”アート・テイタム傑作集”です。
昨日「アート・テイタムは、ガーナーと同じ時代を生きたピアニストだが、テイタムは、驚異的なテクニックを武器に、アクロバティカルな、テクニックの高さをウリにした、エンタテインメント性を追求したピアノ。今日は、その「アート・テイタム」。
Art Tatum『Solo Masterpieces Vol.1』(写真左)。1953年と1955年に録音されたソロピアノの音源集。ちなみにパーソネルは、Art Tatum (p) のみ。タイトル通り、ジャズ・ピアノの神様、アート・テイタムのソロ・パフォーマンス集。CDでの「Solo Masterpieces」(全8巻)シリーズの第一弾。
コンコード・ミュージック・グループのオリジナル・ジャズ・クラシックス・リマスター・シリーズの一環としてリリースされている。これらの曲はジョー・タランティーノによってリマスターされている。音にはまだ時折ヒス・ノイズが残ってはいるが、概ね、良好なリマスターで、モノラルであるがゆえ、ソロ・ピアノの音色、フレーズの音としては良い感じ。
とにかく聴いていてとても楽しい。驚異的なテクニックを武器に、アクロバティカルな、テクニックの高さをウリにした、エンタテインメント性を追求したピアノ。それが、アート・テイタムのソロ・ピアノの特徴。20世紀を代表するクラシックのピアニストのホロヴィッツや大指揮者トスカニーニがテイタムの演奏を聴きに訪れたことは有名な話。このアルバムを聴けば、その逸話も納得する。
どの曲もテイタムの驚異的テクニックと歌心を感じることは出来るが、まず冒頭の「Moonglow」では、テンポの変化がテイタム独特でユニーク。遊び心あふれるタッチが随所に散りばめられて、こういうところが、エンタテインメント志向と解釈される所以。テイタムの弾きっぷりはワイルド。彼は左手の使い方も秀逸で、リズム&ビートの供給が素晴らしい。まさに伴奏を必要としない「ひとりバンド」状態。
続く「Love For Sale」では、テイタムは素晴らしいユーモアと遊び心で、エンタテインメント志向を継続、楽曲の持つフレーズの美しさを右手でしっかりと表現。この右手の表現が、これまたテイタムらしいもの。左手でリズム&ビートをキープしつつ、遊び心とシリアスな面の交歓が聴いていて楽しい。アドリブ・フレーズの即興の閃きの美しさも、テイタムならでは、のもの。
冒頭の2曲だけで、テイタムの個性と当時としての「先進性」が良く判る。僕は、この「Solo Masterpieces」については、LP時代の『Tatum Solo Masterpieces』(邦題「アート・テイタム傑作集」・写真左)で、テイタムを勉強させてもらった。
CDは全8巻もあるんで、手っ取り早くテイタムのソロ・パフォーマンスを堪能するには、このLP時代の『Tatum Solo Masterpieces』が最適かと思う。CDかサブスク音源でリイシューされないかなあ。LPからのダイレクト・コピーの音源でも良いんだけれど・・・。
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