Yellowjackets『Fasten Up』
やっと晴れた。昨日までの3日間、冷たい雨の日々で、精神的にも暗くなりがちだった。でも、やっと晴れた。気温も最高気温18度と「春」である。「春」になると、フュージョン・ジャズを聴く回数が多くなる。暖かい気候が気分を開放的にさせて、フュージョン・ジャズの8ビートが心地良く心に響くからだろう。
Yellowjackets『Fasten Up』(写真左)。2024年6月24-26日、Hollywoodでの録音。今年2月のリリース。ちなみにパーソネルは、Bob Mintzer (ts, EWI), Russell Ferrante(p, key), Dane Alderson (el-b, MIDI sequencing), Will Kennedy (ds), ゲストに、Raul Midon (vo, g)。
フュージョン・グループの老舗、結成以来、44年経った今でもトップ・グループの一つとして活躍中のイエロージャケッツ。歴史的にメンバー・チェンジは経験しているが、今のバンド・メンバーは最低10年以上、演奏し続けている、団結力の強いバンドである。
唯一不変なのは創設メンバーであるキーボード奏者のラッセル・フェランテ。サックス奏者のボブ・ミンツァーは35年ほどの長期メンバー。ドラマーのウィル・ケネディは、1987年から1999年までバンドで演奏し、2010年に再加入で通算26年在籍。ベーシストのデイン・アンダーソンは10年間バンドに在籍。
そんなフュージョン・グループの老舗、結成以来、44年経った今でもトップ・グループの一つとして活躍中のイエロージャケッツの2025年新作。27枚目のスタジオ・アルバム。
ラッセル・フェランテ、ボブ・ミンツァー、デイン・アルダーソン、ウィル・ケネディの鉄壁のカルテットで、現代の最前線のフュージョン・ジャズなサウンドを聴かせてくれる。
全11曲が収録されているが、カバー曲が1曲、バンドメンバーの作曲が10曲である。カヴァー曲もオリジナル曲も出来は上々で、イエロージャケッツならではのスマートなアレンジが施され、アルバム全体の統一感が素晴らしい。
やはり、ベン・タッカー作「Comin' Home Baby」のカヴァーが目を引く。ジャズ・フルート奏者、ハービー・マンの演奏で大ヒットしたラテン・ジャズの名曲である。これが、まあ、現代の最前線の、イエロージャケッツらしい、フュージョン・ジャズなアレンジで、アクティブにスマートにヒップに聴かせてくれる。
「The Lion」は、ラテン風のミッドテンポの曲で、強力なメロディーが印象的。ミドンの明るく高揚感のあるボーカルは一聴の価値あり。ミンツァー作「Swingmeister General」は、そのタイトル通り、スウィング感たっぷりのストレートなジャズ・ナンバー。ミンツァーのパワフル・テナーが印象的。「November 8th」などの曲で聴くことの出来るフェランテのアコピが良い雰囲気。
このイエロージャケッツの新作は、良い選曲、スマートなアレンジ、エモーショナルでテクニカルでインプレッシヴなパフォーマンスで固められた、現代のコンテンポラリー・ジャズ&フュージョン・ジャズの秀作です。21世紀に入って四半世紀。フュージョン・ジャズの飽く無き深化を感じます。
《ヴァーチャル音楽喫茶『松和』別館 の更新状況》 更新しました!
★ AORの風に吹かれて
★ まだまだロックキッズ 【New】 2024.08.24 更新
・イタリアン・プログレの雄「PFM」のアルバム紹介と
エリック・クラプトンの一部のアルバム紹介を移行しました。
・チューリップ『ぼくが作った愛のうた』『無限軌道』の
記事をアップ。
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
東日本大震災から14年。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。












最近のコメント