2025年12月30日 (火曜日)

インド音楽+ジャズロックの融合

シャクティ(Shakti)は1970年代後半に活動した伝説のバンド。ジャズ・ロックとインドの伝統音楽を融合しているとてもユニークなバンドで、クロスオーバー・ギターの第一人者、ジョン・マクラフリンとインドのヴァイオリニスト、L. シャンカールが結成したバンド。

Shakti『Shakti with John McLaughlin』(写真左)。1975年7月5日、ロングアイランドの「Southampton College」でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、John McLaughlin (g), L. Shankar (vln), Ramnad Raghavan (mridangam), T. H. Vinayakram (ghatam, mridangam), Zakir Hussain (tabla)。

ジョン・マクラフリン率いるユニット「シャクティ(Shakti)」名義の1975年7月の、サウス・ハンプトン大学でのライヴ録音作品。インド音楽のリズム&ビートに乗せて演奏する、その独特の個性溢れるクロスオーバー・ジャズは、唯一無二である。これぞ「クロスオーバー」であり、インド音楽とエレ・ジャズ、ジャズ・ロックとの融合が怪しくも美しい。

ムリダンガム(Mridangam)は、南インドの古典音楽(カルナータカ音楽)で使われる、両面を叩く木製の太鼓。ガタム(Ghatam)は、主にインド南部のカルナータカ音楽で使われる打楽器。鉄分を含む赤土で作られた素焼きの壺を、素手で叩くことによって音を出す。タブラ(Tabla)は、インド亜大陸発祥の二つ一組で演奏される伝統的な打楽器。
 
Shaktishakti-with-john-mclaughlin  
 
このムリダンガム、ガタム、タブラのインドの伝統的な打楽器群で、インド音楽の独特のリズム&ビートを叩きだしている。まず、これが癖になる。妖艶でかつアジアンな雰囲気が色濃いグルーヴが醸し出される。そのインド音楽独特のグルーヴの上を、マクラフリンのエレギと、L. シャンカールのヴァイオリンが、インド音楽独特の旋律をベースにインタープレイが繰り広げる。

このシャクティは、マハヴィシュヌ・オーケストラの初代解散後に結成され、1975年から1977年にかけて広範囲にツアーを行っている。僕はこのライブ盤を、大学近くの「秘密の喫茶店」で聴かせてもらった。

初めて聴いた時は衝撃だった。インド音楽がジャズ・ロックとが融合している。ジャズの懐ろの深さと広さを思い知った、最初の体験であった。この、インド=ジャズ・フュージョンのリズム&ビートは癖になる。そして、その上を飛翔するマクラフリンのギターと、L. シャンカールのヴァイオリン。今の耳で聴いても「衝撃」。そして、これも「ジャズ」である。

そして、マクラフリンのギター・テクニックの凄さに「驚愕」。インド音楽のリズム&ビートに乗って、唄うが如く、話が如く、流麗にエレギを弾きまくる。そのテクニックたるや、凄まじい限り。クラシックとの融合、ロックとの融合、そしてインド音楽との融合など、挑戦的ギタリストの最右翼、マクラフリンの面目躍如。ジャズの「融合の成果」の一つとして傾聴に値する好盤である。
 
 

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2025年12月24日 (水曜日)

クリスマス・ジャズの定盤・6

クリスマス・イヴである。今年は珍しく雨のイヴである。もともと12月24日は「晴れの特異日」の一つで、確かに、クリスマス・イヴに雨が降った記憶が無い。なので、南関東地方では、滅多に「雨は夜更け過ぎに、雪に変わるだろう」とはいかない日なのだが(笑)。今年は雨、しかも、雨は明日の朝には霧の朝になるらしい。

Larry Carlton『Christmas at My House』(写真左)。1989年の作品。ハリウッドの「Room 335」スタジオでの録音。ちなみにパーソネルは以下の通り。クロスオーバー&フュージョン・ジャズ畑の名うてのミュージシャンが大集合である。

Larry Carlton (g, b tracks: 6), Clare Fischer (key, tracks: 1 to 4, 9), Robbie Buchanan (key, tracks: 6), Terry Trotter (key, tracks: 1 to 5, 7, 8, 10, 11), Abraham Laboriel (el-b, tracks: 1 to 4, 7, 9 to 11), Jeff Porcaro (ds, tracks: 3, 10, 11), John Ferraro (ds, tracks: 1, 2, 4, 7, 8), Michael Fisher (perc, tracks: 2 to 4, 11)。

ゲストに、Backing Vocals – Christopher Cross (tracks: 6), David Pack (tracks: 6), Karen Blake (tracks: 6), Michele Pillar (tracks: 6), Lead Vocals – Michele Pillar (tracks: 3, 6, 11), Saxophone – Kirk Whalum (tracks: 11)。

カールトンのフュージョン・ギターの最高峰パフォーマンスで奏でられるクリスマス・ソング集。クリスマス・ソング集なので、楽しく聴ければよい、という様な、安易な内容では無い。
 

Larry-carltonchristmas-at-my-house  

 
カールトンのフュージョン・ギターのテクニックの粋を集めた、高度なテクニックと唄うが如くの歌心を最大限に駆使して、フュージョン・ジャズとして、硬派で上質なパフォーマンスで、定番クリスマス・ソングをカヴァーしていく。

とにかく、カールトンのギターが素晴らしい。これぞ、アーバン&メロウな、フュージョン・ジャズを代表するギター表現の最高峰のパフォーマンス。美しく力強く流れるが如くリリカル。カールトンのギターの良さの全てが、このクリスマス・ソング盤に結集している。聴き応え抜群。ながら聴きには惜しい、じっくり腰を据えて聴き込みたいレベルのカールトンのギターである。

アルバム『On Solid Ground』制作中の1988年4月、ラリーは自宅兼スタジオで、面識のない10代の少年に至近距離から銃撃された。明確な動機はなく、無差別な凶行だった。

弾丸は彼の喉を貫通、左腕の神経も損傷して麻痺が残った。ギタリストしての再起が危ぶまれた。しかし、懸命のリハビリの結果、復活を遂げ、1989年『On Solid Ground』をリリース。同年、この『Christmas at My House』をリリースしている。

そんな背景もあってか、このカールトンのクリスマス・ソング集は、どこか敬虔な雰囲気が漂う。厳かで神に感謝を捧げるが如くの敬虔な雰囲気。カールトンの「祈り」がこの盤に宿っている気がしてならない。クリスマス・ソング集の名盤の一枚。
 
 

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2025年12月 5日 (金曜日)

ジャズ喫茶で流したい・311

最近、僕はこの人のギターがお気に入り。Pasquale Grasso(パスクァーレ・グラッソ)。イタリア出身で現在はニューヨークを拠点に活躍中。アート・テイタムやバド・パウエルの表現をギターで表現することに挑み、そのうえで、バップな即興演奏を深化させている。

Pasquale Grasso『Fervency』(写真左)。2025年3月リリース。ちなみにパーソネルは、Pasquale Grasso (g), Ari Roland (b), Keith Balla (ds)。グラッソのレギュラートリオともいえる編成でのリーダー作の第7作目。タイトルは「情熱」を意味する言葉。自作曲が2曲、残りは、ジャズ・スタンダード曲。

ジャズの先人たちをリスペクトしつつ、グラッソ独自の解釈と圧倒的にハイ・テクニックな奏法で、先人達の名曲に新しい魅力を付加している。とにかく、グラッソのギター・テクニックには聴くたびに驚愕する。ギターの表現力を広げ、圧倒的なテクニックとイマジネーション豊かなフレージングで、グイグイと聴き手に迫る、グラッソの「バップ・ギター」。
 

Pasquale-grassofervency

 
硬軟自在、緩急自在、変幻自在な疾走感溢れるグラッソのギターが圧倒的。バド・パウエルの1958年のアルバム『Time Waits』収録の「Sub City」にはじまり、「Milestones」「Cherokee」「Lady Bird」「Bag's Groove」など、有名ジャズ・スタンダード曲がずらり。しかし、手垢の付いた、ありきたりの、「今までに良く聴いた」みたいな、有名ジャズ・スタンダード曲の演奏になっていない。

グラッソ独自の解釈と圧倒的にハイ・テクニックな奏法がそうさせるのだろ、落ち着いてしっかりスピーカーの前で対峙していないと、何の曲なのか判らない位、ユニークなアレンジと弾きっぷり。その弾きっぷりは、ハードバップな、ビ・バップなギターである。速弾きによる疾走感と爽快感は筆舌に尽くしがたい。

彼のギターテクニックには「辣腕」という文字が相応しい。自作曲2曲の出来も良好。彼のギターには、まだまだ伸びしろがあり、表現の余白は広大。まるでピアノを弾いているか、の様に、ギターを弾きまくるグラッソ。リーダー作が通算7作もあるのに、我が国での認知度は低い。しかし、このグラッソのギターは聴きもの。ジャズ者の皆さんに、是非一度は聴いて貰いたい。そんな気持ちにさせる秀作である。
 
 

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2025年12月 4日 (木曜日)

1970年代西海岸ジャズの名演

ボサノヴァ・ギタリストの第一人者のアルメイダと、西海岸ジャズを代表するサックス奏者のシャンクが中心になって結成された「L.A.フォア」。バックのリズム&ビートを司るリズム隊に、ジャズ・ベースのレジェンド職人、レイ・ブラウン、西海岸ジャズを代表するドラマー、シェリー・マンが控える。テクニック優秀、歌心満載、極上のカルテット演奏を聴くことが出来る。

『The L.A. Four Scores!』(写真左)。1974年7月27日、カルフォルニアの「Concord Boulevard Park」でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Bud Shank (sax, fl), Lurindo Almeida (g), Ray Brown (b), Shelly Manne (ds)。西海岸ジャズを代表するサックス奏者、バド・シャンクと、ボサノヴァ・ギタリストの第一人者、ローリンド・アルメイダが中心になって結成されたジャズ・グループ ”L.A.フォア”の、The Concord Summer Festival で行ったライヴ音源。

演奏の雰囲気は、ウエストコースト・ジャズ。アルメイダのギターが入っているので、ブラジリアン・ジャズへの展開もあるので、演奏のアレンジがふるっている。聴き手を十分に意識した「聴かせるジャズ」、いわゆる、ウエストコースト・ジャズの十八番。1970年代の純ジャズ演奏なので、ジャズ・ファンクの演奏もあって、これはこれで、また見事にアレンジされている。
 

The-la-four-scores

 
フロントのアルメイダとシャンクが見事なパフォーマンスを披露するなら、リズム隊のレイ・ブラウンのベースと、シェリー・マンのパフォーマンスもこれまた見事。特級のリズム隊。ベース音がブンブン響き、ドラムがタイトなビートを叩き出す。変幻自在、硬軟自在、緩急自在のリズム&ビートをフロントに供給し、フロントを支え、フロントを鼓舞する。フロントと対等の立場のリズム隊。これが、”L.A.フォア”の最大の魅力。

ドラム・ブレイクではじまるファンキーな冒頭の「Sundancers」、メロウなアルメイダのギターと、シャンクのフルートがクール。2曲目は、お洒落なサンバ・ジャズが小粋な「Carioca Hills」。5曲目は、ボッサ・ビートに見事に乗った、ソフト&メロウなシャンクのフルートが魅力の「Cielo」。そして、ラストは、究極のボサノヴァ・ジャズ「 Manha De Carnaval」(黒いオルフェ ”カーニヴァルの朝”)。

1950年代のウエストコースト・ジャズの良いところをそのままに、1970年代に実現している小粋なカルテット。ダイナミックで繊細、ファンキーでボサノヴァチック、クールで耽美的。ウエストコースト・ジャズの切れ味の良い、聴き応えのあるグルーヴをそのまま、1970年代に連れてきた、そんな ”L.A.フォア”の躍動感溢れるパフォーマンスが、余すところなく記録されているライヴ盤である。
 
 

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2025年11月19日 (水曜日)

J.ヴァン・ルーラーの傑作ライヴ

ジェシ・ヴァン・ルーラーは、オランダ出身のギタリスト。1995年にセロニアス・モンク国際ジャズギターコンクールで優勝、2005年までは、欧州ジャズを代表する、将来有望な若手ギタリストとして活躍。その後、サイドマンとして細々と活動した、幻のギタリストでもある。スタイルは「バップ・ギター」。端正で疾走感溢れるギターは、素直でシンプルな音色で、歌心溢れるフレーズを紡ぎ出していた。

Jesse van Ruller『Live At Murphy's Law』(写真左)。2004年7月7-8日、オランダのハーグ「Murphy's Law」でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Jesse Van Ruller (g), Frans Van Der Hoeven (b), Joost van Schaik (ds)。欧州ジャズのメインストリーム・ジャズ・ギターの中堅、ジェシ・ヴァン・ルーラーのオランダ、ハーグでのライヴ録音。リーダーのジェシ・ヴァン・ルーラーのギターがメインの「ギター・トリオ」。
 
ジェシ・ヴァン・ルーラーは 1972年うまれなので、32歳の若さでのライブ録音。32歳のジャズマンといえば、現代ジャズでは、まだ「若手」の部類なんだろうが、このライヴ盤では、ほぼ「完成された」、中堅〜ベテラン・レベルの熱演を聴かせてくれる。早熟ではないが、若くして成熟したギター・プレイは、かなりの「聴きもの」だと感じる。
 

Jesse-van-rullerlive-at-murphys-law

 
このライヴ盤の良さは、全曲スタンダード曲だということ。ジェシ・ヴァン・ルーラーの端正で疾走感溢れる「バップ・ギター」は、スタンダード曲で映えに映える。バップ・ギターなんだが、尖ったところは無く、音のエッジは適度に丸く、弾きっぷりは、素直でシンプル。なので、スタンダード曲の印象的で美しいフレーズが引き立つ。収録されたどの曲も、歌心あり、テクニックあり、聴いていて惚れ惚れするものばかり。

バックのリズム隊、フランツ・ヴァン・デル・ホーヴェンのベース、ヨ-スト・ヴァン・サイクのドラムも堅実&端正に、活きたリズム&ビートを供給して、ガッチリとフロントのジェシ・ヴァン・ルーラーのギターをサポートし、時に、積極的に鼓舞する。良いリズム隊。こういうリズム隊がオランダ・ジャズにいるのだから、やっぱり、欧州ジャズは無視出来ない。

ビリー・ストレイホーンの「Isfahan」、ベニー・ゴルソンの秀曲「Along Came Betty」、ハーブ・エリスの佳曲「Detour Ahead」、クリフォード・ブラウンのブルース・ナンバー「Sandu」等、ジェシ・ヴァン・ルーラーのギターが映えまくる選曲も良い。欧州系のジャズ・ギターだけあって、ファンクネスは希薄、心地良いオフビートとクールな音色が、スタンダード曲の新しい魅力を醸し出してくれる。好ライヴ盤です。 
 
 

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2025年11月 9日 (日曜日)

鈴木茂”White Heat”を久々に聴く

鈴木茂(すずき・しげる)。日本のギタリスト・レジェンドの1人。はっぴいえんど、ティン・パン・アレーなどのメンバーとしてギターを担当し、1975年には米国のミュージシャンを起用、ロスで録音した初ソロ盤『Band Wagon』dでソロ・デビュー。ソロ・デビュー当初から、ボーカル入り(これがあまり、でねえ・笑)のAOR志向の和フュージョンを追求していたが、1979年、このアルバムで、オール・インストルメンタルの「和フュージョン・ジャズ」なアルバムをリリースして、我々を驚かせた。

鈴木茂『White Heat』(写真左)。1979年の作品。ちなみにパーソネルは、鈴木茂 (g), 村岡建, 砂原俊三, Jake H.Concepcion (sax), 数原晋 (tp), 新井英治(tb), 坂本龍一, 佐藤準, 矢野顕子 (key), 小原礼, 後藤次利 (b), Robert Brill, 高橋幸宏 (ds), 浜口茂外也 (perc, fl), ペッカー (perc), ラリー寿永 (perc), Salita Escobar (vo)、バックに、The Ohno Strings (strings) が入る。ビクター期における、唯一のインストルメンタルを中心とした作品になる。

当時、自身でも「ギターのインストゥメンタルやってると煮詰まってくる」と語っていたのだが、この盤はインストルメンタルを中心とした作品。明らかに、大流行していて、フュージョン・ジャズの「ギター・フュージョン」をやって、一発当てようと思ったのか、どうなのか。とにかく、収録曲の質も良く、和フュージョン独特のアレンジも良好。鈴木茂のギターも大活躍とあって、このインストルメンタルを中心とした作品、なかなかの「和フュージョン」の秀作に仕上がっている。
 

White-heat 

 
冒頭「Hot Blooded」のギターの前奏から、このインストは米国系では無いと感じる。ファンクネス皆無な乾いたオフビート、独特なエコーとサスティーンが効いたギターの音色。米国にはない、フュージョン・テイストのインストで、しかも録音が良い。これは「和フュージョン」それも、1970年代後半から1980年代初頭の音作りと当たりを付ける。エレギの音色が独特で個性全開。これは鈴木茂、と確信する。

全体の音作りは、当時のソフト&メロウなフュージョン・サウンド。耳当たり、聴き心地の良い、上質のイージーリスニング志向のソフト&メロウなフュージョン・サウンド。フレーズがどこか米国フュージョンのイメージを借りてきている雰囲気なので、今の耳にはちょっと古さを感じるのが残念。それでも、鈴木茂のエレギは鳴りに鳴っているから、これだけでも、この盤は「買い」だろう。

バックのミュージシャンも、曲者優秀どころがズラリ。特に個性の強い、高橋幸宏のドラム、坂本龍一のキーボード、小原礼、後藤次利のベースは印象的に響く。1曲1曲の収録時間が4分前後、フェードアウトの多用が玉に瑕だが、それ以外は、水準以上の演奏で、和フュージョンの秀作の1枚、として問題無い、聴き甲斐のある、和フュージョンな1枚である。
 
 

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2025年10月13日 (月曜日)

サル・サルバドールの代表的好盤

映画「真夏の夜のジャズ」でもお馴染み、チャーリー・クリスチャン直系のギタリスト、サル・サルバドール、と言うが、我が国では、かなりマイナーな存在。

リーダー作も、1953年から1963年までの10年で9枚。1978年から1989年の間に5枚。計14枚のリーダー作しかリリースしていないのと、半数はマイナーなレーベルからのリリースなので、マイナーな存在なのも仕方の無いことかもしれない。

Sal Salvador『Frivolous Sal』(写真左)。1956年2月の録音。ベツレヘム・レーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Sal Salvador (g), Eddie Costa (p, vib), George Roumanis (b), Jimmy Campbell (ds)。映画「真夏の夜のジャズ」でもお馴染み、チャーリークリスチャン直系のギタリスト、サル・サルバドールがリーダーのカルテット編成。

さて、サル・サルバドールは、チャーリー・クリスチャン直系の、ウェストコースト派白人ギタリスト。サルバドールのギターの音の雰囲気は、アーバンでミッドナイトな雰囲気の、漆黒ジャジーでブルージーなギター。当時のジャズ・ギターとして、かなり個性的な音色。この個性的な音色のサルバドールのギターは、十分にフロントを張れるもの。
 
まだギタリストがリーダー作を出すことが珍しかった時代に、フロントを張ることのできる、力感溢れる、ソリッドで音の芯が太いギターでリーダーを務めるサルバドールは、現代に通じる、モダン・ジャズ・ギターの先駆的存在。
 

Sal-salvadorfrivolous-sal

 
このアルバムでも、そんなクリスチャンの「アーバンでミッドナイトな雰囲気の、漆黒ジャジーでブルージーな」ギターが大活躍。聴き応え満点のパフォーマンスを披露している。

スタンダード曲「All The Things You Are」「I'll Remember April」では、そんなチャーリークリスチャン直系のバップ・ギターがダイナミックに展開される。テクニックは確か、爽快感抜群。ウエストコースト・ジャズのほど良くアレンジされた端正なリズム隊をバックに、漆黒ジャジーでブルージーなギターが疾走する。

バックはエディ・コスタがピアノを担当する、端正でバップなリズム・セクション。このリズム・セクションの安定したパフォーマンスが、サルバドールの上質なバップ・ギターの弾き回しを引き出している。コスタの硬質なピアノが、サルバドールの漆黒ジャジーでブルージーなギターに合う。相性抜群である。

ベツレヘム・レーベルには、こういった米国ウエストコースト・ジャズのアルバムも多数リリースされていて、加えて、個性的なのは、西海岸ジャズ志向の演奏の中に、このサルバドールのギター盤の様に、まるで東海岸ジャズの様な「漆黒ジャジーでブルージーな」音作りがされている点。

米国の東西を股に掛け、東海岸ジャズ、西海岸ジャズ双方に対して、拘り無い音作りが個性のベツレヘム・レーベル。このサルバドールのアルバムはそんなベツレヘムの個性が反映された好盤です。どっちつかず、というなかれ。これが、ベツレヘム・レーベルの個性の一つです。
 
 

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2025年10月 8日 (水曜日)

Pat Metheny『MoonDial』です

パット・メセニーは、今年71歳。盟友ライル・メイズが2020年に亡くなって、パット・メセニー・グループの活動は停止した。ソロ活動のみに集中して現在に至る。2021年リリースの『Side-Eye NYC(V1.IV)』は、久しぶりに「PMGサウンドに通じるパット」らしい内容で、聴いていてワクワクした。

が、その後が続かない。どうしたのか、と思っていたら、2023年6月、突如、パットのフルアコ・エレギのソロ・パフォーマンスのコンピレーション盤『Dream Box』が出た。これは、コンピレーション盤なので、厳密に言えば「新作」とは言い難い。と思っていたら、2024年7月、純粋新作のソロ・アルバムがリリースされた。

Pat Metheny『MoonDial』(写真左)。2024年の作品。ちなみにパーソネルは、Pat Metheny (g) のみ。このアルバムは、楽器製作者リンダ・マンザーが製作した、特注のナイロン弦バリトン・ギターを使用した、ソロ・ギター・アルバムである。

枯れた味わいの内省的なソロ・ギター・アルバムである。耽美的でリリカル、内省的で静謐なナイロン弦バリトン・ギターのソロ・パフォーマンスが、淡々と弾き継がれていく。内省的であるが故、静かな部屋で「ゆとり」や「癒し」を求める向きには良いが、ビートやグルーヴといった「音の刺激」を求める向きには、ちょっとしんどい内容。

この盤でのメセニーのソロ・パフォーマンスは、リズム&ビートが、ギターのフレーズに埋もれているので、即興演奏ではあるが、ジャジーな雰囲気、いわゆる、旧来のモダン・ジャズな雰囲気は皆無。
 

Pat-methenymoondial

 
例えて言えば、ECMレコードの「ニュー・ジャズ」の音世界。キースのソロ・ピアノ以上に、ジャズ感が希薄なので、この盤をジャズと捉えることについては、賛否両論だるう。

6曲のメセニー・オリジナル。スタンダード曲については、マット・デニス「Everything Happens to Me」〜レナード・バーンスタイン「Somewhere」のメドレーと、マット・デニス「Angel Eyes」。チック・コリア作「Youre Everything」のカヴァー、1950年代の映画『アパッチ』からのサントラ主題歌「My Love and I」に、ビートルズ「Here, There and Everywhere」のカヴァー、と選曲はバラエティーに富んでいて、聴いていて楽しい。

このアルバムに収録されたソロ・パフォーマンスは、どれもが素晴らしいが、特に、ビートルズの「Here, There and Everywhere」をカヴァーは、原曲の解釈、アレンジが秀逸で、パットの特注のナイロン弦バリトン・ギターが映えに映える、なかなかに素晴らしい出来に仕上がっている。

ここ2〜3作のメセニーのソロ・パフォーマンスは、基本的に「耽美的でリリカル、内省的で静謐」。純ジャズとは言いがたい内容ではある。即興演奏メインのニュー・ジャズ的雰囲気ではあるが、メセニーのソロ・パフォーマンスとしては申し分無い。

ダイナミックでフォーキーでワールドミュージック的なグループ・サウンドは「パット・メセニー・グループ」の担当なのだが、盟友ライル・メイズが2020年に亡くなって以降、ほぼ活動停止状態なのが不満。パット・メセニー・グループはどうなったのか。メセニーはまだまだ老け込む歳ではない。
 
 

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2025年9月24日 (水曜日)

ジャズ喫茶で流したい・298

フュージョン・エレギのレジェンドの1人、マイク・スターン。2024年、ジャズ、アフリカ音楽、ゴスペルなどを取り込んだ、エレクトリックな「ワールド・ミュージック」志向のジャズがメインの、スターンの代表作の1枚であろう好盤をものにしている。

MIke Stern『Echoes and Other Songs』(写真左)。2024年の作品。ちなみにパーソネルは、Mike Stern (el-g, vo), Chris Potter (ts), Bob Franceschini (sax), Jim Beard (ac-p, key), Christian McBride (b), Antonio Sanchez (ds), Leni Stern (ngoni), Arto Tunçboyacian (perc), Richard Bona (ac-b, vo), Dennis Chambers (ds)。

バックを固めるメンバーが隅に置けない。テナー・サックスに現代の中堅クリス・ポッター、ベースに現代のファーストコールのクリスチャン・マクブライド、ドラムに現代の代表的ドラマーのアントニオ・サンチェス、ピアノ&キーボードにジム・ベアード、あと、目立つところとして、ベース&ボーカル担当にリチャード・ボナ、ドラム担当に、デニス・チェンバース。

目新しいところでは、ドイツの女性ギタリストのレニ・スターンが「ngon (ンゴニ)」を弾いている。ちなみに「ngon (ンゴニ)」は、アフリカの西部に伝わる伝統的な弦楽器の名前。アルメニア系アメリカ人[のアルト・ツンチボヤジヤン(Arto Tunçboyacia)がパーカッションを担当している。

この2人とリチャード・ボナの存在で、このアルバムには、例えば、パット・メセニー・グループ(以下PMG)の音世界に代表される、エレクトリックな「ワールド・ミュージック」志向のネイチャー・ジャズ、が入っていると想像する。

それがズバリ「当たり」で、冒頭の「Connections」のイントロのアコギの響きが既に「ワールド・ミュージック」志向。そこに、骨太テナー・サックスがメインストリームなフレーズを連発し、スターンのエレギがそれに追従し、ユニゾンで絡む。筋金入りフュージョンなスターンのギターが乱舞する。

続く「Echoes」「Stuff Happens」「Space Bar」は、一転、アーバンなコンテンポラリーな純ジャズな演奏だが、フレーズの響きがジャジーでは無い、「ワールド・ミュージック」志向っぽく、魅力的な演奏に仕上がっている。この3曲、いずれもスターンのエレギがバッチリ、キマっている。
 

Mike-sternechoes-and-other-songs

 
5曲目「I Hope So」から、一転、エレクトリックな「ワールド・ミュージック」志向のジャズに立ち戻る。ボナのボーカルが凄く効果的。どっぷり「ワールド・ミュージック」志向のネイチャー・ジャズの雰囲気が蔓延する。そこに、スターンのギターが滑り込んでくる。ニュー・ジャズ的なフレーズは、どこか郷愁を感じさせる、センチメンタルで耽美的な、それでいて、エネルギッシュなフレーズの連発。名演である。

6曲目「Where's Leo?」は、アーバンなコンテンポラリーな純ジャズな演奏に立ち戻るが、出てくるフレーズが、どこか「ワールド・ミュージック」志向にねじれているところが面白い。スターンのエレギのパフォーマンスが素晴らしい。

7曲目「Gospel Song」は、ゴスペルチックな敬虔な響きが印象的な演奏。だが、ファンクネスを極力排除して、演奏のテンポをスローに落とし、「ワールド・ミュージック」志向のネイチャー・ジャズな雰囲気の「ゴスペル・ソング」に仕立て上げている。アレンジが優秀。

8曲目「Crumbles」は、ECMレーベルのニュー・ジャズを彷彿とさせる、ニュー・ジャズな即興演奏とフリー・ジャズ、破調のモードを上手くミックスさせた、アーバンなコンテンポラリーな純ジャズな演奏。それぞれの演奏力が問われる難曲だが、皆、いとも容易く対応している。

9曲目「Curtis」から、再び、エレクトリックな「ワールド・ミュージック」志向のネイチャー・ジャズに立ち返る。ここでも、ボナのボーカルが凄く効果的。どっぷり「ワールド・ミュージック」志向のネイチャー・ジャズの雰囲気が蔓延する。続く10曲目「Could Be」も、アーバンよりだが、リズム&ビートが「ワールド・ミュージック」志向。面白い曲。

で、ラストの11曲目「Could Be」は、まるで、セロニアス・モンクのオリジナルの様な、どこから聴いても「モンク・ミュージック」な演奏。思わず、ニンマリしてしまう。リズム&ビートが「ワールド・ミュージック」志向で、ワールド・ミュージックなビートで奏でられる「モンク・ミュージック」の様な演奏で、実にユニーク。

2016年7月、自宅周辺で転倒し、右腕の自由を失う大怪我をしたという報に接した時には、もうギタリストとしては活動できないのでは、と懸念したが、必死でリハビリを続け、ピックを指に貼り付けるなどして、ついに復帰を果たした。執念の現役復帰、その努力が今回の好盤を生んだ。良いアルバムです。
 
 

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2025年9月15日 (月曜日)

ジャック・ウィルキンスを愛でる

ウィルキンスは、1970年代から2000年代まで、息の長い活躍をしたジャズ・ギタリスト。過小評価されている(特に我が国で)ジャズマンの一人で、1970年代のアルバム2枚は、一時的に彼を「一流ジャズマン」の位置に押し上げたが、それ以降は無名に近い存在になってしまう。

しかし、豊かな才能は他のプレイヤーからは尊敬された「幻のハイテクニックなジャズ・ギタリスト」、つまり、ミュージシャンズ・ミュージシャンとして、かろうじてその名を留めている。

Jack Wilkins『Windows』(写真左)。1973年の作品。ちなみにパーソネルは、Jack Wilkins (g), Bill Goodwin (ds, perc), Mike Moore (b)。ブルックリン出身の幻のハイテクニック・ギタリスト、ジャック・ウィルキンスのシンプルなギター・トリオ盤。初リーダー作になる。ギターが完全に主役なので、ウィルキンスのギターの個性がとても良く判る。

クロスオーバー&フュージョン・ジャズが全盛だった1970年代、頑なに、純ジャズ志向の、ストレート・アヘッドなアコ&エレ・ギターを弾き続けたジャック・ウィルキンス。活躍した当時は、ジャズ界きっての速弾きギタリストの一人だった。ウィルキンスは15歳でギターを始め、バーニー・ケッセルやジョニー・スミス、ジャンゴ・ラインハルト等 に影響を受けているので、純ジャズ志向+ストレート・アヘッドなウィルキンスのギターというのは、とても説得力がある。
 

Jack-wilkinswindows

 
ムーディーな、アーバンな雰囲気を醸し出す、洗練されたジャズ・ギター盤。ギターに豊かで絶妙なエコーがかかって、臨場感が豊かなギター・トリオ盤である。ジョージ・ベンソンやパット・マルティーノに引けを取らない鬼ピッキング。1970年代の純ジャズ志向の「本物のギター」で、ウィルキンス自体は、ほぼ無名ではあるが、そのギター・テクニックは特筆に値するレベルの優れたもの。

選曲がふるっていて、チック・コリアのタイトル曲「Windows」、ジョン・コルトレーンの「Naima」、ウェイン・ショーターの「Pinocchio」、ジャズロックなフレディ・ハバードの「Red Clay」等、1960年代後半から1970年代半ばくらいまでの人気曲を選んで、弾きまくっているところが、このアルバムの一番、興味を引くところ。バンド・メンバーのマイク・ムーアのペンになるラテンタッチの「Canzona」、ウィルキンスがクラシック・ギターの技巧を存分に披露する「Song for the Last Act」も好曲、好演奏。

ジャズマンの中には、1〜2枚程度、優れた内容のアルバムをリリースし、その内容が評論家筋からの評価されたジャズマンが、忽然とシーンから遠ざかってしまうケースが多くある。

いわゆる「幻のジャズマン」達で、あの人は今何処、なのだが、大体が行方不明のジャズマンが多い。逆に日本では何故か知られていない、特殊事情の「幻のジャズマン」も結構いる。今回のジャック・ウィルキンスもそんな中の一人。しかし、アルバムの音源は残っている。まずはこのJack Wilkins『Windows』を愛でることで、ウィルキンスのギターの優秀性を体感されたい。
 
 

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