CTIのエレなソウル・ジャズ
CTIレーベルのカタログを見つつ、該当のアルバムの有無をチェックしている。A&M 3000シリーズから、CTI 1000シリーズまでの約30枚については、魅力的なイージーリスニング志向の硬派なクロスオーバー・ジャズのアルバムが目白押しで、意外と聴き応えのあるアルバムが沢山ある。
Fats Theus『Black Out』(写真左)。1970年7月16, 22日の録音。CT 1005番。ちなみにパーソネルは、Fats Theus (ts), Grant Green (g), Clarence Palmer, Hilton Felton (org), Chuck Rainey, Jimmy Lewis (b), Idris Muhammad (ds), Eddie Moore (saw)。幻のサックス奏者の1人、ファッツ・テウスが、名ギタリストのグラント・グリーンとのフロントを張った、ゴキゲンなソウル・ジャズ盤。CTI初期のレアな1枚。
リーダーの幻のサックス奏者の1人、ファッツ・テウスが、名ギタリストのグラント・グリーンとのフロントを張った、ゴキゲンなソウル・ファッツ・テウスは米国ルイジアナ出身。最初のキャリアは、プレストン・ラブのバンドに在籍。次に、オルガン奏者のビリー・ラーキンのバンドに参加。その後、ジミー・マクグリフのバンドに加入し、名の知れた存在になって、この本作は、そのジミー・マクグリフ・バンド在籍中に出したリーダー作。
CTIレーベルのアルバムの中では珍しい、ブラス・セクションは、弦オーケストラがいないスモールコンボでの演奏。さらに録音はルディ・ヴァン・ゲルダー。1960年代のよき時代のソウル・ジャズという雰囲気がプンプンする。CTI盤とは言え初期の盤、ソフト&メロウな雰囲気はなく、音としては、クロスオーバーなエレクトリック・ソウル・ジャズといった雰囲気濃厚。
テウスのテナーが、何かアタッチメントを付けているのであろう、エレクトリックでウォームでファンクなテナーを聴かせる。そして、グラント・グリーンが、パキパキで硬質な音質を少しラウンドさせウォームな響きに変えて、テウスとグリーンのフロント2人で、ライトでウォームでメインストリームな「エレクトリック・ソウル・ジャズ」な演奏を聴かせてくれる。
ジャズ・ファンクとまではいかないまでも、この「エレクトリック・ソウル・ジャズ」のライトでちょっとユルユルのグルーヴはこの盤ならではのもの。聴き進めていくうちに「癖になる」。ソウル・ジャズとクロスオーバー・ジャズの融合。殆ど、無名のサックス奏者のリーダー作ですが、適度にユルユルなファンキー・グルーヴが芳しい好盤だと思います。
《ヴァーチャル音楽喫茶『松和』別館 の更新状況》 更新しました!
★ AORの風に吹かれて
★ まだまだロックキッズ 【New】 2024.01.07 更新
・西海岸ロックの雄、イーグルス・メンバーのソロ盤の
記事をアップ。
★ 松和の「青春のかけら達」 【New】 2024.01.08 更新
・チューリップ『ぼくが作った愛のうた』『無限軌道』
の記事をアップ。
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
東日本大震災から13年10ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。













最近のコメント