モンク・グループのラウズの実力
1964年1月29日〜3月9日の録音の『It's Monk's Time』の次のリーダー作である。この『It's Monk's Time』は、グループ・サウンドとしてのモンク・ミュージックと、モンクの特異であまりに個性的なパフォーマンスとが楽しめる、モンクのピアノを愛でる為の好盤だった。コロンビア時代のモンクは「グループ・サウンズのモンク」として、この『It's Monk's Time』では、自らのピアノを最大限に映えさせた好盤だった。
Thelonious Monk『Monk.』(写真左)。1964年3月9日、10月6–8日の録音。ちなみにパーソネルは、Thelonious Monk (p), Charlie Rouse (ts), Larry Gales (b), Ben Riley (ds)。コロンビア・レコード時代のモンクのリーダー作の4枚目。プロデューサーはテオ・マセロ。
で、今回の『Monk.』である。この盤も、紛れも無い、コロンビア時代の「グループ・サウンズのモンク」の一枚である。グループ・サウンドとしてのモンク・ミュージックと、モンクの特異であまりに個性的なパフォーマンスとが楽しめるのだが、それにも増して、この盤では、チャーリー・ラウズのテナー・サックスがフューチャーされている様に感じる。
普段のラウズのテナー・サックスは、モンクのピアノの引き立て役に徹している。モンクのピアノの個性と確信に満ちた弾きっぷりを引き立てる様に、強調する様に、モンクのピアノのフレーズに絡んで、モンクのピアノを引き立てる。あの特異であまりに個性的なモンクのピアノに、効果的に絡んで、モンクのピアノを引き立てる。これは、誰にでも出来ることではない。モダン・ジャズの大物ジャズマン達はそれが出来ない。しかし、ラウズは出来る。
そんなラウズのテナー・サックスが、この盤では全面に押し出ている。モンクのピアノのフレーズに絡むラウズのテナー・サックスをそのままに、あの特異であまりに個性的なモンクのピアノが、逆にラウズのテナー・サックスに効果的に絡み返して、ラウズのテナー・サックスを引き立てる。そんな展開の、そんなアレンジの演奏がこの盤にズラリと詰まっている。
この盤では、ラウズのテナー・サックスの実力、力量がとても良く判る。モンク・グループのラウズは地味でイマイチなんて評価もあったが、とんでもない。モンクのピアノの引き立て役に徹している時は、もともとモンクが目立って「地味」。モンクのピアノの個性と確信に満ちた弾きっぷりを引き立てる様に、強調する様に、モンクのピアノのフレーズに絡んで、モンクのピアノを引き立てることが出来るテナーはラウズだけだと、この盤を聴いて確信する。
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