2024年4月14日 (日曜日)

クルセイダーズの『旋風に舞う』

クロスオーバー・ファンクに音楽性が変化した「クルセイダーズ」。『サザン・コンフォート』(1974年) から、徐々に米国南部の粘りのあるファンクネスが抜けて、洗練されたアーバンな雰囲気のファンクネスに変化、同時に、当時流行し始めていたフュージョン・ジャズにいち早く、適応していった時期が1970年代半ばの頃。そんな時期に、いよいよ、フュージョン・ファンクな音を整えたクルセイダーズの好盤がリリースされる。

The Crusaders 『Free as the Wind』(写真左)。1977年の作品。邦題『旋風に舞う』。ちなみにパーソネルは、Stix Hooper (ds, perc), Joe Sample (key), Wilton Felder (sax), Robert "Pops" Popwell (b) がメインのメンバー。ゲストに、ギターとして、Arthur Adams (track: B4), Dean Parks, Larry Carlton, Roland Bautista (tracks: B1, B3)、パーカッションとして、Paulinho Da Costa (perc, track: B1), Ralph MacDonald (special perc) が参加している。

オリジナル・メンバーのウェイン・ヘンダーソンが脱退し、グループにとっての「転換期」に制作されたアルバム。クルセイダーズの個性であった「米国南部の粘りのあるファンクネス」の雰囲気のおおよそを担っていた、ヘンダーソンのトロンボーンが抜けたのである。

ヘンダーソンのトロンボーンが抜けて、クルセイダーズ独特のファンクネスが、米国南部の粘りのある、ゴスペルチックな雰囲気を宿したファンクネスから、洗練されたアーバンな雰囲気のファンクネスに、明らかに変化している。
 

The-crusaders-free-as-the-wind

 
『サザン・コンフォート』(1974年) あたりから兆しが見え始めていた、ソフト&メロウなフュージョン・ジャズへの傾倒。徐々にオリジナル・アルバムを重ねていって、この『旋風に舞う』では、ストリングスを配した洗練されたアレンジなど、当時流行のフュージョン・ジャズへの傾倒が明確になっている。もちろん、クルセイダーズ独特のファンクネスはしっかり保持されてはいるが、『サザン・コンフォート』あたりのファンクネスと比べると、グッと洗練されてアーバンな雰囲気が濃厚になったファンクネスに昇華されている。

同時にリズム&ビートも、ファンキーな雰囲気濃厚なものから、洗練された切れ味の良いファンキーなものに変化している。ファンクネスの雰囲気はあくまでクルセイダーズなんだが、とにかく「粘るファンキーなビート」から「シュッとしたファンキーなビート」に変化している。これは、ヘンダーソンが脱退した後、残ったオリジナル・メンバー3人が合意してのビートの変化だろう。

曲作りもアーバンで軽快、聴きやすくてキャッチなフレーズがメインで、ヘンダーソン脱退前の、米国南部の雰囲気漂う粘りのビート、ファンクネス濃厚でR&B志向のフレーズは跡形も無い。この大胆な音世界の変化は「面食らう」ほど。ヘンダーソン脱退前のクルセイダーズの音のファンは、ついていくのに大変だったろうな、と思う。

それでも、この『旋風に舞う』は、ビルボードのトップ・ソウル・アルバム・チャートで最高位8位を獲得。ヒットアルバムとなった。新しい音世界のクルセイダーズが受け入れられた、エポック・メイキングなアルバムでもあったのだ。
 
 

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2024年4月 6日 (土曜日)

これぞ、クルセイダーズの音世界

クルセイダーズは息の長いバンド。1961年にジャズ・クルセイダーズとしてアルバム『フリーダム・サウンド』でメジャー・デビュー。以降、R&Bやソウル・ミュージックの要素を取り込んだ、粘るビートの効いたファンキー・ジャズをメインとし活動。

そして、1971年にグループ名を「ザ・クルセイダーズ」に改名。エレ楽器メインのクロスオーバー志向のジャズ・ファンクに音楽性を変えながら、1970年代半ばには、フュージョン志向のジャズ・ファンクに到達。当時、フュージョン・ジャズの人気グループにのしあがった。

The Crusaders『Southern Comfort』(写真)。1974年の作品。ちなみにパーソネルは、Wayne Henderson (tb), Wilton Felder (b, sax), Joe Sample (key), Stix Hooper (ds), Larry Carlton (g)。

ラリー・カールトンが正式メンバーとなって初のアルバム。1973年に発表された通算7枚目。あまりの充実ぶりで、LP時代はLP 1枚では収まらず、LP2枚組の大作でリリースされている。

我が国では当時、知名度も人気はまだまだのバンドだったが、ビルボードの「US Top LPs & Tape」で31位、「US Soul LPs」で3位、「US Jazz LPs」でトップを獲得したヒット・アルバム。
 

The-crusaderssouthern-comfort

 
内容的には、R&Bやソウルと融合したファンキー・ジャズから、クロスオーバー志向な切れ味の良いジャズ・ファンク、そして、当時の近未来、ソフト&メロウなフュージョン思考のジャズ・ファンクまでを広範囲にサポートしている。

フェルダーのベースと、フーパーのドラムが醸し出す、クルセイダーズ独特の粘りのある、重量感溢れるファンキーなオフビートが、アルバム全曲の底に流れていて、この盤には、クルセイダーズらしさが満載。

ヘンダーソンとフェルダー2管のユニゾン&ハーモニーも実にファンキーでソウルフル。サンプルのエレピは「こってこて」ファンキーで流麗、そして、今回、正式加入したカールトンのエレギが、小粋でアーバンな雰囲気を濃厚にしている。

LP2枚組の後半の長尺の4曲は、クルセイダーズの音の歴史の中のピークの辺りをさし示してくれる、当時のクルセイダーズの充実度を示す力作揃いで、クロスオーバー志向のジャズ・ファンクの名演、そして、その先のフュージョン志向のジャズ・ファンクな演奏が展開されていて、聴き応え十分。

唯一無二の「アーバンな雰囲気を漂わせた、米国南部の雰囲気満載のジャズ・ファンク」集団、これぞクルセイダーズ、って感じの大作『Southern Comfort』。この盤をスタートラインとして、クルセイダーズは徐々に、ソフト&メロウな要素を取り込みつつ、クルセイダーズ独特のフュージョン色を強めていく。
 
 

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2024年3月15日 (金曜日)

大作名盤 『The 2nd Crusade』

クールでアーバン、ソフトでメロウなフュージョン・ファンク集団「クルセイダーズ」。1971年作品の『Pass the Plate』で、それまでのグループ名だった「ジャズ・クルセイダーズ」からジャズを取って、「クルセイダーズ」というシンプルなグループ名に。それまでのジャズ濃厚ファンクから、ジャズから少し距離を置きつつ、クロスオーバー&フュージョン志向な音作りに変化していった。

The Crusaders 『The 2nd Crusade』(写真左)。1973年の作品。ちなみにパーソネルは、Wilton Felder (ts, b), Joe Sample (key), Wayne Henderson (tb), Stix Hooper (ds)。ゲストが、Larry Carlton (g), Arthur Adams (g), David T. Walker (g) のギタリスト3名。

クルセイダーズと改名して以降、『Pass the Plate』(1971年)), 『Hollywood』(1972年), 『Crusaders 1』( 1972年)とリリースしてきて、この『The 2nd Crusade』は、クルセイダーズ名義で4枚目の作品。『Hollywood』で確立し『Crusaders 1』で成熟させた、そんな米国南部のゴスペルチックで、こってこてファンキーで泥臭いグルーヴを纏った「クルセイダーズ・サウンド」を大々的に展開している。
 

The-crusadersthe-2nd-crusade  

 
なんとこのアルバムはLP時代では2枚組の大作。クルセイダーズと改名して以降、ライヴ活動も積極的に行い、メンバー全員、サイドマンとしても活躍、やっと知名度も人気も上がりつつあった頃のアルバムである。とりわけこの盤では、ソフト&メロウな側面を削って、クールでアーバン、シリアスでハードな、クロスオーバー&フュージョン・ファンクを展開している。

フリーやモードの影響が顔を出したり、ゲスト参加のギターも意外とヘビーで、サイケデリックな雰囲気もユニークで、後のクールでアーバン、ソフトでメロウなフュージョン・ファンクがメインのクルセイダーズと同一とは思えない、とにかく演奏内容は意外と「硬派」。ソリッドでソウルフルなリズム&ビートを基本に、こってこてファンキーで泥臭いグルーヴが実に芳しい。

まだまだソフト&メロウには傾倒しない、真摯で硬派なクルセイダーズがこの盤に溢れている。メンバー各々、担当楽器でクルセイダーズ独特のグルーヴを叩き出していて、バンド全体のうねるようなグルーヴがとにかく心地良い。クルセイダーズ初期の名盤の一枚でしょう。
 
 

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2024年3月12日 (火曜日)

サウンドの確立 『Hollywood』

ジャズ・クルセイダーズから「ジャズ」を外して、クロスオーバー&フュージョン志向へ、バンド・サウンドの方向性の舵を切ったクルセイダーズ。

クルセイダーズとなって初のアルバム『Pass the Plate』では、試行錯誤が見え隠れして、クルセイダーズ・サウンドの確立は今一歩だったが、次作のこの盤では、そんな迷いを断ち切った、クルセイダーズ・サウンドの確立が感じ取れる。

The Crusaders 『Hollywood』(写真)。1972年の作品。ちなみにパーソネルは、Wilton Felder (ts, el-b), Wayne Henderson (tb), Joe Sample (key), Reggie Johnson (ac-b), "Stix" Hooper (ds) 以上が「クルセイダーズ」。ゲストに、Arthur Adams (g), David T. Walker (g), Chuck Rainey (b), Reggie Johnson (b)。

全編に渡って、クルセイダーズの音世界が溢れている。前作の『Pass the Plate』で見え隠れしていた、ジャズ・ロック志向への試行錯誤はこの盤には無い。

ライトでアーバンで洒落たファンクネス、キャッチャーで心地良いフレーズを吹き上げるブラスのフロント管。ソフト&メロウでグルーヴィーなキーボードがムーディーな雰囲気を醸し出し、リズム隊がクルセイダーズ独特のリズム&ビートを叩き出す。
 

The-crusadershollywood

 
後の人気グループ「クルセイダーズ」の音がこの盤で確立している。ただし、まだ洗練される前、米国南部のゴスペルチックで、こってこてファンキーで泥臭いグルーヴがバンド・サウンドの礎で、この米国南部志向のソウルフルなグルーヴが、この「クルセイダーズ・グルーヴ」が、なんともはや心地良い。

この独特の「クルセイダーズ・グルーヴ」は、キーボードとギターによるもの。この盤は、クルセイダーズが本格的にギターを加えた最初の作品で、このギターの加入が、クルセイダーズの音世界を確立させたと言える。

ギターは、デヴィティーとアダムス。ワウワウを駆使したファンキーに粘るフレーズ、小粋なカッティングによるファンキーな切れ味良いビート、印象的でソウルフルなリフ、これらが、サンプルのソフト&メロウでグルーヴィーなキーボードと絡んで、独特のソウルフルなグルーヴを生み出している。これが「クルセイダーズ・グルーヴ」の礎になっているのだ。

この盤では、ソウル、R&B、ブラス・ロックなどの音要素を融合、クロスオーバー志向のジャズ・ロックをベースとして、米国南部のゴスペルチックで、こってこてファンキーで泥臭いグルーヴを纏った「クルセイダーズ・サウンド」が確立している。

この盤以降、しばらくは、この米国南部のゴスペルチックで、こってこてファンキーで泥臭いグルーヴを纏った「クルセイダーズ・サウンド」で数々の好盤を生み出していくことになる。
 
 

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2024年3月11日 (月曜日)

音の確立前夜 『Pass the Plate』

1970年代、フュージョン・ジャズの中で一世を風靡したジャズ・ファンクなバンドが「クルセイダーズ(The Crusaders)」。ポップでファンキーなフュージョン・ジャズが素敵なバンドで、僕の大好きなフュージョン・バンドの一つである。

The Crusaders『Pass the Plate』(写真左)。1971年の作品。ちなみにパーソネルは、Stix Hooper (ds), Arthur Adams (g), Joe Sample (key), Wilton Felder (sax), Wayne Henderson (tb)。ジャズ・クルセイダーズからクルセイダーズ名義に変わった最初の盤。

内容的には、クルセイダーズの音の確立一歩手前という感じ。15分にも及ぶ組曲をやったり、4ビートの曲もあったりで、ところどころ、試行錯誤の部分が見え隠れしている。何となく、初期「シカゴ」のブラス・ロックを意識してるのかな、なんて思ったり。ソウル・ジャズからフュージョン・ファンクへの過渡期で、バンドの音志向を模索している感じ。
 

The-crusaderspass-the-plate  

 
それでも、ブラスのユニゾン&ハーモニーは、こってこてファンキーでソウルフル。音の重ね方などは、既に「クルセイダーズ」節になっていてヒップでクール。LP時代のA面は組曲風の試行錯誤だが、B面は「クルセイダーズの音の確立一歩手前」の素敵なフュージョン・ファンクが展開している。

「Listen And You'll See」は疾走感溢れるフュージョン・ファンク。4ビートと16ビートの使い分けなど、フーパーのドラミング・センスが際立つ。「Greasy Spoon」では、サンプルのエレピのグルーヴが心地良い。サンプルのエレピのグルーヴは、既にクルセイダーズのグルーヴになっている。

演奏スタイルと個人技に走る純ジャズではない、グループ・サウンズの基本とした、ソウルやR&Bの音要素を取り込んだ、「クルセイダーズ」流フュージョン・ファンクのグルーヴがこの盤に溢れている。「クルセイダーズの音の確立一歩手前」の素敵なフュージョン・ファンク。あとは、クルセイダーズならではの「音世界の確立と統一」。それは次作で実現する。
 
 

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2023年6月11日 (日曜日)

名盤『Rhapsody And Blues』

1970年代に大活躍した伝説のフュージョン・ファンク・バンド「クルセイダーズ(The Crusaders)」。1971年にグループ名を「ザ・クルセイダーズ」と変更、オリジナル・メンバーは、トロンボーンのウェイン・ヘンダーソン 、サックスのウィルトン・フェルダー、キーボードのジョー・サンプル、そして、ドラムのスティックス・フーパーの4人。1976年にウェイン・ヘンダーソンが脱退、残りの3人でクルセイダーズを維持した。

The Crusaders『Rhapsody And Blues』(写真)。1980年の作品。ちなみにパーソネルは、クルセイダーズのメンバーとしては、Wilton Felder (sax), Joe Sample (key), Stix Hooper (ds, perc)。ゲストに、Alphonso Johnson (b), Bob Mann, Dean Parks, Philip Upchurch, Sr., Roland Bautista (g) らの名前が確認出来る。ベースとギターは客演でまかなっているが、クルセイダーズのサウンドとしては変化は無い。

前作の『Street Life』が大ヒットし、メジャーな存在にのし上がったクルセイダーズの傑作である。前作はフュージョン・ファンクな音作りと、ランディ・クロフォードのボーカルを活かしたタイトル曲が素晴らしい出来だったのだが、この『Rhapsody And Blues』では、フュージョン・ファンクな音作りは踏襲しつつ、ファンキー&ソウルな音志向に、ソフト&メロウな味付けを強化して、いわゆる典型的な「フュージョン・ジャズ」としてまとめられている。
 

The-crusadersrhapsody-and-blues

 
冒頭の「Soul Shadows」は、前作のボーカル入り曲のヒットの「二匹目のドジョウ」を狙ったのであろう、ビル・ウィザースをヴォーカルに迎えて、曲の雰囲気としては、前作のパンチの効いたジャズ・ファンクなものから、この盤では、ソフト&メロウ、そしてアーバンな雰囲気濃厚。フュージョン・ジャズの良い面がしっかりと出ていて良好。

そして何と言ってもタイトル曲の「Rhapsody And Blues」。ソフト&メロウで、叙情的でリリカル、流麗でメロディアス、そして、趣味良く弾むリズム&ビート。とにかく曲が抜群、アレンジが抜群、そして、ジョー・サンプルのキーボードが哀愁感抜群でとにかく美しい。クルセイダーズのみならず、フュージョン・ジャズの名曲名演の1曲である。僕は、この曲が本当に大のお気に入りで、この曲を聴きたさに、何度、このアルバムを聴いただろう。

続くダンサフルな楽曲「Last Call」から、しっとりと叙情的に唄い上げるギターソロに感じ入る「Sweet Gentle Love」まで、この盤のLP時代のB面(CDでは4曲目から6曲目まで)はとりわけ秀逸な内容。フュージョン・ジャズの良いところがギッシリ詰まった、フュージョン・ジャズの名盤の1枚です。この盤を聴く度に「フュージョン・ジャズも良いものは良いなあ」と改めて思います。
 
 

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2022年8月 9日 (火曜日)

スティックス・フーパーの新盤

1970年代、フュージョン・ジャズの中で一世を風靡したジャズ・ファンクなバンドが「クルセイダーズ(The Crusaders)」。ポップでファンキーなフュージョン・ジャズが素敵なバンドで、僕は大好きだった。

オリジナル・メンバーは、テキサス州のハイスクールで同級生だったウェイン・ヘンダーソン(トロンボーン)、ウィルトン・フェルダー (テナー・サックス)、ジョー・サンプル(キーボード)、スティックス・フーパー (ドラム)の4人。ベーシストはゲストだった。

このオリジナル・メンバーのうち、ドラム担当のスティックス・フーパー以外、既に逝去してしまった。スティックス・フーパーも、1938年8月生まれなので、今年で84歳になる。ここ10年以上、フーパーの名前を聞かないので、クルセイダーズ・サウンドって、もう歴史的な音になってしまったなあ、と思っていたら、スティックス・フーパーが突然、2010年以来、12年振りにリーダー作をリリースした。これはもう「ポチッとな」である(笑)。

Stix Hooper『Orchestrally Speaking』(写真左)。今年4月のリリース。ちなみにパーソネルは、お馴染みのレジェンド Hubert Laws (fl), ロシア出身のEugene Maslov (p), スウェーデン出身のAndreas Oberg (g), 米国ニューオリンズ出身のJamelle Adisa (tp), 米国NY出身のScott Mayo (sax), 米国ロス出身のDel Atkins (b)。インターナショナルなボーダーレスのメンバー選定。
 

Stix-hooperorchestrally-speaking

 
大ベテランがリーダー作を録音する際にありがちな、旧知の仲良しメンバーが集ったセッションでは無く、インターナショナルなメンバー選定というところに、フーパーの「やる気」を強く感じる。

さて、出てくる音といえば、クルセイダーズ・サウンドからファンクネスを薄めて、フュージョン・ジャズではなく、スムース・ジャズ寄りのアレンジを加えた感じの音世界。それでも、ファンクネス漂うグルーヴ感は一貫して、それぞれの演奏の底にあって、このグルーヴ感こそが、クルセイダーズ・サウンドのグルーヴ感に通じるもので、それは、取りも直さず、フーパーのドラミングが醸し出しているのだ。

フーパーのドラミングは、スムース・ジャズっぽくなってはいるが、その叩き方、リズム&ビートの傾向は、クルセイダーズ時代の頃と変わらない。フーパーが1983年に脱退して以来、20年弱が経過しているが、クルセイダーズのフーパーのリズム&ビートは健在である。多国籍なバック・バンドの演奏も内容の濃い、素敵な演奏で、リーダーのフーパーの標榜する「スムース・ジャズなクルセイダーズ」な音をしっかりと現実のものとしている。

今年4月のリリースなんだけど、ネットを見渡すと、ワールドワイドで、このスティックス・フーパーの新盤は話題になっていない。フーパーって過去の人扱いなのかな。でも、知らないジャズマンのリーダー作だったとしても、この新盤を聴くと、この盤、意外といける、って感じること請け合い。クルセイダーズのファンだった方々には、特に一聴をお勧めしたい「小粋なスムース・ジャズ」盤です。
 
 

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2020年12月16日 (水曜日)

懐かしいフュージョン盤に出会う

懐かしいフュージョン・ジャズ盤を見つけた。以前、我がコレクションにあった筈なんだが、何処かでドロップしたのかもしれない。フュージョン・ブームの終焉時期にリリースされたアルバムで、結構、ヘビロテ盤だった筈なんだけどなあ。しかし、こういう懐かしい、思い出の盤に再会すると、なかなか楽しいものである。

Joe Sample『The Hunter』(写真)。1983年のリリース。クルセイダ―ズのキーボード奏者 ジョー・サンプルのソロ5作目である。リリース当時、この「やっつけ感」満載のジャケット・デザインに戸惑った思い出がある。フュージョン・ジャズのブームの終焉時期、売上にも翳りが見えて、レコード会社の扱いも既に軽かったのかもしれない。

パーソネルについては、Joe Sample (key, syn), Percussion – Paulinho da Costa (perc)、後は曲によってメンバーが代わって、ベースは 1曲目だけ Marcus Miller、残りは Abraham Laboriel。ドラムも同様に 1曲目だけ Steve Gadd、残りは Bob Wilson。ギターは、ちょっと複雑で、1曲目だけ David Spinozza、3曲目だけ Phil Upchurch、残りは Dean Parks。

ゲスト参加として、John Phillips (b-cl, tracks: 6), Tom Browne (tp, tracks: 1), John Phillips (Woodwind, tracks: 2)。そして、ホーンセクションが2曲目以外の全曲に参加。
 
 
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「やっつけ感」満載のジャケット・デザインではあるが、内容的には、1980年代前半の、フュージョン後期らしい、華のあるアーバンなアレンジが良好な、好フュージョン・ジャズ盤である。

冒頭1曲目のタイトル曲「The Hunter」が、NYのミュージシャンをバックにしての演奏になっていて、ちなみにドラムにスティーヴ・ガッド、ベースにマーカス・ミラー、ギターにデヴィッド・スピノザ。この1曲目の演奏だけが、2曲目以降と雰囲気が違う。ちょっとサンプルらしくない演奏に仕上がっていて、この曲だけ聴くと、ちょっと違和感を感じる。

しかし、2曲目以降はリズム・セクションが代わって、雰囲気がいつものサンプルらしいものになる。サンプルのキーボードの手癖やアレンジの個性もてんこ盛りで、ライトでアーバンなフュージョン・ジャズに仕上がっていてホッとする。ディーン・パークスの職人ギターが大活躍。3曲目のみだが、フィル・アップチャーチのギター・ソロは絶品。ギターが大活躍の2曲目以降が、楽曲的にもサンプルらしくてグッド。

アーバンだけどライトな、軽めのフュージョン・ジャズ。サンプルらしさが良く出た佳作だと思います。
 
 
 

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2018年8月26日 (日曜日)

絶頂期クルセイダーズのライブ盤

しかし、今年の夏は「酷暑」である。これだけ蒸し暑い日が続く夏は記憶が無い。いつもなら、午前中、朝8時〜10時の間とか夕方5時以降、1時間程度の散歩が可能なはずなんだが、今年はこれらの時間帯では「身の危険」を感じる蒸し暑さ。散歩どころの騒ぎでは無い。よって、今年の夏は完全に運動不足である。よって「痩せない」(笑)。

昨日から、フュージョン・ジャズ全盛時代の夏に、酷暑に耐えながら聴き親しんだアルバムを幾枚か、聴き直している。今日は、The Crusaders『Live in Japan』。1981年のリリース。邦題『音楽会』。1981年1月18日、東京NHKホールでの日本ツアー最終日の演奏を収録。ちなみにパーソネルは、Barry Finnerty and Roland Bautista (g), Rafael Cruz (perc), Alphonso Johnson (b), Wilton Felder (ts), Joe Sample (key), Stix Hooper (ds)。

当時、人気絶頂のクルセイダーズの来日ライブ盤。確かこのライブ音源についてはライブ盤の発売前にFM放送でオンエアされたので、ばっちりエアチェックをして良く聴いていました。レコードとしてライブ盤が1981年にリリースされた時には、演奏が結構編集カットされていて、唖然とした記憶があります。
 

The_crusaders_live_in_japan

 
そのCDについては、1993年にリイシューされ、LP時代に惜しげも無くカットされた、それぞれのソロの部分も復元され、完全盤・世界初CD化と相成った訳で、なんだかホッとした思い出があります。イントロダクションでのメンバー紹介など、時代を感じさせる部分も多々ありますが、意外と録音はまとまっていて、クルセイダーズのファンクネス溢れる躍動感が何とか捉えられています。

冒頭がジョー・サンプルのソロ盤からの「虹の楽園(Rainbow Seeker)」なのが「意味深」。冒頭からなかなか熱い演奏で、さすが、当時人気絶頂だったのが良く判る演奏です。クルセイダーズ独特の粘りのあるファンクネスでは無く、スマートなファンクネスとクールなオフビートがメインで、往年のクルセイダーズ者からすると「オヨヨ」と肩すかしを食らう感じがします。

このライブ盤、選曲と演奏全体の雰囲気からすると、クルセイダーズのライブ盤というよりは、ジョー・サンプルのソロ・ライブ盤と誤解してしまうほど、ジョー・サンプルの音のカラーが色濃く出ています。それが原因の「スマートなファンクネスとクールなオフビート」。絶頂期のクルセイダーズのライブ盤としては、ちょっと不完全燃焼気味。LPではソロが結構切り刻まれているので、このライブ盤についてはCDがマストでしょう。

 
 

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2018年7月 1日 (日曜日)

ジョー・サンプルの隠れ好盤

当時のジャズ雑誌、ジャズ紹介本については、フュージョン・ブームが去った後、フュージョン・ジャズで活躍したミュージシャンに対して、意外と冷たい取り扱いだった様な記憶がある。ADLIB(アドリブ)誌のみが良心的な評論を継続していたが、2010年5月号で休刊になって以来、1980年代後半以降のフュージョン・ジャズの名盤については、結構、取り上げ方が弱い。

Joe Sample『Spellbound』(写真左)。フュージョン・キーボードのレジェンド、ジョー・サンプルの1989年作品。全10曲中、4曲がボーカル入りだが、演奏はメリハリの効いたフュージョン。マーカス・ミラーとオマー・ハキムのリズム隊が「要」。サンプル節満載。聴き心地満点の好盤である。

これが、である。ジャズ雑誌、ジャズ紹介本では、ほとんど採り上げられたところを見たことが無い。ジョー・サンプルと言えば、フュージョン・ジャズ・ブームを牽引したバンド、クルセイダーズのリーダー格で、そのキーボードをメインとしたフュージョン・ジャズは、特にソロ・アルバムにて、その個性を露わにしつつ、その内容のレベルの高さと濃さは、フュージョン・ジャズの最高峰の好例としてもてはやされた。
 

Spellbound_1

 
が、フュージョン・ジャズのブームが去って以降、このジョー・サンプルのリーダー作について、採り上げられることは希である。ジョー・サンプルについては、クルセイダーズの諸作と同時並行してリリースされたソロ盤で終わり、って感じで、どうしてそういった偏った見方になるのか理解に苦しむ。例えば、この1989年作の『Spellbound』を聴けば、それが良く判る。

アーバン系フュージョン・ジャズの好盤の一枚と思う。スムース・ジャズに偏りつつ、演奏の全体の雰囲気はあくまでフュージョン・ジャズ、という風情の内容にグッときます。その風情を支えているのが、マーカス・ミラーとオマー・ハキムのリズム隊。しっかりと上質のフュージョンAORなリズム&ビートを叩きだし、スムース・ジャズに傾くジョーサンプルのキーボードを鼓舞します。

軽快なファンクネスをしっかりと残しつつ、聴き易いライトな、シティ系のフュージョンAORな演奏内容は古さを感じさせません。アル・ジャロウとマイケル・フランクスのヴォーカル曲はスムース・ジャズ調、インスト曲は明らかにフュージョン・ジャズ。とにかく爽やかでキャッチャー。録音もデジタル臭く無くグッド。ジョー・サンプルのキーボード・ワークも見事。好盤です。
 
 
 
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