クリスマス・ジャズの定盤・3
あと4日でクリスマス・イヴである。コロナ禍以降、クリスマス・シーズンになっても、世間が過剰にクリスマス、クリスマスと騒がなくなったので、うっかりしていると「気がつけば、クリスマス・イヴ」状態になることがしばしば。今年も、気がつけば、あと4日でクリスマス・イヴ。我がバーチャル音楽喫茶『松和』では、やっと10日前から、クリスマス・ジャズを流し始めた次第。
クリスマス・ソングと言えば、僕の発想は「オルガン」になる。幼稚園と大学がミッション系だったこともあって、クリスマス・シーズンの賛美歌には馴染みが深い。特に、伴奏オルガン、曲調としてはゴスペル、というのが、自分としては最高の組みあわせで、この組みあわせで、クリスマス・ソングをジャズ化してくれると、それだけで至福の時となる。そんなアルバム、あるのか、と思って探せば、これが「ある」んですね。
Jimmy Smith『Christmas Cookin'』(写真左)。1964年4月20日、9月29日の録音。1966年のリリース。ちなみにパーソネルは、Jimmy Smith (org), Kenny Burrell, Quentin Warren (g), Art Davis (b), Grady Tate, Billy Hart (ds), George Devens (perc) がメインのバンド編成で、ここに、ジャズ・オーケストラが入る(パーソネルは割愛)。
ジャズ・オルガンの神様、ジミー・スミスのクリスマス・アルバムである。大手レーベルのヴァーヴからのリリースで、一流のメンバーをこれでもかと投入、ゴージャズなジャズ・オケもバックにつけている。音のイメージとしては、ジミーの名盤『The Cat』のジャズ・オーケストラをバックにつけたゴージャズな演奏の雰囲気で、クリスマス・ソングを、良いアレンジでやっちゃいました、って感じの音世界。
加えて、アレンジが秀逸なのと、演奏するメンバーが一流どころで、ダレたりよれたりところが皆無で、しっかりと端正な演奏で、クリスマス・ソングをカバッてるんで、聴き応えが実に良い。ジャズ・オーケストラをバックにつけたゴージャズな演奏と最小構成単位のトリオでの演奏と、ほぼ半々で「1粒で2度美味しい」てな感じの、聴いて楽しい、オルガン・ジャズのクリスマス・ソング集。
超一流のジャズ・オルガンが唸りを上げるだけで、数々の有名なクリスマス・ソングは、どっぷりとゴスペルっぽくなるからたまらない。教会でクリスマスの賛美歌を聴いている様な、そんな敬虔でファンキーな、思わず腰が動くような雰囲気は、とにかく「たまらない」。そこに、ゴージャズなジャズ・オケの伴奏がガッツリ入ったりして、敬虔な雰囲気をより増幅して、極上のクリスマス・ソング集になっていくのだから、このアルバム、聴き甲斐、満載である。
実は、この『Christmas Cookin'』というアルバム、1964年に『Christmas '64』(写真右)として、先行リリースされている。大手ヴァーヴ・レコードとしては安易な対応だったが、当時、クリスマス商戦期にクリスマス・アルバムをリリースするのが
定番だった時代だったことを考えると、まあ仕方が無いところですかね。聴く方としては紛らわしいですけどね。良い内容のクリスマス・アルバムなんで再発したくなったんでしょうね。でも、ジャケット、タイトルまで変えなくて良いのに(笑)。
また、CD化に際して、CDの録音可能時間の長さに合わせてか、アルバム『ダイナミック・デュオ』から「外は寒いよ」、アルバム『オルガン・グラインダー・スゥイング』から「グリーンスリーブス」という、クリスマスにゆかりのある曲を追加収録していて、これまた、紛らわしい(笑)。クリスマス・ソングを、ジャズ・オルガンの神様であるジミー・スミスの演奏で聴けることを考えると、これも仕方の無いところですかね。
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