2024年12月 3日 (火曜日)

シナトラのクリスマス名盤です

今日、昼ごはんを買いに近くのコンビニに寄ったのだが、店内で流れているBGMは「クリスマス・ソング」。そうか、もう12月。クリスマス・シーズンなんだ、と認識を新たにする。そして、このコンビニの店内に流れる「クリスマス・ソング」のBGMはジャジー。イージーリスニング・ジャズ志向のクリスマス・ソングで、さあ、今年もクリスマス・ジャズ盤を聴く季節が来た、とワクワクする。

Frank Sinatra『A Jolly Christmas from Frank Sinatra』(写真左)。1957年7月の録音。ちなみにパーソネルは、Frank Sinatra (lead vo), The Ralph Brewster Singers (back vo), Gordon Jenkins (arr, cond)。「20世紀を代表する偉大な歌声」という意味で、「ザ・ヴォイス」というニックネームで称賛される、アメリカのエンターテインメント界の伝説の至宝、フランク・シナトラの最初のクリスマス・アルバムである。

男性ジャズ・ボーカルとして、僕はフランク・シナトラが大のお気に入り。小学生高学年の頃から、シナトラの歌声に親しんできた訳だが、ほんと、シナトラの声が良い、シナトラの声が大好きなのだ。そんな魅惑的な男性ボーカルが、親しみのあるフレーズを湛えたクリスマス・ソングを唄いまくるのだ。悪い訳がない。諸手を挙げて、このクリスマス・ソング盤は名盤だ。
 

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収録曲は、王道とも言うべき「クリスマス・スタンダード曲」が選ばれている。どの曲も馴染みのある曲ばかりだが、その「クリスマス・スタンダード曲」の持つ流麗な旋律を、シナトラの魅惑的なダンディズム溢れるボーカルで、しっとりと唄い上げていく。そう、全曲「しっとり」と唄い上げていく。あのアップ・テンポの「ジングル・ベル」ですら「しっとり」と唄い上げる。この「しっとり」感が、クリスマスの厳かな雰囲気を想起させてくれる。

バックのラルフ・ブリュースター・シンガーズとゴードン・ジェンキンス指揮のオーケストラも良い感じ。クリスマス・ソングは、バックのオケのアレンジやサウンド、コーラスのアレンジや出来、それぞれが平凡だと、俗っぽいイージーリスニングな、ちょっと陳腐な演奏に陥ってしまうのだが、この盤ではそれについて、全く心配が無い。コーラス、オケ共々、アレンジ優秀、パフォーマンス優秀、シナトラの「しっとり」歌唱をガッチリサポートし引き立てる。

とても優れた内容の「クリスマス・ジャズ」盤。シナトラの歌唱も優秀。バックのコーラス&オケも優秀。シナトラの、シナトラによる、シナトラらしい、クリスマス・ソングの歌唱。敬虔で品格あるクリスマス・アルバム。クリスマス・ジャズ盤の名盤の一枚です。
 
 

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2019年12月24日 (火曜日)

JALCのクリスマス・ソング集

さて、クリスマス・イヴである。今年は久し振りに暖冬基調で、ちょっと暖かい日が続いていたので、クリスマスが近づいてきたという感じが希薄だった。加えて、この2〜3年前から、テレビやネットで、クリスマスについて過度に取り上げることが少なくなってきた感じで、イマイチ盛り上がりに欠ける。ジャズの世界でも、今年はあんまりクリスマス企画のアルバムはリリースされなかったのではないか。

とはいえ、クリスマスである。我がバーチャル音楽喫茶『松和』でも、クリスマス企画のアルバムを採り上げてみる。今回は「ビッグバンド」のクリスマス・ソング集である。1988年に結成され、現在も活動を続ける、ウィントン・マルサリス率いるビッグ・バンド「Jazz At Lincoln Center Orchestra(略称:JALC)」。現代のビッグバンドの中でも、恒常的に活動を続けている、かつ、メンバーは一流のジャズメンで固めた、超一流のビッグバンドである。

Jazz at Lincoln Center Orchestra with Wynton Marsalis『Big Band Holidays』(写真左)。クリスマス・ソングを中心に演奏した模様を捉えた、そんなビッグバンドの魅力的なライブ盤である。2012年12月7-8日、2013年12月12-13日のライヴ録音。リリースは2015年10月30日。ホリデー・シーズンの為の素晴らしいパフォーマンス。
 
 
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おなじみのクリスマス・ソングはもちろん、サッチモの「‘Zat You Santa Claus?」、ビリー・ホリデイの「It's Easy to Blame the Weather」、レッドベリーの「Good Morning Blues」などでは、ルネ・マリー(René Marie)やセシル・マクローリン・サルヴァント(Cécile McLorin Salvant)、という二人の優れた女性シンガーのフィーチャーが聴きどころ。

切れ味良く、ドライブ感とダイナミズム溢れるところが、このビッグバンドの個性。加えて、一流のジャズメンでメンバーを固めているので、演奏のテクニックが途方も無く高い。ミストーンなど皆無である。そんなビッグバンドがおなじみの聖夜曲をやるのだ。その出来は素晴らしいもので、聖夜曲がここまでアカデミックにかつアーティスティックに仕上げられるなんて、なんか魔法でも見ているかのようである。

ビッグバンドの素晴らしいクリスマス・ソング集。ボーカルも趣味良く収まっており、クリスマス・ソングだからといって俗っぽくならない。何故か我が国では、このジャズ・アット・リンカーン・センター・オーケストラ(JALC)はウケが悪い。何故なのか判らないんだが、このライブ盤って良い雰囲気のアルバムなので、是非とも一聴をお勧めしたいです。
 
 
 
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2017年12月25日 (月曜日)

ソウルのクリスマス・ソング集

音楽についてはちょっと変わった子供だった気がする。時は1970年、小学6年生の時だと記憶している。親父のラジオをくすねて、こっそり聴き始めた音楽放送。NHKだったと思う。夜の10時過ぎだったか、洋楽・軽音楽を中心に様々な音楽を流していた。これを聴くのが、ほんと楽しくてねえ。歌謡曲には無いビートと旋律。ラジオを通じて米国を感じていた。

そんな色々な西洋音楽の中で、妙に心に響く音楽があった。まずは、フランク・シナトラやナット・キング・コールなどの男性ジャズ・ボーカル。ダンディズム溢れる彼らの歌声はむっちゃ格好良かった。そして、ソウル・ミュージックである。このオフ・ビートの「ノリ」、心地良いファンクネス。日本の歌謡曲より、格好良く心地良い音世界がそこにあった。

ソウル・ミュージック。米国においてアフリカ系アメリカ人のゴスペルとブルースから発展、1960年代を頂点とする,アメリカ黒人の現代的な大衆音楽。以前よりR&Bと呼ばれ、後にブラコンと呼ばれる。ゴスペル由来のコード進行、たたみかけるような覚えやすいリズム、コール・アンド・レスポンス、即興の多用、ジャズにも通じる黒人の感性を洗練されたサウンドで表現する音楽形態である。ソウル・ミュージック好きが切っ掛けとなって、ジャズも好きになり、短い間だがジャズ・ピアノも教えて貰った。
 

Soul_christmas_2

 
中学に入って、ブラスバンドでアルト・サックスも吹けるようになった。どうにも黒人系の音楽が大好きで堪らない。自分でも変わった子供だ、と思った(笑)。オフビート、ゴスペル、コール・アンド・レスポンス、そして、ファンクネス溢れるボーカル。どれもが心に響くソウル・ミュージックの要素。

そんなソウル・ミュージックをベースとしたクリスマス盤が『Soul Christmas』(写真左)。ジャケット違いで曲数も多い「ソウル・クリスマス」盤もあるが、「ジ・オリジナル」と付くのはこの盤。1968年当時のジャケットもレトロっぽくて懐かしい。スタックスと袂を分かつ前のアトランティック配給の数々のアーティストを集め、クリスマスの曲を実に楽しそうに演奏している。

レイ・チャールズ、クラレンス・カーターやジョー・テックス、ソロモン・バーク等々、ソウル・ミュージックを彩るスターの数々。そうそう、キング・カーティス、オーティス・レディング、カーラ・トーマス、ウィリアム・ベル、ブッカー・T&MGズの曲ももちろん入っています。

ジャズの合間の耳休め。とっても楽しいソウル・ミュージックのクリスマス・ソング集。今年はこの盤で「メリー・クリスマス」。

 
 

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2017年12月24日 (日曜日)

クリスマス企画のジャズを流す

今年もクリスマス・イヴである。我が家では毎年、クリスマスについては、過度な反応はしない。せいぜい、小さなブッシュドノエルと出来の良いシュトレンを手に入れて、ちびちび食するくらいである。音楽もあまりクリスマスを意識はしない。それでも、クリスマスの1週間前からは、ちょっとだけ、クリスマス企画のジャズを流して楽しんだりする。

今年の選盤の中で、これは良いなあ、と感心したのがこのアルバム。『A Dave Brubeck Christmas』(写真左)。変則拍子の名曲「テイク・ファイブ」の作者として演者として有名なジャズピアニスト、デイヴ・ブルーベックが1996年、当時76才の時に発表したソロ・ピアノによるクリスマス曲集である。

我が国では長年、ブルーベックは「スイングしない凡なピアニスト」とされてきた。しかし、である。僕は学生時代、今を去ること30余年前から、デイブ・ブルーベックを聴いてきたが、スイングしないなんてとんでもない。ブルーベックは横にスイングしない。ブルーベックはスクエアにスイングする。それを感じることが出来ないと、ブルーベックのピアノを楽しむ事は出来ない。
 

A_dave_brubeck_christmas

 
このソロ・ピアノ集は、ブルーベックのピアノが、前へ前へ出ること無く、自己主張が希薄で厳かなプレイに終始しているので、強く感じることは無いが、やっぱりスクエアにスイングしている。ウトウトしながら聴いていても、明らかにブルーベックな雰囲気が漂ったピアノ・ソロである。

加えて、クリスマス・ソングに相応しい、落ち着いた荘厳さを底にしっかりと偲ばせた、ちょっと小粋なアレンジを施されていて、聴き心地が良く、飽きが来ない。ジングルベルをテーマにした1曲目「"Homecoming" Jingle Bells」とラス前の「"Farewell" Jingle Bells」では、クリスマス休暇で故郷へ帰る「ワクワクとした気持ち」と、休暇が終わって故郷を後にする時の「心寂しい気持ち」を表現しており、そんなアレンジのセンスも抜群である。

クラシック・ピアノの経験を持つブルーベックならではの、クラシック風のテーマ提示と、最大の個性であるスクエアなスイング感溢れる、厳かな雰囲気を湛えたアドリブ部の対比が素敵な演奏の数々。今年のクリスマス・シーズンは、このブルーベックのソロ・ピアノがヘビー・ローテーション。それでは皆さん、メリー・クリスマス (^_^)v。

 
 

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2016年12月25日 (日曜日)

プログレバンドのXmasソング

クリスマスである。今年は、ロック・ミュージシャンのレジェンドが鬼籍に入ってしまった。特に、1970年代、僕がロックを本格的に聴き始めた頃、大変お世話になったミュージシャン達が、あの世に旅立ったのには参った。かなり淋しくなって落ち込んだ。遅かれ早かれ、僕もあと20年もすれば後を追うことになるのか、と精神的に落ち込んだ。

クリスマスには相応しくない話題のトーンになってきたが、そんな鬼籍に入ってしまったロック・ミュージシャンのレジェンドの中で、結構売れたクリスマス・ソングをリリースしていたミュージシャンが幾人かいる。その中で異色中の異色のクリスマス・ソングがある。

今年3月10日に突然鬼籍に入ってしまったキース・エマーソン。そして、今年の12月7日に癌闘病の末、鬼籍に入ってしまったグレッグ・レイク。エマーソンとレイク、とくれば「エマーソン・レイク・アンド・パーマー(Emerson, Lake & Palmer)」。1970年代のプログレッシブ・ロックを代表するバンドの一つ。

日本でも大人気のプログレ・バンドで、マニアの間では「プログレ界の体育会系バンド」と呼ばれ、テクニックと体力勝負のプログレバンドの最右翼。そんな体育会系プログレバンドが、クリスマス・ソングのシングル盤をリリースしているのだ。当時、僕はビックリした。EL&Pがクリスマス・ソングをやるって、イメージが出来なかった(笑)。

「夢見るクリスマス( I Believe In Father Christmas )」(写真)。グレッグ・レイクがソロデビュー曲として発表したクリスマス・ソングで、1975年に全英2位になりました。当時、思いっきりビックリしました。Father Christmasとは、サンタクロースのこと。コッテコテのクリスマス・ソングです。
 

I_believe_in_father_christmas

 
このシングル・バージョンは、クリスマスを想起させるコード進行に、讃美歌やゴスペルを想起させる厳かな雰囲気が感じられる曲。それもそのはず、この曲、グレッグが「ジングルベル」のコード進行の上に新たなメロディーを乗せ、歌詞をピート・シンフィールドが書いたとのこと。なるほど、厳かな感じがするのはそういう作り方をしているからなのか。

後半、徐々にシンフォニックなアレンジを施していて、更に荘厳な雰囲気が高まっていくところなどは、になっていくところは、明らかにプログレ風な展開です。クラシック・ロックを得意としていたEL&Pの面目躍如です。

この曲、1977年11月にリリースされたEL&Pのアルバム『Works, Vol.2(作品第2番)』にも収録されています。というか、レイクのソロ・シングル盤としてヒットした後、なぜかこの『作品第2番』に、EL&P名義で収録されたもので、こちらのバージョンは、アコースティックのみのシンプルなアレンジとなっています。

グレッグ・レイクの談話として『クリスマスは家族で過ごすもので、寛容と受容の感情を示す日でもあったのに、今は商業主義がはびこっている、だから(原点に返って)「僕はサンタを信じている」と歌うんだ』とある。実にロマンチストな談話である。これが、あの「プログレ界の体育会系バンド」のベーシストの談話なのかしら。

プログレ・バンドがクリスマス・ソングを作り、クリスマス・ソングを歌う。それは当時、僕の目に僕の耳に不思議な光景に映った。反抗のロック、アーティステックなプログレッシブ・ロックは過去のものになった、と思った。このシングル盤を耳にした時、僕は初めて「商業ロック」のニュアンスを理解した気がした。

このシングル盤がリリースされた1975年の暮れ以降、僕はプログレッシブ・ロックから遠ざかっていく。このEL&Pの「夢見るクリスマス」は、そんなセピア色の想い出を思い出させてくれる、ロマンチックで荘厳なクリスマス・ソングであった。

 
 

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2016年12月24日 (土曜日)

Xmas週間の「ジャズ喫茶盤」

クリスマス・イヴである。といって、クリスマス・ソングばかりをかけるのも野暮である。ジャズのアレンジだからといって、クリスマス・ソングというのは意外とシンプルなものが多いので、飽きるといえば飽きる。ということで、クリスマス週間だからといって、クリスマス・ソング関連のジャズばかりを聴いている訳では無い。

ただし、この時期にハードなモード・ジャズや、ましてや、アブストラクトなフリー・ジャズを聴くのも野暮である。この時期は、ちょっと敬虔な雰囲気のする、透明度の高いメロディアスなジャズが良い。ちょっと小粋な「ジャズ喫茶盤」。

ということで、この時期に聴くに適したアルバムの一枚を。Dave Pike『Pike’s Peak』(写真左)。1961年11月の録音。ちなみにパーソネルは、Dave Pike (vib), Herbie Lewis (b), Walter Perkins (ds), Bill Evans (p)。ジャズ・ヴァイブの名手、デイヴ・パイクの生涯最高の好盤。ビル・エバンスがバックを務めていることで有名な盤。

ヴァイブの硬質で透明感のある音は、ちょっと敬虔な雰囲気が漂う。加えて、ディブ・パイクのヴァイブは流麗で疾走感がある。ファンクネスが希薄でクリスタル感が高い。この季節にぴったりフィットする。内容的に普通であれば、それはそれで、この季節にピッタリなんて思わないのだが、この盤、内容的になかなか優れているから良いのだ。
 

Pikes_peak_2

 
当時、次世代を担うヴァイブ・プレヤーとして将来を期待され登場したアーティストの1人だったことが良く判る。特に、アドリブ・プレイのイマージネーションが豊かで、とめどもなく、新しいフレーズが湧き出てくるようだ。

伴奏のビル・エバンスも良い。バップなピアノでガンガン弾きまくる。ちなみにエバンスは耽美的なピアニストでは無い。基本的にはバップなピアニストである。この盤でもバップなピアノでバンバンに伴奏しまくる。エバンスは伴奏上手。フロントのパイクのヴァイブをしっかりと支える。

時代的にジャズ・ロック系やファンキー・ジャズ系に走りそうなんだが走らない。オーソドックスな、メンストリーム系のジャズな内容に好感度は上がる。アルバムでの選曲は、意外とポップな選曲からコルトレーンの「Impressions」と全く同じ曲があったりで、バラエティに富んではいますが、演奏が流麗なので、とても聴き易い。

ちなみに,Pike’s Peakはロッキー山脈の名峰であり,4000mを越える山頂まで登山鉄道で登ることができることで有名。その「Pike’s Peak」にかけた、このアルバム・タイトル。確かに、ディブ・パイクといヴィブラフォン奏者の最高作であることは間違い無い。良いアルバムです。

 
 

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2016年12月20日 (火曜日)

音楽喫茶『松和』の昼下がり・45 『In Tune』

さて、今年もクリスマス週間である。昔々、大学時代、12月18日から25日クリスマスまでの1週間を、僕達は「クリスマス週間」と読んだ。確か、この週間にクリスマス礼拝があって、クリスマス・キャロルがあって、クリスマス・イヴを迎える。サンタの格好をして、近所の幼稚園や老人ホームに慰労訪問に行く。

あの時代、そんなクリスマス・シーズンによく聴いたアルバムがこれである。大学2回生のクリスマス・シーズン、例の「秘密の喫茶店」で聴かせて貰った。爽やかで確かなコーラス・グループとピアノ・トリオ。ジャズにこんな爽やかで優しい音世界があるのか、と思わず感じ入った。

The Oscar Peterson Trio & The Singers Unlimited『In Tune』(写真左)。1971年7月の録音。シンガーズ・アンリミテッドとオスカー・ピーターソン・トリオとのコラボ。収録された曲目を見れば、決して、このアルバム、クリスマスなジャズ盤では全く無い。

しかし、シンガーズ・アンリミテッドのコーラスの雰囲気がそうさせるのだろうが、敬虔で厳か、それでいて爽快で流麗な雰囲気は、今の季節にフィットする。シンガーズ・アンリミテッドのコーラスは端正で淀みが無い。このコーラスで、様々なスタンダード曲を歌い上げていく。

バックのピアノ・トリオの音も良い。初めて聴いた時、どっかで聴いたピアノ、誰だっけ、と思った。ジャズ者駆け出し2年生がである(笑)。それもそのはず、ジャズ者初心者でまずは手を出すピアニストの一人、オスカー・ピーターソンである。
 

In_tune

 
ピーターソンは歌伴が抜群に上手い。バックに回れば、絶対に前面に出ず、しっかりとフロントのボーカルを支える。ボーカルが映えるような、ボーカルが浮き出る様なバッキング。これって、相当なテクニックが無いと出来ない技である。そして、アドリブ・ソロが回って来ると、テクニック全開でバーンとメリハリ良く展開する。

そんな素晴らしいピーターソン・トリオのバッキングを得て、シンガーズ・アンリミテッドが唄いまくるアルバム。このアルバム、我が国ではマイナーで、ジャズ盤紹介本などでもその名前が挙がることは無い。いわゆる「ジャズ喫茶盤」である。

この盤、最初の曲がかかると、ジャズ喫茶の雰囲気が「おおっ」という感じで、明るい雰囲気に変わる。そして、曲が流れると思わず頬が緩む。ニコニコしながら、リズムを取りながら、気持ち良く聴く。

その曲とは「Sesame Street」。米国のマペットキャラクターを使った子ども向けテレビ教育番組のテーマソング。僕達が中学生の頃、始まった番組。親しみが湧く。「Can You Tell Me How to Get to Sesame Street?」。

良いアルバムです。クリスマス企画盤では全くないのですが、この季節にぴったりとフィットしたアルバムです。ジャズ喫茶の昼下がりに、ちょっと皆が微睡みかけた頃、不意打ちの様にかけると意外に「受ける」好盤です。

 
 

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2015年12月25日 (金曜日)

僕の「究極のクリスマス盤」

僕にとっての「究極のクリスマス盤」は、Simon & Garfunkel『Parsley, Sage, Rosemary and Thyme』(写真左)。1966年のリリース。S&G初の米国のビルボードトップテン入り(最高位4位)した名盤である。即席であった前作『Sound of Silence』とは違い、じっくり腰を据えて制作された本作の完成度は非常に高い。

アルバム・タイトルは英国民謡「スカボロー・フェア」の歌詞の一節からの引用。その英国民謡「スカボロー・フェア」でこのアルバムは幕を開ける。繊細で美しいメロディに思わず聴き惚れてしまうが、2曲目以降の曲を聴き進めるにつれ、このアルバム、そんな甘さなど無縁なのに気付く。

このアルバムがリリースされた1966年の米国は政治的に混沌とした時代。このアルバムは、ほのぼのとした長閑な音世界では無く、社会の矛盾や不正を告発する「メッセージ」が織り込まれた、実に硬派で骨のあるフォーク・ソング集になっている。

冒頭の「スカボロー・フェア」を聴けばそれが良く判る。単に英国民謡をデュオで唄っている訳では無い。正式なタイトルは「スカボロー・フェア/詠唱」。ポール・サイモン作詞作曲の「サイド・オブ・ア・ヒル」のものを「詠唱」として「スカボロー・フェア」と対比させることによって、秀逸な反戦歌に仕上がっている。

この「スカボロー・フェア/詠唱」に感じ入って、2曲目以降になだれ込む。「Patterns」「Cloudy」「Homeward Bound」と社会風刺、望郷の歌。続いて「The Big Bright Green Pleasure Machine」「The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)」「The Dangling Conversation」「Flowers Never Bend with the Rainfall」。
 

Parsley_sage_rosemary_and_thyme

 
ジャズっぽいコード感を持った曲や前衛的なパーカッション、内省的で沈着なムードが漂う風刺的な曲もあれば、歌詞の面白さを十二分に楽しませてくれる曲もある。「A Simple Desultory Philippic (Or How I Was Robert McNamara'd into Submission)」「For Emily, Whenever I May Find Her」「A Poem on the Underground Wall」と続く。

そして、何と言ってもこのラストの曲である。「7 O'Clock News / Silent Night」。邦題「7時のニュース/きよしこの夜」。これは強烈な印象を残してくれる、究極のクリスマス・ソングである。

S&Gの厳かな「きよしこの夜」が流れる中、そのバックにニュースのアナウンスが流れている。公民権法の法案、レニー・ブルースの訃報、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアのデモ行進の予定、リチャード・スペックの公判、ベトナム戦争の反対運動。

この曲を初めて聴いたのが中学生の時。バックのニュースがどんな内容なのか判りませんでしたが、その雰囲気は、明らかに「きよしこの夜」の対極にある内容なんだろう、ということはアナウンサーの口調から想像できました。

そして、そのバックのニュースの内容をしっかりと理解したのは高校1年生の冬、思わず旋律が走りました。敬虔さ、神聖さ、楽しさが中心のクリスマス・ソングとは対極にある、社会の矛盾、課題を突きつける究極のメッセージ・ソングがここにあります。そして、歌が終わった直後にニュースのアナウンサーが一言「Good Night」。

なんとも言えない「いいようの無い無念さと虚しさ」と同時に「明日の希望を感じる余韻」が漂います。このアルバムは僕の「究極のクリスマス盤」。必ず、12月25日、クリスマス・シーズンの締めに聴くアルバムです。

 
 

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2015年12月24日 (木曜日)

マントラの秀逸なXmas曲集

ジャズのソロ・ボーカルやコーラス・グループについては「Xmas曲集」が出しやすい。もともとXmas曲って、歌詞があって唄があって、という曲がほとんどだからね。メジャーどころのボーカリスト、コーラス・グループは、その活動の歴史の中で、必ず一枚は「Xmas曲集」を制作しリリースしている。

僕の長年お気に入りのジャズ・ボーカル・グループ、マンハッタン・トランスファーも「Xmas曲集」を出している。その「Xmas曲集」とは、Manhattan Transfer『The Christmas Album』(写真左)。

1992年のリリースになる。Manhattan Transfer=マンハッタン・トランスファー、略して「マントラ」なんだが、マントラは1972年の結成なので、結成20周年にして、満を持してのXmas曲集のリリースである。

Xmas曲集をリリースしてこそ、名実共にメジャーな存在になる、と言われるだけに、この1992年のマントラのXmas曲集のリリースについては「よかったな〜」って「万感の想い」を感じたことを覚えている。マントラについては、デビュー盤の『Manhattan Transfer』から聴き続けてきたからなあ。
 

Manhattan_trasfer_christmas

 
さすがに結成後20年経ってからの「Xmas曲集」である。その内容の充実度合いと来たら、それはそれは素晴らしい出来である。「Xmas曲集」ということを離れて、ジャズ・コーラスの好盤としても十分に鑑賞に耐える、逆に言うと、このアルバムを「Xmas曲集」として留めるには勿体ないくらいの内容の充実度となっている。

ジャズの「Xmas曲集」の成否は、ひとえにアレンジにかかっていると言えるが、このマントラの「Xmas曲集」はアレンジが秀逸。フルオーケストラやコーラスをバックにしたアレンジが素晴らしい。「Xmas曲」は皆が知っている、キャッチャーで、ちょっと俗っぽい旋律が多いので、アレンジに手を抜くと、途端に「陳腐なXmas曲」に陥ってしまう危険性を孕んでいる。

そういう点では、このマントラの「Xmas曲集」については全く問題無い。というか、アレンジが優れている分、俗っぽい「Xmas曲」ですら、高尚で敬虔なジャズ・コーラスに早変わりする。適度に洒落ていて小粋なジャズ・コーラスに昇華して、それはそれは思わず聴き惚れてしまう位の典雅でモダンな雰囲気。

このマントラの「Xmas曲集」は、マントラの実力の素晴らしさを再認識させてくれる、素晴らしい内容のアルバムに仕上がっています。ジャジーで高尚で敬虔、適度にお洒落で小粋なコーラスが奏でる「Xmas曲集」。ジャズ・ボーカルの好盤としてもお勧め。

それでは「Merry Christmas」。

 
 

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2015年12月23日 (水曜日)

スムース・ジャズのXmas曲集盤

メインストリーム・ジャズ、いわゆる昔から続く純ジャズには、当然、クリスマス曲集という企画盤は多々あるんだが、1970年代のフュージョン・ジャズのフォーマットには、意外とクリスマス曲集という企画盤はほとんどみあたらない。

僕は1970年代のフュージョン・ブームはリアルタイムで体験しているのだが、1970年代の大ブームの時に、リー・リトナーやラリー・カールトンなど、フュージョン・ギターの人気者や、フュージョンの名アレンジャーとして成らしたボブ・ジェームスやデイブ・グルーシンがクリスマス曲集の企画盤をリリースしたという話は聞かなかったなあ。

21世紀になって振り返ってみると、フュージョン・ジャズから枝分かれして進化した「スムース・ジャズ」のジャンルで、クリスマス曲集の企画盤が出ていることに気がつく。クリスマス曲集の企画盤って、そのアレンジや演奏内容などの優劣が重要で、チープな無い様なものは聴くに堪えないので選盤には気を付けなければならない。

そんなスムース・ジャズのジャンルの中でのクリスマス曲集の企画盤で、これはええなあ、と感心して聴き続けているアルバムが幾枚かある。その一枚が、Dave Koz『Ultimate Christmas』(写真左)と、Shakatak『Christmas Collection』(写真左)。この2枚は最近のクリスマスシーズンにおけるお気に入り盤である。

Dave Koz『Ultimate Christmas』は、2011年のリリースで、デイヴィッド・ベノア、ブレンダ・ラッセル他、スムース・ジャズ界の一流ミュージシャンも参加しており、内容的に充実した、アレンジ、テクニック共に申し分無いクリスマス曲集に仕上がっている。

リーダーのコズのアルトは素直にスッと伸びた、耳当たりの良い響きが個性のアルト。一聴すると、サンボーンか、と思うが、その音の「スッと伸びる」伸び具合がサンボーンよりシンプル。捻りや小節が無いシンプルさがコズの個性。そんな耳当たりの良いアルトがクリスマス曲のキャチャーなフレーズを慈しむように吹き上げていく。
 

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Shakatak『Christmas Collection』は、これも2011年のリリースで、日本独自企画によるシャカタクのクリスマス曲集のベスト盤。シャカタクは英国のフュージョン〜スムース・ジャズの老舗バンドで、流麗な旋律とアレンジに優れたバンドである。

そんなシャカタクが、1990年代に発表した3枚のクリスマス曲集盤を再編集したもの。21世紀にもなって、日本のレコード会社も酔狂な企画をするもんだ、と思うんですが、これがなかなかの内容になっているのだから面白いですね。

もともとのシャカタクの演奏自体のクオリティーは高いので、クリスマス曲集といっても聴き応えはある。今の耳で聴いても、全く古さは感じないし、十分にスムース・ジャズの秀作として通用する内容の濃さである。クリスマス曲集という企画盤ではあるが、意外と洒落た内容になっています。

収録曲を見渡すと、山下達郎「クリスマス・イブ」、KUWATA BAND「メリー・クリスマス・イン・サマー」、辛島美登里「サイレント・イブ」のJ-POPのクリスマス曲をカバーしています。これはまあご愛嬌ってことで。

スムース・ジャズのジャンルの中で、これはええなあ、と感心して聴き続けているXmas曲集盤で、今年もクリスマス・シーズンを楽しんでいます。今日ご紹介した数少ないスムース・ジャズのXmas曲集盤、なかなかの好盤です。

 
 

震災から4年9ヶ月。決して忘れない。まだ4年9ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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