバーン(Harold Mabern)。1936年、メンフィスの生まれ。昨年9月、惜しくも83歳で逝去した、大ベテランのジャズ・ピアニスト。1968年に初リーダー作をリリース。しかし録音の機会に恵まれなかった。1989年に日本のレーベル、DIWからアルバムをリリースしてから徐々にリーダー作が増え、21世紀に入って、これまた、日本のレーベル、ヴィーナス・レコードから『Kiss of Fire』を出して以来ブレイク。約1年に1作のペースでリーダー作をリリースしてきた。

このメイバーンのピアノが米国で「ウケ」なかったのが不思議でならない。ブルージーでゴスペルチックな和音の響きが特徴。その特徴を前提にバップなピアノをダイナミックに弾きこなし、米国ルーツ・ミュージックの響きがノスタルジックに響く。このピアノが米国で「ウケ」なかったのが意外である。が、最近、やっと評価されてきた様で、喜ばしいことではある。

Harold Mabern『Mabern Plays Mabern』(写真左)。2018年1月の録音。最近、メインストリーム系の優れたジャズ盤を制作している Smoke Sessions レーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Harold Mabern (p), Eric Alexander (ts), Vincent Herring (as), Steve Davis (tb), John Webber (b), Joe Farnsworth (ds)。テナー、アルト、トロンンボーン3管がフロントのセクステット(6重奏団)編成。
 
 
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タイトルからも判る様に、メイバーン自身の作曲によるヒット・ナンバーを中心に、晩年、共にプレイした、気心知れたメンバーとの好ライブ盤。2017年12月17日から、NYのジャズクラブ、スモークで行われた「カウントダウン2018-ジョン・コルトレーン・フェスティバル」と題された「ハロルド・メイバーン・カルテット・フィーチャリング・エリック・アレキサンダー」の21日間連続のライブにビンセント・ハーリング(as)、スティーヴ・デイビス(tb) が参加したステージを収録したもの、とのこと。

メイバーンが弾きまくる。ブルージーでゴスペルチックな和音をベースに、バップなタッチ、ダイナミックな展開。「引用」も含め、イマージネーション溢れるアドリブ。このライヴの10ヶ月後に鬼籍に入るなんて想像も出来ない、ヴァイタルでダンディズム溢れる弾き回しには惚れ惚れする。とても当時、82歳のパフォーマンスとは思えないほど、ダイナミズムに溢れている。

このライブ盤、晩年のメイバーンの最高のステージ、ライブにおける魅力を捉えた、メイバーンのリーダ作の代表盤の一枚に加えるべき内容である。バックを司る、気心知れたメンバーもそれぞれ好演に次ぐ好演。メイバーンは最後に素晴らしいライヴ盤を残してくれた。ご冥福をお祈りしたい。
 
 
 

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 ★ AORの風に吹かれて       
【更新しました】 2020.10.07 更新。
 
  ・『Middle Man』 1980
 
 ★ まだまだロックキッズ    【更新しました】 2020.10.07 更新。
  
  ・The Band の「最高傑作」盤
 
★ 松和の「青春のかけら達」 【更新しました】 2020.10.07 更新。
 
  ・僕達はタツローの源へ遡った


 
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2020年1月18日 (土曜日)

エリック初のストリングス作品

ジャズのアルバムを見ていると、レジェンド級、また有名になった一流ジャズマンのリーダー作の中には、必ずと言って良いほど、『ウィズ・ストリングス』盤がある。どうもこの『ウィズ・ストリングス』盤をリーダー作としてリリースする、ということが、一流ジャズマンの証であるらしい。言われてみれば確かにそうだ。

つまり、ジャズマンとして一流と目されると『ウィズ・ストリングス』盤をリーダー作としてリリースする企画がレコード会社から提案されるのだろう。特に米国では『ウィズ・ストリングス』盤の需要が結構あるみたいで、ジャズばかりでなく、ポップスの世界でも『ウィズ・ストリングス』盤が制作されるくらいである。

『Eric Alexander with Strings』(写真左)。昨年12月のリリース。録音は、2012年8月 & 2013年3月。ちなみにパーソネルは、Eric Alexander (ts), David Hazeltine (p), John Webber (b), Joe Farnsworth (ds), Featuring a string orchestra of 9 violins, 2 violas and 2 cellos with flute and French horn, Dave Rivello (cond, arr)。
 

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アルバムの日本語キャッチが「エリック・アレキサンダーの長年の夢であったストリングス・アルバムが登場」。なるほど、やはり現代においても、ジャズマンの憧れなんですね、『ウィズ・ストリングス』盤って。そして、エリック・アレキサンダーも一流ジャズマンとして認められた、ということ。

バラード演奏に定評のあるエリックがストリングスをバックに朗々とテナーを吹き上げていく。聴き応えバッチリ、聴き込みにも聴き流しにも最適。確かにエリックのテナーは上手い。流麗で力強く大胆にて繊細。日本ではレコード会社主導で人気が出たエレックだが、米国でもその実力はしっかり認められ、人気テナーマンの一人ということが確認出来て、なんだかホッとした次第。

リズムセクションには「One For All」のグループでも長年演奏している、ヘイゼルタイン=ウエバー=ファンズワースが担当。エリックと息の合ったパフォーマンスを聴かせてくれる。最後にアレンジもかなり優秀。アレンジャーのリベロいわく「曲の美しさをストレートに吸収し、常にメロディを最優先に考えた」とのこと。納得である。
 
 
 
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2019年10月16日 (水曜日)

温故知新な聴き味の良い好盤

21世紀に入って19年が経った。ジャズは死ぬどころか更なる深化を遂げ、ジャズの演奏フォーマットや演奏スタイル、演奏内容の裾野は更に広がった。これもジャズなん? という内容の、尖ったニュー・ジャズな雰囲気のものもあれば、オーソドックスなモーダルなジャズもある。特に、テクニックが伴った、しっかりした内容の伝統的なモーダルなジャズは、今の耳で聴いても、なぜかホッとする。

David Kikoski『Phoenix Rising』(写真左)。今年6月のリリース。ちなみにパーソネルは、Eric Alexander (ts), David Kikoski (p), Peter Washington (b), Joe Farnsworth (ds)。伝統的なテナーで名を残しつつあるエリック・アレキサンダーをフロントに据えた、ワンホーン・カルテットな編成。フロント1管なので、ユニゾン&ハーモニーに関するアレンジと配慮が不要。テナーを自由に吹きまくることが可能。

ミンガス・ビッグ・バンド等の活躍で知られるピアニスト、デヴィッド・キコスキーのHighNoteレーベルからのデビュー盤である。デヴィッド・キコスキーは、1961年米国はニュージャージ生まれのピアニスト。1980年代にはバークレー音楽院でジャズを学ぶ。いわゆる「正統な教育を受けた」ジャズ・ピアニストである。
 

Phoenix-rising-david-kikoski

 
この新盤は、オーソドックスなモード・ジャズ。リズム&ビートも伝統的なジャジーなビート。高速4ビート若しくは8ビート。そして、キコスキーのモーダルなピアノは実に理知的で趣味が良い。アドリブ展開時に合いの手の様に入るブロックコード、優しいしなやかな「シーツ・オブ・サウンド」的なアドリブ・フレーズ。ピアノの響きと流麗で音符の多いアドリブ展開はハービー・ハンコックを彷彿とさせる。端正で明確なタッチのハービー。

エリック・アレキサンダーのテナーも伝統的。音の太さと悠然としたアドリブ展開の吹き回しは、ソニー・ロリンズを想起する。速弾きを伴ったロリンズ。歌心も充分で、特にスタンダード曲でその真価を発揮する。例えば「If I Were a Bell」や「Love for Sale」「Willow Weep for Me」など、安心安定の伝統的なブロウ。コルトレーンっぽいところもあるが、基本はロリンズ。大らかなブロウだ。

この盤、キコスキーのピアノとアレキサンダーのテナーが際立つ。全く新しくない、過去を振り返る、オーソドックスなモード・ジャズ。それでも、過去のモード・ジャズと比較すると、やはり新しい響きに満ちている。温故知新。そんな言葉がピッタリの魅力的な内容のモード・ジャズ。演奏の隅々まで配慮が行き届いたパフォーマンス。伝統的な内容ではあるが、聴き味の良い好盤である。
 
 
 
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2019年2月23日 (土曜日)

メイバーンの最新ライブ盤は見事

ジャズ・ピアニストについて、その個性は明らかに違いが判る。大体1〜2分聴けば、有名なレジェンド級のピアニストだったら、何となく誰のピアノなのかが判るくらいだ。わざとその個性の違いが判る様に、ピアニスト自身が、それまでに出てきたレジェンド級のピアニストの真似は決してしない、と示し合わせているのでは、と疑いたくなるくらいだ。

この人のピアノ、僕は最初に聴いた時から、ズッとお気に入り。両手のブロック奏法でスケールの広い弾きっぷりが見事。よく回る右手はファンキーで多弁。左手の力感溢れるオフビート。耽美的なピアノや、音の空間を大事にする音を厳選したピアノを良しとする人達からは、思いっきり避けられるピアノですが、僕はこの人のダイナミックなピアノが好きです。

Harold Mabern『The Iron Man:Live at Smoke』(写真左)。2018年11月のリリース。ちなみにパーソネルは、Harold Mabern (p), Eric Alexander (ts), John Webber (b), Joe Farnsworth (ds)。2017年12月17日からNYのジャズクラブ、スモークで行われた「カウントダウン2018-ジョン・コルトレーン・フェスティバル」でのライブ録音。
 
 
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メイバーン、良い音、出してます。そう、リーダーは、ピアニストのハロルド・メイバーン。テネシー州メンフィス生まれが、彼のピアノの音に反映されているのか、ファンキーでゴスペルっぽいハーモニーが素敵な「両手のブロック奏法」。ダイナミズム抜群、爽快感溢れるハードバップなピアノは明らかに「ハロルド・メイバーン」。気持ちがスカッとする弾きっぷりは見事。

印象的な力感溢れるテナーは、エリック・アレキサンダー(略してエリアレ)。エレアレのテナーは絶好調。メイバーンの下でエレアレがフロントを務めるこのカルテット構成は既に30年以上が経過している。それほどまでに、それぞれの演奏は充実していて、内容が濃い。一糸乱れぬユニゾン&ハーモニーとイマージネーションと統率が共存するアドリブ展開。とっても良く鍛錬されたカルテット。

CD2枚組のボリュームですが、メイバーンとエレアレのパフォーマンスが群を抜いていて、聴き応え十分、最後まで飽きることはありませんでした。メイバーンも最初から最後までピアノを弾きまくりで、「アイアン・マン」の異名にも納得できるパフォーマンス。こういうネオ・ハードバップなライブ盤は素敵です。この盤、思わず最近の「ヘビロテ盤」になりました。
 
 
 
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2018年9月10日 (月曜日)

聴いて楽しいネオ・ハードバップ

アート・ブレイキーの『バードランドの夜』を久し振りに聴いた。やっぱりハードバップはええなあ、と感じ入る。ということで、今日は「ハードバップが聴きたい日」。といって、1950年代のバリバリど真ん中のハードバップ盤を聴いても当たり前やしなあ。と思いつつ閃いたのが「そうだ、1990年代以降のネオ・ハードバップ盤を聴こう」。

One For All『Too Soon to Tell』(写真左)。1997年2月25日の録音。同年、結成されたネオ・ハードバップ・バンド「ワン・フォー・オール」のデビュー盤である。One For Allのメンバーは、Eric Alexander (ts), Jim Rotondi (tp), Steve Davis (tb), David Hazeltine (p), John Webber (b), Joe Farnsworth (ds)。テナー+トランペット+トロンボーンの3管フロントのセクステット構成。

ワン・フォー・オールは、ニューヨークのライブハウス「Samlls」で結成された。メンバーの名前を今の目で見れば、これは絶対に良い音を出す、ネオ・ハードバップなバンドだ、と確信する。今では中堅ジャズメンとして活躍しているメンバーばかりである。当然、それぞれの持つテクニックは素晴らしく、バンド全体の演奏力はかなり高い。このデビュー盤を聴けば、それが直ぐに判る。
 

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このアルバムには、“ワン・フォー・オール・フィーチャリング・エリック・アレキサンダー”とクレジットされている。このデビュー盤の一番の聴きどころはアレキサンダー。全編に渡って、模範的なジャズ・テナーを展開している。しかし、その音は、テナーマンといえばほとんどがそうであった「コルトレーンのフォロワー」では無い。コルトレーンの様なストレートなブロウの底に、オールド・スタイルな音が潜んでいて、喩えて言うなら「温故知新」なジャズ・テナーである、

ジム・ロトンティのトランペットも良い音を出している。このトランペットもジャズとしてオーソドックスな音で、この徹頭徹尾、オーソドックスなところがロトンディのトランペットの良いところ。スティーブ・デイヴィスのふくよかなトロンボーンは3管フロントの効果的なアクセント。そう、この盤の3管フロントは、そのテクニックの高さを駆使してのユニゾン&ハーモニーが半端無い。アレンジもバッチリ決まっている。

リズム・セクションは「デヴィッド・ヘイゼルタイン・トリオ」。耽美的ではあるが、芯のあるバップなピアノをコアに、堅実かつダイナミック、そして多彩な表現力が素晴らしいベース&ドラムが絡んだ、ネオ・ハードバップなピアノ・トリオ。そう、このワン・フォー・オールのデビュー盤には、ネオ・ハードバップな「新しい音」がギッシリと詰まっている。聴いて楽しい「ネオ・ハードバップ盤」である。
 
 
 
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2016年6月23日 (木曜日)

ながら聴きのジャズも良い・6

何かをしながらの「ながら聴き」のジャズも「オツなもの」である。良い録音で流麗な演奏。そんな中、ちょっと印象的でキャッチャーなアドリブ・フレーズが耳を駆け抜ける。それでも「ながら」の邪魔をすることは無い。逆に「ながら」を支えるリズミカルで流れる様なジャズ。

今年5月リリースの最新作である。One for All『The Third Decade』(写真左)。ジャズ界の精鋭部隊が大集合。ちなみにパーソネルは、Jim Rotondi (tp, flh), Eric Alexander (ts), Steve Davis (tb), David Hazeltine (p), John Webber (b), Joe Farnsworth (ds)。

ニューヨークのライブハウス、Samllsで結成されたOne For All。1997年がデビュー作だったから、もうかれこれ10年位、活動していることになる。結成当時は「有望若手〜中堅が大集合」だったが、今では「充実した中堅〜ベテランが大集合」の様相。

音もデビュー当時は「ピッチピチな若さ溢れ、勢いある」演奏、今は「しっかりとツボを押さえた余裕ある」演奏。歳を重ねる毎に魅力がどんどん積み重ねられ、テクニックはどんどん高みに登っていく。成長と充実がしっかりと感じられるOne for Allの演奏は「ながら聴き」に最適。
 

One_for_all_the_third_decade

 
ジャズのスタイルとしては「ネオ・ハードバップ」というか「ネオ・モード」である。モード・ジャズもここまで極めることが出来るんやなあ、と単純に感心する。凄く滑らかで朗々としたフレーズが心地良い。ハイテクニックであるが故に淀みの無いモードなアドリブが朗々と展開される。

とにかく耳に優しい。滑らかなアドリブ・フレーズが心に優しい。何かやりながら聴いていても、決して邪魔にならない。それでいて、印象的なフレーズや演奏テクニックが出たら、「おおっ」と感じて手を止める。そして、少し演奏に聴き入って、また、ながら聴きに戻る。そんなシチュエーションにぴったりの、実に高度な「ネオ・モード」なジャズです。

モード・ジャズと言えば、1950年代後半から1960年代前半に、マイルス・デイヴィスやビル・エバンスが中心に展開したジャズの演奏スタイルなので、進歩が無いと言えば進歩が無い。マイルスが生きていたら怒りそう(笑)。しかし、変化し続けるのもジャズだが、スタイルを維持し続けるのもジャズ。これはこれで立派な演奏である。

良いジャズです。ジャズ喫茶で、何気なく流して「ながら聴き」するのに良い「ネオ・モード」なジャズ。とにかく高度な演奏、流麗なジャズ。聴いていて心地良いことこの上無し。好盤です。
 
 
 
★震災から5年3ヶ月。決して忘れない。まだ5年3ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

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