ブラウニーの ”Jams 2” を聴く
1981年からの「発掘調査」で発見された、クリフォード・ブラウン(以下、ブラウニー)の未発表演奏は、2枚のLP盤『More Study In Brown』と『Jams 2』として発売された。今回のブログ記事は『Jams 2』について、である。
Clifford Brown『Jams 2』(写真左)。日本フォノグラムからのリリース。録音日と曲目、パーソネルは以下の通り。
1954年8月11日、 L.Aでの録音。Track1「Coronado」で、ちなみにパーソネルは、Clifford Brow (tp), Walter Benton, Walter Benton (ts), Herb Geller, Joe Maini jr. (as), Kenny Drew (p), Curtis Counce (b), Max Roach (ds)。
1954年8月14日、LAでの録音。Track2「Introduction」、Track3「I'll Remember April」、Track4「Crazy He Calls Me」で、ちなみにパーソネルは、Clifford Brown (tp), Clark Terry, Maynard Ferguson (tp), Harold Land (ts), Herb Geller (as), Junior Mance, Richie Powell (p), George Morrow, Keter Betts (b), Max Roach (ds), Dinah Washington (vo)。
1954年8月11日、 L.Aでの録音は、正式盤としては、Clifford Brown『Best Coast Jazz』。ここからがちょっとややこしいのだが、ブラウニーの急逝後、この『Best Coast Jazz』の未発表音源を収録した出したLPが『Clifford Brown All Stars』。この『Clifford Brown All Stars』の未発表音源集から、さらに漏れた未発表音源が、この盤のTrack1「Coronado」。
この未発表の発掘音源でも、ブラウニーのトランペットのパフォーマンスは素晴らしいの一言に尽きる。他のジャズマンのパフォーマンスを完全に凌駕する、ブラウニーのトランペットのテクニックと歌心。素晴らしい内容であるに関わらず、18分の長尺演奏なので、他のアルバムに収録できなかったのだろう。
1954年8月14日、LAでの録音は、正式盤としては、Clifford Brown『Jam Session』。この『Jam Session』の未発表の発掘音源が、この盤のTrack2「Introduction」、Track3「I'll Remember April」、Track4「Crazy He Calls Me」。この未発表の発掘音源については、正式盤の採用された音源と比べて、その内容は同等、もしくはそれ以上の内容である。
Track2「Introduction」は、ボブ・シャッドによるイントロダクションで、Track3「I'll Remember April」、Track4「Crazy He Calls Me」は、ダイナ・ワシントンのボーカル入り。特に、Track3「I'll Remember April」は、収録時間11分強の長尺セッションで迫力あるパフォーマンスが展開されていて見事。
ブラウニーの短い活動期間の中、怒涛の「名演の録音月間」である1954年8月。この1981年からの「発掘調査」で発見された未発表音源も、そんな「名演の録音月間」1958年8月の中のセッションの一部。ウエストコースト・ジャズ全盛期の、ブラウニー全盛期の優れたジャム・セッションの記録。この未発表音源集も、ブラウニーのパフォーマンスを愛でる中で、外せない好盤である。
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