2022年7月24日 (日曜日)

ロイとディズの華やかな競演

2週間ほど前に、Roy Eldridge, Dizzy Gillespie, Harry Edison『Tour De Force』について語ったのだが、この盤、録音も良くて、難しいことを考える事無く、リラックスして聴ける、聴いて気持ちがスカッとなるジャズ盤。そういえば、ディジー・ガレスピーとロイ・エルドリッジが組んだ、同じ様なトランペット・バトルな盤があったなあ、と思い立った。

Roy Eldridge & Dizzy Gillespie『Roy and Diz』(写真左)。1954年10月29日、NYでの録音。Verveレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Roy Eldridge, Dizzy Gillespie (tp, vo), Oscar Peterson (p), Herb Ellis (g), Ray Brown (b), Louis Bellson (ds)。ディジー・ガレスピーとロイ・エルドリッジがフロント2管、バックは、オスカー・ピーターソン・トリオ+ドラム。

Verveレーベルの人気ジャズマンを集めての、プロデューサーのノーマン・グランツお得意のジャム・セッションの記録。ハードバップ初期のシンプルで覇気溢れる演奏を聴くことが出来る。フロントはトランペット2本。人気のトランペッター、ガレスピーとエルドリッジが担当。師匠と弟子の華やかな競演、良く似てはいるが、個性は全く異なる本格派トランペッターの2人である。
 

Roy-eldridgedizzy-gillespieroy-and-diz

 
ガレスピーとエルドリッジ、共にエモーショナルでブリリアントな吹きっぷりで、聴いていてとても楽しい。ロイ・エルドリッジはサッチモの演奏手法を継承、スイング時代に活躍したスター・トランペッター。ガレスピーの師匠としても知られている存在。大変なハイノート・ヒッターで、このハイノートが気持ち良く伸びて、耳触りで無いのが凄い。

ガレスピーは、流麗で歌心溢れる豊かな表現力が魅力のビ・バップを創成したイノベーター。ガレスピーのハイノートは、師匠のエルドリッジととても良く似て聴き分けが出来ないくらい。エルドリッジとの個性の違いは「流麗」なところ。ガレスピーは低音域から高音域まで、滑らかでスッとした柔らかな音の伸び。エルドリッジは中音域はザラっとしていて、高音域は突き上げるような切れ味が個性。この辺りが2人を聴き分けるポイントかな。

このアルバムは、当時色々なタイトルで出ていたアルバムを一枚にまとめたコンプリート盤。アップテンポ、バラード、オープン、ミュート、バトルなど、トランペットがメインのジャズの楽しいところが満載。加えて、2人とも歌が上手い。まさに「JATP」といったノーマン・グランツがプロデュースのアルバム。湿気の多い酷暑の日々に、スカッと爽快感感じるシンプルなジャズ盤。難しいことを考えずに、ただただ、トランペットのバトルに耳を傾ける。
 
 

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2022年7月16日 (土曜日)

ジャズ喫茶で流したい・243 『Tour De Force』

先々週の土曜日より、梅雨が戻った様な、イマイチの天気がずっと続いている千葉県北西部地方。一昨日からは定期的にゲリラ豪雨に見舞われて、ゴーッという雨の音にビックリしたりする。天気が悪いのに加えて、湿度が異常に高い。少し、家事で動いたら、汗が噴き出てくる。こういう時、気持ちがスカッとするジャズを聴きたくなる。

Roy Eldridge, Dizzy Gillespie, Harry Edison『Tour De Force』(写真左)。1955年11月2日、NYでの録音。ちなみにパーソネルは、Roy Eldridge (tp), Dizzy Gillespie (tp), Harry 'Sweets' Edison (tp), Oscar Peterson (p), Ray Brown (b), Herb Ellis (g), Buddy Rich (ds)。録音当時の人気トランペッター3人が共演した、ノーマン・グランツ監修の、Verveお得意のジャム・セッション盤。

フロント3管が全てトランペット。ロイ・エルドリッジはサッチモの演奏手法を継承、スイング時代に活躍したスター・プレイヤー。ハリー・エディソンはベイシー楽団の人気トランペッターで、「Sweets」の愛称の通り、甘い音色と分かり易いフレーズが身上。そして、ディジー・ガレスピーは、魅力的なハイノート・ヒッターであり、流麗で歌心溢れる豊かな表現力が魅力のビ・バップを創成したイノベーター。
 

Tour-de-force_1

 
バックのリズム・セクションは、ギター+ピアノ・トリオ。フロントのトランペットは3人共に、当時の人気トランペッターがズラリ、バックのリズム・セクションは、録音当時のピーターソン・トリオにドラムのバディ・リッチを加えた、豪華かつハイレベルなもの。

当然、演奏のレベルは高い。どのジャズマンのソロ・パフォーマンスであれ、聴いていて「おっ」と聴き耳を立ててしまうくらい、その演奏テクニックと歌心は充実している。特に、主役のトランペッター3人が好調で、次々とバトン・タッチされていくソロ・パフォーマンスと、丁々発止とやりあうアドリブ合戦は聴き応え満点。時に速いテンポの演奏については、聴いた後、スカッと爽快感を感じる。

当時のノーマン・グランツ・プロデュースお得意のバラード・メドレーが、これまた出来が良くて、参加メンバーそれぞれの高いレベルの歌心満載なソロ演奏を楽しむ事が出来る。とてもモダンなジャム・セッションで、単純にモダン・ジャズをあっけらかんと楽しむ事が出来る。録音も良くて、難しいことを考える事無く、リラックスして聴ける、聴いて気持ちがスカッとなるジャズ盤である。
 
 

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2022年3月18日 (金曜日)

ジャズ喫茶で流したい・232

パブロ・レコード(Pablo Records)は1973年にノーマン・グランツによって設立されたジャズ・レコード・レーベル。ビ・バップ期以降のレジェンド〜ベテラン級のジャズマンをメインにセッションをセットアップし、1970年代、フュージョン・ジャズ全盛期にありながら、純ジャズに特化したアルバムを多数リリースしたレーベルである。

このパブロ・レーベルのカタログの特色の1つが「モントルー・ジャズ・フェスティヴァル」のライヴ録音盤が多くあるということ。しかも、フェスティヴァルの催し物の中でも「目玉」のひとつである「ジャム・セッション」のライヴ盤が多数出ている。

レジェンド〜ベテラン級のジャズマン達のジャム・セッションがメインという先入観があって、口の悪いジャズ者の方々は、聴く前から「予定調和で定型的な、旧来のハードバップっぽい、お決まり展開のジャム・セッションなんでしょ」と散々なのだが、これが聴いてみると意外と「イケる」のだ。フェスティヴァルのジャム・セッションの記録なので「臨場感」も半端ないところも「イケる」のだ。

The Dizzy Gillespie Big 7『At the Montreux Jazz Festival 1975』(写真)。1975年7月16日、モントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Dizzy Gillespie (tp), Eddie "Lockjaw" Davis, Johnny Griffin (ts), Milt Jackson (vib), Tommy Flanagan (p), Niels-Henning Ørsted Pedersen (b), Mickey Roker (ds)。フロント3管+ヴァイブ+リズム隊の「セプテット(七重奏団)」編成。
 

The-dizzy-gillespie-big-7at-the-montreux

 
パーソネルを見渡すと、このセプテットって「昔の名前で出ています的なロートル・ジャズマン」の集まりでは無い。暫定リーダーのガレスピーですら当時58歳。ロックジョーで53歳。この2人がメンバーの中で最古参と思われるが、この年齢だとすると「ベテラン」の域を出ていない。残りの5人は、当時の純ジャズの中核メンバーばかり。このメンバーで「予定調和な定型的なジャム・セッション」は無いだろう。

フロント3管が好調。ガレスピー、ロックジョーはバップなトランペットを鳴り響かせ、グリフィンのハードバップなテナーは、モダンで骨太でブルージー。ミルトのヴァイブは流麗かつ躍動的。トミフラのピアノが率いる、ペデルセンのベース、ロッカーのリズム隊は、すこぶるハードバップで切れ味の良い、力感溢れ、そこはかとなくファンクネス漂う、上質のリズム&ビートを供給する。

収録曲はジャム・セッションの記録(括弧内は収録時間)なので、LP時代は以下の2曲のみ「Lover, Come Back to Me」(16:43), 「I'll Remember April」(16:02)。 CDリイシュー時、ボートラとして以下の2曲「What's New?」(12:13), 「Cherokee」(11:01) が追加されて、全4曲構成となっている。

この追加されたボートラの内容もかなり充実していて、LP時代の2曲だけではちょっと聴き足りない気分になるだが、追加の2曲が加わって、このジャム・セッションが如何に充実していたか、をしっかり体感出来る様になっている。このボートラの追加は「正解」である。このジャム・セッションの記録の価値がさらに上がった、と言える。
 
 

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2021年9月 6日 (月曜日)

ジャズ喫茶で流したい・217

Dizzy Gillespie『Dizzy's Big 4』(写真)。1974年9月 17&19日の録音。パブロ・レーベルの2310-719番。ちなみにパーソネルは、Dizzy Gillespie (tp), Joe Pass (g), Ray Brown (b), Mickey Roker (ds)。ピアノレスの、代わりにギターが入った、トランペット1管フロントの「ワンホーン・カルテット」。

それまでにありそうで無かった、というか、1950〜60年代では無かったであろうカルテット編成。リーダーのディジー・ガレスピーはビ・バップの生みの親の1人。テクニック&歌心に秀でたレジェンド級のトランペッター。1950〜60年代は、主力レーベルのハードバップのセッションに顔を出すことは殆ど無く、ビッグバンドの主宰など、我が道を往く活動だった。

職人ギターのジョー・パスと職人ベーシストのレイ・ブラウンは、米国西海岸ジャズの範疇での活動がメイン。東海岸ジャズのメンバーが西海岸にやって来れば、他流試合セッションを繰り広げたりするが、基本、東海岸ジャズとのメンバーの恒常的な交流は無かった。職人ドラマーのミッキー・ローカーは、東海岸ジャズのサイドマン活動がメイン。当然、西海岸ジャズとの交流は無い。

この盤のパーソネル、パブロ・レーベルならではのブッキングと言える。ノーマン・グランツに対する信頼とグランツ自身の卓越したプロデュース能力の賜だろう。ビ・バップの生みの親、レジェンドのトランペッターをフロントに、バックにギター・トリオを配置した、極上のハードバップ・セッションが繰り広げられている。
 

Dizzys-big-4

 
録音当時、ガレスピーは57歳。ブラウンは48歳、パスは45歳、ロッカーは42歳。ガレスピーは年齢的に充実のベテラン、バックのギター・トリオは、働き盛りの中堅。メンバーの年齢的にも「油が乗りきって充実した」、今を振り返ると、いずれも「レジェンド級」のジャズマンが集まっているのだ。平凡な演奏になる訳がない。

ガレスピーのトランペットは緩急自在、硬軟自在。つぶやくようなブロウ、一転して火を吹くようなブロウ、強烈にダイナミックに吹き上げるトランペットはガレスピーならでは個性。それでいて、出てくるフレーズはコッテコテにジャジーでブルージー。耳にもたれることは無いし、マンネリに陥ることも無い。さすが「レジェンド級」のトランペッター。

バックを司るギター・トリオも実に味がある。一言で言うと「職人芸」。高度なテクニックを駆使しつつ、流麗で味のある「粋な」フレーズを積み重ねて、とっても小粋なバッキングを繰り広げる。ガレスピーのトランペットを引き立てることはもとより、このバックのギター・トリオの妙技だけでも、とことん楽しむことが出来る。聴き応えのあるギター・トリオ。

ブルース・フィーリング溢れる「ガレスピーのベテラン期の佳作」。この盤の演奏には「ジャズとしての新しさが皆無」と揶揄する向きもあるが、21世紀の今の耳で聴き直すと、熟練、成熟のハードバップ、正統なモダン・ジャズな演奏がこの盤に詰まっていると思う。隠れ名盤の一枚として再評価したい。
 
 
 
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【New】 2021.08.11 更新。

  ・The Brothers Johnson『Light Up the Night』&『Winners』

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  ・『ヘンリー8世と6人の妻』を聴く

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  ・伝説の和製プログレ『四人囃子』

 
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2021年7月 8日 (木曜日)

「ビ・バップ」なディズを聴く

ビ・バップの祖の一人、ジャズ・トランペッターのレジェンド「ディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie・愛称「ディズ」)」。マイルスを以てして「ディズの様に吹きたかったが、どうしても吹けなかった。ディズは俺のアイドルだった」と言わしめた伝説のトランペッターだが、ビ・バップ期においては、意外とリーダー作に恵まれていない。

ハードバップ期以降については、要所要所で名盤を「ものにしている」のだが、ビ・バップ期には意外とデイズの代表盤というのがあまり見当たらない。

もう1人の「ビ・バップの祖」チャーリー・パーカーは失敗テイクを含め、各々のセッションの全てをアルバムにされたりしているが、ディズにはそれが無い。ディズのビ・バップなトランペットは、それはそれは素晴らしいものにも関わらず、である。

ビ・バップなディズを感じたいのなら、サヴォイ・レーベルの諸作だろう。お勧めは『Groovin' High』と『The Champ』の2枚。今日は後者をご紹介したい。

Dizzy Gillespie『The Champ』(写真左)。ディジー・ガレスピーの1951年から1952年までの小グループでのレコーディングを集めた、サヴォイ初期のオムニバス形式のアルバムである。
 

The-champ-dizzy-gillespie

 
主だったパーソネルは次の通り。Dizzy Gillespie (tp), Bill Graham (as), Budd Johnson, John Coltrane (ts), Bill Graham (bs), Bernie Griggs, Percy Heath (b), Al Jones, Art Blakey, Kansas Fields (ds), Kenny Burrell (g), Milt Jackson (org), Milt Jackson, Wynton Kelly (p), J.J. Johnson (tb), Milt Jackson (vib), Stuff Smith (vln), Dizzy Gillespie, Melvin Moore, Milt Jackson (vo) 等々。

演奏内容は明らかに「ビ・バップ」。録音年が1951〜52年なので、ビ・バップは最終期で、ハードバップへの移行期にあたるので、ビ・バップとしての演奏内容は、十分に洗練されていて「聴かせる」ビ・バップになっている。

当然、リーダーのディズのトランペットは強烈なハイノート、見事な運指を含め、申し分無い。明るく陽気なディズの「ビ・バップ」なトランペットが心ゆくまで楽しめる。

ビ・バップの「アーティスティックな最終形」を聴く様な充実した演奏ばかりなのだが、これはディズを含め、演奏するジャズマンが皆、後のハードバップ期以降、活躍するジャズマンばかりなのだから当然と言えば当然。若かりし頃のコルトレーンやウィントン・ケリー、ケニー・バレルらの名前が実に頼もしい。

ボーカル入りの曲があったり、思い切りラテン調の曲があったり、明るく陽気なディズのトランペットを含め、我が国の硬派なジャズ者の方々にはウケが悪い盤であるが、ビ・バップの祖としてのディズの才能を感じるのに、最適なアルバムの一枚である。ビ・バップの「アーティスティックな最終形」は素敵です。
 
 
 
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【更新しました】 2021.06.10 更新。

  ・Santana『Inner Secrets』1978

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  ・イエスの原点となるアルバム

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  ・この熱い魂を伝えたいんや

 
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2021年4月 9日 (金曜日)

パーカーの非凡な才能・その4 『Bird And Diz』

ビ・バップの祖として有名なのは、アルト・サックス奏者のチャーリー・パーカーと、トランペット奏者のディジー・ガレスピー。まあ、この二人がビ・バップの祖であり、その二人の数々の名演を押さえることで、ビ・バップへの理解は飛躍的に高まる。しかし、である。このビ・バップの祖の二人、パーカーとガレスピーについては意外と共演盤が少ない。

『The Genius Of Charlie Parker #4 : Bird And Diz』(写真)。ビ・バップ晩期、1949ー50年の録音。ビ・バップの祖、Charlie Parker (as), Dizzy Gillespie (tp) の共演盤。ちなみにパーソネルは、Charlie Parker (as), Dizzy Gillespie, Kenny Dorham (tp), Curley Russell, Tommy Potter (b), Buddy Rich, Max Roach (ds), Carlos Vidal (ds, bongo), Thelonious Monk, Al Haig (p), Tommy Turk (tb)。

パーソネルを見渡して、ビ・バップで活躍していたメンバーがズラリ。録音時期はビ・バップ晩期の1949ー50年。ビ・バップが成熟し、演奏テクニックも充実していた時期。演奏テクニック、アドリブ展開のイマージネーション、スタンダード曲のアレンジなど、かなり優秀である。加えて、この頃のアルバムは時代が時代だけに音が悪かったりするが、この盤は音も良く、いずれの演奏も水準以上。ビ・バップの完成形を見る想いのする内容である。
 

Birdanddiz

 
この盤に詰まっている演奏は「典型的なビ・バップ」。ビ・バップの教科書の様な演奏がギッシリ詰まっている。アバンギャルドで躁状態の尖った演奏が主で、ビ・バップが流行した頃、一般の音楽マニアからは「うるさくて、騒々しい、ジャズのどんちゃん騒ぎ」に感じたことが良く判る。今の耳には、メリハリの効いた、テクニック優秀な、切れ味抜群な即興演奏で、アレンジだけ見直せば、現代でも充分に通用するポテンシャルの高い演奏である。

この盤の「ビ・バップ」は聴き易い。パーカーのアルト・サックスは、とりわけ即興演奏のパフォーマンスが。とても「安定」している。ビ・バップなので、アクロバティックにオーバードライブ気味に、前掛かりに即興演奏をかましがちなのだが、この盤では、抑え気味に流麗な吹き回しを心がけている様に感じる。もともと歌心溢れるアドリブ展開が身上のパーカーのアルト・サックス。見事なアドリブ・パフォーマンスに惚れ惚れする。

ビ・バップとは何か、パーカーのアルト・サックスとは何か、これらの問いにズバリ答えるような内容の好盤である。パーカーとガレスピーの顔写真、またはイラストをあしらったジャケットにはちょっと「ひく」が、内容はピカイチ。ビ・バップの教科書の様な内容がギッシリ詰まっています。ジャズ者初心者の方々には是非一度は聴いて頂きたい盤ですね。
 
 
 

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  ・Journey『Infinity』1978

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  ・Yes Songs Side C & Side D
      ・Yes Songs Side E & Side F

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  ・浪花ロック『ぼちぼちいこか』
 
 
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2020年7月 7日 (火曜日)

ジャズ喫茶で流したい・176 『Bird And Diz』

ジャズ・トランペットについては、意外とバリエーションが狭い。ジャズの歴史において、著名なトランペッターとしては、ビ・バップの祖の一人「ディジー・ガレスピー」、早逝の天才「クリフォード・ブラウン」、そして、ジャズの帝王「マイルス・ディヴィス」。この3人の名が挙がった後、しばらく間が空く感じなのだ。確かに、ジャズ・トランペットとしては、まずこの3人を押さえないと話にならない。

『Bird And Diz : The Genius Of Charlie Parker #4』(写真左)。ビ・バップ晩期、1949ー50年の録音。ビ・バップの祖、Charlie Parker (as), Dizzy Gillespie (tp) の共演盤。ビ・バップの祖であるパーカーとガレスピー、意外と共演盤は少ない。あっても時代が時代だけに音が悪かったりするが、この盤は音も良く、いずれの演奏も水準以上。ビ・バップの完成形を見る想いのする好盤。加えて、ガレスピーのトランペットを理解するのに最適な盤でもある。

この盤に詰まっている演奏は「典型的なビ・バップ」。ビ・バップの教科書の様な演奏がギッシリ詰まっている。アバンギャルドで躁状態の尖った演奏が主で、ビ・バップが流行した頃、一般の音楽マニアからは「うるさくて、騒々しい、ジャズのどんちゃん騒ぎ」に感じたことが良く判る。今の耳には、メリハリの効いた、テクニック優秀な、切れ味抜群な即興演奏で、アレンジだけ見直せば、現代でも充分に通用するポテンシャルの高い演奏である。
 
 
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この盤の「ビ・バップ」は聴き易い。パーカーのアルト・サックスも、ガレスピーのトランペットも、即興演奏のパフォーマンスについては「安定」しているのだ。ビ・バップなので、アクロバティックにオーバードライブ気味に即興演奏をかましがちなのだが、この盤では、抑え気味に流麗な吹き回しを心がけている様に感じる。これがまあ、見事なアドリブ・パフォーマンスなのだ。特に、ガレスピーのトランペットが判り易い。聴き手を意識した時のガレスピーのトランペットは絶品だ。

クインテットのピアノはセロニアス・モンク。モンクのピアノはご存じの様にタイム感覚と音の重ね方が独特で、通常のビ・バップなピアノでは無い。そして、ドラマーのバディ・リッチも、典型的バップ・ドラムでは無い。リッチ独特のスインギーなドラミングだが、後のハードバップに繋がる、聴かせるドラミング。このモンクとリッチの存在が、パーカーとガレスピー、フロント管の演奏に適度なテンションとスリルを与えている。

ビ・バップとは何か、パーカーのアルト・サックスとは何か、ガレスピーのトランペットとは何か、これらの問いにズバリ答えるような内容の好盤である。パーカーとガレスピーの顔写真、またはイラストをあしらったジャケットにはちょっと「ひく」が、内容はピカイチ。ビ・バップの教科書の様な内容がギッシリ詰まっています。ジャズ者初心者の方々には是非一度は聴いて頂きたい盤でもあります。
 
 
 

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 ★ AORの風に吹かれて    【更新しました】 2020.06.28 更新。

  ・『You’re Only Lonely』 1979

 ★ まだまだロックキッズ     【更新しました】 2020.06.28 更新。

  ・Zep『永遠の詩 (狂熱のライヴ)』

 ★ 松和の「青春のかけら達」 【更新しました】 2020.06.28 更新。

  ・太田裕美『手作りの画集』

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2015年7月28日 (火曜日)

時々聴きたくなるビ・バップ

ジャズのスタイルは多岐に渡る。それぞれの時代で、様々なスタイルが登場した訳だが、純ジャズの世界で良く聴くスタイルは「ハードバップ」や「新主流派」そして、近年の「ネオ・ハードバップ」が中心になる。

それでも、そんな「ハードバップ」や「新主流派」そして、近年の「ネオ・ハードバップ」の合間に、突如、ビ・バップが聴きたくなる。ビ・バップとは、現代のモダンジャズの起源となったジャズのスタイル。1940年代から1950年代初頭辺りで流行した。

ビ・バップはアレンジという概念が希薄なので、演奏の展開はいたってシンプル。最初に決まったテーマ部分を演奏した後、コード進行に沿った形でありながらも、自由な即興演奏(アドリブ)を順番に行う形式が主となる(Wikipediaより)。

コード進行に沿ったアドリブ展開の為、原曲の旋律は全くデフォルメされ、原曲は何だったか、良く判らなくなるという難点はあるが、ジャズメンのテクニックとアドリブ・イメージによってその良し悪しが左右されるが故に、ジャズメンの個性とテクニックを聴いて楽しむという鑑賞スタイルが定着した。そういう意味で、鑑賞音楽としてはジャズはこのビ・バップが発祥と言って良いだろう。
 

Groovin_high

 
突如、ビ・バップが聴きたくなった時に、CDプレイヤーのトレイによく載るのが、Dizzy Gillespie『Groovin' High』(写真左)。1945年、1947年の録音。ビ・バップの祖の一人、ジャズ界のレジェンドであるトランペッター、ディジー・ガレスピーの名作である。

聴けば良く判るのだが、このアルバムの音が「ビ・バップ」なのだ。ビ・バップってどんな演奏なんですか、と問われれば、僕はこのアルバムをかける。録音の雰囲気、演奏の内容、どれをとっても「ビ・バップ」の雰囲気がプンプンする。満載である。

演奏の編成は8曲目までがクィンテットかセクステット、9曲目からはビッグバンドの演奏。どちらにしても、徹頭徹尾、どこから聴いても「ビ・バップ」である。特に、やはり、ビ・バップの祖、ディジー・ガレスピーのトランペットが傑出している。テクニック抜群、上手いのなんのって。ハイノートなど素晴らしく伸びる。速吹きのテクニックも尋常ではない。

録音状態はあまり良くありませんが、このアルバムで聴かれる、ビ・バップの粗暴なまでに強烈な演奏は一聴に値します。というか、ジャズ者を志し、ジャズの演奏スタイルの変遷を理解する上で、ビ・バップは絶対に外せない。そんなビ・バップの典型的な演奏がこのアルバムの中にギッシリと記録されています。好盤です。
 
 
 
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2013年11月12日 (火曜日)

ガレスピーを楽しみながら体感

ディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)は、チャーリー・パーカーと共に、モダン・ジャズの原型となるスタイル「ビ・バップ」の立役者の一人。高らかなトーンで豪快かつテクニカルに演奏するスタイルは、トランペッターとして「最高位」に位置する存在である。

あのマイルス・デイヴィスからして、ディジー・ガレスピーを自らの上位に置く位だ。それほど、ガレスピーのトランペットのテクニックはレベルが高く、特に、ハイノートを駆使して、バリバリに吹きまくる様は、他のトランペッターには真似出来ないほどの素晴らしさである。

が、しかし、このディジー・ガレスピー、意外と人気が低い。人気が無い訳では無いのだが、同じ「ビ・バップ」の立役者の一人、チャーリー・パーカーと比べて、どうも人気が低い。つまりジャズ者からして「名前は知っているし、偉大な存在であることは十分認識してはいるが、あんまり彼のアルバムは聴いたことが無い」という感じなのだ。

何を隠そう、僕もそうだった。ディジー・ガレスピーを聴いて楽しめるリーダー作をパッと思いつかない。有名なアルバムは多々ある。でも、高らかなトーンで豪快かつテクニカルに演奏するガレスピーの音は思い浮かぶのだが、音楽として聴いて楽しむ感じでは無いのだ。

そのテクニックと吹きっぷりとテンションに感心する。そんな感じのアルバムが多く、聴いていると何だか疲れてしまうのだ。つまり、テクニック優先の「ビ・バップ」の宿命。ビ・バップの時代は、まだ1曲の演奏時間が3〜4分と短かったから良かった。ハードバップ期に移行すると、テクニック優先の「ビ・バップ」のテンションを、ハードバップ演奏の標準である7〜8分の間、続けるのだから、これは確かにちょっと疲れる。

そんな「ちょっと困ったちゃん」なガレスピーのアルバムの中で、まずまず、音楽としてその演奏が楽しめるアルバムが何枚かある。その一枚が、Dizzy Gillespie『For Musicians Only』(写真左)。1956年10月の録音。ちなみにパーソネルは、Dizzy Gillespie (tp), Sonny Stitt (as), Stan Getz (ts), John Lewis (p), Herb Ellis (g), Ray Brown (b), Stan Levey (ds)。
 

For_musicians_only

 
このアルバムでは、トランペットのガレスピーは活き活きと、アルト・サックスのソニー・スティットは伸びやかに、共に絶好調。その間に挟まれて、テナー・サックスのスタン・ゲッツがホットに必死で吹きまくる。1956年の録音なので、ハードバップの展開での演奏だが、ガレスピー、スティット、ゲッツの吹き方は、テンション高く、テクニック優先の「ビ・バップ」のまま。

それだと、他のアルバムの様に、聴いていて疲れてしまう。しかし、このアルバムはあまり疲れない。これは選曲の素晴らしさによる。このアルバムの収録曲は以下の通り。

1. Be-Bop
2. Dark Eyes / 黒い瞳
3. Wee
4. Lover Come Back To Me

どの曲もメロディーラインがキャッチャーで、ガレスピーのトランペット、スティットのアルト、ゲッツのテナーの、テンション高く、テクニック優先に吹きまくる「ビ・バップ」の音が耳に付かない。逆に、テクニックを駆使して、これらのスタンダード曲を吹きまくり、インプロビゼーションを展開しまくる内容が活き活きとしていて、実に聴き応えがあるのだ。
 
逆に、リズム・セクションは目立たない。ピアノはジョン・ルイス、ベースはレイ・ブラウンなのだが、フロントの3人を目立たさせる為に、しっかりとリズム&ビートを供給することに専念する。
 
タイトルは「ミュージシャンの為だけに」。確かに、ガレスピーのトランペット、スティットのアルト、ゲッツのテナーの、テンション高く、テクニック優先に吹きまくる「ビ・バップ」の音は、ミュージシャンでこそ楽しめるものかもしれない。

しかし、このアルバムの演奏は、メロディーラインがキャッチャーで、インプロビゼーションを展開しまくる内容が活き活きとしていて、ジャズ・ファンの我々も十分に楽しむことが出来る。ビ・バップ基調の演奏なので、ちょっとハードな内容ではあるのですが、ガレスピーを楽しみながら体感するのに、なかなかの内容の一枚だと思います。
 
 
 
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