2026年1月18日 (日曜日)

ベネット&エヴァンスの続編盤

伴奏上手でも名を馳せていたビル・エヴァンス。フロントがホーン楽器の伴奏を記録したアルバムはいろいろあるが、ボーカルのバックで演奏上手を披露したセッションは、男性ジャズ&ポップス歌手、トニー・ベネット(Tony Bennett)、そして、スウェーデンの女性歌手、モニカ・ゼタールンド(Monica Zetterlund)の2人とだけ。

Tony Bennett and Bill Evans『Together Again』(写真左)。1976年9月27–30日の録音。ちなみにパーソネルは、Tony Bennett (vo), Bill Evans (p)。男性ジャズ・ボーカリストの代表格の1人、トニー・ベネットと、ジャズ・ピアニストのレジェンド、ビル・エヴァンスとのデュオ盤である。

1975年6月の録音の『Tony Bennett / Bill Evans Album』(2021年2月19日のブログ・左をクリック)の続編である。約1年3ヶ月後の「アゲイン盤」。アルバム全体の雰囲気は、『Tony Bennett / Bill Evans Album』と変わらない。気持ち良い伴奏を得て、朗々と気持ち良く唄うベネットと、そんな気持ちの良い伴奏を供給する、伴奏上手のエヴァンス。
 

Tony-bennett-and-bill-evanstogether-agai

 
ミッド・テンポのバラードからジャズ・スタンダード曲がメイン。影なく朗々とダンディズム溢れる唄いっぷりのベネットのバックで、耽美的なフレーズながら、意外とバップな覇気ある伴奏ピアノが浮き出てきて、なかなか良い雰囲気。それでいて、ベネットの熱唱を決して邪魔しないのだから、伴奏上手のエヴァンスの面目躍如である。

「You Must Believe in Spring」「A Child Is Born」「You Don't Know What Love Is」など、ビル・エヴァンスのお気に入り曲も選曲されていて、ビル・エヴァンスのピアノ歌伴との親密感溢れるベネットの歌唱が堪能出来る。朗々と唄い上げるベネット、そして、間奏で、耽美的なフレーズを回しながら、クールでバップな弾き回しを聴かせるビル・エヴァンス。この2人のレジェンドの熟練したパフォーマンスの共演は、やはり優れいている。

一枚目の共演盤『Tony Bennett / Bill Evans Album』と、この続編の『Together Again』のどちらが優れているか、という議論もあるが、どちらも、2人のレジェンドの個性と味のあるテクニックとが相乗効果を生んでいて、甲乙つけるのは「野暮」というものだろう。まあ、我が国では「続編盤」は「二番煎じ」と決めつけて、最初の盤より続編の方が、居抜きで評価をさげる傾向にあるので、まずは、自らの耳で聴いてみることが先決だろう。
 
 

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2026年1月 5日 (月曜日)

”Jazz At Massey Hall”を再聴

初心者向けのジャズ盤紹介の中で、この盤がなぜ、初心者向けの、ジャズ入門者向けのアルバムとして紹介されているのか、理解に苦しむアルバムが何枚かある。どう考えたって、そのアルバムの演奏内容って、ジャズ者中級者レベルでも、ちょっと難しいものが、初心者向けのジャズ盤紹介に上がったりしている。その代表格がこの盤、かな。

『The Quintet: Jazz At Massey Hall』(写真左)。1953年5月15日、カナダ・トロントの「マッセイ・ホール」でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Dizzy Gillespie (tp, vo), Charlie Parker (as), Bud Powell (p), Charles Mingus (b), Max Roach (ds)。 メンバーそれぞれが「ビ・バップ」の立役者、ビッグ・ネームばかり5人が集結したクインテット編成。

このライヴ録音では、ハプニング続きで、資料を見る限り、通常であれば、ライヴ・パフォーマンスをするような状態ではなかった。そもそも、このライヴが行われた時間帯に、ロッキー・マルシアーノとジャージー・ジョー・ウォルコットのボクシングの試合が同時開催されていたのが元凶で、コンサートを見に来る観客が激減。演奏メンバーへのギャラがまともに払え無い状態。

加えて、パーカーは、質屋に入れてしまった自分の楽器の代わりに、借りてきた白いプラステック製のアルト・サックスで演奏、加えて、契約の関係で、アルバムには「チャーリー・チャン」の変名でクレジットされている。ガレスピーは、ボクシングの試合が気になって、自分のソロが終わると、楽屋に引っ込んでテレビを見ていた。真面目実直なミンガスは、そんなガレスピーに切れて食ってかかったとか。とまあ、まともな演奏ができる状態では無い(笑)。
 

The-quintet-jazz-at-massey-hall
 

しかし、このライヴ音源を聴けば、それぞれが水準以上の演奏をくり広げているのだから、ジャズというのは「良く判らない」(笑)。ボクシングが見たくて、気もそぞろだったガレスピーは溌剌とトランペット・ソロをくり広げ、パーカーは、プラスチック製のアルト・サックスとは思えない、エモーショナルなバップ・フレーズを吹き上げる。問題児2人のフロントは、意外とまずまずのパフォーマンスをくり広げている。が、ベストに近いとは思えないけど。

パウエルのピアノは、彼として水準レベルの演奏に留まる。体調が優れなかったのだろう。覇気が不足している様に感じる。ドラムのマックス・ローチが一番安定していて、ビ・バップ時代で活躍していたと同じレベルのドラミングを披露していて立派。一番、実直真面目だったミンガスのベースは、実際の録音では、録音レベルが低すぎたので、後日、オーヴァーダビングしている。なので、ミンガスのベースのパフォーマンスは割り引いて聴くしかない。

2002年にジャズファクトリーレーベルからリリースされた『 Complete Jazz at Massey Hall』(写真右)には、オーヴァーダビングなしのコンサート全曲が収録されている。これは「ジャズの歴史の記録」としては有用だが、ミンガスのベースが聴き取り難く、ライヴ音源としては、明らかにレベルは落ちる。

メンバーそれぞれが「ビ・バップ」の立役者、ビッグ・ネームばかり5人が集結したライヴ音源なので、ジャズ初心者の方々が「ビ・バップ」時代のビッグネームの演奏を、まとめて手軽に聴けるお徳用盤、という評価もあるが、それは逆だろう。ビッグネームそれぞれのベスト・パフォーマンスを体験・理解してから、このユニークなライヴ盤を聴くべきで、ビ・バップを理解しているからこそ、エピソードも含めて楽しめる、ユニークなライヴ盤である、と僕は解釈している。
 
 

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2025年11月27日 (木曜日)

こんなアルバムあったんや・140

1980年のリリースの、Alberta Hunter『Amtrak Blues』を突然、思いだして、45年振りの再聴。ブルースとジャズが融合した、独特の個性的なボーカル。ブルースの泥臭さをジャズが中和している感じ。唄いっぷりは堂々としていて迫力満点だが、耳に優しく心に心地よく響く。素晴らしいボーカル。そして、このアルバータ・ハンターの他のアルバムを物色していて、この盤に行き当たった。

Alberta Hunter With Lovie Austin's Blues Serenaders『Chicago - The Living Legends』(写真左)。1961年9月1日の録音。ちなみにパーソネルは、Alberta Hunter (vo), Darnell Howard (cl), Jimmy Archey (tb), Lovie Austin (p), Pops Foster (b), Jasper Taylor (ds)。伝説の女性ブルース・シンガー、アルバータ・ハンターのピアニストのロヴィー・オースチンと共演した名作。

まずは、アルバータ・ハンターの歌声である。根っこはブルース。ブルースの泥臭さをディキシーランド&ニューオリンズ・ジャズに乗せて整える、そんな感じのハンターの歌唱はジャジーであり、説得力がある、そして、とにかく上手い。「St. Louis Blues」「Downhearted Blues」「You Better Change」といった曲で最高のパフォーマンスを聴かせてくれる。
 

Chicago-the-living-legends

 
そして、1961年の録音にも関わらず、演奏全体の雰囲気は、ディキシーランド&ニューオリンズ・ジャズ志向。このオースティンの「ブルース・セレナーダーズ」(トロンボーンのジミー・アーキー、クラリネットのダーネル・ハワード、ベースのポップス・フォスター、ドラマーのジャスパー・テイラーを含む五重奏団)の演奏、これが良い。やはり、このジャズの音が、ジャズの原風景なんだろうな、と改めて納得する。

このオースティンの「ブルース・セレナーダーズ」の演奏、ハンターのボーカル曲では、簡潔なソロ・パフォーマンスのスペースがあって、ここで瞬間芸的なアドリブ・パフォーマンスを披露する。これが見事。そして、「Sweet Georgia Brown」「C-Jam Blues」「Gallion Stomp」の3曲が、「ブルース・セレナーダーズ」単独のインスト・ナンバーであり、このインスト・パフォーマンスが、ディキシーランド&ニューオリンズ・ジャズ志向のハードバップという感じで、これも見事。

ピアニストのロビー・オースティンにとって、20年ぶりのレコーディングだった。彼女は当時74歳近くで、シカゴのダンススクールでピアニストとして働いていた。アルバータ・ハンターは、1954年に看護師になるために音楽界を引退し、その間、2週間前に一度しかレコーディングしていなかった。そんな二人が奇跡の邂逅を果たしてのこのライヴ録音、そして、この優れたパフォーマンス。ジャズって凄いなあ、と思う瞬間である。
 
 

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2025年9月 5日 (金曜日)

エリントン楽団の異色盤です。

ベツレヘムのデューク・エリントン作品の人気盤である。この盤では、エリントン楽団としては珍しい、デュークのオリジナル曲だけでなく、ジャズ・スタンダード曲を演奏している。ジャズ・スタンダード曲をエリントン楽団が演奏すると「こうなる」が明快に理解出来る貴重盤でもある。

『Duke Ellington Presents..』(写真左)。1956年2月の録音。ベツレヘム・レーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは以下の通り。元メンバーが再集結、往年のエリントン・サウンドの再演という様なパーソネルである。

Duke Ellington (p), Cat Anderson, Willie Cook, Ray Nance, Clark Terry (tp), Quentin Jackson, Britt Woodman (tb), John Sanders (valve-tb), Jimmy Hamilton (cl, ts), Johnny Hodges (as), Russell Procope (as, cl), Paul Gonsalves (ts), Harry Carney (bs), Jimmy Woode (b), Sam Woodyard (ds), Ray Nance (vin, vo), Jimmy Grissom (vo)。

1曲目「Summertime」(George Gershwin, Ira Gershwin, Dubose Heyward)
2曲目「Laura」 (Johnny Mercer, David Raksin)
3曲目「I Can't Get Started」 (Vernon Duke, Ira Gershwin)
4曲目「My Funny Valentine」 (Lorenz Hart, Richard Rodgers)
(この間はデューク曲が続く)
9曲目「Deep Purple」 (Peter DeRose, Mitchell Parish)
10曲目「Indian Summer」 (Al Dubin, Victor Herbert) 
 

Duke-ellington-presents

 
ジャズ・スタンダード曲が、エリントン・アレンジに染まっていく、濃密で幻想的なエリントン・サウンドで演奏されるジャズ・スタンダード曲は、アーバンでブルージーでジャジー。エリントン楽団ならではの、スタンダード曲の解釈が、この盤の最大の聴きものである。

聴いていると気がつくが、個性のあるメンバー達をフューチャーした音作りも、この盤のユニークなところ。キャット・アンダーソンのトランペットが見事な「Summertime」、ポール・ゴンザルベスのテナー・サックスが印象的な「Laura」「Cotton Tail」。

ハリー・カーネーのバリトンが熱い「Frustration」、ジョニー・ホッジスのアルト・サックスに惚れ惚れする「Day Dream」。ジミー・ハミルトンのクラリネットが楽しい「Deep Purple」。ラッセル・プロコープのアルト・サックス・ソロが美しい「Indian Summer」。エリントン楽団の面目躍如。

ネットを眺めてたら、このアルバムを「エリントニアンのショーケース」とする記事があって、なるほど、っと納得。個性のあるメンバー達をフューチャーするところは確かに「エリントニアンのショーケース」。そして、エリントン・バンドっぽくないところが魅力の「エリントン楽団が考えるジャズ・スタンダード集」。この盤、エリントン楽団の異色盤。意外と面白い内容です。
 
 

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2025年8月 4日 (月曜日)

ジャズ喫茶で流したい・292

ハワード・マギーは、1918年3月生まれ、米国オクラホマ出身。速い運指と高音で知られた、ビーバップにおけるトランペット奏者の先駆者の一人。マギーはロサンゼルスのビーバップ・シーンを代表するミュージシャンであり、数多くのコンサートやレコーディングに参加している。1950年代の大半は薬物問題で活動は停滞。1960年代に入って、一時、リーダー作を連発したが、1960年代半ばには再びキャリアが停滞し、1976年までレコーディングは再開しなかった。

Howard McGhee『The Return of Howard McGhee』(写真左)。1955年10月22日、NYでの録音。ベツレヘム・レーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Howard McGhee (tp), Sahib Shihab (bs, as : tracks 1, 2, 4-9 & 11), Duke Jordan (p), Percy Heath (b), Philly Joe Jones (ds)。

ハワード・マギーは「ビーバップ」のトランペッターと言って良いかと思う。そんなマギーの、麻薬禍からの復帰を記念したアルバムがこの『The Return of Howard McGhee』。1955年のアルバムなので、演奏のトレンドは「ハードバップ」ど真ん中。ビーバップにおけるトランペット奏者の先駆者の一人のマギーが、ハードバップなマナーでトランペットを吹きまくる。ここがこの盤の「聴きどころ」。
 

The-return-of-howard-mcghee

 
ハードバップを吹きまくるマギー。これが凄く良い。テクニックが確かなのはもちろん、マギーの吹くトランペットが実に個性的。少し濁った様なザラッとしたジャジーな音、伸びの良い高音、溢れる歌心。最初聴いた時の印象が「誰や、これ」。ビーバップにおけるトランペット奏者の先駆者なんで、どれだけハードなブロウが出てくるかとおもいきや、東海岸には無い、聴き心地優先、趣味の良い小気味良いトランペット。

サイドマンも良い演奏。パーソネルを見渡すと、まず、マギーとフロント2管を組む、サヒブ・シハブのバリサクが印象に残る。流麗なマギーのトランペットに、ゴツゴツブリブリなシハブのバリサクの対比が珍しくも実にブルージー。そして、ジョーダン=ヒース=フィリージョーのリズム隊の素晴らしいバッキング。このリズム隊の叩き出す「ハードバップ」がマギーのトランペットを鼓舞し引き立てる。

録音はNYだが、アレンジはLA。東海岸ジャズと西海岸ジャズのハイブリットな内容は、ベツレヘム・レーベルならではの「仕業」。そんな西海岸ジャズ志向の「聴かせる」アレンジに乗って、マギーのバラード演奏が秀逸。ジャケットも秀逸。もっともっと評価されて然るべき、ハードバップなマナーのマギーのトランペットである。
 
 

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2025年7月21日 (月曜日)

カーメン・マクレエの名ライヴ盤

アトランティックはブラック・ミュージック」というレーベル・カラーの印象は強く、ミュージシャンの多彩さ及びジャズ・ジャンルの幅広さは、ジャズ・レーベルの中でも白眉。ジャズ・ボーカルも、ルース・ブラウン、クリス・コナー、メル・トーメ、レイ・チャールズなど、充実のラインナップである。

Carmen McRae『Great American Songbook』(写真左)。1971年11月6日、ロスの「Donte's」でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Carmen McRae (vo, p on "If the Moon Turns Green" and "Mr Ugly"), Jimmy Rowles (p), Joe Pass (g), Chuck Domanico (b), Chuck Flores (ds)。グレート・アメリカン・ソング・ブック。SwingJournal 選定ゴールドディスク 第2期 第56弾。

カーメン・マクレエは 1920年4月、NYハーレムにて、ジャマイカ移民の両親の間に生まれ、.1994年11月、脳卒中から呼吸器疾患を合併し、74歳にて逝去。若い頃、ピアニストとして活動していたので、ピアノの腕もまずまず。女性ジャズ・ヴォーカルを代表する一人である。

実は、僕がジャズを本格的に聴き始めて、最初に購入したアルバムである。ジャズ・ボーカルについては、FMをメインに聴き始めたのだが、女性ボーカルがどうしても馴染めない。ビリー・ホリディ、エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーンと、ジャズ盤入門本の勧めるままに聴いていくのだが、どうにも耳に馴染まない。

女性ジャズ・ボーカルの正統派、朗々とした唄いっぷりと「こぶし回し」、過剰なビブラート、フェイク、どうしても耳に馴染まない。困ったなあ、と思っていたところに、FM放送から僕の耳に飛び込んで来た歌声、曲は「(They Long to Be) Close to You(遙かなる影)」。
 

Carmen-mcraegreat-american-songbook

 
カーペンターズがカヴァーして大ヒットしたバカラックの名曲。このポップな曲を、スッキリとしたストレートな声で、暖かく繊細なニュアンスをしっかりと唄い上げる。確かに伴奏はジャズ。この女性ボーカリストは誰か。カーメン・マクレエその人でした。次の日、この曲が収録されているアルバムをレコード屋で探し当てゲットした。

やっと、このライヴ盤で、僕は、耳に馴染む女性ジャズ・ボーカルに出会った気がした。まず、小編成のジャズ・コンボをバックにしたライヴ・ステージの様子を収録した演奏が、シンプルで風通しが良くて良い。オケをバックにした女性ボーカルのアルバムは、耳に「もたれて」いけない。

タイトル通り、米国のヒット・ソングを出来るだけ、多く扱い多く唄い収録する。そんなシンプルなアルバム制作の方針も好感度抜群。名曲・秀曲のオンパレードで、聴いていてとても楽しい。レオン・ラッセルの名曲「A Song for You」が、さり気なく入っているのが「ニクい」。

ロックやポップスの名曲も、このライヴでの解釈はもちろんモダン・ジャズ的なものだが、とにかくアレンジが秀逸。いわゆる変な「ジャズ臭さ」が無くて、すっきりストレートな伴奏に乗って、シンプルにウォームに唄い上げるマクレエ。得意のバラード曲も良い感じだが、軽快なポップな曲での歌唱が絶妙で、本当に楽しく聴かせてくれる。

このライヴ盤、録音もとても良くて、聴いていてとても気持ちが良い。レコードやCDでは、曲前お楽しいおしゃべりが聴けて、これも楽しく聴ける。

僕は、この『Great American Songbook』に出会って、女性ジャズ・ボーカルに馴染むことが出来た。以来、このマクレエのボーカル盤、長年の愛聴盤です。
 
 

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2025年5月24日 (土曜日)

ベシェの「Summertime」を聴く

シドニー・ベシェ(Sidney Bechet、1897年5月 - 1959年5月)。米国ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のジャズ・ミュージシャン。クラリネット、ソプラノ・サックス奏者。ニューオーリンズ・ジャズの分野で活躍した。

一方、ブルーノート・レーベルは最長のジャズ専門レーベル。1939年、NYにて設立。設立者は、ブルース大好きドイツ系移民のアルフレッド・ライオン。ブルーノートは、ブギウギ・ピアノの2枚のEPによってそのスタートを切る。そして、1940年には、シドニー・ベシェの「サマータイム」がヒットを記録している。初期のブルーノートの経営は、そのレコードの売り上げでぎりぎり持ちこたえたと言われる。

Sidney Bechet『Jazz Classics with Bunk Johnson, Vol. 1』(写真左)。1993年、仏のEMI Records で制作されたコンピレーション・アルバムである。ちなみにパーソネルは、以下の通り。コンピ盤なので、パーソネルが雑然としているが、我慢していただきたい。

Sidney Bechet (cl, ss), Albert Nicholas (ci, 5, 10), George Lugg (tb, 3, 8), Sandy Williams (tb, 6, 7), Vic Dickenson (tb, 1, 2), Bunk Johnson (tp, 6, 7), Max Kaminsky (tp, 3, 8), Sidney De Paris (tp, 1, 2), Teddy Bunn (g, 4, 9), Art Hodes (p, 1 to 3, 5, 8, 10), Cliff Jackson (p, 6, 7), Meade "Lux" Lewis (p, 4), John Williams, George "Pops" Foster (b), Danny Alvin (ds, 5, 10), Manzie Johnson (ds, 1, 2, 6, 7, 9), Sidney Catlett (ds, 4), Fred Moore (ds, vo)。

シドニー・べシェがリーダーの演奏が10曲収録されているが、この中でも、一番重要な演奏が「Summertime」。

ベシェは、クラリネットの名手であり、デキシーランド・ジャズをはじめとする、ジャズ初期における「クラリネット」をメイン楽器化に大きな役割を果たしている。また、ソプラノ・サックスの先駆的な使用は、後の世代のサックス奏者も継承される、先駆的な事例となっている。
 

Sidney-bechetjazz-classics-with-bunk-joh

 
ソプラノ・サックスのジャズにおける最初の録音時の使用は、ジョン・コルトレーンの1960年10月録音の「My Favorite Things」と間違った情報がまかり通っているみたいだが、正確には、このシドニー・ベジェの1940年録音の「Summertime」が、ジャズにおける最初の録音時の使用になる。コルトレーンは、それを復活させた、と言う訳。なんでもかんでも、コルトレーンを神格化扱いするのは、いかがなものか、と思う。

このコンピ盤での演奏は、基本的に「スイング・ジャズ」の範疇である。聴かせるジャズ、踊れるジャズの基本中の基本の演奏形態であり、ジャズが大衆音楽として認識された最初の演奏形態でもある。

そんなスイング・ジャズのマナーの中で、べシェの「Summertime」の演奏は、アレンジこそまだ単純な、発展途上な簡易なものだが、べシェのソプラノ・サックスによるカヴァー演奏は、後のイージーリスニング・ジャズを大幅に先取りした様な、判り易く端正で流麗なパフォーマンスで、当時、ヒットしたのも頷ける出来である。

評論家レナード・フェザーいわく「当時こうした(甘い)ポピュラー・チューンを取り上げることは、従来のジャズ・ファンに対して少々乱暴なこと」だったらしいが、今の耳には、良質なイージーリスニング・ジャズ志向のカヴァー演奏と捉えることができる。アレンジがシンプルで成熟していないところだけは、時代が時代だけに仕方が無い。

「Summertime」以外の演奏もスイング・ジャズとして整った、水準以上の演奏が繰り広げられており、1940年頃のスイング・ジャズの良いところがしっかりと記録されている。ブルーノートのごくごく初期の録音の成功例として、ジャズ・マニアとしては、一度は耳にしておくべき音源だとは思う。
 
 

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2025年4月 5日 (土曜日)

ピアノ・トリオの代表的名盤 109

ジョージ・ケイブルス(George Cables)。1944年11月生まれ。今年で81歳になるベテラン・ピアニスト。ブレイキーやロリンズ、デックスなどのサイドメンを務める。僕は、復帰後のアート・ペッパーとの共演で、彼の名とプレイを知った。

彼のピアノは、適度に硬質のタッチで、適度に多弁なインプロビゼーションが特徴。適度に硬質ではあるが、マッコイ・タイナーの様にガーンゴーンと叩く様な硬質さでは無い。「しなやかな硬質さ」と表現したら良いだろうか。そして、シーツ・オブ・サウンドほど多弁では無いが、モーダル・ジャズほど間を活かすことは無い。

マイルスとコルトレーンが創り上げたジャズのスタイルを、適度に聴き易く、適度にスローダウンした個性。しなやかな硬質さを持ったタッチで、適度に多弁なインプロビゼーションは、聴いていて、実に端正であり、実に「雅」であり「粋」である。とにかく、聴いていて楽しい、「メインストリーム・ジャズ」をバッチリ感じさせてくれるピアノである。

ふと、ジョージ・ケイブルスが聴きたくなった、と、今までにアップした「ケイブルス評」を再掲した訳だが、とにかく、ケイブルスのピアノは絶品。ちょうどそこに、昨年11月にリリースされた、ケイブルスのリーダー作があることに気がついた。

George Cables『I Hear Echoes』(写真左)。2024年1月30日と5月2日、NYでの録音。ちなみにパーソネルは、George Cables (p), Essiet Essiet (b), Jerome Jennings (da)。ケイブルスのピアノを愛でるに最適なトリオ編成。ケイブルスのピアノの個性と特徴が手に取るように判る内容になっている。

まず、第一印象は「若い」。今年81歳になるケイブルスだが、冒頭の自作曲「Echo of a Scream」からして、ケイブルスのタッチは若く瑞々しく躍動的。とても80歳のピアノとは思えない。
 

George-cablesi-hear-echoes_20250405201401

 
先に再掲した「適度に硬質ではあるが、マッコイ・タイナーの様にガーンゴーンと叩く様な硬質さでは無い。「しなやかな硬質さ」と表現したら良いだろうか。そして、シーツ・オブ・サウンドほど多弁では無い」というケイブルスの個性が、とても良く判るパフォーマンスになっている。

3曲目の、これもケイブルスの自作曲「Morning Song」ケイブルスでは、緩急自在、変幻自在、困難自在な、実にフレキシブルな弾き回しに惚れ惚れする。基本はバップ・ピアノだが、ケイブルスはバップにも、モードにも対応する柔軟性を持っている。この曲では、「シーツ・オブ・サウンドほど多弁では無いが、モーダル・ジャズほど間を活かすことは無い」独特の密度を持ったケイブルスの弾き回しの個性を感じることが出来る。

4曲目の有名スタンダード曲「Prelude to a Kiss」でのバラードな弾き回しは絶品。端正であり、実に「雅」であり「粋」なバラードな弾き回しには、思わず、じっくりと耳を傾けてしまう。タッチは明確で硬質なんだが、フレーズにロマンティシズム溢れ、流麗で印象的なアドリブ・フレーズの弾き回しは「さすが」と唸ってしまう。

他のどの曲もケイブルスのピアノの個性と特徴に溢れている。バックのリズム隊、エシエット・エシエットのソリッドで堅実なベースと、ジェローム・ジェニングスのポリリズミックで、変幻自在でありながら、堅実にリズム&ビートを叩き出し供給するドラムが、そんなケイブルスを絶妙にサポートし、絶妙に寄り添い、絶妙に鼓舞する。あまり、耳にしたことのないリズム隊の二人だが、二人のサポートはこれまた絶品。

いやはや、80歳のバップ・ピアノとは思えない、80歳のモーダルなイマジネーションとは思えない、ケイブルスの決して「古くない」、「今」のケイブルスの新鮮なフレーズと、躍動感溢れる弾き回しが、とても印象的。今年81歳を迎えてなお「新しい」、今なお深化するケイブルスが素敵である。この盤、謹んで「ピアノ・トリオの代表的名盤」にアップさせていただきたい。好盤です。
 
 

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2025年3月 5日 (水曜日)

ブルーノートのロリンズについて

ブルーノート創立の1939年以降、ジャズの潮流が変わりつつある1968年までにリリースされたアルバムから、レココレ誌の執筆陣が選んだ「ベスト100」。そんなブルーノート盤の「ベスト100」を順に聴き直していく当ブログの企画。今日はその「第15位」を聴く。

Sonny Rollins『A Night At The Village Vanguard』(写真左・写真右は完全版のジャケット)。ブルーノートの1581番。1957年11月3日、ニューヨークのジャズ・スポット、Village Vanguardでのライヴ録音。

ちなみにパーソンネルは、「A Night In Tunisia」のみが、Sonny Rollins (ts), Don Bailey (b), Pete LaRoca (ds)。その他5曲が、Sonny Rollins (ts), Wilbur Ware (b), Elvin Jones (ds)。どちらのセットも、ロリンズのワンホーン、しかも、ピアノレスのトリオ編成である。

ソニー・ロリンズが60枚以上のリーダー作をリリースしてきた中で、ブルーノートからリリースしたのは、スタジオ盤3枚、ライヴ盤1枚。合計たった4枚、しかも、1957年に集中している。ロリンズにとって、ブルーノートはギャラが安かったのか、はたまた、総帥プロデューサーのアルフレッド・ライオンとソリが合わなかったのか。

しかし、このブルーノートの4枚のリーダー作が、ソニー・ロリンズの個性と特徴をしっかりと記録している。しかも、モダン・ジャズのグループサウンドとして、相当にレベルの高いパフォーマンスを記録している。これは、やはり、総帥プロデューサーのアルフレッド・ライオンの手腕の賜物だろう。

そんなこのブルーノートの4枚のリーダー作の中で、突出した出来がこの『ビレッジ・ヴァンガードの夜』。ライヴ盤ということもあるが、この盤の演奏編成が、ロリンズがワンホーンの、ピアノレスのトリオ編成。ロリンズが、他のフロント管に影響されず、ピアノにコードを束縛されない。そんな、稀有のインプロヴァイザー、ソニー・ロリンズにとって、理想的な演奏編成である。
 

Rollins_live_vv_2

 
ソニー・ロリンズは、理由は判らないのだが、複数のフロント管の編成になると、他のフロント管のメンバーに気を使うのか、存分にソロ・パフォーマンスのスペースを与えたりする。加えて、ピアノが入ると、バッキングのピアノのコード進行に合わせるきらいがある。故にロリンズのアドリブ・フレーズが窮屈に感じることがある。

しかし、ロリンズは、なぜか、自らがワンホーンの編成が少ない。しかもピアノレスはほとんどない。しかし、ロリンズのソロ・パフォーマンスにとっては、ワンホーン+ピアノレスが一番、その実力、イマージネーションが発揮できる理想的な演奏編成なのだ。

そんな「ワンホーン+ピアノレス」の演奏編成が、この『ビレッジ・ヴァンガードの夜』であり、しかもライヴ録音である。一発勝負、即興演奏を旨とするジャズのアドリブ展開において、ロリンズ最高のパフォーマンスをこのライヴ盤は記録している。そういう意味で、ロリンズを理解する上で、このライヴ盤は必須のアイテムなのだ。

このライヴ盤でのロリンズのアドリブ・ソロは秀逸で、ロリンズのテナー・マンとしての卓越した能力を見せつけてくれる。テクニック優秀、硬派なブロウ、満点の歌心。ロリンズは、歴代のテナー・マンの中で「ピカイチ」の存在である。

こういうライヴ盤を、そのリーダーのジャズマンにとって最適な内容の録音を企図し実行する。ブルーノートはそういうことが日常で出来るレーベルであり、そのブルーノートで采配を振るう、総帥プロデューサー、アルフレッド・ライオンの賜物である。

このロリンズの『A Night At The Village Vanguard』は、ブルーノートのレーベルとしての優秀性を如実に証明する、優れた内容のライヴ盤である。レココレ誌の執筆陣が選んだ「ベスト100」の中での15位は低すぎるくらい。10位以内にあっても納得の名盤です。
 
 

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2025年3月 3日 (月曜日)

奇跡の名盤『Amtrak Blues』

いきなり雨になり、いきなり冬に逆戻りの気候になって、朝からずっと、冷たい雨、しかも時々強くなる、あいにくの一日。気温差は10℃を超える。これは、基本的に体に堪える。今日は、午後から、エアコンの暖房の効いた部屋の中で、コーヒーを飲みながらの、女性ジャズ・ボーカルの鑑賞継続である。

Alberta Hunter『Amtrak Blues』(写真左)。1980年のリリース。ちなみにパーソネルは、Alberta Hunter (vo), Doc Cheatham (tp), Gerald Cook (p), Vic Dickenson (tb), Norris Turney, Frank Wess (reeds)。1920年代初頭から1950年代後半にかけて活躍したアメリカのジャズおよびブルース歌手、ソングライターのアルバータ・ハンターのカムバック作の中の一枚。

ちょうど、本格的にジャズを聴き始めて三年目。このアルバムのリリースは、某有名ジャズ雑誌で読んで知っていた。85歳での復活劇、的なものだったと思う。ただ、当時、まだ本格的にジャズを聴き始めて三年目。特にジャズ・ボーカルは苦手だったので、当然、このアルバータ・ハンターのアルバムはスルーだった。

で、つい最近、この盤のジャケに遭遇。即ダウンロード、即リスニング、である。存在感抜群のボーカル。ブルースとジャズが融合した、独特の個性的なボーカル。ブルースの泥臭さをジャズが中和している感じ。唄いっぷりは堂々としていて迫力満点だが、耳に優しく心に心地よく響く。素晴らしいボーカル。
 

Alberta-hunteramtrak-blues

 
アルバータ・ハンターは、1895年4月1日、米国メンフィスにて誕生。1908年「ダゴ・フランクズ」 という店で歌手デビュー。1922年、パラマウントレーベルにてレコーディング。1920年代はシカゴが拠点。ドリームランドカフェ」で唄う。1923年、NYへ進出。しかし、1954年、彼女は引退。母が病死した日、歌をやめようと決めたのだった。

1957年から看護師。アルバータ62歳。20年間看護師として働き、1977年、82歳で引退。しかし、3ヶ月も経たないうちに、NYの 「クッケリー」からラブコール がかかり、出演決定。86歳までこの店で週5日唄う。そして、この『Amtrak Blues』を録音。アルバータ85歳のレコーディング。そして、このアルバムのリリースから4年後、1984年10月17日 NYにて死去。享年89歳。

50代までジャズ、ブルースの歌手。その後、学校に入り直し病院で仕事。80代に入ってから復活。凄い話だ。そんな波瀾万丈な人生経験をガッツリ反映した様な、アルバータ・ハンターの歌唱。リズムも音程も明確、背筋がスッと伸びた、正統派な印象が強烈。80歳を優に越えた年齢で、この歌唱。見事としか言いようがない。

ブルースだろうが、ジャズだろうが、アルバータの歌唱の前では関係ない。素晴らしい感動的な歌唱だけがここにある。アメリカン・ルーツを彷彿とさせるアルバータの歌唱。この盤、女性ジャズ・ボーカルの名盤である。
 
 

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