”Jazz Message #2” の再聴
内容は良いのに話題に上ることが少ない盤。よくある「あるある」はジャケット。ジャケット・デザインの意味するところが判らない盤は、なかなか人気が出ない。このモブレーのリーダー作が、その最たる例だろう(笑)。どうして、こういうジャケット・デザインになったのか、理解に苦しむ(笑)。サボイ・レーベルの謎である。
Hank Mobley『Jazz Message #2』(写真左)。1956年7月23日、11月7日の録音。Savoyレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは以下の通り。リーダーのハンク・モブレーのテナーと、ダグ・ワトキンスのベースは、2回のセッション共通。後は、総取っ替えである。
1曲目「Thad's Blues」,2曲目「Doug's Minor B' Ok」は、1956年1月7日の録音で、Hank Mobley (ts), Lee Morgan (tp), Hank Jones (p), Doug Watkins (b), Art Taylor (ds)。
3曲目「B. for B.B.」4曲目「Blues Number Two」5曲目「Space Flight」は、1956年7月23日の録音で、Hank Mobley (ts), Donald Byrd (tp), Barry Harris (p), Doug Watkins (b), Kenny Clarke (ds)。
サヴォイ・レーベルの録音なので、音がまずまず良い。1956年、ハード・バップ全盛に向かって、若きジャズ・ミュージシャン達が技を競い合った時期。ハードバップど真ん中な、躍動感溢れる、熱気ムンムンの演奏に思わず、聴き耳を立ててしまう。
若きモブレーの、まだ荒削りで野太い、それでいて歌心を感じさせるテナーは「これぞモダン・ジャズ」的な音で、聴いていて心が和みます。ワトキンスのベースは、太くて堅実。ブンブン鳴ってます。
1曲目「Thad's Blues」,2曲目「Doug's Minor B' Ok」では、リー・モーガンのトランペットが溌剌としてブリリアント。バリバリとテクニックよろしく、うるさいくらい元気に、トランペットを吹き上げていく。若きモブレーの、まだ荒削りで野太い、それでいて歌心を感じさせるテナーで、モーガンに追従する。
3曲目「B. for B.B.」4曲目「Blues Number Two」5曲目「Space Flight」でのトランペットは、ドナルド・バード。バードのトランペットも溌剌としてブリリアント。バリバリとテクニックよろしく、理知的に元気に、トランペットを吹き上げていく。バードの端正で理知的なトランペットは聴きもの。
ペットのモーガンやバードは、もうこの頃、既に、彼らそれぞれ特有の「クセ」が、ところどころに見え隠れして優秀。。ハード・バップの美味しいところが詰め込まれていて楽しい。リラックスして聴けます。
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