再び ”Jack Johnson” を聴き直す
今月発売のレココレ2025年7月号の特集は「ジャズ/フュージョン・ギターの名演 洋楽編」。正確に言うと、モダン・ジャズ、クロスオーバー/フュージョン・ジャズの範疇の中の名盤・好盤の中で、ギターに特化して評価できるアルバムをピックアップして紹介している。
その記事の中のアルバムを順に見ていて、これまでに当ブログで以前に記事にしたアルバムが懐かしく、ついつい、聴き直したくなった。今日は「エレクトリック・マイルス」。ギタリストは、ジョン・マクラフリン。
Miles Davis『Tribute to Jack Johnson』(写真左)。1970年2月18日, 4月7日の録音。1971年2月のリリース。1900年代初頭、初の黒人ヘビー級チャンピオンとして活躍した伝説のボクサー、ジャック・ジョンソンをテーマとして作られた映画のサントラである。ちなみにパーソネルは、以下の通り。
1970年2月18日の録音のパーソネルは、Miles Davis (tp), Bennie Maupin (b-cl), John McLaughlin, Sonny Sharrock (el-g), Chick Corea (el-p), Dave Holland (el-b), Jack DeJohnette (ds)。
1970年4月7日の録音のパーソネルは、Miles Davis (tp), Steve Grossman (ss), John McLaughlin (el-g), Herbie Hancock (org), Michael Henderson (el-b), Billy Cobham (ds), Brock Peters (narration)。
再び、聴き直したくなった、僕がジャズを本格的に聴き始めた頃からの大のお気に入りの、「エレ・マイルス」の名盤。
ハイレベルの凄まじいエレ・ジャズ、クロスオーバー・ジャズの演奏を基に、プロデューサーのテオ・マセロがテープ編集を駆使して出来上がった、いわゆる「テープ・コラージュ」の傑作、マイルスのセッション演奏の素材が、凄まじく優れているからこそ為し得た「テープ・コラージュ」の傑作である。
「Right Off」の出だしから全編に渡る。ジョン・マクラフリンのカッティング・エレギの凄まじさ。その弾き出されるロック・ビートの鋭さ、激しさ、凄まじさ。アーティステックで創造的な、拡がりとイマージネーション溢れる、触れるだけで切れるような「鋭敏なエッジのエレギのビート」。
そんな「エレギのビート」に追従する超重量級のベース&ドラム。エレギに負けないエモーショナルな熱く激しく打ち付ける様な強靱でソリッドなビート。「ビートだ、ビートが一番重要だ」、マイルスの言葉が実に説得力をもって迫ってくる。
そんなエレギとベースとドラムの超重量級のビートに乗って、エモーショナルで激しいボーカルのようなマイルスのトランペットが「むっちゃ格好良い」。エモーショナルで激しい、シャウトする様な、唄う様なマイルスのトランペットが闊歩する。肩で風を切って、悠然と堂々と、孤高のトランペットが鳴り響く。
「お望みなら、世界最高のロック・バンドを組んでみせるぜ」と有言実行した(格好良いなあ〜)マイルスとテオの「テープ・コラージュ」の最高の成果の一つ。
そして、それを確固たるものにする、ジョン・マクラフリンのカッティング・エレギが刻む凄まじきビート、そして、それを支える超重量級のベース&ドラム。エレクトリック・ジャズの、クロスオーバー・ジャズの名盤である。
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