2020年12月16日 (水曜日)

懐かしいフュージョン盤に出会う

懐かしいフュージョン・ジャズ盤を見つけた。以前、我がコレクションにあった筈なんだが、何処かでドロップしたのかもしれない。フュージョン・ブームの終焉時期にリリースされたアルバムで、結構、ヘビロテ盤だった筈なんだけどなあ。しかし、こういう懐かしい、思い出の盤に再会すると、なかなか楽しいものである。

Joe Sample『The Hunter』(写真)。1983年のリリース。クルセイダ―ズのキーボード奏者 ジョー・サンプルのソロ5作目である。リリース当時、この「やっつけ感」満載のジャケット・デザインに戸惑った思い出がある。フュージョン・ジャズのブームの終焉時期、売上にも翳りが見えて、レコード会社の扱いも既に軽かったのかもしれない。

パーソネルについては、Joe Sample (key, syn), Percussion – Paulinho da Costa (perc)、後は曲によってメンバーが代わって、ベースは 1曲目だけ Marcus Miller、残りは Abraham Laboriel。ドラムも同様に 1曲目だけ Steve Gadd、残りは Bob Wilson。ギターは、ちょっと複雑で、1曲目だけ David Spinozza、3曲目だけ Phil Upchurch、残りは Dean Parks。

ゲスト参加として、John Phillips (b-cl, tracks: 6), Tom Browne (tp, tracks: 1), John Phillips (Woodwind, tracks: 2)。そして、ホーンセクションが2曲目以外の全曲に参加。
 
 
The-huner-joe-sample  
 
 
「やっつけ感」満載のジャケット・デザインではあるが、内容的には、1980年代前半の、フュージョン後期らしい、華のあるアーバンなアレンジが良好な、好フュージョン・ジャズ盤である。

冒頭1曲目のタイトル曲「The Hunter」が、NYのミュージシャンをバックにしての演奏になっていて、ちなみにドラムにスティーヴ・ガッド、ベースにマーカス・ミラー、ギターにデヴィッド・スピノザ。この1曲目の演奏だけが、2曲目以降と雰囲気が違う。ちょっとサンプルらしくない演奏に仕上がっていて、この曲だけ聴くと、ちょっと違和感を感じる。

しかし、2曲目以降はリズム・セクションが代わって、雰囲気がいつものサンプルらしいものになる。サンプルのキーボードの手癖やアレンジの個性もてんこ盛りで、ライトでアーバンなフュージョン・ジャズに仕上がっていてホッとする。ディーン・パークスの職人ギターが大活躍。3曲目のみだが、フィル・アップチャーチのギター・ソロは絶品。ギターが大活躍の2曲目以降が、楽曲的にもサンプルらしくてグッド。

アーバンだけどライトな、軽めのフュージョン・ジャズ。サンプルらしさが良く出た佳作だと思います。
 
 
 

《ヴァーチャル音楽喫茶『松和』別館》の更新状況》
 
 
 ★ AORの風に吹かれて        【更新しました】 2020.10.07 更新。

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2018年7月 1日 (日曜日)

ジョー・サンプルの隠れ好盤

当時のジャズ雑誌、ジャズ紹介本については、フュージョン・ブームが去った後、フュージョン・ジャズで活躍したミュージシャンに対して、意外と冷たい取り扱いだった様な記憶がある。ADLIB(アドリブ)誌のみが良心的な評論を継続していたが、2010年5月号で休刊になって以来、1980年代後半以降のフュージョン・ジャズの名盤については、結構、取り上げ方が弱い。

Joe Sample『Spellbound』(写真左)。フュージョン・キーボードのレジェンド、ジョー・サンプルの1989年作品。全10曲中、4曲がボーカル入りだが、演奏はメリハリの効いたフュージョン。マーカス・ミラーとオマー・ハキムのリズム隊が「要」。サンプル節満載。聴き心地満点の好盤である。

これが、である。ジャズ雑誌、ジャズ紹介本では、ほとんど採り上げられたところを見たことが無い。ジョー・サンプルと言えば、フュージョン・ジャズ・ブームを牽引したバンド、クルセイダーズのリーダー格で、そのキーボードをメインとしたフュージョン・ジャズは、特にソロ・アルバムにて、その個性を露わにしつつ、その内容のレベルの高さと濃さは、フュージョン・ジャズの最高峰の好例としてもてはやされた。
 

Spellbound_1

 
が、フュージョン・ジャズのブームが去って以降、このジョー・サンプルのリーダー作について、採り上げられることは希である。ジョー・サンプルについては、クルセイダーズの諸作と同時並行してリリースされたソロ盤で終わり、って感じで、どうしてそういった偏った見方になるのか理解に苦しむ。例えば、この1989年作の『Spellbound』を聴けば、それが良く判る。

アーバン系フュージョン・ジャズの好盤の一枚と思う。スムース・ジャズに偏りつつ、演奏の全体の雰囲気はあくまでフュージョン・ジャズ、という風情の内容にグッときます。その風情を支えているのが、マーカス・ミラーとオマー・ハキムのリズム隊。しっかりと上質のフュージョンAORなリズム&ビートを叩きだし、スムース・ジャズに傾くジョーサンプルのキーボードを鼓舞します。

軽快なファンクネスをしっかりと残しつつ、聴き易いライトな、シティ系のフュージョンAORな演奏内容は古さを感じさせません。アル・ジャロウとマイケル・フランクスのヴォーカル曲はスムース・ジャズ調、インスト曲は明らかにフュージョン・ジャズ。とにかく爽やかでキャッチャー。録音もデジタル臭く無くグッド。ジョー・サンプルのキーボード・ワークも見事。好盤です。
 
 
 
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2017年1月31日 (火曜日)

R&B系のフュージョンは良い

R&B系のフュージョン・ジャズが大好きである。思いっきりファンキーで思いっきり黒い、リズム&ビートの効いたダンサフルなフュージョン・ジャズ。古き良き時代のブルースやR&Bを基調としたフュージョン・ジャズ。これが大好きで、今でも時々聴き直す。

もともと大学に入った時、当時のロックの先行きに見切りをつけて、ジャズかモータウン系、いわゆるR&Bに走るか、悩んだクチである。思いっきりファンキーでオフビートなR&Bは大好きなのだ。結局、インストがメインのジャズに走ったんだが、当時から今まで、R&Bは大好きだ。

Joe Sample & David T. Walker『Swing Street Cafe』(写真左)。クルセイダースのキーボード奏者ジョー・サンプルとソフト&メロウなフュージョン・ギタリスト、デヴィッド・T・ウォーカーの双頭リーダーのバンドである。この二人が組むと、ソフト&メロウなAOR系のフュージョン・ジャズをやってるのか、と思うのだがこれが全く違う。

この盤、曲目を見渡して「Hallelujah, I Love Her So」や「C.C. Rider」「Honky Tonk」などの曲名が目につく。もしや、これって、コッテコテR&B系のフュージョン・ジャズをやってるのか、なんてちょっと嬉しくなる。そして、盤から出てくる音を聴いて、思わず「うひょ〜」と歓喜の雄叫びを上げるのだ(笑)。
 

Swing_street_cafe1

 
徹頭徹尾、コッテコテのR&B系のフュージョン・ジャズである。リリカルな切れ味の良いピアノが個性のジョー・サンプルが、これだけファンキーでR&Bなピアノを弾きまくるとは思わなかった。そして、ソフト&メロウなギタリストであるデヴィッド・T・ウォーカーも、思いっきりファンキーでR&Bチックなギターを弾きまくる。

徹底してR&Bなフュージョン・ジャズ。ラスト前の「Honky Tonk」で、そのノリと興奮は頂点に達する。ノリノリであり、ソウルフルであり、黒くてダンサフル。ベースにジェイムズ・ジェマーソン、ドラムにアール・パーマーというモータウン・レコーディング仲間。否が応でも「R&B」基調になる。

このアルバム、録音されたのが1978年、マスタリングが1981年、リリースが1982年。R&B系のフュージョン・ジャズである。当時、流行のソフト&メロウなフュージョン・ジャズでは無い。どういうマーケティングを経てのリリースかは判らないが、売れたのかなあ。

こればっかり聴き続けると、ちょっと飽きがきますが、ハードでシリアスはジャズを聴き続けた後、耳直しに聴く「R&B系のフュージョン・ジャズ」は格別です。あっけらかんと難しいことを考えず、ただただR&B系のリズム&ビートに身を委ねる。良い感じです。
 
 
 
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2016年4月19日 (火曜日)

サンプルのセルフカバー盤

こういうアプローチもありなんやなあ、とつくづく改めて感心した。1970年代以降、フュージョン全盛期、クルセイダースのキーボード奏者&作曲者として一世を風靡し、その後もフュージョン・ジャズの第一人者の一人として活躍したジョー・サンプル。そのジョー・サンプルの佳曲をセルフカバーする。

Joe Sample『Sample This』(写真左)。1997年のリリース。基本はトリオ。ベースは、Jay Anderson (tracks: 1, 3, 4, 9, 13, 14), Marcus Miller (tracks: 2, 5 to 8, 10 to 12) の使い分け。ドラムも、Lenny Castro (tracks: 1, 3, 4, 9, 13, 14), Steve Gadd (tracks: 2, 5 to 8, 10 to 12) の使い分け。プロデュースはGeorge Duke。

まとめると、Joe Sample (ac-p,el-p), Jay Anderson (b), Lenny Castro (ds) と、Joe Sample (ac-p,el-p), Marcus Miller (b), Steve Gadd (ds) の2つのトリオで、サンプル自身の有名曲のセルフカバーをしている。

これがなんともはや「良い」、とても「良い」。そもそも、サンプルの曲自体が良い。だから、どんなアレンジにも耐えるというか「映える」。なるほど、タイトル通り「Sample This」。爽やかなピアノ・トリオの音。それぞれの曲が収録されているオリジナル盤の雰囲気をそこはかとなく漂わせながら、シンプルなピアノ・トリオでカバーされる。
 

Sample_this1

 
このピアノ・トリオの音を「スムース・ジャズ」というなかれ。立派なメインストリーム・ジャズの音だ。それも現代の純ジャズ・ピアノ・トリオの音だ。マーカス・ミラーもスティーヴ・ガッドも正統なジャズメンである。メンストリーム・ジャズをやらせても一流である。

基本はピアノ・トリオなんですが、曲によって、ギターやフルート、ボーカルが客演していて、アルバムの中で良いアクセントとなっています。ダイアン・リーブス、そして、デニス・ローランドのボーカル、そして、ディーン・パークスの小粋で爽やかなギター、ヒューバート・ロウズの爽やかなフルート、いずれも本当に良い音を出してます。

このところ、このアルバムの存在を忘れていた。最近、思い出して聴き直したんだが、これが実に「良い」。こういうセルフカバーってありやな、と思った。このアルバムのリリースが1997年、サンプルが58歳の時の作品。その17年後、2014年9月、満75歳で逝去。彼がこの世にいなくなって、このセルフカバー盤の存在意義が更に高まった様な気がします。
 
 
 
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2015年7月23日 (木曜日)

「金太郎飴」的な心地良さです

僕は1970年代後半のフュージョン・ジャズの流行真っ只中をリアルタイムで体験している。ちょうど高校生から大学生の時代。特に大学生の時代は、AORと併せて、フュージョン・ジャズは我々音楽好きとしては必須のアイテムだった。

楽器としては僕は子供の頃からピアノが大好き。オルガンもシンセも大好きで、キーボードは全てお気に入り。フュージョン・ジャズにおいても、まず、しっかりと聴き進めて行ったのは、キーボード奏者がメインのアルバム。

フュージョン専門のお気に入りのキーボード奏者は、ボブ・ジェームス、デイブ・グルーシン、そしてジョー・サンプル。この3人、後には純ジャズにも手を染めるが、1970年代後半のフュージョン・ジャズの大ブームの頃は、フュージョン専門のキーボード奏者としてブイブイ言わせていた(笑)。

さて、その「御三家」の一人、ジョー・サンプルのアルバムを久し振りに聴いた。Joe Sample『The Pecan Tree』(写真左)。2002年のリリース。ホーンを入れずに、従来のジョー・サンプル的なアルバムに戻ったアルバム。確かに、このアルバムには、フュージョン・ジャズ時代に聴き込んだサンプル節が満載です。

独特の間と余裕あるテンポで訥々と思いっきりファンキーに弾き進めるフレーズは、サンプル独特の個性。キーボードのソロをちょっと聴き進めただけで、ジョー・サンプルと判る個性的な弾き回し。そして、バックのファンクネス溢れる、ジョー・サンプルがプロデュースの独特な響きを持つ、クールなリズム&ビート。
 

The_pecan_tree

 
そして、アルバム収録11曲中、4曲がボーカル入り。このボーカル入りの楽曲を織り交ぜるのは、後期クルセイダーズ的なアルバムの作り方。懐かしいですね。でも、いずれもこのボーカル入りの楽曲の出来が素晴らしい。ボーカリストの個性にピッタリ合った楽曲を用意し、アレンジを施す。センスの良いジョー・サンプルの仕業ですね。

3曲目「No One But Myself To Blame」でのLizz Wrightのストレートな歌声、同じくLizz Wrightが高らかに歌い上げていくのが感動的な5曲目の「Fool's Gold」。Haward Hewettも負けてはいない。ファンクネス溢れるブラコン風の7曲目の「In A Heartbeat」、浪々と熱唱する9曲目「With These Hands」、いずれも良い出来です。

ジョー・サンプルのキーボードって不思議なんですが、基本的にはどのアルバムも同じ弾き方、フレーズなんですよね。つまり「金太郎飴」的なアルバムばかり。でも飽きない。飽きないどころか、アルバム毎になぜか判らないが、ジョー・サンプルの「金太郎飴」的個性にグッと気持ちを掴まれるのだ。

僕は、ジョー・サンプルのキーボードのフレーズが持つ、趣味の良いクールな溢れんばかりのファンクネスが「鉄板」ではないかと思っている。このジョー・サンプル独特のファンクネスがあれば、とにかく、どのアルバムでも「金太郎飴」的な心地良さを感じ取ることが出来る。

この『The Pecan Tree』というアルバム、「金太郎飴」的な心地良さ満載です。独特の間と余裕あるテンポで訥々と思いっきりファンキーに弾き進めるフレーズ、そして、バックのファンクネス溢れるクールなリズム&ビート。どこから聴いても「ジョー・サンプル」。でも、こんなジョー・サンプル的なアルバムが実に心地良い。
 
 
 
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2013年10月24日 (木曜日)

明るく心が温まるようなジャズ

今朝の気温は、まだ10月というのに晩秋終わりの様な薄ら寒さ。思わず、冬服を引きずり出して着ました。今の僕には冷えは大敵ですからねえ。

しかし、これだけ天気が悪いと心まで暗くなります。どんより鉛色の空。薄ら寒い風。スカッと晴れる日が少ない。「天高く馬肥ゆる秋」はどこへ行った、と嘆きたくなるような天気の悪さ。しかも寒い。せめて音楽だけでも、明るく心が温まるようなジャズを聴こう、ということで、今日はフュージョン系のジャズ・ボーカルを選んでみました。

Randy Crawford & Joe Sample with Steve Gadd & Nicklas Sample 『Live』(写真左)。Randy Crawford(ランディ・クロフォード)が、Joe Sample(ジョー・サンプル)のトリオを従えて、2008年10月から12月にかけて行った欧州ツアーのベスト・テイクを収めたライブ盤になります。

ちなみにパーソネルは、Randy Crawford (vo), Joe Sample (p), Steve Gadd (ds), Nicklas Sample (b)。ベースのニクルス・サンプルは、ジョー・サンプルの息子。ボーカルのランディ・クロフォードは、クルセイダーズの「Street Life」での熱唱がしっかりと記憶に残っています。

コンテンポラリーなフュージョン・ジャズをベースにしたジャズ・ボーカルで、ダイナミックな演奏をバックに熱気溢れるもの。エネルギッシュでポジティブな雰囲気は実に魅力的。聴き進むにつれて、聴いている方も心からノリノリになります。
 

Joe_sample_randy_crawford_live

 
クルセイダーズの「Street Life」の熱唱を振り返ると、クロフォードのボーカルは粘っこくファンキーなボーカルという印象が強かったのですが、このライブ盤でのクロフォードのボーカルは、確かに粘っこくファンキーなものですが、良い意味で枯れた味わいが出て、併せて深みが伴って、なかなかに聴き応えがあります。

クルセイダーズの「Street Life」のリリースが1979年、このライブ盤が2008年。クルセイダーズの「Street Life」からこのライブ盤まで29年、約30年の年月が流れたことになります。この年月が良い意味で、クロフォードのボーカルを熟成させていたのでしょうか。余裕のあるボーカルで良い味出しています。 

ジョー・サンプル、スティーブ・ガッド、ニクルス・サンプルのリズム・セクションも、なかなか味のあるバッキングを醸し出していて、実に粋なリズム・セクションだ。ジョー・サンプルのピアノはなんとなく歌伴をイメージ出来たんだが、スティーブ・ガッドがこんなに歌伴に相応しいドラミングをするとは思わなかった。

さすがは、スティーブ・ガッドである。純ジャズなトラディショナルなジャズ・ボーカルでは無い、ちょっとポップでコンテンポラリーなジャズ・ボーカルに仕立て上げているのは、ガッドのドラミングの成せる技。

内容的には再演曲が多めで聴いていて楽しい。ダイナミックな演奏をバックに熱気溢れるものですが、内容的には意外と渋くて落ち着いたものです。そもそもは秋のスカッと晴れた日にかけたくなるようなライブ盤です。

 
 

★大震災から2年7ヶ月。決して忘れない。まだ2年7ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

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2011年5月11日 (水曜日)

この季節の雨の日には・・・

昨晩から、ずっと雨である。この季節の雨は暖かな雨で、それはそれで風情のある雨ではあるんだが、これだけ続けて降り続けるとなあ。やり過ぎは良くない。風情を通り超してはしたなくなる。

学生時代の頃から、この季節の、春たけなわから初夏の季節の雨は、意外と嫌いではない。雨は元来嫌いなのだが、この季節の雨は、暖かで落ち着きがあって風情がある。特に、午前中から昼下がりにかけての雨は静かな雨。暖かで、蕭々とそぼ降る雨。僕は、この季節の雨は嫌いではない。

そんな春たけなわから初夏の季節、そして、夏本番前の梅雨の時期に、学生時代の頃から、雨が降ると決まって、午前中から昼下がりにかけて、必ず聴くフュージョンのアルバムがある。そのアルバムとは、Joe Sampleの『Voices in the rain』(写真左)。

このアルバムは、タイトル自体、ずばり、「雨の中の声」。春たけなわから初夏の季節、そして、夏本番前の梅雨の時期にぴったりなアルバム。このアルバム、有名なフュージョン・グループ、クルセイダーズのキーボード奏者であるジョー・サンプルの傑作アルバムの一つである。

このアルバムの発売が、1981年だから、この頃のフュージョンは電気楽器全盛、キーボードといえば、フェンダーローズなどのエレピが主流だった。しかし、このアルバムは、アコースティック・ピアノが中心で、とりわけ、1曲目の「ボイセズ・イン・ザ・レイン」は、そのアコースティック・ピアノの響きが、美しく優しい。

暖かいそぼ降る雨を窓から眺めている、といった風情の曲で、サビの部分では、弦が入って、軽音楽っぽくなるが、安っぽくなく、さりげないアレンジの為、かえって、その響きが際立つ。このアレンジは素晴らしいと思う。優しい雨の様な曲想と、アコースティック・ピアノの豊かな響きと優れたアレンジと相まって、素晴らしい曲に仕上がっている。
 

Voises_in_the_rain

 
2曲目以降はバラエティに富んでいて、華やかなサンバっぽい曲もあれば、ボーカル入りの曲もあり、ライトな洒落たフュージョンもあれば、ダイナミックな展開で「せまる曲」もあり、全編通じて、浮つかず、落ち着いた、ミドルテンポの、お洒落な曲ばかりで、聴いていて、実に落ち着くのが良い。ジョー・サンプルのキーボードも、アコースティック中心に様々なキーボードを駆使して、万華鏡の様な煌めきで、僕らの耳を魅了する。

今の耳で冷静に聴けば、アルバムに収録された楽曲には統一感は無く、ジョー・サンプルのアドリブ・パートでは、どこかで聴いたフレーズ、このアルバムの他の曲で使ったフレーズなど、フレーズのイマージネーションもイマイチで、実はこのアルバム、ジョー・サンプルがかなり「煮詰まっていた」アルバムではないか、と思っている。決して、ジョー・サンプルの傑作の類では無い。

でも、良いんですよね、このアルバムのジョー・サンプルのピアノの響きが。そして、加えて、エレピの音もいつになく効果的。何も全てが整っているばかりが愛聴盤では無い、という好例である。

このアルバムのコンセプトは「雨の日」。休みの日。遅く起きた雨の休日、今日は、部屋で一日、趣味の世界に没頭しようかなあ、と、心をワクワクさせながら、窓の外の暖かい雨を眺めながら、「雨の休日」もまた良し、ってな感じで遅い朝ご飯。紅茶を飲みながら、クロワッサンをほおばり、朝刊に目を通しながら、耳を傾けるのにピッタリのアルバムです。

本当に、このアルバム『Voices in the rain』ほど、「雨の日」が似合う演奏は、なかなかありません。 

 
  

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2011年4月11日 (月曜日)

一番ジョー・サンプルらしい

名の通ったジャズ・ミュージシャンは、皆、スタイリストである。というか、「個性のかたまり」と表現したほうが適切かもしれない。必ず「ならでは」の個性があって、演奏を聴いて判別出来るようになると、ジャズ鑑賞は更に楽しくなる。逆に個性に乏しいミュージシャンは、聴いていて「つまらない」。

フュージョンの世界では、超絶技巧、テクニック優先、音の雰囲気優先なので、なかなかミュージシャン本人の個性まで及ぶことはなかなか無いんだが、それでも、中には、その人の演奏を30秒ほど聴いたら、それと判る、コッテコテの個性の持ち主はいる。

例えば、クルセイダーズのキーボード奏者ジョー・サンプルなんかは、コッテコテの個性の持ち主である。凄い時は、ピアノのフレーズ5秒ほど聴いただけで、なかなか判り難い時でも30秒ほど聴けば、そのフレーズを弾いているキーボーティストは「ジョー・サンプル」だと判るくらい、コッテコテの個性の持ち主である。

そんなジョー・サンプルの個性が、コッテコテ、てんこ盛りになっているアルバムが『Carmel』(写真左)。邦題「渚にて」。本来「Carmel」って、英和辞書を紐解くと「米国カリフォルニア州中部、モンテレー半島南部の町。芸術家の町として知られる」とある。それが邦題として「渚にて」になるのかぁ〜。1979年のリリースです。懐かしいなあ。
 
『Rainbow Seeker』で鮮烈なソロデビューを果たしたジョー・サンプルの第2弾。デビュー作の「Rainbow Seeker」が傑作の誉れ高いので、この第2作は割を食っているんだが、この2作目の『Carmel』の方が、ジョー・サンプルの個性がてんこ盛りで、僕はこの『Carmel』の方がイチ押し。
 

Joe_sample_carmel

 
冒頭の「Carmel」の前奏を聴いただけで、ジョー・サンプル全開。どこから聴いたって「ジョー・サンプル」。このアルバムの収録曲の全てが、ジョー・サンプルのアレンジの個性満載。そして、このアルバム『Carmel』では、ジョー・サンプルの生ピアノが素晴らしい。このジョー・サンプルの生ピアノが、これまた「ジョー・サンプル」ならではのフレーズ満載なのだ。

グループのメンバーとして活躍していたクルセイダーズは、ファンキー・ジャズ路線。なかなか、リリカルでロマンチックな生ピアノは織り込むことは出来ない。このソロアルバムでは、クルセイダーズでなかなか出来ない、ジョー・サンプル節を存分に発揮している。それでも、リリカルでロマンチックなフレーズの底に、しっかりと「ファンクネス」が漂っているところが実に良い。僕は、その底に漂う「ファンクネス」に痺れる。

ジョー・サンプルを存分に感じたいのなら、この『Carmel』がイチ押し。コッテコテのジョー・サンプル満載ですから、体調の悪い時に聴いたら、結構、耳にもたれます(笑)。それほど、ジョー・サンプルが「てんこ盛り」。逆に、このアルバムで、ジョー・サンプルが好きになったら、恐らく、他のジョー・サンプルのソロアルバムは全て好きになると思います。

名の通ったジャズ・ミュージシャンは、皆、スタイリストである。ジョー・サンプルもスタイリストであり、個性の塊。特に、彼の生ピアノに、彼の最大の個性を感じます。良いアルバムです。ジャズ者初心者のフュージョン・ファンに絶対のお勧め。『Rainbow Seeker』と併せてお楽しみ下さい。

 

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2011年2月23日 (水曜日)

ジョー・サンプルの大傑作である

ジョー・サンプルは、フュージョンを代表するバンドのひとつ、クルセイダーズのメンバー。米国テキサス州・ヒューストン出身。1939年生まれなので、今年で72歳になる。

キーボーディストとしては、響きの良い小粋なエレピと、明朗でリリカルなアコピが特徴。そこはかとなくファンキーな雰囲気が漂うところが特徴。しかし、キーボーディストとしてよりも、コンポーザー&アレンジャーとしての才の方が抜きんでていると僕は思う。

ジョー・サンプルは、ボブ・ジェームスと並んで、フュージョン&スムース・ジャズ界を代表するコンポーザー&アレンジャーである。音の重ね方、好みのフレーズ、節回し等、一聴してそれと判る独特な個性がある。そして、自らのキーボードを個性的に響かせるのが上手い。惚れ惚れする。

そんなジョー・サンプルのコンポーザー&アレンジャーの才能が溢れんばかりに輝いたアルバムが、1978年に発表された『Rainbow Seeker』(写真左)。このアルバムがリリースされた当時、僕はまだ駆け出しのジャズ者初心者。判り易く入り易いフュージョン・ジャズがお気に入りで、このアルバムは「隠れ家の喫茶店」で良く聴かせて貰いました。売れましたよね〜、このアルバム。

まず、このアルバムについては、キーボーディストとしてのジョー・サンプルが実に魅力的。先に述べたように、響きの良い小粋なエレピと、明朗でリリカルなアコピが、そこはかとなくファンキーな香りを漂わせながら、キラキラ輝く様に乱舞している。
 

Rainbow_seeker

 
健康的かつ明朗で、少しファンキーに振れるところが「小粋」。ころころ転がるようにキュートな手癖を見せつつ、唄うように印象的な旋律を紡いでいく。

4曲目の「Melodies Of Love」に、そのジョー・サンプルのキーボーティストの特徴が溢れている。決して、目を見張るようなテクニックでは無いのだが、ちょっとファンキーな香りが芳しい、明朗でリリカルなアコピが凄い。テクニックでは無く、音の響きと印象的な旋律で聴かせるとでもいおうか、いかにも、ジョー・サンプルらしい美意識が、バッチリと表現されている。

そして、コンポーザー&アレンジャーとしての魅力も満載。収録された曲はすべてオリジナル。収録された曲という曲はどれもが良い曲であり、良いアレンジが施されていて、印象的な、しかも判り易く親しみ旋律が満載。「良い曲やな〜」と思いながら聴き惚れていると、あっという間に収録曲全8曲が終わってしまう。

ジョー・サンプルのアレンジは、とにかくシンプルで判り易く、親しみ易いものばかり。かつ、音の重ね方が独特で、特に和音の響きは、ジョー・サンプル特有のもの。そこはかとなくファンキーさ漂う旋律は、ジョー・サンプル独特の「手癖」から生まれる。ジョー・サンプルは結構「金太郎飴」的なフレーズが何パターンかあって、そのフレーズは1フレーズ聴いただけで「ジョー・サンプルだ」と判る独特なもの。

ジョー・サンプルの大傑作だと思います。上品で小粋、そこはかと無くファンキーの香り漂う、明朗で印象的な旋律が満載で、とにかく聴き易く、とにかく美しい。良いアルバムです。 
 
 
 
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2008年8月25日 (月曜日)

ジョー・サンプルらしさが満載

本業の話だが、8月より支援に入ったプロジェクトが、思いのほか重傷というか重体で、ちょっとやそっとでは立て直せないことが判明。となれば長期戦になる訳だが、この「重体プロジェクトの立て直し」って、ことのほかストレスがかかる。加えて、トラブルが頻発するので、深夜までメンバーに付き合うなど、体力もかかる。

ということで、疲れとストレスからでしょう、今朝、胃痙攣に近い状態になって、久々にダウンしました。痛み止めを飲んで、小康状態を保ちつつ、今日は一日、グッスリと寝ました。久しぶりですね、一日中グッスリ寝たのは。夜になって、ちょっと回復してきました。

高校時代から、病気で床に伏せっている時は、音楽をかけて寝ることにしています。音が無いと淋しいということと、音楽が鳴っていた方が眠り易い体質をしているというのが理由です。

Joe Sample『Carmel』(写真左)。邦題『渚にて』。1979年の作品。体調の悪い時、ベットルームにあるステレオから流れる曲は、耳当たりの良い、少しだけ刺激の効いた音楽が具合が良いみたいです。いきおいフュージョン系のアルバムを選択することになります。今日は、久しぶりにこの、サンプルの『渚にて』を選択。
 

Joe_sample_carmel

 
ソロ一作目『虹の楽園』(2007年1月7日のブログ参照)について作られた二枚目のソロ。柳の下にドジョウはいるか、とおもいきや、とても良い出来で、僕は、こちらの『渚にて』ほうが好きです。

ソロ一作目『虹の楽園』は、流麗というか、ファンキー色が薄くて、水彩画のような色合いの音作りで、叙情的な演奏を前面に出した、そんなサンプルのアレンジが特徴のアルバムです。

逆に、二作目の『渚にて』は、ファンキー色が強くなり、メリハリがついて、思わず体が動くようなリズミカルな曲が多くなったこと、メロディアスで印象的な旋律が多くなったことで、聴いていて楽しいアルバムに仕上がっています。

主役のジョー・サンプルは絶好調。フル・スケールで協調和音中心に、広がりのあるダイナミックな左手、旋律を奏でるシンプルな右手。ジョー・サンプルの特徴的なピアノが満喫できます。

今日は、このジョー・サンプル『渚にて』のおかげで、グッスリ眠ることができました(笑)。
 
 
 
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