2023年2月12日 (日曜日)

ベツレヘムのハードバップ名盤

ベツレヘム・レーベルの聴き直しをしていて、ハードバップのインスト盤がユニークで内容があって、隠れ名盤的なアルバムが意外とある。名盤は言い過ぎでも、ハードバップ時代の優秀盤レベルが、ベツレヘムのカタログの中の、ここかしこに転がっている。

Paul Quinichette & Charlie Rouse『The Chase Is On』(写真)。1957年8月29日、9月8日の録音。ベツレヘム・レーベル~のリリース。ちなみに、Charlie Rouse, Paul Quinichette (ts), Hank Jones (p, tracks 2 & 5), Wynton Kelly (p, tracks 1, 3, 4 & 6-8), Freddie Green (g, tracks 2 & 5), Wendell Marshall (b), Ed Thigpen (ds)。

ハードバップ時代の中でも意外と珍しい編成でのセッションの記録。チャーリー・ラウズとポール・クイニシェットのテナーがフロント2管、2曲にギターが入る、変則クインテット編成。このラウズとクイニシェットのテナー・バトルが「聴きもの」のハードバップ名盤である。

とにかく、ラウズとクイニシェットのテナーの音が良い。力強く骨太でダンディズム溢れるテナー。音が太くて大きくグイグイくる方がラウズ、ちょっと繊細さが見え隠れするストレートな方がクイニシェットかな。
 

Paul-quinichette-charlie-rousethe-chase-

 
タイトルにある様に、チェイス、そして、ユニゾン&ハーモニーが心地良い。お互いに相性が良くて、タイミングが合いやすいのだろう。そんな2人が渋いスタンダード曲を吹きまくる。悪かろうはずが無い。

バックのリズム・セクションも良い音を出している。ピアノは、端正なバップ・ピアノのハンク、流麗でファンキーなケリーを使い分け、マーシャルの堅実ベースとシグペンの職人ドラミング。

そして、カウント・ベイシー楽団のリズム・セクションの「オール・アメリカン・リズム・セクション」の最重要人物、フレディ・グリーンのギターが2曲に参入。こういった強者揃いの選りすぐりなリズム・セクションがバックに控える。当然、フロント2管は気兼ねなく溌剌と吹きまくる。

1957年のハードバップ成熟期に、ハードバップ初期の様なジャム・セッション風の演奏だが、演奏するメンバーが、ハードバップ期を生き抜いて来た強者ぞろいで、演奏内容は濃く、出てくる音は「絶品」。

少し柔らかだがしっかりと芯が入っていて、活き活きとした録音も魅力的。ベツレヘムのハードバップ盤は隅に置けないものばかりである。
 
 

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 ★ 松和の「青春のかけら達」 

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2022年3月 8日 (火曜日)

ジャズ喫茶で流したい・231

今からかれこれ、もう15年も前になるのか。2007年当時、ITunesストアでジャズ盤が販売され、ネット経由で手軽にジャズ盤の音源データがダウンロード出来る様になっていた。それも、CDショップで見ることの無いアルバムがアップされていて、その盤の素姓を調べるのが大変だった。

ジャケットは違うがオリジナルの音源と内容は同じものとか、市場に恒常的に出回っているブート盤とか、見たことの無いジャケットだからといって、今まで聴いたことの無い盤と判断するのには問題が多かった。この盤もジャケットを見ただけでは、どこかブート盤っぽい感じが怪しくて、素姓が明確になるまで、手に取ることが出来なかった盤である。

『What Happens?... - Art Farmer - Phil Woods Together』(写真左)。1968年10月12日、ローマでの録音。リリースは1977年。ちなみにパーソネルは、Art Farmer (tp), Phil Woods (as), Martial Solal (p), Henry Textier (b), Daniel Humair (ds)。アート・ファーマーのトラペット、フィル・ウッズのアルト・サックスがフロント2管のクインテット編成。

アルバムの素姓は判ったので、入手と相成ったが、その主な動機は「安い」。確か500円程度でダウンロード出来たのではないか。輸入盤CDと比べても半額程度の安さだったので、内容が悪くても仕方が無い、と割り切って購入した思い出がある(笑)。しかし、聴いてみたら「あらら」。なかなかにエッジの立った、疾走感溢れる、エネルギッシュなハード・バップで、聴き応え満載。

そもそも、ウッズとファーマーがフロントで共演するのも珍しいし、ベースとドラムは、フィル・ウッズ主宰の「ヨーロピアン・リズムマシーン」在籍。加えて、ピアノがマーシャル・ソラール。ピアノが、ジョルジュ・グルンツだったら「ヨーロピアン・リズムマシーン」with アート・ファーマーだったな(笑)。しかし、このピアノのソラールがむっちゃ良かったりするのだ。
 

What-happens

 
録音はイタリアのローマだったらしいので、この盤は欧州ジャズの範疇で語られるべき好盤であろう。リリース当時、1977年はフュージョン・ジャズの大ブーム真っ只中。この盤の様な上質のハードバップは欧州のマーケットに限られていたように思う。逆にさすがイタリアである。良く、この面子でハードバップな演奏をやらせたなあ、と感心することしきり、である。

冒頭のタイトル曲、ミシェル・ルグラン作曲の「What Happens?」を聴けば、この盤の良さが判る。ウッズのアルトが良く鳴っている。そして、ファーマーのフリューゲルホーンが気合い十分で熱いブロウ。バックのソラールのピアノが率いるリズム・セクションが、素晴らしいバッキングで応酬する。3曲目のドーハム作曲の「Blue Bossa」でも、ウッズのアルトは充実、ファーマーのトランペットは何時になく熱い。

2曲目のストレイホーン作の「Chelsea Bridge」は、ウッズのアルトのワンホーン。5曲目の「The Day After」は、ファーマーのトランペットのワンホーン。どちらも、ワンホーンでも素晴らしいパフォーマンスを披露する。特に、ファーマーのバラード演奏、かなり熱が入っていて聴き応えがある。

この盤の聴きどころは、ウッズのアルトの充実、ファーマーの熱い、気合いの入ったトランペット。そして、ウッズの「充実」とファーマーの「熱さ」を引き出したのが、マーシャル・ソラールのピアノが率いるリズム・セクション。特に、ダニエル・ユメールのドラミングが、ウッズとファーマーを熱く効果的に鼓舞している。

「幻の名盤」とは言い過ぎですが、なかなかにエッジの立った、疾走感溢れる、エネルギッシュなハード・バップが楽しめる「ウラ名盤」だと思います。久し振りに聴きましたが、しばらく「息の長いヘビロテ盤」になりそうです。
 
 

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2022年2月20日 (日曜日)

サッチモのディズニー・ソング集 『Disney Songs The Satchmo Way』

ルイ・アームストロング(Louis Armstrong・愛称「サッチモ」)に関連するトリビュート盤を聴きながら、サッチモの盤で、今まで一番聴いてきた盤ってどれかな、と考え始めた。『Ella and Louis』(1956年)か、いや『Louis Armstrong Plays W.C. Handy』(1954年)もよく聴いた。しかし、一番よく聴いたのは、この盤だろう。

Louis Armstrong『Disney Songs The Satchmo Way』(写真)。邦題『サッチモ・シングス・ディズニー』。1968年5月、ロサンゼルスでの録音。ディズニー映画の主題歌や挿入歌をチョイス、ニューオーリンズ・ジャズ・スタイルのアレンジで、サッチモの味のあるボーカルと相まって、とても楽しい内容になっている。

サッチモのダミ声っぽい渋いボーカルが、ディズニー・ソングに合うのだろうか、という疑義が頭を掠めるが、これが意外とマッチしている。サッチモの歌声の「暖かさ」と「優しさ」が、ディズニー映画のキャラや主題歌に合うんだと思う。これって大人も子供も楽しめる雰囲気で、とにかく聴いていて、とても楽しい気分になること請け合いである。
 

Disney-songs-the-satchmo-way

 
サッチモのトランペットも良い音していて、ディズニー・ソングに花を添える。サッチモのトランペットは、とてもジャジー。このトランペットの音ひとつで、このディズニー・ソングのカヴァー集を「ジャズ」に染める。サッチモのトラペットが鳴り響くからこそ、このディズニー・ソングのそれぞれは「ジャズ」の楽曲として成立している。

特に、『白雪姫』より「Heigh-Ho(ハイ・ホー)」、『メリー・ポピンズ』より「Chim Chim Cher-ee(チム・チム・チェリー)」、『シンデレラ』より「Bibbidi-Bobbidi-Boo(ビビディ・バビディ・ブー)」、『ピノキオ』より「 When You Wish Upon A Star(星に願いを)」などが、サッチモのボーカルにバッチリ合っていて、何回聴いても楽しい。

この盤、僕がジャズを本格的に聴き始めた今から40数年前、某大手レコード屋の「ジャズの初心者向け入門盤」の一覧リストの中にあって、ディズニー・ソングが好きな僕は思わず購入してしまった思い出の盤。冒頭の「Zip-A-Dee-Doo-Dah」でのサッチモのダミ声ボーカルに初めて出会った時、仰け反ってしまった記憶がある(笑)。でも、直ぐに愛聴盤の一枚になりました。サッチモのボーカルの良さが判って「よかった、よかった」である。
 
 
 
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2020年5月 8日 (金曜日)

こんなアルバムあったんや・128

ステイホームで自宅にいる時間が長くなった分、いろいろとジャズ盤に関する情報収集や整理が捗っている。当ブログは、ジャズ者初心者向けのジャズ盤紹介が基本のブログであるが、当ブログでご紹介していない好盤がまだまだある。それらの盤について、詳細の情報収集をしたり、ネットや雑誌の情報を確認して、もともと自分が知らない好盤について、リサーチを進めたりしている。

Duke Ellington『The Duke Plays Ellington』(写真左)。1953年4月13, 14日、12月3日の3回に分けての録音。ちなみにパーソネルは、Duke Ellington (p), Wendell Marshall (b), Butch Ballard (ds, tracks 1-12), Dave Black (ds, tracks 13-15), Ralph Collier (congas, track 14)。1曲だけ、コンガが入るが、基本はエリントンのピアノをメインにした、ピアノ・トリオ演奏である。
 
タイトル通り、エリントン・ジャズ・オーケストラの統帥であるデューク・エリントンが、ピアニストとして、自らが作曲した名曲の数々を、ピアノ・トリオ編成でセルフカヴァーするという企画盤。ピアノが主役のピアノ・トリオでのパフォーマンスであること、そして、エリントン自らが作曲した、数々のスタンダード曲を演奏することで、デューク・エリントンのピアニストとして個性と特徴が際立つ内容になっている。
 
 
The-duke-plays-ellington-piano-reflectio  
 
 
エリントンのピアノは、音数を厳選した、印象的で耽美的な弾き回し。しっかりとしたタッチではあるが、ダイナミズムを抑制した、ほど良くコントロールされたスイング感。単音の音の響きを大事にした、シンプルなフレーズ作り。音数が少なく、シンプルではあるが、その典雅な響きは実に「クール」。そして、その「クール」さの裏には、しっかりとファンクネスが漂い、ブルースが流れる。
 
この盤を聴いて、エリントンは非常に優れたピアニストであることを再認識した。このエリントンのピアノの個性と特徴は、他のピアニストには無い。唯一無二の個性という面でも、ブルージーでスインギーであるという面でも、エリントンのピアノは「実にジャズらしいジャズ・ピアノ」と言える。その「ジャズらしいジャズ・ピアノ」で、最もジャズらしいひとつとされる、エリントン作のジャズ・スタンダード曲をセルフカヴァーするのだ。これはもう堪らない。
 
僕はこの盤をつい先日まで失念していた。というのも、この盤、1989年に、ブルーノートからCDリイシューされたのだが、その時のタイトルが、『Piano Reflections』(写真右)と新しく名づけられてのリイシューだったのだ。この時、僕は、このリイシュー盤、実は『The Duke Plays Ellington』であることを知らなかった。今回、とある資料を読んでいて、その事実を知った次第。そして、聴いてその優れた内容にビックリして、思わず「こんなアルバムあったんや〜」。 
 
 
 

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 ★ AORの風に吹かれて     【更新しました】2020.04.29更新。

  ・『Christopher Cross』 1979

 ★ まだまだロックキッズ       2020.04.19更新。

  ・レッド・ツェッペリン Ⅰ

 ★ 松和の「青春のかけら達」   2020.04.22更新。

  ・チューリップ 『TULIP BEST』
  ・チューリップ『Take Off -離陸-』
 
 
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2020年1月16日 (木曜日)

ロン・カーターが好調 『Foursight - Stockholm, Vol.1』

1970年代、フュージョン・ジャズの頃には、アコースティック・ベース(アコベ)にアタッチメントを付けて、アンプで増幅した、かつ、ピッチが合っていない「ブヨンブヨン」と間延びした音を響かせて、結構、顰蹙を買っていた。何時の頃だろう、21世紀に入った頃からだと思うが、やっとピッチが合って、アタッチメントでの増幅を止め、アコベ本来の音が戻って来た。

ロン・カーターが好調である。ロンはもともとテクニック優秀、フレーズのイマージネーション豊かなベーシストなので、ピッチが合って、アコベ本来の響きを取り戻したら「無敵」である。1960年代、マイルスの黄金のクインテットに参加していたロンが戻って来た。年齢を重ねた分、アコベの音に深みが増し、アドリブ・フレーズが小粋になり、21世紀に入ってからのロンは好調である。

Ron Carter『Foursight - Stockholm, Vol.1』(写真左)。ちなみにパーソネルは、Ron Carter (b), Renee Rosnes (p), Jimmy Greene (ts), Payton Crossley (ds)。テナー・サックスがフロント・ワンホーンのカルテット構成。2018年11月17日スウェーデンで繰り広げたライブを収録した最新作。
 
 
Foursight  
 
 
ベーシストがリーダーのアルバムの場合、共演者を含めたグループサウンドの内容に耳がいく。まず、この盤では、フロントのジミー・グリーンが良い音。1975年生まれのグリーン、この盤では43歳。油の乗った中堅のテナー・マン。硬軟自在、緩急自在の伸びやかなテナーが良い感じ。そして、リニー・ロスネスが流石のプレイを聴かせてくれる。というか、この盤でのロスネス、絶好調です。

ペイトン・クロスリーは僕の知らないドラマー。でも、この盤のプレイを聴くと、思わず「良い感じのドラマーやなあ」と感心する。堅実で切れ味の良いドラミングは、バンド全体を優しく鼓舞する。そして、ロンのベースが良い。ベースの音もやや大きめで留めて、他の楽器とのバランスが取れていて好感が持てる。ピッチも合っているし、しなやかでソリッドな弾力のあるベースがバンド全体をガッチリと支えている。

現代のモード・ジャズとして、とても良い内容のライブ盤だと思います。モーダルなアドリブ展開も、しっかりと新しい響きと工夫を宿していて、聴いていて飽きが来ない。ロンのアドリブ・ラインも決してマンネリに陥らない、イマージネーション豊かなラインをバッチリ決めていて良い感じ。良い雰囲気のライブ盤。確かに、ロン・カーターは好調である。
 
 
 
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2019年11月18日 (月曜日)

ブラジル音楽と米国西海岸ジャズ

米国西海岸ジャズの好盤を漁っている。米国西海岸ジャズのアルバムは、まだまだ聴いたことの無いアルバムがゴロゴロしている。1980年代の終わりまで、我が国では米国西海岸ジャズはマイナーな存在だったことが大きな要因。そもそも我が国で米国西海岸ジャズのアルバムが流通する様になったのは、1990年代の後半辺りからか、と記憶している。
 
Laurindo Almeida & Bud Shank『Brazilliance Vol.1』(写真)。ブラジルの名ギタリスト、ローリンド・アルメイダが、米国西海岸ジャズのアルト奏者バド・シャンクを迎えたカルテット編成。1953年9月、1954年4月22日、ロサンゼルス にての録音。ちなみにパーソネルは、Bud Shank (as), Harry Babasin (b), Roy Harte (ds), Laurindo Almeida (g)。
 
ブラジル音楽の伝道師ギタリスト、ローリンド・アルメイダ。アルメイダ。米国西海岸ジャズ屈指のアルトサックス奏者バド・シャンクと組んだ好盤。バド・シャンクのアルトは、端正で切れ味の良い鮮烈さに溢れた音。アルメイダの洗練された柔らかなアコースティック・ギターと好対象。この対比が実に良い。
 
 
Brazilliance-vol1_1
 
 
ブラジル音楽とジャズとの邂逅。米国西海岸ジャズのアレンジの優秀さと西海岸ジャズメンのテクニックの優秀さ。それらが『ゲッツ/ジルベルト』よりも10年も早くジャズとブラジルの融合を実現していた。ラテン音楽のどことなく俗っぽいところ(そこが良いのだが)を、西海岸ジャズのアレンジがソフィスティケートし、落ち着いた聴き応えのある上質のジャズに昇華させている。
 
ピアノレスという編成で、アルメイダのギターを抑制しなかったのが正解だろう。とにかくお洒落で粋。それでいて、しっかりとジャズしていて、ブラジル音楽している。これがこの盤の一番凄いところ。当時の米国西海岸ジャズの懐の深さが偲ばれる。加えて、この盤、いろいろなジャケットのバージョンがあるが、僕はこの鋭い目のブラジルの踊り子のイラストのジャケットが好きだ(写真左)。
  
ちなみに、この『Brazilliance』シリーズは、このVol.1から、1958年のVol.2、1963年のVol.3 まで3アルバムある。Vol.2以降は、ブラジル音楽とジャズの融合ってこんな感じだよね、という予定調和なところや慣れたところが見え隠れする。そういう観点では、Vol.1が初めてのラジル音楽とジャズの融合の記録ということでスリリングな部分や新鮮な部分が散りばめられていて、一番聴き応えがある。
 
 
 
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2019年7月10日 (水曜日)

モード・ジャズが判り易い盤

モード・ジャズというのは、純ジャズの基本スタイルの1つ。現代の純ジャズを聴いていると、かなりの確率でモード・ジャズに遭遇する。で、このモード・ジャズであるが、言葉で表すと「コード進行よりもモード (旋法)を用いて演奏されるジャズ」(Wikipediaより)。古い教会音楽の音階を応用して展開するジャズで、ちょっと神秘的で、都会的で、とても現代的な響きがする。と書いても、恐らく読んでいる方は何のこっちゃ判らんだろう。
 
モード・ジャズは言葉で表しても良く判らない。実際に聴いた方が早い。よく紹介されるのが、Miles Davis『Kind of Blue』なんだが、確かにこの盤、モード・ジャズなんだが、モード・ジャズ独特の特徴が判り難い。モード・ジャズの初期の演奏なので、演奏者全員がモードに対する理解度が高い訳では無かった。メンバーによってはモードに対する理解度がイマイチが故に、ところどころコード演奏に立ち戻っていたりするので、ちょっと判り難いところがある。ちなみにマイルスはモードについての理解度が高いですね。
 
Carla Bley『Song with Legs』(写真左)。1994年5月の録音。ちなみにパーソネルは、Carla Bley (p), Andy Sheppard (ts, ss), Steve Swallow (b)。ドラムレスの変則トリオの演奏。ピアノは打楽器と旋律楽器の両方の役割を担えるので、ドラムが無くてもリズム&ビートは供給されるので問題無い。3人共に、ECMレーベルで活躍した経験のあるミュージシャンで、ジャズの基本は「ニュー・ジャズ」。ハードバップやファンクネスとは無関係。
 

Song-with-legs-carla-bley

 
冒頭の「Real Life Hits」を聴くと、これはモード・ジャズの演奏だなあ、と直ぐに判る。各コード間に一定のスケール(音階)を設定して、そのスケールの構成音でアドリブをする。確かにこれはモード・ジャズである。ピアノのカーラもサックスのシェパードもベースのスワローも揺るぎない確信を持ってモード・ジャズを演奏している。
 
マイルスがモード・ジャズを演奏したのは1958年。それから36年。モード・ジャズはその方法論を含めて、ジャズ演奏の基本スタイルとして確立されていた。この『Song with Legs』には、モード・ジャズの演奏が溢れている。ちょっと神秘的で、都会的で、現代的な響き。カーラのピアノの個性、癖が無くて硬質でクールなタッチがモード・ジャズに適していることが良く判る。
 
もちろん、テナーのシェパードもモード・ジャズに精通している。コルトレーンの時代よりも遙かに余裕のあるアドリブ展開には、やはり経年によるジャズの成熟を感じる。そして、思わず耳を傾けてしまうのが、スワローのベース。ベースによるモーダルな演奏って、こういうのを言うんだなあ、と感心。ハードバップとは全く異なる、モード・ジャズ独特の音世界を体感できる盤として、この『Song with Legs』は重宝しています。
 
 
 
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2019年4月15日 (月曜日)

音楽喫茶『松和』の昼下がり・68

ハードバップ時代の終わり、成熟したハードバップという演奏フォーマットで、かなり渋い内容の演奏が埋もれている。特に、中堅どころの職人的ジャズマンのリーダー作に、渋い内容の成熟したハードバップ演奏が詰まっていたりする。そんなリーダー作を探し、ピックアップし、ジャズ喫茶でかける。ジャズを聴いていて良かった、と思う瞬間である。
 
Gigi Gryce『The Rat Race Blues』(写真左)。1960年6月7日の録音。Prestige RecordsのNew Jazz Label からのリリース。ちなみにパーソネルは、Gigi Gryce (as), Richard Williams (tp), Richard Wyands (p), Julian Euell (b), Mickey Roker (ds)。1960年という録音年から、次のハードバップ時代を担うだろうメンバーが集結している。
 
渋い内容の成熟したハードバップ演奏が詰まっている盤が結構転がっているレーベルが「Prestige RecordsのNew Jazz Label」。このジジ・グライスのリーダー作もそのレーベルからのリリース。いやはや、渋い渋い内容のジャズ演奏がズラリ。決して派手派手しくないし、テクニック的にも中庸を行くもの。しかし、出てくるインプロビゼーションは粋で渋い。ジャジーで味わい深いハードバップ。
 
 
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もともとジジ・グライスのアルト・サックスは渋い。決して大向こうを張るものでは無いし、ハッとするハイ・テクニックで驚かせるものでも無い。どちらかと言えば、リラックスした飄々としたライトなフレーズを吹きながら、ジャジーでファンキーなフレーズを織り込んでいく様な、聴けば聴くほどに味が出てくるような、スルメの様なアルト・サックス。
 
もう一人のフロント楽器、トランペットのリチャード・ウィリアムスが元気溌剌。ハイ・テクニックで歌心を込めつつ、トランペットの真鍮を輝くが如く震わせながら、ブリリアントに吹き上げる。グライスのアルトとは正反対の雰囲気の躍動感溢れる、圧倒的にポジティブなトランペット。グライスとウィリアムス、味わい深いフロント2管である。
 
それまでのハードバップの演奏の成果を踏まえた、味わい深い、小粋な展開に思わずニンマリする。成熟したハードバップだからこそ出来る、ジャズ職人達の素晴らしき「職人芸」。ジャズ喫茶の昼下がり、ノンビリした時間が流れる中、こういう盤の演奏が流れると、その小粋な演奏を、小粋な技を愛でるだけで、「至福の時」が味わえる。
 
 
 
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2019年4月12日 (金曜日)

ロシア出身のジャズ・ピアニスト

欧州ジャズのことを熟々と考えていて、第一にイタリア、そして英国、ドイツのジャズ、最近ではイスラエル、そしてポーランドのジャズが流行になってきている、と書いたが、そうそうロシアを忘れていた、と思った。ロシア出身のジャズメンも実は沢山いるんですね。忘れてました。そうそう、ロシアって、欧州で元々ジャズが盛んな国のひとつでした。
 
Eugene Maslov『When I Need to Smile』(写真左)。 1999年のリリース。ちなみにパーソネルは、Eugene Maslov (p), Eddie Gomez (b), Omar Hakim (ds)。ユージン・マスロフ(Eugene Maslov)。ロシアのサンクトペテルブルク出身のジャズ・ピアニストである。バックにジャズ・ベーシストのレジェンド、エディ・ゴメスとポリリズミックなドラマー、オマー・ハキムが控えています。
 
ユージン・マスロフは1959年生まれ。今年で満60歳、還暦になるベテラン・ピアニスト。「ムソルグスキー音楽カレッジ」でクラシック・ピアノを学んでいる。が、後にジャズ・ピアノに転身。1989年には米国に移住。現在ではマサチューセッツ州ボストンを拠点に活動している、ということである。ロシア出身の米国在住のジャズ・ピアニストである。
 
 
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出てくる音は明確に欧州ジャズの音。バックにゴメス、ハキムという米国ジャズのベテラン・ジャズメンを起用しているにも拘わらず、出てくることは「欧州ジャズ」。つまり、マスロフのピアノが明らかに欧州ジャズの特質を多く保有しており、バックの米国ジャズの二人は、二人の持つ高テクニックを駆使して、欧州ジャズの雰囲気に忠実に追従しているからだ、と認識している。
 
耽美的で「クールな熱さ」が第一の個性。透明感とダイナミズムに溢れ、幽玄な音の広がりとクラシック仕込みの明確で硬質なタッチが「欧州ジャズ」の雰囲気を増幅する。紡ぎ出されるフレーズは流麗。演奏全体の雰囲気は「ネオ・ハードバップ」。クールな熱気溢れるジャズ・ピアノがバップ風に飛翔し、バップ調のアドリブ・フレーズを繰り出している。
 
マスロフのオリジナル曲はポジティブなバップ調で、聴いていて思わず活き活きとしてくる。スタンダード曲はそれぞれ、実にユニークなアレンジが施されており、ネオ・ハードバップのお手本の様な音世界が展開されている。「The Man I Love」から「Dindi」〜「Milestones」の流れには惚れ惚れします。好盤です。
 
 
 
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2019年4月 2日 (火曜日)

60年代末期ならではの純ジャズ 『A Day in Copenhagen』

ニュー・ジャズを聴いていて、新しい響きのジャズを感じていると、その反動でジャズの本流、旧来の典型的なジャズと言われる「ハードバップ」が聴きたくなる。といって、1950年代のハードバップ時代ど真ん中にドップリと浸かるにはちょっと反動が過ぎる。ということで、ニュー・ジャズの雰囲気を少しだけ宿した、1960年代後半から1970年代のハードバップが良い。
 
Dexter Gordon『A Day in Copenhagen』(写真左)。1969年3月10日、デンマークはコペンハーゲンの「Metronome スタジオ」での録音。ちなみにパーソネルは、Dexter Gordon (ts), Slide Hampton (tb), Dizzy Reece (tp), Kenny Drew (p), Niels-Henning Orsted Pedersen (b), Art Taylor (ds)。米英+北欧の混成セクステット。
 
デックスは1960年初頭に、ハンプトンは1968年に、ドリューは1961年に、テイラーは1963年に渡欧している。いわゆる米国東海岸のハードバップ・ミュージシャンの渡欧組で、4人ともコペンハーゲンを活動の拠点の1つにしていた。リースはジャマイカ出身で、1960年代の大半は米国東海岸で活動したが結果が伴わず、以前の活動拠点のパリに戻ったはずなのだが、たまたまコペンハーゲンに来ていたのかなあ。ペデルセンはデンマーク出身でコペンハーゲンが活動拠点。
 

In-copenhagen

 
ベースのペデルセン以外、他の5人は米国東海岸の本場「ハードバップ」を体験してきた強者ども。ジャズを芸術と理解して、しっかりと聴いて評価してくれる欧州の地で、バリバリ魅力的なハードバップな演奏を展開している。時代は1960年代の末期、当時の先端のジャズのトレンドを踏まえつつ、1950年代のハードバップとは一味違う、欧州仕様のモーダルなハードバップな演奏を繰り広げている。
 
主役のデックスのテナーは全く変わらない。朗々と大らかで悠然としたブロウは「我が道を往く」雰囲気である。テナー、トロンボーン、トランペットのフロント3管のうち、ハンプトンのトロンボーンが良い味を出している。フレーズと音色が先進的で、ハンプトンのモーダルなトロンボーンの存在がこの盤をユニークな存在にしている。そして、全く欧州風のペデルセンの骨太ソリッドなアコベが効いている。ペデルセンのベースが鳴ると、欧州ジャズの雰囲気が一気に濃厚になる。
 
ジャケットは何故かサイケデリック調で「あんまりやなあ」と思うのですが、この盤、由緒正しきレーベルからのリリース。ジャケットのマークを見たら「MPSレーベル」のアルバムなんですね。欧州ハードバップの専門レーベル「MPS」。なかなかにユニークなメンバー編成で、1960年代末期ならではの「モーダルな純ジャズ」を記録してくれていたとは、MPSレーベルもなかなかやるなあ。
 
 
 
東日本大震災から8年。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
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