2023年8月15日 (火曜日)

フレディ・ローチの「教会音楽」

ブルーノートの4100番台は、ハードバップが成熟した後の「ジャズの多様化の時代」を反映したラインナップが素晴らしい訳だが、4100番台の終わり頃には、「正」の多様化であるファンキー・ジャズ、ソウル・ジャズ、モード・ジャズ、フリー・ジャズなどがあれば、多様化の度が過ぎて、モダン・ジャズの範疇を飛び出た不思議な内容のアルバムも出現している。

Freddie Roach『All That's Good』(写真左)。1964年10月16日の録音。ブルーノートの4190番。ちなみにパーソネルは、Freddie Roach (org), Conrad Lester (ts), Calvin Newborn (g), Clarence Johnston (ds), Marvin Robinson, Phyllis Smith, Willie Tate (vo)。

フレディ・ローチのオルガンは端正で堅実。「ハモンド・オルガン」らしい、くすんだ伸びのある音は、とてもファンキー。ブルノートで初リーダー作『Down to Earth』を録音して以降、『Mo' Greens Please』『Good Move!』と、その端正で堅実でファンキーなオルガンで、変な癖が無く、端正で堅実でファンキーで「聴き易いオルガン・ジャズ」盤のリリースを重ねてきた。

が、4枚目のリーダー作『Brown Sugar』から、その演奏の志向が大きく変化した。モーダルなソウル・ジャズを志向し始めた。モーダルでクールな雰囲気漂う、乾いたファンクネスを湛えた、ご機嫌でユニークなソウル・ジャズが展開し始めた。

そして、ドナルド・バードの『I'm Tryin' To Get Home』に参加。ここで、バードの「ホーリーでゴスペルチックな教会音楽志向のソウル・ジャズ」の感化された様で、この『All That's Good』は、そのバードの教会音楽志向のソウル・ジャズの流れを踏襲している様に感じる。
 

Freddie-roach_all-thats-good

 
この盤は、ジャケに写る様な女声コーラス隊が加わった、怪しげなゴスペル調の楽曲が目立つコンセプチュアルな内容のアルバム。この女性コーラス隊のゴズペル調のコーラスが正統なゴスペル風な歌声では無く、バンシー(banshee)=家族に死人が出ることを泣いて予告する女の精霊の様な、軽妙で浮遊する様な歌声なところが、少し不気味でもあり、そこはかとなく「違和感」を感じるところ。これは、バードの『I'm Tryin' To Get Home』に酷似している。

この女性ボーカルの歌声が気に入るか否かで、この盤の評価は変わるだろう。ジャジーではあるが、この盤の内容はモダン・ジャズの範疇をはみ出して、スピリチュアル・ジャズの先駆け的響きも見え隠れした、ホーリーでゴスペルチックな「教会音楽」な内容である。

ドナルド・バードの『I'm Tryin' To Get Home』は、ビッグバンドのアレンジで、辛うじてモダン・ジャズの範疇に軸足を留めたが、このローチの『All That's Good』は、バックの演奏メンバーの顔ぶれも含めて、明らかにモダン・ジャズの範疇を飛び出している。この盤をジャズ盤としてリリースしたのは、ブルーノート・レーベルならではの仕業だろう。他のレーベルではちょっと難しかったのではないか、と思ってしまう。

ちなみにジャケに写る女性6人は、「Grandassa Models」と呼ばれる、1960年代から1970年台にかけて、NYのハーレムで開催されたアフリカ系アメリカ人女性の美を競うコンテストに参加した面々の中から選抜された6人らしい。

もしかしたら、このアルバム、そんなアフリカ系アメリカ人女性モデルの人気とタイアップした「教会音楽志向のソウル・ジャズ」だったのかもしれない。それならば合点がいく。いわゆる「一過性の流行音楽」。確かにこの後、このゴスペルチックな女性ボーカルを活かしたソウル・ジャズのフォロワーは現れ出でてはいない。
 
 

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2023年8月12日 (土曜日)

教会音楽志向のソウル・ジャズ 『I'm Tryin' To Get Home』

ブルーノートの4100番台は、ジャズの多様化の時代を反映した、当時のジャズのトレンド、ジャズの奏法のほぼ全てに対応した多様なラインアップが素晴らしかった訳だが、4100番台も終わりの頃になると、ジャズの多様化の度が過ぎて、従来のモダン・ジャズの範疇を逸脱した、不思議な内容のジャズも出現してきた。

Donald Byrd『I'm Tryin' To Get Home』(写真左)。1964年12月の録音。ブルーノートの4188番。ドナルド・バードのビッグバンド編成でパフォーマンスした、こってこての「ソウル・ジャズ」。ジャジーなリズム&ビートが無ければ、ビッグバンド編成で奏でる、スピリチュアル・ジャズの先駆け的響きも見え隠れした、ホーリーでゴスペルチックな「教会音楽」である。

ちなみにパーソネルは、Donald Byrd (tp, flh), Stanley Turrentine (ts), Herbie Hancock (p), Freddie Roach (org), Grant Green (g), Bob Cranshaw (b), Grady Tate (ds) のセプテットに、Joe Ferrante, Jimmy Owens, Ernie Royal, Clark Terry, Snooky Young (tp), Jimmy Cleveland, Henry Coker, J.J. Johnson, Benny Powell (tb), Jim Buffington, Bob Northern (french horn), Don Butterfield (tuba) の管セクションが付いたビッグバンド編成。
 

Donald-byrdim-tryin-to-get-home

 
冒頭の「Brother Isaac」でぶっ飛ぶ。男女コーラスの軽妙な(奇妙な?)スキャットと、ソウルフルな響きが怪しいビッグバンドが高揚しながらスイングする、摩訶不思議なソウル・ジャズ。というか、ゴスペル・コーラスを彷彿とさせる、ジャジーな教会音楽風で、さすがに、この演奏をコンテンポラリーな純ジャズとして聴くには無理がある。僕は、ジャズと教会音楽との融合がメインの、過度にソウルフルなジャズ・ファンクとして捉えている。

しかし、演奏の中核となるのは、リーダーのバード以下のセプテットの面々で、それぞれのソロ演奏は、当時のジャズの最新の演奏志向や奏法を捉えて、意外と尖った演奏をしている。2曲目「Noah」では、バードはファンキーなモーダル・フレーズでソロを展開し、ハンコックはモーダルなハーモニーでバッキングする。ソウル・ジャズな雰囲気の演奏の中で、モーダルな響きが飛び交う様はシュールですらある。この辺りはジャズと教会音楽との融合の中での「実験ジャズ」的な響きである。

サブタイトルが「Brass With Voices」。その通り、ブラスの響きとスキャット&コーラスを効果的にアレンジに反映した、教会音楽志向のソウル・ジャズがこの盤の中に充満している。内容的にあまりに尖っていて一般受けはしないだろう。しかし、内容的には実にアーティステックなチャレンジであり、こういった一般受けしそうもない尖った内容の「融合」ジャズをしっかりとアルバム化してリリースする、当時のブルーノートは、単純に凄いと思う。
 
 

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2023年6月28日 (水曜日)

モーダルなソウル・ジャズです。

ブルーノート・レーベルの4100番台は、成熟したファンキー・ジャズ、そこから派生したソウル・ジャズの好盤が結構存在している。しかし、そこはブルーノート、易きに流れた、売らんが為の内容のアルバムは一切無い。少なくとも、過去を振り返った、過去の成果をなぞったものは無い。その時代の先端を行く、内容の濃いものばかりである。

Freddie Roach『Brown Sugar』(写真左)。1964年3月19日の録音。ブルーノートの4168番。ちなみにパーソネルは、Freddie Roach (org), Joe Henderson (ts), Eddie Wright (g), Clarence Johnston (ds)。ウネウネなモード・テナーのジョー・ヘンダーソンの1管フロント、ギター入りのオルガン・トリオがリズム・セクションを務める。

当時、ブルーノートほぼ専属のオルガニスト、フレディ・ローチのソウルフルな1枚。しかし、ただの聴き応えの良いソウル・ジャズでは無い。フロント1管に、モード・テナーの使い手の1人、ジョーヘンがいる。グルーヴ感満載のローチのオルガンと、ウネウネモードのジョーヘンのテナー。不思議な響きのするソウル・ジャズである。

グルーヴ感溢れるファンクネス度の高いオルガン・ジャズなんだが、どこかクールな雰囲気が漂う。とてもクールでスマートなソウル・ジャズ。ジョーヘンのウネウネモードのテナーが、その雰囲気を醸し出している。

そして、グルーヴ感溢れ、ファンクネス濃厚、ソウルフルなローチのオルガンが、モーダルな響きを漂わせたジョーヘンのテナーに歩み寄る。逆に、ジョーヘンは、モーダルだがソウルフルなフレーズで、ローチのオルガンに歩み寄る。
 

Freddie-roachbrown-sugar

 
この盤の中に、モーダルなクールな雰囲気漂うソウル・ジャズが詰まっている。ユニーク極まりない響き。そして、そのクールさを最大限に活かして、ソウルフルなイージーリスニング・ジャズまでもが展開される。

ファンクネス滴り落ちるソウルフルなジャズ・オルガン。売れ筋のこってこてファンキーなオルガン・ジャズになるのが本筋なんだが、ブルーノートではそうはならない。

モーダルなテナーをフロント1管に据え、ギターを入れて、リズム&ビートを強化。ここに、モーダルでクールな雰囲気漂う、乾いたファンクネスを湛えた、ご機嫌でユニークなソウル・ジャズが展開されている。

ブルーノートならではのソウル・ジャズ。しかし、ファンクネス滴り落ちるソウルフルなジャズ・オルガンに、こってこてモーダルでウネウネなテナーを引き合わせるなんて、ブルーノートの総帥プロデューサー、アルフレッド・ライオンって凄いことを発想したもんだ、と単純に感心する。

ジャケはブルーノートらしからぬ、俗っぽくてコテコテなデザイン。これだと、こってこてファンクネスなオルガン・ジャズを想起するが、そうはならないところが、この盤のユニークなところ。中身は、意外と硬派な「モーダルなクールな雰囲気漂うソウル・ジャズ」が詰まっている。
 
 

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2023年4月 7日 (金曜日)

オルガン・ジャズの隠れ好盤です

我が国のジャズ・シーンでは、オルガン・ジャズは評価が低い時代が続いた。精神性を追求したコルトレーンが絶対的な存在の時代、1960年代後半から、オルガン・ジャズは「俗っぽい」として低評価だった。ファンキーでダンサフルで脳天気なオルガン・ジャズは精神性と芸術性に大きく欠けるとする向きが多かった記憶がある。

ということで、僕がジャズを本格的に聴き始めた1970年代後半の頃は、レコード屋にはオルガン・ジャズは稀少だった。ジミー・スミスだって意外とマイナーな存在。そもそも、ジャズ盤の箱に特別に「オルガン」って無かったような気がする。

オルガン・ジャズが注目され始めたのは、ブルーノートのRVGリマスターの紙ジャケシリーズで、ブルーノートお得意の「オルガン・ジャズ」盤の数々が復刻されたのが切っ掛けだったと思う。それと「レア・グルーヴ」のブーム。レア・グルーブで引用されるジャズ盤の中で、オルガン・ジャズ盤が結構あって、それも注目の切っ掛けだったかと思う。

Freddie Roach『Mo' Greens Please』(写真左)。1963年1月21日、3月11日の録音。ブルーノートの4128番。ちなみにパーソネルは、Freddie Roach (org), Conrad Lester (ts), Kenny Burrell, Eddie Wright (g), Clarence Johnston (ds)。 
 

Freddie-roachmo-greens-please

 
オルガンのフレディ・ローチがリーダーのカルテット編成。ギターは2人で交代で担当している。ベーシストがいないのは、オルガンがフットペダルでベースラインを担当しているからである。

この盤はブルーノートのカタログ順のリイシュー盤で初めて見た。21世紀に入ってからである。そもそも、フレディ・ローチの名前は知っていたが、このジャケットはそれまで見たことが無かった。やっぱり、その頃までオルガン・ジャズってマイナーな存在だったのかあ、と思う。

聴くと、とってもご機嫌な、グルーヴ感溢れるオルガン・ジャズ盤である。熱いハードバップなファンキー・チューンやボサノバな雰囲気の躍動感のある演奏、はたまた、ライトでブルージーな演奏、そして、オルガン・ジャズお得意のソウル・ジャズ風の演奏。オルガン・ジャズの長所を活かしたご機嫌な演奏の数々。ブルーノートの総帥プロデューサー、アルフレッド・ライオンの手腕、恐るべしである。

これだけ、オルガン・ジャズの楽しさ、グルーヴ感、味わいを伝えてくれるオルガン盤はなかなか無いと思う。今でも、フレディ・ローチのリーダー作の中でもマイナーな存在だとは思うが、とにかく、オルガン・ジャズは聴いて楽しく、聴いてグルーヴィーでないと、と常々思っているので、この盤オルガン・ジャズの隠れ好盤だと思います。
 
 

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2022年3月13日 (日曜日)

アイク・ケベックの『春の如く』

先週の後半から、やっと気温が3月らしくなった。ここ千葉県北西部地方は、毎年、3月に入ってもなかなか寒気が去ることは無く、奈良の東大寺二月堂のお水取りが始まっても、まだ寒い日が続くのが通例。しかし、一昨日辺りからやっと気温が上がってきて、まだ少し肌寒さは残るが、仄かに春めいてきた。

Ike Quebec『It Might As Well Be Spring』(写真左)。邦題『春の如く』。ブルーノートの4105番。1961年12月9日の録音。ちなみにパーソネルは、Ike Quebec (ts), Freddie Roach (org), Milt Hinton (b), Al Harewood (ds)。中間派の渋い渋いテナー・マン、アイク・ケベックがワン・ホーンのカルテット編成。キーボードはピアノでは無く、オルガンが入っている。

実に雰囲気のある演奏の数々。特に冒頭の「It Might As Well Be Spring(春の如く)」なんか、今の季節にピッタリの、ほんわか優しく、それでいて、ジャジーで「骨太な」渋いケベックのテナーがいきなり耳を引く。そして、何と言っても、フレディー・ローチのオルガンが良い。ケベックの優しく渋いテナーを包むように、引き立てる様に寄り添っている。
 

It-might-as-well-be-spring

 
ケベックのテナーにローチのオルガンを充てたのが、この盤の大成功なところ。ブルーノートの総帥プロデューサー、アルフレッド・ライオンからして「してやったり」の気分だっただろう。テクニックやアイデアで度肝を抜くような派手さは無いが、ソウルフルで歌心溢れる、スインギーなケベックのテナーがこの盤全体に充満している。

この盤は、ケベックのテナーを愛でるべき盤だろう。1曲目の「It Might As Well Be Spring」もさることながら、4曲目の「Lover Man」でも、ケベックのほんわか優しく、それでいて、ジャジーで「骨太な」渋いテナーが堪能できる。5曲目の「Ol' Man River」の圧倒的なスイング感も特筆すべきもの。ケベックのゆったりとしたグルーブ感はたまりませんね。

タイトルの「It Might As Well Be Spring(春の如く)」も良いし、ケベックが公園の芝生の上で日なたぼっこをしている、緑色基調のジャケットも凄く良い。タイトル良し、ジャケット良し、演奏良し、この盤は、ケベックの代表作と言っても良い、普遍的なジャズが詰まった名盤だと思います。
 
 

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  ・遠い昔、懐かしの『地底探検』

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2022年1月14日 (金曜日)

ジャズ喫茶で流したい・227

ブルーノート・レーベル4000番台の凄いところは、当時のハードバップの最先端や流行をしっかり押さえ、かたや、有望な新人のリーダー作をもしっかり押さているところ。しかも、そんな中、モダン・ジャズ以前のジャズ、例えば、スイング・ジャズや中間派ジャズもしっかり押さえているところが凄い。

当時のジャズの上質な「ショーケース」であり、ブルーノートを聴けば「その時代のジャズの全貌が判る」というのも頷ける。当然、一般ウケしないアルバムもあるし、どう考えても売れないアルバムもある。しかし、そんな「商業主義」からはみ出たアルバムも含めて、当時のジャズの上質な「ショーケース」を形成しているブルーノートは、やはり尊敬に値する存在。

Ike Quebec『Heavy Soul』(写真左)。1961年11月26日の録音。ブルーノートの4093番。ちなみにパーソネルは、Ike Quebec (ts), Freddie Roach (org), Milt Hinton (b), Al Harewood (ds)。リーダーのアイク・ケベックのテナーがフロント1管のカルテット編成。ピアノの代わりにオルガンが入っているところが「ミソ」。
 

Heavy-soul

 
オルガンが入っているので、ファンキー・ジャズな内容かと思うが、リーダーのケベックのテナーは絶対に「ファンキー・ジャズ」では無い。ケベックは当時のジャズのトレンドからは「超越している」存在。ケベックのテナー・サックスはどう聴いても「スイング」若しくは「中間派」。ファンキー・ジャズでは無いが、ケベックのテナーはファンクネス濃厚。

どっぷりジャジーでブルージーな普遍的なジャズがここにある。オルガンが入ることによって、どこかゴスペルっぽくもあり、厳かな教会音楽風でもあり。しみじみとマイナー調のテナーを引き立てるローチのオルガンの存在は大きい。そして、ケベックのテナー・サックスの魅力が最大限に愛でることが出来る。オルガンのファンクネスが、ケベックのテナーのファンクネスを増幅させている。

当時、最先端のハードバップの様に垢抜けてないし、ポップでもないし、キャッチャーでもない。でも、しみじみと、切々とジャズを感じさせてくれるテナーなんですよね。「Just One More Chance」や「The Man I Love」などのスタンダード曲での太い音だが繊細で豊かなニュアンスの「スイング」若しくは「中間派」のテナーが秀逸。いつ聴いても惚れ惚れする内容です。
 
 
 
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  ・The Brothers Johnson『Light Up the Night』&『Winners』

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  ・『ヘンリー8世と6人の妻』を聴く

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  ・伝説の和製プログレ『四人囃子』

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2018年1月31日 (水曜日)

端正で堅実なオルガン・ジャズ

ブルーノート・レーベルのRVGリマスター盤のリイシューが始まって以来、オルガン・ジャズのアルバムが手に入り出した。実は、ブルーノート・レーベルはオルガン・ジャズの宝庫で、かのジャズ・オルガンの第一人者、Jimmy Smith(ジミー・スミス)を見出し、スターに仕立て上げたレーベルがブルーノートである。総帥アルフレッド・ライオンの慧眼の成せる技である。

ブルーノート・レーベルのアルバム入手し易くなる、ということは、ブルーノート・レーベルのオルガン・ジャズのアルバムの入手もし易くなるということ。ジミー・スミスを始めとして、ブルーノート・レーベルのお抱えジャズ・オルガニスト達のアルバムを次々と入手し、聴き漁った。幸せな時代であった。

そんな中、Freddie Roach(フレディー・ローチ)のアルバムにも出会う。ローチは1931年生まれのジャズ・オルガニスト。1980年に鬼籍に入っているので、49歳の若さでこの世を去ったことになる。ローチのオルガンは「変な癖が無く、端正で堅実」。ギミックを入れたり、変に音を捻ったりはしない。実に「ハモンド・オルガン」らしい音を出す。
 

Down_to_earth

 
このリーダー盤を聴けば、それが良く判る。Freddie Roach『Down to Earth』(写真左)。1962年8月の録音。ちなみにパーソネルは、Freddie Roach (org), Percy France (ts), Kenny Burrell (g), Clarence Johnston (ds)。ギターのケニー・バレルが入っているが、基本的にローチのオルガンをメインにフィーチャーした「ジャズ・オルガン」盤である。

ローチは端正で堅実なオルガンを奔放に弾きまくる。端正で堅実なので、フレーズの展開に破綻を感じたり、ふらつきやつっかえを感じることもない。実に安心して聴けるオルガンである。逆に言えば、安全な弾き回しが中心なので、整い過ぎてスリルに欠ける部分もあるにはある。それでも、これだけ端正で堅実な弾き回しで、自由奔放にアドリブ・フレーズを展開する様は圧巻である。

「ハモンド・オルガン」らしい、くすんだ伸びのある音は、とてもファンキー。ローチの端正で堅実なオルガンと収録された曲の良さが楽しめる、アーシーなオルガン・ジャズの魅力満載の好盤。「変な癖が無く、端正で堅実」なオルガンなので聴き易い。ジャズ者初心者の方々にとっての「オルガン・ジャズ」入門盤にも良さそうです。
 
 
 
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  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 松和の「青春のかけら達」(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代Jポップの記事を修正加筆して集約していきます。           
  • AORの風に吹かれて(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    AORとは、Adult-Oriented Rockの略語。一言でいうと「大人向けのロック」。ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高いロックがAOR。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、AORの記事を修正加筆して集約していきます。  

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