2022年4月 4日 (月曜日)

最近出会った小粋なジャズ盤・3

ハービー・ハンコックが主宰してヒットしたグループ「V.S.O.P.」の余波だったのか、1970年代終わりから、徐々にメインストリーム指向の純ジャズの録音が復活し出した。特に、日本発のレーベルはその機会を捉え、米国に渡って、ベテラン・ジャズマン中心に、意外と小粋な「ハードバップ盤」を録音・リリースしている。

Benny Golson Quintet Feat. Curtis Fuller『One More Mem'ry』(写真左)。1981年8月19, 20日、LAの「A&M Studios」での録音。ちなみにパーソネルは、Benny Golson (ts), Curtis Fuller (tb), Bill Mays (ac-p, el-p), Bob Magnusson (ac-b, el-b), Roy McCrdy (ds)。ゴルソンのテナー・サックスとフラーのトロンボーンがフロント2管のクインテット編成。

渋いテナー・サックス奏者&コンポーザー/アレンジャーのベニー・ゴルソンが、1959年から1962年にかけて、ジャズ・グループ「The Jazztet(ジャズテット)」を組んでいた相棒カーティス・フラーを迎えて、日本の「Baystate」に吹込んだハードバップ盤。1981年というフュージョン・ジャズ全盛期に吹き込まれたハードバップ盤で、聴き易さに重点を置いた録音になっている。

タップリとかかったエコーがちょっと気持ち悪いが、そこそこ良い音で録れている。さすが伝説の「ジャズテット」のフロントの2人、ユニゾン&ハーモニーがバッチリ填まっている。控えめではあるが、ゴルソン・ハーモニーもしっかり聴くことが出来て良好。さすがにゴルソン・ハーモニーは強烈で、聴けば直ぐにそれと判るハーモニーは素晴らしい個性である。
 

One-more-memry_golson_fuller

 
フラーのトロンボーンが好調である。良い音出している。この人のトロンボーンって、攻撃的では無くて、どこかホンワリ丸くて、中音域が充実した、実にほのぼのとしたトロンボーン。しかし、テクニックは抜群で、速く難度の高いフレーズもいとも容易く吹き切ってしまう。この盤でのフラーは何時になく「力強い」。ちょっとマッチョなトロンボーンに驚く。

加えて、ゴルソンのテナーが力強い。豪快で骨太でストレートに吹き上げる。こんなに力感溢れるテナーを吹く人だったっけ。1950年代の吹奏は「うねうねテナー」なんて揶揄されていた時もあるんで、この1981年の録音時のゴルソンのテナーの力強さにはビックリした。録音当時、ゴルソンは52歳。脂の乗りきったベテランの時期で、一番、充実していた頃なのかもしれない。

超有名曲「Five Spot After Dark」の再演も収録されている。フラーとゴルソンの力強い吹き回しのお陰で、オリジナルとは違った印象を受ける。力強く切れ味鋭い「ファイブ・スポット・アフター・ダーク」。オリジナルは、ちょっと霞がかかったような、深夜でアーバンな雰囲気が特徴だったのだが、今回の再演はその逆、とも言える力強さ。さしずめ「1980年代版アフター・ダーク」である。でも、内容は端正で熱演。出来は上々だと思う。

ピアノとベース、そしてドラムのリズム隊が、如何にも1980年代って感じで、若干、緩急・抑揚・陰影に乏しいところがあるが(特にエレ楽器にそれが言える)、ゴルソンとフラーの力強い吹き回しが断然上回っていて気にならない。当時の日本発レーベルでの録音としては、内容良好なものだと言える。ジャケットはイマイチだけど...。「小粋なジャズ」として、時々聴くのにうってつけの内容。好盤です。
 
 
 

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  ・『AirPlay』(ロマンチック) 1980

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  ・遠い昔、懐かしの『地底探検』

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  ・四人囃子の『Golden Picnics』

 
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2021年9月28日 (火曜日)

ゴルソン・ハーモニーは不滅です

最近のアルバム音源のサブスク・サイトは隅に置けない。CDでリイシューされる音源については、かなりの確率でサブスク・サイトにアップされる。これが実に便利。CDのオンライン・ショップを徘徊する必要も無く、聴こうと思ったらすぐに聴ける。しかも、音質についてはダウンロード音源でありながら、ハイレゾ環境を組めば、CD音源並みの高音質で提供されるのだから、これは本当に便利だ。

Benny Golson Quintet Feat. Curtis Fuller『One More Mem'ry』(写真)。1981年8月19, 20日、ロサンゼルスでの録音。日本の Baystateレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Benny Golson (ts), Curtis Fuller (tb), Bill Mays (p), Bob Magnusson (b), Roy McCurdy (ds)。ジャズテットを組んでいたベニー・ゴルソンとカーティス・フラーが1981年に西海岸で録音した再会セッション。フロント2管のクインテット編成。

この盤は懐かしい。この盤はLPでリアルタイムに聴いている。1981年の『カルフォルニア・メッセージ』の続編で、ゴルソン=フラーの名コンビ復活の第2弾という触れ込みで、リリースされたと記憶している。ロサンゼルスでの録音で、演奏の雰囲気は「米国西海岸ジャズ」。キャッチャーな楽曲を、ポップで洒落たアレンジで「聴かせる」ジャズを展開している。
 

One-more-memry-1

 
全7曲中、6曲がゴルソン作。1曲のみフラーの作となる。1曲目の「One More Mem'ry」は、我が国の童謡「月の砂漠」をモチーフにしたゴルソンのオリジナル曲。ゴルソン作曲の名曲「Five Spot After Dark」も再演されている。ゴルソン=フラーの名コンビ、そして、元ジャズ・テットとくれば、「ゴルソン・ハーモニー」は当然、反映されている。全編、芳しき「ゴルソン・ハーモニー」の調べに酔いしれる。

1981年の録音なので、バックのリズム・セクションの音は、どちらかと言えば「米国西海岸フュージョン」の雰囲気。ボブ・マグナッソンのベースはアタッチメントで電気的に増幅された音だが、ピッチがまずまず合っているので、聴き難くは無い。逆に、1970年代から1980年代前半の「時代のベース音」という観点で懐かしくもあり、今の耳で聴き直すと毛嫌いするほどでは無い。これはこれでアリだと思う。

ビル・メイズのピアノもスウィンギーでよく唄っている。フレーズに翳りが無く、米国西海岸ジャズの爽やかさをしっかりと踏襲している。前作『カルフォルニア・メッセージ』と同様、なかなかの内容だと思います。1980年代初頭、フュージョン全盛時代に爽やかで聴き心地の良いコンテンポラリーな純ジャズ。意外とイケます。そして、ゴルソン・ハーモニーは不滅、です。
 
 
 
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  ・The Brothers Johnson『Light Up the Night』&『Winners』

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  ・『ヘンリー8世と6人の妻』を聴く

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  ・伝説の和製プログレ『四人囃子』

 
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2021年7月 7日 (水曜日)

ジャズ喫茶で流したい・212

昨日、サヴォイ・レーベルの代表的なヒット作の一枚として、Milt Jackson『Opus De Jazz』をご紹介した。が、サヴォイ・レーベルの代表的なヒット作はまだまだある。

例えば、昨日の『Opus De Jazz』の名が挙がれば、必ず、続いてそのタイトルが挙がるアルバムがある。このアルバムも、サヴォイ・レーベルお得意の音「リラックスした正統でハードバップな演奏」がしっかり記録されている「サヴォイ名盤」の一枚。

Curtis Fuller『Blues-ette』(写真左)。1959年5月21日、NJのVan Gelder Studio での録音。プロデューサーはオジー・カディナ。ちなみにパーソネルは、Curtis Fuller (tb), Benny Golson (ts), Tommy Flanagan (p), Jimmy Garrison (b), Al Harewood (ds)。カーティス・フラーのトロンボーンとベニー・ゴルソンのテナー・サックス、2管フロントのクインテット編成。

この盤、冒頭の名曲「Five Spot After Dark」にとどめを刺す。ベニー・ゴルソン作曲の名曲で、ジャジーでブルージーでアーバンな雰囲気がたまらない。そんな名曲に、これまたベニー・ゴルソンの専売特許である「ゴルソン・ハーモニー」のアレンジを施していて、これがまた、この名曲の底に流れるファンクネスを強調して、それはそれは、実にジャズらしい音の響きを提供してくれる。
 

Blues_ette

 
この「ゴルソン・ハーモニー」って、トロンボーンとテナー・サックスのユニゾン&ハーモニーが一番フィットしていて、そのアレンジの効果を一番発揮した楽曲がこの「Five Spot After Dark」だと思っている。とにかく、この曲の持つ「メロディー・ラインとハーモニーの美しさ」は特筆もの。不思議と「都会の夜の雰囲気」をビンビンに感じる楽曲で、僕はこの曲が大のお気に入りです。

そして、名盤には必ず優れた「リズム隊」がバックに控えている。この盤のリズム隊は、トミフラのピアノ、ギャリソンのベース、ヘアウッドのドラムなのだが、これが実に「良い」。

トミフラの落ち着いていて小粋なピアノのバッキングは、まるで「スパイス」のよう。演奏の中でキラリと光るフレーズを供給していて、これが良いアクセントとなっている。ギャリソンの骨太ベースは演奏の安定感に大いに貢献しているし、ヘアウッドのドラムは、決してフロントの邪魔をしないが、小粋なビートでしっかりとフロントを支え、鼓舞する職人芸的ドラミングが良い感じ。

ルディ・ヴァン・ゲルダーの録音で、実に「ハードバップらしい」音をしている。ジャケもサヴォイらしいもの。この盤も、初めて聴いて良し、聴き直して良しと、この盤もジャズ者全ての方にお勧めの名盤です。
 
 
 
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  ・Santana『Inner Secrets』1978

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  ・イエスの原点となるアルバム

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  ・この熱い魂を伝えたいんや

 
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2019年6月29日 (土曜日)

フラーとハンプトンの2ボーン

ここ千葉県北西部地方、なんだか今年の梅雨は湿度が高い様な気がするのだが、気のせいだろうか。気温は25度前後が最高気温なので暑い筈はないのだが、何故か汗が流れてくる。不快指数MAXである。とにかく湿度の高い状態ってとても苦手で、体は怠く、頭は少々の頭痛が出て、早く梅雨が明けないかなあ、と梅雨明けを心待ちにして過ごすことになる。
 
こういう精神的に参っている時にはハードなジャズはいけない。ノンビリきける「ほんわかジャズ」が良い。そう「ほんわかジャズ」と言えば、まず浮かぶのが「ジャズ・トロンボーン」。トロンボーンの音自体が、ほんわかしていて、それでいてシッカリと芯があって、ブラスを震わせるブリリアントな響きは、ゆったりとジャズを聴きながら、脳髄にもしっかりと良い刺激を与えてくれる。この季節に最適なジャズ楽器である。

今日の選盤は、Curtis Fuller『Two Bones』(写真左)。1958年1月の録音、リリースは1980年。いわゆる「お蔵入り盤」。タイトル通り、フラーとハンプトンの2本トロンボーンがフロント。ちなみにパーソネルは、Curtis Fuller, Slide Hampton (tb), Sonny Clark (p), George Tucker (b), Charlie Persip (ds)。ピアノは哀愁のファンキー・ピアニストのソニクラ。タッカーとパーシップのリズム隊は玄人好み。
 

Two-bones

 
柔らかく丸みを帯びたアンサンブルやソロなど聴き所満載。ちょっと聴いただけでは判りにくいが、フラーは正統派でバップなトロンボーン、ハンプトンはちょっとプログレッシブで切れ味の良いトロンボーン。出て来る音の僅かな「軟と硬」。音のエッジの僅かな「丸みと尖り」。全く正反対の個性のトロンボーンがフロント2管を張っているのが、この盤の最大の魅力。ちなみに、この二人が正面切って共演しているのは、この盤だけのようですね。他を知りません。
 
バックのリズム・セクションもこの盤の魅力のひとつ。特にタッカーの重量級なベースも聴きもの。「Da-Baby」ではタッカーのそんな重量級ベースのソロが堪能出来ます。パーシップのドラミングは堅実。テクニック豊かで職人肌。そして、ソニー・クラークのピアノは堅実かつメロディアスで、ファンクネスそこはかと無く漂い、哀愁感溢れるもの。トロンボーンのファンクネスを増幅する。
 
この盤、ブルーノート・レーベルで、フラーのリーダー作として4枚目に作成されたものなんですが、録音当時、何故かお蔵入りになっています。でも何回聴いても、お蔵入りの理由が判らない。先の3枚の内容に比肩するものに感じるんですがどうでしょう。ハンプトンについてはこの盤での参加が唯一のブルーノート・レーベルでの演奏。もっと、このフラーとハンプトンの2トロンボーンの作品を聴いてみたかったですね。
 
 
 
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2019年6月23日 (日曜日)

ボーンとバリサクの低音の魅力

未だに、九州北部、中四国、そして近畿地方は梅雨入りしていないが、ここ千葉県北西部地方では昨日から今日にかけて、梅雨らしいドンヨリとした曇り空とイライラするほどの湿気。時に雨が降り、ドンヨリとした曇り空が戻ってくる。もともと子供の頃から、梅雨は大嫌い。早く梅雨が明けないかなあ。

梅雨時には、ゆったりとした気分で聴けるジャズ盤を選択することが多くなる。今日の選盤は、Curtis Fuller『Bone & Bari』(写真左)。1957年8月の録音。ブルーノート・レーベルの1572番。ちなみにパーソネルは、Curtis Fuller (tb), Tate Houston (bs), Sonny Clark (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)。パーソネルを確認するだけで出てくる音に期待感が高まる。

タイトルの「Bone」は、Trombone(ボーン)の「Bone」、「Bari」は、Baritone Sax(バリサク)の「Bari」。タイトル通り、この盤は、テート・ヒューストンのバリサクとカーティス・フラーのボーンの2管フロントが特徴。どちらも低音が魅力の楽器なのだが、このボーンとバリサクが奏でる「低音の魅力」がこの盤の最大の魅力である。
 

Bone-and-bari

 
1曲目「Algonquin」や3曲目「Bone and Bari」の元気な演奏では、トロンボーンとバリサク、どちらの低音も切れ味良く、フレーズも流麗なので、低音のユニゾン&ハーモニーながら、重たさは全く感じ無い。逆に清々しさ感じるほどだ。5曲目「Again」は、トロンボーンとバリサクのホンワカほのぼのとした低音の相乗効果が醸し出すメロウな雰囲気が実に良い。

バックのリズム・セクションの存在も隅に置けない。ピアノにソニー・クラーク。コロコロ転がる様な聴き心地の良いマイナーなフレーズの陰に、そこはかとなく漂うファンキー&ブルージーな感覚。このソニー・クラークのピアノのバッキングが、この盤の全体的なトーンを「ファンキーでブルージーなもの」にしている。ベースにチェンバース、ドラムにテイラーが控え、鉄壁のリズム・セクションである。 

これだけ魅力的な内容を備えているのにもかかわらず、人気はイマイチで、知る人ぞ知る隠れ好盤の評価に甘んじている。どうも、ブルーノート・レーベルの標準からは外れる、ちょっとアンニュイなアルバム・ジャケットがちょっと人気の足を引っ張っているのかもしれないなあ。最後に、1957年のフラーは「よく鳴る」。この盤でもフラーのトロンボーンはとても好調に「よく鳴って」いる。
 
 

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2019年6月16日 (日曜日)

これはハードバップど真ん中

今日は昨日の雨とは打って変わって、ほぼ快晴の一日。風は強く日差しも強く、気温は30度を超えて真夏日に。風があって心地良いと油断していると、水分補給が疎かになる。気をつけなければ。で、これだけ気温が上がると、ほんわかホノボノなジャズが聴きたい。ほんわかホノボノなジャズと言えば「トロンボーン・ジャズ」。
 
『Curtis Fuller Volume 3』(写真左)。1957年12月の録音。ブルーノートの1583番。ちなみにパーソネルは、Curtis Fuller (tb), Art Farmer (tp), Sonny Clark (p), George Tucker (b), Louis Hayes (ds)。ファーマーのトランペットとの2管フロント。ブルーノートらしい、若手〜中堅どころの精鋭を揃えた、充実のパーソネルである。切れ味良く、活きの良い典型的なハードバップが展開されている。

何か革新的なことをやっている訳では無いんだが、充実した演奏内容。フラーのトロンボーンは、ジャズを感じさせる濁りや重厚感が個性。決してテクニックに走らず、音のふくよかさ、フレーズの聴き心地の良さを前面に押し出したフラーのトロンボーンは聴き心地は満点。ファーマーのトランペットは、フラーのトロンボーンと相性が良い。後に「ジャズテット」のメンバーとして活動を共にしたくらいだ。
 
 
Curtis-fuller-vol3
 
 
ファーマーのトランペットは暖かい。ほんわかエッジの丸いトランペットの響きは耳に優しい。そして、クラークのピアノが効いている。クラークのピアノは良く回る右手のフレーズと、そこはかとなく漂う濃厚なファンクネスが個性。このピアノのファンクネスがこの「ほんわかフロント2管」の音をアーバンでブルージーな雰囲気にドップリと染め上げるのだ。
 
収録されたどの曲も良い内容。冒頭の「Little Messenger」は、ルイス・ヘイズのスネア連打から始まる、ジャズ・メッセンジャーズ風のフロント2管の音の響きも心地良いハードバップ。ソニー・クラークのピアノがファンクネスを供給する。左手のブロックコードのファンキーな響きはホレス・シルヴァーを想起する。しかし、シルヴァーよりマイナー調。どっぷりとアーバンでブルージーな雰囲気がこれまた「ジャジー」。
 
さすがはブルーノート・レーベル、さすがはハードバップのお宝ザクザクの「1500番台」。ハードバップど真ん中な演奏の数々に思わず聴き惚れてしまいます。最後にアルバムのタイトル「Volume 3」の表記についてですが、ジャズ者初心者の頃、「Volume 1」や「Volume 2」を探したのを懐かしく思い出しますが、単にブルーノートからリリースしたフラーの3作目、という意味だそう。意外とブルーノートってアルバム・タイトルに拘らないところがあって、これはこれで面白いエピソードです。
 
 
 
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2019年2月 6日 (水曜日)

フラーの初リーダー盤です。

ジャズの代表的な演奏スタイルは「ハードバップ」だろう。ジャズをあまり聴いたことが無い音楽好きの方々が「ジャズ」と聴いてイメージするのは、だいたいこの「ハードバップ」のスタイルのジャズである。そうそう、最近、飲食関係の店などで流れているジャズは、ほとんどがこの「ハードバップ」である。

ハードバップはとにかく判り易い。テーマ部があって、ここはバンド全体でユニゾン&ハーモニーなぞをかましながら、テーマの旋律を判り易く演奏し、その後、それぞれの個々の楽器のアドリブ部に突入。それぞれの楽器のアドリブは、その技と歌心を堪能するに必要な程度の長さで、1曲の演奏が大体5〜7分程度。長いときは10分を超えるものもある。

Curtis Fuller『New Trombone』(写真左)。1957年5月11日の録音。ちなみにパーソネルは、Curtis Fuller (tb), Sonny Red (as), Hank Jones (p), Doug Watkins (b), Louis Hayes (ds)。ジャズ・トロンボーンの名手、カーティス・フラーの初リーダー作になる。構成は、フラーとレッドのアルトの2管フロントにピアノ・トリオのリズム・セクションが加わる、オーソドックスなクインテット構成。
 

New_trombone

 
カーティス・フラーのほのぼのとした優しさを感じさせるトロンボーンが、さすが初リーダー作、溌剌として若々しい。そこに鋭角な切れ味良いレッドのアルト・サックスが絡む。丸いトロンボーンと鋭角なアルト・サックスのコントラストが決まっている。アレンジも良好で、このユニゾン&ハーモニーには、ハードバップの良い香りがプンプンしている。

バックのリズム・セクションをメインを担っている、ハンク・ジョーンズのピアノが端正で小粋で良い。ハードバップの良心とも言うべき、堅実で明快なタッチ、ほのかにファンクネス漂う正統派なジャズ・ピアノ。ダグ・ワトキンスのベースも骨太で端正。派手さは無いが堅実さに秀でている。そして、ルイス・ヘイズは明らかにハードバップなドラミングを披露してくれる。

ハードバップの教科書の様な内容が詰まった、とっても魅力的な盤である。これが、である。ジャズ盤紹介本にあまりそのタイトルが挙がることがないのだから困る。あろうことか、カーティス・フラーの代表盤に名を連ねることが少ないのだから更に困る。このカーティス・フラーの初リーダー作、ハードバップの雰囲気を堪能出来る好盤として、ジャズ者初心者からベテランまで広くお勧めです。
 
 
 
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2019年1月11日 (金曜日)

フラーの代表盤『Blues-ette』

昨日、カーティス・フラーのリーダー作第2弾のお話しをした。カーティス・フラー(Curtis Fuller)とは1934年12月生まれ、米国デトロイト出身のジャズ・トロンボーン奏者。同じジャズ・トロンボーンのレジェンド、J.J.ジョンソンの驚異的なテクニック溢れる奏法とは違い、フラーのトロンボーンは木訥としていて「ほんわか、ほのぼの」な音が個性。

味があるというかファンキーというか、丸くて暖かみがあって、僕はフラーのトロンボーンの方がお気に入りである。そんなフラーの代表作として、ジャズ盤紹介本に必ずと言っていいほど、その名が挙がる盤がある。Curtis Fuller『Blues-ette』(写真左)。1959年5月21日の録音。サボイ・レーベルからのリリース。

ちなみにパーソネルは、Curtis Fuller (tb), Benny Golson (ts), Tommy Flanagan (p), Jimmy Garrison (b), Al Harewood (ds)。フロント楽器のパートナーに、ベニー・ゴルソンのテナー。バックには、名盤請負ピアニストであるトミフラ、重量級ベースのギャリソン、職人芸ドラムのヘアウッドの小粋なリズム・セクションが控える。

つとに有名なのが、冒頭の「Five Spot After Dark」。ハードバップの代表的名曲の1つ。耳の良い方+記憶力の良い方だと、昔、TVのコマーシャルにも使われていたことを覚えていらっしゃるに違いない。作曲はテナー担当のベニー・ゴルソン。ゴルソンは編曲者としても、作曲者としても有名なミュージシャン。編曲の時のハーモニーの重ね方に特徴があって、そのユニゾン&ハーモニーは特別に「ゴルソン・ハーモニー」と呼ばれる。
 

Bluesette

 
この盤では、この「ゴルソン・ハーモニー」が随所で炸裂している。フロントのテナーとトロンボーンの2管しかないのに、そのユニゾン&ハーモニーの重ね方が独特で、分厚くブルージーでファンクネスが濃厚に漂う、マジックのようなユニゾン&ハーモニーである。このゴルソン・ハーモニーがこの盤では濃厚に出ていて、これがこの盤を有名なものにしているのだろう。

「Five Spot After Dark」ばかりがクローズアップされる盤であるが、どうしてどうして他の曲も秀逸。ゴルソンが2曲、フラーが2曲、スタンダードが2曲。捨て曲無し平凡な曲無し。全曲、ブルージーでファンキー、夜の静寂の雰囲気一杯、どっぷりと聴き込み、心の芯までリラックスできる名曲、名演ばかり。この収録曲の出来の良さも特筆もの。

ピアノのトミフラは、何時になく、ややハードにサポート、分厚くブルージーでファンキーなゴルソン・ハーモニーを引き立たせる。リズム・セクションの要、ギャリソンのベース、ヘアウッドのドラムも実に良い。ギャリソンのブンブン響くウォーキング・ベースは魅力的で、も〜たまらん。ヘアウッドのドラムは、意外な職人芸で、しっかりとサポートし、時にバシバシとフロントを刺激する。

この『Blues-ette』の素晴らしさは「聴けば判る」。百の説明よりも1回聴いてみるほうが、その素晴らしさが体験できる「これぞ、ジャズ名盤」といえる一枚です。ジャケットを見ると、一目見ただけで、サボイのアルバムと判る特徴的なジャケット・デザイン。実に粋である。優れたジャケット・デザインには、優れた音が宿る。この『Blues-ette』も例外ではない。
 
 
 
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2019年1月10日 (木曜日)

全く普通のハードバップな演奏

ジャズ盤紹介本には滅多にその名が挙がらないのだが、聴いてみると、どっぷりと「ハードバップ」していて、聴き進める内に思わず聴き入り、気がついたら結構なヘビロテ盤になっている盤がある。どうしてこんな盤がジャズ盤紹介本に取り上げられないのかが良く判らない。恐らく、CDでリイシューされる機会が少なかったのが災いしているのだろう。

『Curtis Fuller with Red Garland』(写真左)。1957年5月14日の録音。ちなみにパーソネルは、Curtis Fuller (tb), Red Garland (p), Sonny Red (as), Paul Chambers (b), Louis Hayes (ds)。「ほんわか、ほのぼの」な音が個性のトロンボーンの名手カーティス・フラーのリーダー作。初リーダー作『New Trombone』に次ぐ第2弾。

まず、パーソネルがふるっている。ガーランドのピアノに、チェンバースのベース、ヘインズのドラム。実に小粋で玄人好みなリズム・セクション。右手のシングルトーン、左手のブロックコードが特徴の歌心溢れるガーランドのピアノが実に良い味を出している。
 

Curtis_fuller_with_red_garland

 
そんな小粋なリズム・セクションをバックに、「ほんわか、ほのぼの」なフラーのトロンボーンが味のあるフレーズをどしどし繰り出す。ちょっと長めの印象的なアドリブ・フレーズ。良い味出してます。あ〜、ジャズってええなあ、と思わず思います。典型的なハードバップな音、ハードバップな展開。

そんな「ほんわか、ほのぼの」なフラーのトロンボーンに相対するかの様に、切れ味鋭く鋭角な音が個性のアルト・サックスに思わず「目が覚める」。ちょっとピッチが外れたところがマクリーンに似ているが、ブロウの切れ味の鋭さはマクリーンでは無い。誰だ、これ。ソニー・レッドでした。ソニー・レッドのアルト・サックスがじっくり聴けるのもこの盤の良さ。

演奏の展開が、典型的なハードバップ。これぞハードバップな音と展開に思わず、ほんわか聴き入ってしまいます。凄い演奏テクニックや展開は全く無い、全く普通のハードバップな演奏なんですが、これがしみじみ、まったり、良い気分で聴くことが出来るんですね。最近、ダウンロード・サイトで入手可能なので、一度は耳を傾けて欲しい好盤です。

 
 

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2018年8月20日 (月曜日)

ジャズ喫茶で流したい・127

ジャズには様々なスタイルがあって、色々聴き込んだりするのだが、結局、どこかでハードバップな盤に戻ってくる。ハードバップは純ジャズを代表するスタイル。1950年代前半から現れ始め、1950年代後半がピーク。1960年代に入って、ファンキー・ジャズやソウル・ジャズ、モード・ジャズに分岐していくのだが、源は「ハードバップ」。この純ジャズの基本である「ハードバップ」な盤は、ジャズ者の精神安定剤的な役割を果たしている。

Curtis Fuller『Soul Trombone』(写真左)。1961年11月の録音。ちなみにパーソネルは、Curtis Fuller (tb), Freddie Hubbard (tp), Jimmy Heath (ts), Cedar Walton (p), Jymie Merritt (b), Jimmy Cobb (tracks 2-6), G. T. Hogan (track 1) (ds)。Impulse! 9000 seriesのA-13盤。適度なファンクネスが心地良い、上質のハードバップ盤である。

リーダーのCurtis Fuller(カーティス・フラー)はトロンボーン奏者。ビ・バップ時代後期から活躍した、J.J.Johnson(ジェー・ジェー・ジョンソン)と双璧のジャズ・トロンボーンのレジェンド。JJよりも音が丸くて優しいところが良い。音は丸いが音程はしっかりしていて、優しい音にはしっかりと「芯」が入っていて、音のインパクトが心地良い。僕はフラーのトロンボーンが大好きだ。
 

Soul_trombone_2

 
フラーのトロボーン盤の優れどころは、ブルーノート・レーベルの諸作に多数あるが、実は、この盤の様に「インパルス・レーベル」にも「ある」。この『Soul Trombone』などは、フラーのトロンボーンを心ゆくまで堪能できる「優れもの」盤だ。丸く力強い音で、ピッチは確かで、バルブ・トロンボーンの様に速いフレーズを吹き上げる。むっちゃ格好良いトロンボーンである。

バックのミュージシャンの優秀な強者職人揃い。特に、テナーのジミー・ヒースが良い音を出している。ウォルトン、メリット、コブのリズム・セクションも良い。堅実かつエネルギッシュ、繊細で柔軟。目立たないが、じっくりと聴いていると、その良さがジンワリ伝わってくる。えっ、ハバードですか。ここでも無駄なくらいに「多弁」です(笑)。

1曲目の「The Clan」と5曲目の「Dear Old Stockholm」が僕のお気に入り、かな。インパルス・レーベルらしいジャケットも良い雰囲気。録音は1961年。ファンキー・ジャズとして括って良いくらい、適度なファンクネス漂う、素敵なハードバップ盤です。タイトル通り「ソウルフル」な展開も良し。好盤です。

 
 

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Never_giveup_4

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