ジャズ喫茶で流したい・310
リーダーのパーランとタレンタイン兄弟は、米国ペンシルベニア州ピッツバーグ出身の同郷で、ピッツバーグにいた時から共演を重ねた気心知れた仲。このパーラン盤でも、リラックスして息の合った内容の濃い演奏を繰り広げている。そこに、タッカーのベースとヘアウッドのドラムが、演奏のリズム&ビートしっかり支える。非常にバランスの取れた、柔軟性の高いクインテットである。
Horace Parlan Quintet『Speakin' My Piece』(写真左)。1960年7月14日の録音。ブルーノートの4043番。 ちなみにパーソネルは、Horace Parlan (p), Tommy Turrentine (tp), Stanley Turrentine (ts), George Tucker (b), Al Harewood (ds)。フロント2管に「トミー&スタンリー」のタレンタイン兄弟を擁し、リズム・セクションに、パーラン・トリオを配したクインテット編成。
1960年、ハードバップが成熟した後期の録音。確かに、いかにもハードバップらしい、ハードバップの良いところを全部集めた、とにかく、音も響きもフレーズもなにもかもが、ハードバップらしい、ピアノのホレス・パーランがリーダーのクインテット盤。ホレス・パーランの規律あるピアノが、いかに「伴奏上手」に貢献しているかが良く判る内容になっている。
まず、パーランの規律あるピアノのバッキングが耳に残る。パーランのピアノの個性「ロック・コード弾きでグイグイ押しまくる。短い連続フレーズを間を取りながら繋げる独特のアドリブ・フレーズ。右手のリズム・タッチのドライヴ感」が、フロント管を擁する編成でのバッキングに、好要素として反応するからだろう。パーランのピアノの個性は、フロント管のバッキングに最適なのだ。
そんなパーラン率いるピアノ・トリオのバッキングのもと、トミー・タレンタインのトランペット、スタンリー・タレンタインのテナーが躍動感溢れる、ファンキーなフレーズを吹きまくる吹きまくる。ユニゾン&ハーモニーは魅惑的な響きを撒き散らし、それぞれのソロは切れ味良く、溌剌として、ファンクネスを撒き散らす。どちらも、ソロに入るときの「ぶわーっ」という音圧が、いかにもハードバップという感じで「アガる」。
パーランの規律あるピアノの見事なバッキングと、異常なほど振り切れてるタレンタイン兄弟のフロント・パフォーマンス、そして、それを支えるタッカーとヘアウッドのリズム隊。聴きどころ満載のハードバップ盤。この盤にはジャジーな「黒さと煙」が漂って周りの風景が霞んでいるような、そんなファンクネス溢れるハードバップが詰まっている。ハードバップな名盤の1枚でしょう。
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