2023年2月 7日 (火曜日)

アップル・レコードのMJQ・2

ビートルズで有名なAppleレコード。レジェンドなカルテット、モダン・ジャズ・カルテット(The Modern Jazz Quartet・MJQと略)は、この「場違い」なAppleレコードに2枚のアルバムを残している。

その経緯は僕は知らないが、昔、Appleレコードのカタログを眺めていた時、MJQのアルバムを見つけた時は思わず「え〜っ」と声を上げた。なんで、純ジャズ最高のグループの音源が、Appleレコードからリリースされていたのか。謎である。

The Modern Jazz Quartet『Space』(写真)。 1969年、ロンドンの「Trident Studios」での録音。ちなみにパーソネルは、ちなみにパーソネルは、Milt Jackson (vib), John Lewis (p, harpsichord), Percy Heath (b), Connie Kay (ds) の鉄壁のカルテット。Appleレコードでの2枚目のリリースになる。

アルバム・タイトルを見て「?」。収録曲のタイトルを見て、冒頭の2曲が「金星からの訪問者」「火星からの訪問者」。どうも宇宙を意識した企画曲っぽい。録音年の1969年と言えば、アポロ計画、月面着陸など、世界の人々が宇宙へと想いを馳せた時代。

そんな時代背景に影響を受けて、この2曲のコンセプト曲を作ったのだろうか。聴いてみると、非常にアーティスティックで創造的な、そして、こかクラシック&プログレ的な、理路整然とした組曲の様な音世界。
 

The-modern-jazz-quartetspace

 
そんなガッチリと組み込まれたアレンジの中を、ファンクネスを封印した、無機質な響きの浮遊感溢れる流麗なミルトのヴァイブが飛翔する。そして、ジャジーな響きとは無縁の冷たくメタリックなタッチのルイスのピアノ。ジャズをしっかりと知る者が聴けば、思わず仰け反る、成熟したMJQだから為し得るコンセプト曲。

しかし、この宇宙を想起するコンセプト曲2曲の後に「Here's That Rainy Day」「Dilemma」と有名なジャズ・スタンダード曲が続き、ラストに長尺の「Concierto de Aranjuez(アランフェス協奏曲)」。

この如何にも純ジャズらしい有名曲3曲が素晴らしい出来。この3曲は「いつものMJQ」で、1969年の音楽の時代背景をバックに、高速でテクニカルで、珍しくファンクネス微少な「MJQらしい演奏」を聴くことが出来る。

冒頭2曲の宇宙的なコンセプトがメインなのか、後半の有名スタンダード曲の1969年的な解釈がメインなのか、よく判らないプロデュース。中途半端な印象は拭えない盤ではあるが、MJQの演奏内容は相当に高度で素晴らしい。アルバムが表現しかったコンセプトなどという難しいことは考えずに、高度でテクニカルな、成熟したMJQを楽しむのに好適。

MJQの推薦盤に全くタイトルが上がらない、かつ、不可思議でジャズらしくないジャケなので、触手がなかなか伸びないとは思うが、とりわけ、MJQ者の方々には一度は聴いて欲しい良好盤である。
 
 

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2023年2月 5日 (日曜日)

アップル・レコードのMJQ・1

モダン・ジャズ・カルテット(The Modern Jazz Quartet・MJQと略)のアルバムの落ち穂拾いだが、マイナーな盤は結構、スルーしていることが良く判った。もともとCD廃盤になっていたものや、そもそもCDリイシューされていなかったものがあって、そんな廃盤状態の盤が、ここ2〜3年で、サブスク・サイトにアップされてきたので、初めて聴く機会に恵まれたものもある。

The Modern Jazz Quartet『Plastic Dreams』(写真左)。1971年5月24日の録音。ちなみにパーソネルは、Milt Jackson (vib), John Lewis (p, harpsichord), Percy Heath (b), Connie Kay (ds), Joe Newman, Snooky Young (tp (tracks 4-6)), Garnett Brown (tb (tracks 4-6)), Jimmy Buffington (French horn (tracks 4-6)), Don Butterfield (tuba (tracks 4-6))。

この盤は、MJQの盤というか、ジャズ盤として珍しい、ビートルズで有名なAppleレコードからのリリース。Appleレコードって、ビートルズのアルバムだけでは無く、ロックやシンガーソングライターの渋めのミュージシャンのアルバムを扱っていたのだが、こってこて本格的メインストリーム・ジャズのMJQまで扱っているのを知ったのは、ほんに10年位前。
 

The-modern-jazz-quartetplastic-dreams

 
この盤では「成熟仕切った」MJQのパフォーマンスを確認することが出来る。冒頭からの3曲、「Walkin' Stomp」「Dancing」「Plastic Dreams」では、成熟しきって、これ以上の「伸びしろ」は無いのでは無いかと思われるくらいの流麗で完璧な演奏。「Plastic Dreams」では、ジョン・ルイスはハープシコードを取り入れて、演奏に変化を付けている。MJQ独特の「良い意味でのスノッブな雰囲気」が増幅されているところが、実にMJQらしい。

後半の3曲「Variations on a Christmas Theme」「Trav'lin」「Piazza Navona」では、トランペット、ホルン、チューバの管が入った、MJQとしては珍しい演奏内容になっている。ただ、MJQはもともと4人のパフォーマンスの最高の表現が出来るグループなので、管のバッキングはあまり必要が無い、どころか、MJQのパフォーマンスを楽しむのに、ちょっと邪魔だなと思う位だから、この管入りは蛇足だろう。それでも「Trav'lin'」のミルトとルイスのアドリブ・ソロの流れは絶妙で惚れ惚れする。

AppleレコードからリリースされたMJQの異色盤ではあるが、内容は充実している。というか、ほとんど成熟しきった流麗さは、イージーリスニング・ジャズの域を超え、そのテンションたっぷり、テクニック最高な演奏は、聴いていて、ちょっと耳にもたれるくらい。この盤の3年後、一旦、活動を停止するのも理解出来る位の、相当高い成熟度がちょっと「もたれ気味」だが、一筋縄ではいかない、内容充実の優秀盤であるには違いない。
 
 

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2023年2月 4日 (土曜日)

MJQのモントルー・ライヴ '82

僕の大好きな伝説のカルテット、モダン・ジャズ・カルテット(Modern Jazz Quartet・MJQと略)のアルバムの落ち穂拾いをしている。主だったアルバムは、このブログの初期に記事をアップしているのだが、まだまだ聴き方も未熟で、リライトしたいアルバムもある。改めて、ディスコグラフィーと照らし併せてみて、まだ10枚程度、記事にしていないアルバムがあるみたいで、せっせと聴き直している。

The Modern Jazz Quartet『Together Again! - Live At the Montreux Jazz Festival '82』(写真左)。1982年7月25日、スイスのモントルー・ジャズ・フェスでのライヴ録音。Pabloレーベルからのリリース。ちなみに不動のパーソネルは、Milt Jackson (vib), John Lewis (p), Percy Heath (b), Connie Kay (ds)。4人のメンバー全員が鬼籍に入ってしまっていて、名実共に「伝説のカルテット」である。

このライヴ盤は、MJQが1974年に一旦解散し、その後、1981年に日本ツアーのために再会〜再結成した後、翌年のモントルー・ジャズ・フェスに出演した時のライヴ録音。時代はフュージョン・ジャズ全盛期でありながら、MJQの再結成はジャズ者の方々に好意的に受け入れられた様で、ジャズ・フェスの観客の反応も熱気溢れるもの。

再結成を好意的に受け入れられた状況をしっかりと受け止めて、MJQの演奏は、いつに増して熱が入っている。フュージョン・ジャズ全盛期の影響なのか、演奏のスピードがちょっと速くて、疾走感溢れる弾き回しが凄い。
 

The-modern-jazz-quartettogether-again-li

 
特に、ミルト・ジャクソンのヴァイブは気合い十分で、とにかく高速フレーズを弾きまくる弾きまくる。ジョン・ルイスのピアノは至って冷静で、ミルトの暴走を未然に防いでいる様だ。

恐らく、MJQの歴史上で、一番、高速な演奏だと思うが、リズム隊のパーシー・ヒースのベースとコニー・ケイのドラムが、その高速演奏についていくどころか、リードしているのには驚いた。やはり、このMJQの4人、演奏テクニックは抜群なのだ。4人が一体となって疾走感溢れる、流麗で味わい深い演奏を繰り広げている。

収録された曲は全て、MJQが演奏しなれた、定番曲がズラリと並ぶ。それでも、アレンジは少しずつ、1980年代前半に合わせて、洒落てシュッとしたものにリアレンジされていて、ジョン・ルイスのアレンジ力の高さを改めて感じた次第。

あまり話題に上がらない、MJQのアルバムの中でも注目されないライヴ盤だが、その時代の雰囲気を反映していて、これはこれで「アリ」の好ライヴ盤だと思います。MJQのライヴ盤で「いの一番」に聴くライヴ盤ではありませんが、他の有名なライヴ盤を聴いた後に聴くと、MJQの演奏力の奥の深さを感じることが出来ます。
 
 

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2023年1月27日 (金曜日)

MJQの「この盤は外せない」

ジャズ界の伝説のカルテットのひとつ「モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)」のアルバムの落ち穂拾いを進めているのだが、意外と「え〜っ、こんな盤がまだこのブログで語ってないのか」なんて、変に感心する盤もあったりして、なかなか面白い。MJQのアルバムについては、当ブログの初期の頃に定期的に語っていたのだが、このところ、MJQを扱うことは全く無かったからなあ。

『The Modern Jazz Quartet』(写真左)。1957年4月5日の録音。ちなみにパーソネルは、Milt Jackson (vib), John Lewis (p), Percy Heath (b), Connie Kay (ds)。鉄壁のカルテット。ドラムも、ケニー・クラークから、コニー・ケイに代わっている。クインテット名がズバリ、タイトルになっているので、デビュー盤と勘違いしそうだが、10枚目のオリジナル盤になる。どうして、こういうタイトルになったかは、ちょっと判らない。

この『The Modern Jazz Quartet』は『Fontessa』(1956年1ー2月録音)や『The Modern Jazz Quartet Plays No Sun in Venice(たそがれのベニス)』(1957年4月録音)と、バロック志向、クラシックの演奏手法をベースにした「企画型」のアルバムに続くオリジナル盤なのだが、その内容は、前の企画型の2枚とは明らかに異なる。ストレート・アヘッドな、純ジャズなMJQの演奏が堪能出来る。
 

The-modern-jazz-quartet-1957

 
3曲目の「La Ronde: Drums」が、ジョン・ルイス作である以外は、ジャズ・スタンダード曲で占められている。冒頭はメドレーで「 They Say It's Wonderful 〜 How Deep Is the Ocean 〜 I Don't Stand a Ghost of a Chance With You 〜 My Old Flame 〜 Body and Soul」。有名スタンダード曲が5曲連続するメドレーだが、そのアレンジが見事。MJQの音楽監督、ジョン・ルイスの面目躍如である。

そんなジャズ・スタンダード曲がズラリと並ぶ魅力盤だが、特に「Night In Tunisia」と「Bags' Groove」のミルト・ジャクソンのヴァイブによるアドリブ・ソロが見事。ファンクネスを豊かに湛え、鼻歌を唄うような滑らかさで、流れる様に華やかにヴァイブのソロ・パフォーマンスが弾き進む。他のスタンダード曲においても、ミルトのヴァイブも素晴らしいが、特に「Night In Tunisia」と「Bags' Groove」は聴きものである。

MJQのアルバムを見渡すと、ジャズ・スタンダード曲のチョイスがあまり多く無いことに気付く。それだけ、オリジナル曲の内容が優れているということなんだが、やはり、ジャズのコンボである以上、スタンダード曲に対する取組みと成果も確かめてみたい。そんな欲求にしっかり応えてくれる『The Modern Jazz Quartet (1957)』である。
 
 

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2023年1月26日 (木曜日)

MJQの発祥が確認出来る盤

モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)は、僕の大好きなジャズ・ユニット。ジャズを本格的に聴き始めた時、最初に手に取ったジャズ盤が、MJQの『Django』。アーティステックで品の良い、クラシックに比肩するほどの高度な音楽性。室内楽的で緻密精巧なアレンジと、ジャズ特有のインプロビゼーションの融合。クールでアーティスティックなジャズの最高峰。

『Modern Jazz Quartet, Milt Jackson Quintet』(写真左)。1952年12月22日と1954年6月16日の録音。Prestigeの7059番。ちなみにパーソネルは、1952年12月22日録音分:Milt Jackson (vib), John Lewis (p), Percy Heath (b), Kenny Clarke (ds)。1954年6月16日録音分:1952年のピアノが、Horace Silver (p) に代わり、Henry Boozier (tp)が加わる。

1曲目から4曲目、1952年の録音が「モダン・ジャズ・カルテット」発祥の記録。ドラムはまだ、コニー・ケイでは無い。オリジナル・メンバーのケニー・クラークが担当している。ベースはオリジナル・メンバーのパーシー・ヒースが既に担当している。当然、フロントを担う2人、ピアノのジョン・ルイスとヴァイブのミルト・ジャクソンも揃い踏み。
 

Modern-jazz-quartet-milt-jackson-quintet

 
1954年の録音は、ピアノがホレス・シルヴァーで、基本はミルト・ジャクソンがリーダーのクインテット。同じ「MJQ」だが、クインテット編成だし、こってこてファンキーな演奏で固められている「モダン・ジャズ・カルテット」とは全く関連が無く、音の志向も異なる。「MJQ」つながりでカップリングしただけみたいで、やっつけレーベル、プレスティッジの成せる技。駄洒落が過ぎる。

ここでは、1952年の録音に絞って語りたいのだが、この1952年の時点で、MJQの音の個性は見事に完成されている。ミルト・ジャクソンのファンキーで流麗なヴァイヴ。クールで間を活かしたシンプルなルイスのピアノ。この二人の対比と融合。ミルトの自由なアドリブとルイスのアレンジの規律。そんなMJQの音の個性がこの4曲にしっかりと表現されている。

2曲目の「La Ronde」は、ジョン・ルイスの趣味がだだ漏れのバロックの様式美を取り入れた秀曲だが、端正にコントロールされたルイスのピアノのバッキングに乗って、流麗にドライブのかかった、ファンキーなミルトのヴァイブが素晴らしい。この音世界が「MJQ」の個性だろう。この1曲だけを聴いても、この1952年の録音に、既に「MJQ」は成立していることを実感する。
 
 

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2020年11月17日 (火曜日)

MJQ『Pyramid』との出会い

Modern Jazz Quartet(略して「MJQ」)と出会ってから、かれこれ40年以上が経つ。それまでは、ジャズは猥雑な音楽、ちょっと不良がかった人が聴く音楽、なんて、とんでもなく歪んだ印象を持っていた。が、である。大学に入って直ぐに、ジャズ好きの友人と出会った。その友人は「ジャズはええぞ」と僕にジャズを勧めながら、その友人はなにを思ったか、MJQのアルバムをかけてくれた。

Modern Jazz Quartet『Pyramid』(写真左)。1959年8月と12月、そして1960年1月の3回に分けて録音されている。Atlanticレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Milt Jackson (vib), John Lewis (p), Percy Heath (b), Connie Kay (ds)。MJQの「揺らぎの無い鉄壁のカルテット」。

実は、このMJQの『Pyramid』ってアルバムは、僕をジャズの世界に導いてくれたジャズ盤の一枚。このアルバムを大学1回生の時、友人の部屋で聴かせてもらった。それまで、僕はジャズについては、FM放送でたまにエアチェックして聴くことはあっても、自分でアルバムを持っていた訳でもなく、それほど、興味があった訳でもなかった。

このアルバムって、MJQのアルバムの中でも「渋め」の内容で、MJQを初心者に紹介する時には、まず出てこない「隠れ好盤」である。これが、当時、僕には衝撃だった。当時、ジャズの印象と言えば、黒人の音楽で、熱くてファンキーでテクニカルで、ちょっと猥雑で俗っぽい音楽、なんていう先入観があった。
 
 
Pyramid-mjq  
 
 
それが、である。この盤に詰まっている音は、実にアーティステックで品の良い、それでいてクラシックに比肩するほどの高度な音楽性。全曲に渡って飽きさせない選曲とアレンジ。選曲は基本的にはメンバーのオリジナルかスタンダード。それらの曲を彼らは、室内楽的で緻密精巧なアレンジと、ジャズ特有のインプロビゼーションを融合させて、ワン・アンド・オンリーな「音」を提供する。

まるでバロックの「バッハ」を思わせる、対位法的なアンサンブルの高尚さでグッと惹きつけ、ブルージー極まりないアドリブが炸裂する。この盤での、冒頭の「Vendome」に始まり、2曲目の「Pyramid」、3曲目「It don't mean a thing」のアレンジと音の流れがとにかく素晴らしい。実に典雅でアーティステックである。
 
このアルバムを聴いて、ジャズに対する認識がガラッと変わった。もともと、ロックの世界でもインスト好きだったこともあるが、これだったら「ジャズも良いかもしれない」そう思って、友人の家を出た帰り、その足で生まれて初めてジャズのアルバムを買った。そのアルバムが、MJQの『Django』。
 
あの時、このMJQの『Pyramid』に出会わなかったら、ジャズを聴いていなかったかもしれない。今聴いても、この『Pyramid』、最高です。MJQのアルバムの中で、もっともっと高く評価されて良い作品である。
 
 
 

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【更新しました】 2020.10.07 更新。

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  ・僕達はタツローの源へ遡った

 

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2020年1月 4日 (土曜日)

正月のモダン・ジャズ・カルテット

正月のジャズの思い出と言えば、The Modern Jazz Quartet(以下MJQと略)が浮かぶ。何故なら、確か、1982年の正月に、再結成時の武道館ライヴをNHKがFM放送でオンエアしていて、それを一人じっくりと聴き込んだ記憶があるからである。1974年に解散したMJQが、まさか再結成されるとは思っていなかったので、このオンエアはとても楽しみにしていた。CDでリイシューされるまで、エアチェックしたカセットを大事に聴いていた。

The Modern Jazz Quartet『Reunion at Budokan 1981』(写真左)。1981年10月19~20日。日本武道館にてライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Milt Jackson (vib), John Lewis (p), Percy Heath (b), Kenny Clarke (ds)。Pabloレーベルからのリリース。当時流行のデジタル録音でマスターの音質が優れている。LP時代からCDでのリイシューまで、音質はとても良い。

MJQのライヴ盤は多いが、この盤はデジタル録音であるが故に音がとても良い。再結成して直ぐのライヴ録音なので、メンバーの演奏も気合いが入っており、バンド全体の演奏も適度な緊張感が溢れていて心地良い。そんなMJQのメンバーそれぞれの職人芸的な演奏のニュアンスがしっかりと聴いて取れるので、MJQのライブ盤の中では、この盤が一番、CDプレイヤーのトレイに乗った回数が多い。
 
 
Reunion-at-budokan-1981  
 
 
収録された曲名を見ても、彼らの十八番の曲がズラリと並んでいて、他のライヴ盤での演奏と聴き比べ出来るのも良い。「Softly, As in a Morning Sunrise」は武道館のライヴ公演の最初に演奏された曲であるが、この曲の前奏がFMで流れた時、なんだか感動したのを覚えている。伝説のジャズ・グループが再結成されて、リアルタイムでその演奏を聴くことが出来る。これって凄いことだなあ、と感動した。

正月のジャズの印象的な出来事として、私にとって思い出深いライヴ録音である。そう言えば、当時、FM放送でのオンエア(1982年の正月スペシャルでノーカットのFM放送、LP/CDより4曲多い)から始まって、編集版でのNHK総合での放送、そして、ノーカットのレーザー・ディスクとビデオ・カセットでの発売と様々な媒体でこの再結成ライヴはリリースされた。やはり、MJQの再結成って、ジャズ界にとって一大事件だったんですね。

ということで、久々にMJQのアルバムを聴き直してみたくなった。当ブログで記事としてアップされていないアルバムを中心に、加えて、双頭リーダーである、ジョン・ルイスとミルト・ジャクソンのソロ・アルバムを聴き直していく予定。これは、というアルバムに出会った、当ブログの記事として、その感想をアップしていくので、乞うご期待。
 
 
 
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2017年7月14日 (金曜日)

音楽喫茶『松和』の昼下がり・55

暑い。雨が降らない。完全に空梅雨状態の我が千葉県北西部地方。とにかく暑い。昼は猛暑日、夜は熱帯夜。まだ今日は7月は14日。通常なら梅雨空真っ只中。梅雨後期で、まとまった大雨なんかが降る時期である。が、空は雲はあれど晴れ渡り、とにかく蒸し暑い。

こんな猛暑の時には、ハードな純ジャズなんて以ての外である。暑くてバテる。確かに逆療法的に、思いっきりハードなバップ演奏を聴いて汗をダラダラ流してスッキリする、ってことも考えられなくもないが、もうすぐ還暦のこの歳でそのチャレンジは危険すぎる。加えてフリー・ジャスやスピリチュアル・ジャズも絶対駄目。バテて立ち上がれなくなる(笑)。

こういう猛暑の昼下がりは、エアコンの効いた部屋の中で、クールで洒脱なジャズを聴くのが良い。クールで洒脱とくれば「The Modern Jazz Quartet(以降略してMJQ)」。メンバーは、Milt Jackson (vib), John Lewis (p), Percy Heath (b), Connie Kay (ds)。伝説の4人。4人全員、鬼籍に入っている。恐らく、あの世でやっぱりMJQを結成している様な気がする。
 

Mjq_the_complete_last_concert

 
室内楽的な雰囲気が個性の「お洒落な」純ジャズなカルテットである。クラシックの手法を用いたアレンジや演奏時の衣装がタキシードであったり、ちょっとハイソサエティなジャズ・バンドである。それでいて、気取ったところは全く無く、クールにスイングするところや、そこはかとなく醸し出すファンクネスが、それはもう「お洒落」なジャズ・カルテットである。

そんなMJQの実力のほどはこのライブ盤で堪能出来る。The Modern Jazz Quartet『The Complete Last Concert』(写真左)。1974年11月25日、NYはエイヴリー・フィッシャー・ホールでの、タイトル通り、MJQの解散コンサートのライブ録音になる。これがもう圧巻な内容。4人の名手それぞれが弾きまくる叩きまくる。テンション高く、ラストに行くに従い、ブンブン思いっきり振れるが如くスイングしまくる。

熱いホットな演奏がてんこ盛りなんだが、決して汗はかかない。抑制の美、とでも形容したらよいのだろうか、途方も無くクールな演奏なのだ。とにかく演奏の質は途方も無く高い。爽やかさが半端ない。こんな猛暑の夏の昼下がり、エアコンの効いた涼しい部屋の中で聴くMJQ。至福の時、とっておきの「夏バテ防止法」である。
 
 
 
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2016年8月19日 (金曜日)

こんなアルバムあったんや・64

The Modern Jazz Quartet(モダン・ジャズ・カルテット)って、ジャズ盤の紹介本で挙がるアルバム以外に、こんなアルバムを作ってたんや、とか、こんなアルバムあったんや、とビックリするほどの充実した内容の「隠れ好盤」は結構ある。そんな中の一枚がこれ。

The Modern Jazz Quartet with Laurindo Almeida『Collaboration』。MJQがブラジル出身のアコースティック・ギターの名手ローリンド・アルメイダ(写真右)と共演した、ボサノバ&サンバ中心の好盤である。両者の共演はまさにモダン・ジャズとボサノバ&サンバが理想的な形で融合した好例といって良い内容です。

まず、ローリンド・アルメイダの存在が鍵で、アルメイダがギターをつま弾くだけで、その演奏の音世界は「ボサノバ&サンバ」の色に染まります。真の「ボサノバ&サンバ」のリズムを刻みつつ、生ギター独特の繊細で爽快な音色がとても印象的です。

そんなギターに絡むのが、The Modern Jazz Quartet(モダン・ジャズ・カルテット)。さすがはMJQで、単純に「ボサノバ&サンバ」な生ギターに絡まない。秀逸なジョン・ルイスのアレンジを武器に、ジャジーな雰囲気も活かしつつ、MJQでしか為し得ない「ボサノバ&サンバ」なジャズを表現する。
 

Collaboration1

 
ファンクネスを奥に忍ばせつつ、軽妙に「ボサノバ&サンバ」な雰囲気に追従するミルト・ジャクソンのヴァイブ。ジャジーな「ボサノバ&サンバ」なリズム&ビートを刻むコニー・ケイの職人芸的なドラミング。シンプルなフレーズが「ボサノバ&サンバ」にピッタリなジョン・ルイスのピアノ。そして、「ボサノバ&サンバ」なジャズを底で支えるパーシー・ヒースのベース。

MJQの個性と良さを前面に押し出しながら、アルメイダの純正「ボサノバ&サンバ」なリズム&ビートに助けられながら、MJQならではの「ボサノバ&サンバ」なジャズを展開する。タイトル通り、本当に良質な「コラボレーション(協同作業)」である。アルメイダのギターとMJQとの相乗効果がこのアルバムを聴いていて、とても良く判る。

しかし、「アランフェス協奏曲」や「ワン・ノート・サンバ」などの人気曲も含んでいながら、この盤はなかなかCD化されなかったし、ボサノバ&サンバ・ジャズの代表盤として紹介されることが無い。我が国では「知る人ぞ知る」的な好盤に甘んじているのが信じられない。再評価を望みたい好盤である。
 
 
 
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2014年9月 4日 (木曜日)

この組合せは意外と絶妙である

確かに、この組合せは意外と思いつく。例えば、Dave Brubeck Quartetの『Time Out』を聴きながら、ポール・デスモンドの柔らかでリリカルでスインギーなアルトの音を聴きつつ、Moden Jazz Quartet(MJQ)の『Django』を聴いて、MJQの典雅な響きと硬派でスインギーな演奏を聴いて、このデスモンドとMJQと組み合わせたら「どうなんだろう」と想像する。

そんな想像に対する具体的な答えの様なアルバムがある。『The Only Recorded Performance of Paul Desmond With Modern Jazz Quartet』(写真左)。邦題は『MJQ・ウィズ・ポール・デスモンド』。1971年12月25日、NYのタウンホールでのライブ録音。ちなみに、パーソネルは、Paul Desmond (as), John Lewis (p), Milt Jackson (vib), Percy Heath (b), Connie Kay (ds)。

ポール・デスモンドのアルトはスインギー、MJQの演奏もスインギー。スインギーつながりで絶対のこの組合せは「合う」。このライブ盤の冒頭の「Greensleeves」の出だしを聴けば、これはやっぱり「合う」ということを確信する。

クラシックな要素を取り入れたり、フロント楽器がヴァイブだったりして、ちょっとソフト&メロウでムーディーな演奏が特徴と誤解してしまう傾向が強いが、もともとMJQは硬派な演奏が身上。ピアニストのジョン・ルイスのアレンジは流麗だが、カルテットの4人の演奏は、それぞれ硬派でスインギー。

そういう意味で、そんな硬派でスインギーなカルテットをバックに、デスモンドのアルトが実に映える。MJQの演奏をバックにすると、ポール・デスモンドの柔らかでリリカルでスインギーなアルトの音が一層際立つ。そして、両者の共通項は「スインギー」。デスモンドとMJQは「スインギー」という共通項のもと、最適にコラボする。

1. Greensleeves (Traditional)
2. You Go To My Head
3. Blue Dove
4. Jesus Christ Superstar
5. Here's That Rainy Day
6. East Of The Sun
7. Bag's New Groove
 

Mjq_desmond

 
収録曲は上記の通り。実に魅力的ですね。トラディショナルの「グリーンスリーブス」でのデスモンドのアルトとMJQの演奏との対比が素晴らしい。柔らかいデスモンドのアルトに対する硬派な演奏のMJQ。そんな対比が際立つアレンジも聴きどころのひとつ。もともと甘い旋律を持つ「Greensleeves」なんだが、意外と硬派な響きにちょっとビックリ。

ジャズ・スタンダード曲中心に収録曲が選曲されていますが、4曲目の「Jesus Christ Superstar」の存在に思わずニヤリとします。映画にもなったロック・オペラのテーマ曲なんですが、これがジャズとして演奏されるなんて思いもしませんでした。この曲はさすがにジャズにはならんだろう、と思っていたのですが、これがまあ、堂々の「ジャズ」。アレンジの勝利とアドリブ力の勝利ですね。

さて、CDの音源としては、現在入手できるものは、Paul Desmond & The Modern Jazz Quartet『Live In New York 1971』(写真右)というアルバムの前半7曲が、この『MJQ・ウィズ・ポール・デスモンド』の音源とイコールです。もともとの『MJQ・ウィズ・ポール・デスモンド』のLPやCDはなかなか手に入らないので注意が必要です。

とにかく聴いて楽しい組合せ。このデスモンドとMJQの組合せは、このアルバムが唯一。意外ですね。まあ、1971年という時代、商業ロックと米国ポップスの興隆というジャズを取り巻く環境を鑑みると、仕方の無いことでしょうか。柔らかでリリカルで硬派でスインギーなジャズは、当時はポップス音楽として大衆的に受けが悪かったと思います。

たしか、日本での初出は1981年であったような記憶があります。このアルバムを手にして初めて聴いた時は、ちょっと刺激が足らないなあ、良いジャズだけど何となく古いなあ、と感じました。今は違いますよ。こんな小粋で素敵なライブ盤はなかなかありません。組合せの妙ということで、ジャズ者の皆さんに世代を問わずお勧めです。
 
 
 
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