2026年1月17日 (土曜日)

ビル・エヴァンズの異色盤・3

ビル・エヴァンスのリーダー作の記事のコンプリートを目指しているのだが、いよいよ、ビル・エヴァンスのディスコグラフィーの中で、異色盤と呼ばれるものの記事に手を染めている。今日は3作目。ビル・エヴァンスの異色盤では最後の一枚になる。今回は、ジャズ・オーケストラとのコラボ。しかも、エレピ入りのジャズ・ロック志向盤。

Bill Evans『Living Time』(写真左)。1972年5月12–14日、NYでの録音。コロンビア・レコードからのリリース。ちなみにパーソネルは、以下の通り。

Bill Evans (p, Fender Rhodes), Snooky Young, Ernie Royal, Richard Williams (tp, flh), Stanton Davis (p), Howard Johnson –(flh, tuba, b-cl), John Clark (french horn), Dave Bargeron (tuba), Jimmy Giuffre (ts, fl), Joe Henderson (ts), Sam Rivers (ts, fl, oboe), Sam Brown (b-g, el-g), Ted Saunders (el-p, clavinet), Webster Lewis (org, el-p), Eddie Gómez (ac-b), Ron Carter (el-b on 5,7), Stanley Clarke (el-b on 1,2,3), Herb Bushler (el-b on 4,6,8), Tony Williams, Marty Morell (ds), Marc Belair (perc),George Russell (arr, cond),。

ビル・エヴァンスのアコピとフェンダー・ローズが、フロントのソリストとして、そして、パーソネルを見渡せば、そうそうたるメンバーが集結したジャズ・オーケストラがバックに控える。そして、よくよく見れば、エレクトリック楽器の導入が目に付く。エレギ、エレベ、ローズ、エレピなど。そして、このバックのジャズ・オーケストラの演奏志向は「ジャズ・ロック」。
 

Bill-evansliving-time

 
最初に断っておくが、このアルバムのリーダーは「ビル・エヴァンス」。しかし、この盤のパフォーマンスとしては、ジョージ・ラッセルがアレンジ&指揮の「ジャズ・ロック」なジャズ・オーケストラの演奏に、ビル・エヴァンスのアコピとローズがそれに合わせている、という感じのパフォーマンスで、ビル・エヴァンスのパフォーマンスとしては、彼の個性は封印して、ジャズ・ロックのフロント楽器として、判り易く聴き易い、シンプルな演奏に終始している。

逆に、ラッセルのアレンジ&指揮のジャズ・ロック志向のジャズ・オーケストラのパフォーマンスが目立ちに目立つ。ダイナミックで壮大な8ビートなジャズ・ロックが、大人数のジャズ・オーケストラで演奏される。しかも、メンバーそれぞれが、力量確かな一流どころが顔を揃えているのだ、とにかく、シャープでダイナミックで迫力あるジャズ・ロック名オーケストラ・サウンドが展開される。

この盤のピアノは、なにも、ビル・エヴァンスで無くても成立するレベル。プロデューサーのヘレン・キーンが問題なのだろう。ビル・エヴァンスのリーダー作にしては、このアルバムの狙い、コンセプトが明瞭で無い。この盤、ビル・エヴァンスが、ビル・エヴァンスらしく、ピアノを弾いていないところが問題なんだろう。

ビル・エヴァンスのピアノの個性を楽しむには、ちょっと不足。ジャズ・オーケストラのジャズ・ロック志向の演奏としては、及第点の出来。作曲に課題が残る(全曲、ジョージ・ラッセルが作曲)。印象に残る曲が無い。演奏はそこそこ優れているが、曲自体がキャッチーではないところが惜しい。どうにも「隔靴掻痒」感の残る異色盤である。
 
 

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2025年12月30日 (火曜日)

インド音楽+ジャズロックの融合

シャクティ(Shakti)は1970年代後半に活動した伝説のバンド。ジャズ・ロックとインドの伝統音楽を融合しているとてもユニークなバンドで、クロスオーバー・ギターの第一人者、ジョン・マクラフリンとインドのヴァイオリニスト、L. シャンカールが結成したバンド。

Shakti『Shakti with John McLaughlin』(写真左)。1975年7月5日、ロングアイランドの「Southampton College」でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、John McLaughlin (g), L. Shankar (vln), Ramnad Raghavan (mridangam), T. H. Vinayakram (ghatam, mridangam), Zakir Hussain (tabla)。

ジョン・マクラフリン率いるユニット「シャクティ(Shakti)」名義の1975年7月の、サウス・ハンプトン大学でのライヴ録音作品。インド音楽のリズム&ビートに乗せて演奏する、その独特の個性溢れるクロスオーバー・ジャズは、唯一無二である。これぞ「クロスオーバー」であり、インド音楽とエレ・ジャズ、ジャズ・ロックとの融合が怪しくも美しい。

ムリダンガム(Mridangam)は、南インドの古典音楽(カルナータカ音楽)で使われる、両面を叩く木製の太鼓。ガタム(Ghatam)は、主にインド南部のカルナータカ音楽で使われる打楽器。鉄分を含む赤土で作られた素焼きの壺を、素手で叩くことによって音を出す。タブラ(Tabla)は、インド亜大陸発祥の二つ一組で演奏される伝統的な打楽器。
 
Shaktishakti-with-john-mclaughlin  
 
このムリダンガム、ガタム、タブラのインドの伝統的な打楽器群で、インド音楽の独特のリズム&ビートを叩きだしている。まず、これが癖になる。妖艶でかつアジアンな雰囲気が色濃いグルーヴが醸し出される。そのインド音楽独特のグルーヴの上を、マクラフリンのエレギと、L. シャンカールのヴァイオリンが、インド音楽独特の旋律をベースにインタープレイが繰り広げる。

このシャクティは、マハヴィシュヌ・オーケストラの初代解散後に結成され、1975年から1977年にかけて広範囲にツアーを行っている。僕はこのライブ盤を、大学近くの「秘密の喫茶店」で聴かせてもらった。

初めて聴いた時は衝撃だった。インド音楽がジャズ・ロックとが融合している。ジャズの懐ろの深さと広さを思い知った、最初の体験であった。この、インド=ジャズ・フュージョンのリズム&ビートは癖になる。そして、その上を飛翔するマクラフリンのギターと、L. シャンカールのヴァイオリン。今の耳で聴いても「衝撃」。そして、これも「ジャズ」である。

そして、マクラフリンのギター・テクニックの凄さに「驚愕」。インド音楽のリズム&ビートに乗って、唄うが如く、話が如く、流麗にエレギを弾きまくる。そのテクニックたるや、凄まじい限り。クラシックとの融合、ロックとの融合、そしてインド音楽との融合など、挑戦的ギタリストの最右翼、マクラフリンの面目躍如。ジャズの「融合の成果」の一つとして傾聴に値する好盤である。
 
 

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2025年11月 7日 (金曜日)

Frank Zappa ”Hot Rats”を聴く

日本と英国については、ジャズとロックの境界が曖昧。米国はジャズはジャズ、ロックはロックとハッキリしているが、日本と英国は違う。両国とも「プログレッシブ・ロック(略してプログレ)」に対して造詣が深い。

プログレは、ロックをベースに、ジャズ、クラシック、ラテン、など、異種ジャンルの音要素と即興演奏をも取り込んだアーティステックなロック。この「異種ジャンル」の音要素を取り込むところが、ジャズのクロスオーバー&フュージョン・ジャズのマナーと合致しているので、境界が曖昧になっている。

Frank Zappa『Hot Rats』(写真左)。1969年7-8月の録音。ちなみにパーソネルは、Frank Zappa (g, octave bass, perc), Ian Underwood (p, org, fl, cl, sax), Captain Beefheart (vo), ), Max Bennett, Shuggie Otis (b), John Guerin, Paul Humphrey, Ron Selico (ds), Don "Sugarcane" Harris, Jean-Luc Ponty (vln), Lowell George (g)。フランク・ザッパ、2作目のソロ・アルバム。

フランク・ザッパ(1940-1993)は、米国のシンガーソングライター、ギタリスト、作曲家。ロック、ジャズ、クラシック、前衛音楽などを融合させた多種多様な音楽性で知られている。ザッパの音世界の軸足は「ロック」であり、そこにジャズ、クラシック、前衛音楽などを融合させた多種多様な音楽性を発揮している。そんなザッパの「多種多様な音楽性」が良く判るアルバムがこれである。
 

Frank-zappahot-rats

 
ロックをベースとして、ジャズ、クラシック、前衛音楽などを融合させた音世界なので、英国発祥の「プログレッシブ・ロック」を想起するが、このアルバムの音を聴くと、ロックをベースとしてはいるが、ジャズの様に即興演奏な展開が特徴で、クラシックの音要素が希薄。ギミック含めた芸術性を追求するのでは無く、8ビートと複雑なコードに乗ったインストルメンタルをメインとして、演奏力と即興な創造力を追求した、クロスオーバー&フュージョン・ジャズに通じる音世界である。但し、ファンクネスはほぼ無い。

面白いのは、ザッパは米国出身。ザッパの想像した、ザッパ。オリジナルな「クロスオーバー&フュージョン・ジャズ志向のロック・インスト」は、本国(米国)より、英国で高く評価され、全英9位の大ヒット。しかも、英国の音楽専門誌『メロディ・メイカー』の人気投票でアルバム・オブ・ザ・イヤーに選出されている。さすが、プログレ発祥の地、英国。ジャズとロックの境界が曖昧が故、プログレッシブ(進歩的・革新的)な音楽には敏感に正確に反応する。

クロスオーバー&フュージョン・ジャズには、ジャからのアプローチと、ロックからのアプローチ、双方向のアプローチがあって、どちらに「音志向の軸足」を置くことによって、テイスト、グルーヴは異なるが、異種ジャンルの音要素と融合した、8ビートと複雑なコードに乗ったインストルメンタルをメインとして、演奏力と即興な創造力を追求した、クロスオーバー&フュージョンであることに違いは無い。

こういう、ジャズとロックの境界が曖昧な、異種ジャンルの音要素と融合した、8ビートと複雑なコードに乗ったインストルメンタルをメインとして、演奏力と即興な創造力を追求した、クロスオーバー&フュージョンは、英国と日本に散在している。これは英国と日本の音楽環境の特殊性を表した「象徴的な音楽的成果」だと僕は考えている。
 
 

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2025年10月21日 (火曜日)

80年代和フュージョンの個性

我が国のフュージョン・ジャズ、いわゆる「和フュージョン」は、1980年代以降、独特な深化を遂げてきた。R&Bに接近し、ブラコンと融合して、ジャズから離れて行った米国フュージョンとも違う。ジャズロックとプログレの境界が曖昧で、ジャズロックが志向が強まるとフュージョン、その反対はプログレという英国フュージョンとも違う。1980年代の和フュージョンは、テクノとニューウェーヴ、そして、日本の土着音楽との融合が特徴的だった。

MARIAH『うたかたの日々』(写真左)。1983年の作品。ちなみにパーソネルは、清水靖晃 (sax), 笹路正徳 (key), 土方隆行 (g), 渡辺モリオ (b), 山木秀夫 (ds), 村川ジミー聡 (vo) 以上、マライア。和フュージョン・バンド「マライア」のラスト・アルバムである。

MARIAH(マライア)とは。サックス奏者・清水靖晃を中心にスタジオ・ミュージシャンが集まり、1979年、マライア・プロジェクトとして始動。1980年、アルバム『YENトリックス』でデビュー。1983年のアルバム『うたかたの日々』を最後に解散した。ジャズ、フュージョン、ハード・ロック、プログレッシブ・ロック、テクノ、ニューウェーヴといった要素を融合した、フュージョン・ジャズ志向なバンド。
 

Mariah 
 

基本的にフュージョン(融合)志向の音作りだが、和フュージョンとして、他の国のフュージョン・ジャズに無い、独特の「特性」を保有している。まず、融合対象となる音楽ジャンルが、米国、英国とは全く異なる。フュージョン(融合)のメインは、テクノであり、ニューウェーヴであり、日本の土着音楽。YMO、そして、高橋ユキヒロの音世界をジャズロック風にリコンパイルした様なフレーズが度々出てきて、思わずニンマリする。

融合の礎に「ジャズ・ロック+プログレ」を置き、その上にテクノ・ミュージック、ニューウェーヴ、日本の土着音楽の音要素を、フュージョン・ジャズ志向なフレーズで展開する。米国フュージョンの様な、ファンクネス、いわゆるR&B志向、ブラコン志向な音が全く無い。そして、英国フュージョンの様な、プログレ色を前面に押し出すことも無い。ジャズロックとテクノとニューウェーヴの融合がメインという、我が国独特のフュージョン・ジャズの音世界。

当然、演奏力は高く無いとそれが出来ない。このマライアというバンドの演奏力は「半端ない」。色々と難しいことをやっているのだが、それを微塵も感じさせない。普通に普段通りに演奏を進めて行く。これが実にクール。リズム&ビートの根っこは「ジャズロック」なので、この音世界は、和フュージョン・ジャズ特有の音世界と解釈している。しかし、今の耳で聴いても、実にユニークで、実にクールで、実にエキサイティングである。
 
 

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2025年10月17日 (金曜日)

ミッチェルの ”時代の先取り盤”

硬派な老舗ジャズ・レーベルのブルーノート。4200番台も後半になると、大衆受けする「売れる」盤だけを狙った、イージーリスニング志向のジャズ盤を制作する様になる。とにかく「聴き心地」優先、ジャズのアーティスティックな面を封印し、ポップ度を高める為に、ジャジーなリズム&ビートを活用する。しかし、そんな中に、突然変異的な、後のフュージョン・ジャズを、CTIサウンドを先取りした様なアルバムがあるからビックリする。

Blue Mitchell『Heads Up!』(写真左)。1967年11月17日の録音。ブルーノートの4272番。ちなみにパーソネルは、Blue Mitchell, Burt Collins (tp), Jerry Dodgion (fl, as), Junior Cook (ts), Pepper Adams (bs), Julian Priester (tb), McCoy Tyner (p), Gene Taylor (b), Al Foster (ds) and Jimmy Heath :1–2, Melba Liston :5, Duke Pearson :4, 6), Don Pickett :4 (arr)。

ミッチェル、コリンズのダブル・トランペット、ドッジオンのアルト・サックス、クックのテナー・サックス、ペッパー・アダムスのバリサク、プリースターのトロンボーンの変則6管フロント、タイナー + テイラー + フォスターのリズム隊。総勢9人、ノネット編成である。とにかく、音が厚くて、賑やか。しかし、アレンジがしっかりしているので、とっちらかった感じは無い。
 

Blue-mitchellheads-up

 
冒頭「Heads Up! Feet Down!」は、明るく軽快な、ちょっとミッドテンポのジャズロック。2曲目の「Togetherness」から、イーリスニング志向に展開するのだが、演奏の基本は「ジャズ」。エッジの立ったジャズのリズム&ビートをソフト&メロウにした、まるで、1970年代のフュージョン・ジャズを先取りした様な演奏が続く。ミッドテンポ中心の旋律の流れ優先の、まるで「CTIレーベル」の音作り。プロデューサーはクリード・テイラーかと思った(笑)。

ブルー・ミッチェルのトランペットが歌心満点で、唄うが如くトランペットを吹くミッチェルの面目躍如。他のフロント管のメンバー、コリンズ、ドッジオン、クック、アダムス、プリースター、それぞれも唄うが如く、管楽器を吹き上げる。この歌心溢れるフロント6管が、ソフト&メロウなフュージョン志向の音世界を現出しているのだ。収録されたどの曲も、旋律の響きがとてもメロウで美しい。

ソフト&メロウなフュージョンは実はアレンジが命。そういう意味では、このミッチェル盤、アレンジを4人が分担担当しているのだが、どのアレンジも優れていて統一感がある「優れもの」。冒頭に、このミッチェル盤、1967年としては驚きな、後のフュージョン・ジャズを、CTIサウンドを先取りした様な内容に思わず、聴き入ってしまう。ながら聴きのジャズ盤にも最適。気軽に気楽に聴ける好盤です。しかし、ジャケは何とかならんかなあ(笑)。
 
 

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2025年9月28日 (日曜日)

フォスターの初ブルーノート盤

フランク・フォスター(Frank Foster)は、カウント・ベイシーのビッグバンドのテナー奏者。1953年の加入になる。1970年から1972年にかけて、エルヴィン・ジョーンズと共演。1975年には、サド・ジョーンズ=メル・ルイス・ビッグバンドに加入。1972年から1976年まで、フォスターはニューヨーク州立大学バッファロー校の黒人研究プログラムの常勤助教授。1986年6月には、カウント・ベイシー・オーケストラのリーダーに就任。フランク・フォスターは、ビッグバンド畑のテナー奏者であった。

Frank Foster『Manhattan Fever』(写真左)。1968年3月21日の録音。ブルーノートの4278番。ちなみにパーソネルは、Frank Foster (ts, alto-cl), Marvin Stamm (tp), Garnett Brown (tb), Kenny Rogers (bs), Richard Wyands (p), Bob Cranshaw (b), Mickey Roker (ds)。リーダーのフォスターのテナー、スタムのトランペット、ブラウンのトロンボーンがフロント3管のセクステット編成。

この盤も、CDリイシュー時、ボートラを5曲追加して、全11曲になっている。オリジナルLP盤は全6曲、録音日は1968年3月21日。ボートラ追加の5曲、1969年1月31日の録音で、当然、オリジナルLPには入っていない。よって、この記事では、オリジナルLPの6曲(CDの1〜6曲目)で、内容をまとめていきたい。

冒頭の「Little Miss No Nose」は、こってこてファンキーでソウルフルなジャズロック。リズム&ビートはR&B志向。どこかモータウンに通じるビートに乗って、フォスターがノリノリのテナーを聴かせる。ここでも、ミッキー・ローカーのドラムが効いている。R&B志向の8ビートを、ノリノリで叩きまくる。フロント3管がこのローカーのドラムに煽られて、こってこてファンキーでソウルフルなジャズロックなフレーズを吹きまくっている。
 

Frank-fostermanhattan-fever

 
2曲目「Manhattan Fever」が面白い。最初は、ファンキーなソウルフルなハードバップって感じなのだが、演奏が進むにつれ、特にフォスターのテナーが「コルトレーン化」していく。シーツ・オブ・サウンド風のモーダルな吹き回しから、ちょっとフリーキーに展開するとことは「コルトレーン・シンパ」な吹奏である。3曲目のバラード「Loneliness」は、温和でハードバップなコルトレーン・ライクな吹奏に終始する。

4曲目「Stammpede」になると、モード・ジャズな演奏に変化。ただ、フレーズは端正でポップ。とても聴き易いモード。ここでもフォスターのテナーは、コルトレーンの影を追いかける。続く5曲目の「You Gotta Be Kiddin」は、R&B志向のソウル・ジャズ。モータウン・ライクなリズム&ビートに乗って、ソウルフルな3管ユニゾン&ハーモニーもご機嫌な、R&B志向のソウル・ジャズが展開される。ブレイクも恰好良い、素敵なソウル・ジャズ。

ラストの「Seventh Avenue Bill」は、硬派でメインストリーム志向でストイックなモード・ジャズ。4曲目「Stammpede」と同様に、フレーズは端正でポップ。とても聴き易いモード。ここでもフォスターのテナーは、コルトレーンの影を追いかけているが、トランペットのスタムまでが「コルトレーン化」している。トランペットで、シーツ・オブ・サインドを吹きまくる。

フランク・フォスターのブルーノートでの初登場盤。ジャズロック、モード・ジャズ、ソウル・ジャズな要素を効果的に配置した、当時のジャズのトレンドを聴く様な、バラエティーに富んだ内容になっている。ただ、アレンジが優秀なので、アルバム全体に統一感があって、その辺りはさすがブルーノートという感じにまとまっている。佳作です。
 
 

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2025年9月19日 (金曜日)

タレンタインの ”漆黒ソウル”

タレンタインの漆黒ファンキー・テナーが、ジャズロック〜ソウル・ジャズの中で疾走する。バラードでは漆黒ファンキー・テナーが情感溢れ、歌心満点のアーバン・ブロウをキメる。オールド・スタイルではない、かといって、コルトレーンの様なニュー・スタイルでもない。その中間をいく、タレンタインの漆黒ファンキー・テナーが良い形で出た、良い演奏がズラリ6曲。

Stanley Turrentine『Easy Walker』(写真左)。1966年7月8日の録音。ブルーノートの4268番。ちなみにパーソネルは、Stanley Turrentine (ts), McCoy Tyner (p, el-p), Bob Cranshaw (b), Mickey Roker (ds)。タレンタイン自ら、ブルーノート時代の作品の中でベストの1枚、とのコメント残しているジャズロック〜ソウル・ジャズの傑作。タレンタインのテナー1管のいわゆる「ワンホーン・カルテット」。

CDリイシュー時、ボートラが5曲追加されている。ボートラの5曲は、初出の6曲と、録音時期も違うし、パーソネルも異なる。ということで、今回のブログ記事は、LP時代の初出の6曲をメインに進めて行きたい。

オリジナル盤として聴く必要がある場合、CDリイシュー時のボートラというのは、はっきり言って邪魔になる。この盤については、まだ冒頭の1曲目から6曲目までがオリジナル盤と同じ曲順。7曲目以降が、録音時期も異なる、パーソネルも異なるボートラで、ここに持って来た意図が判らない。
 

Stanley-turrentineeasy-walker

 
ほど良くリラックスした吹奏のタレンタインは無敵である。冒頭「Meat Wave」では、ジャズロックのビートに乗って、警戒に疾走する。2曲目の「They All Say I'm the Biggest Fool」は、バディ・ジョンソンの1946年ヒットのR&Bナンバーのカヴァー。こういったブルージーでアーバンなバラードを吹かせたら、タレンタインは天下一品。3曲目の「Yours Is My Heart Alone」は、軽快でスインギーな演奏で、軽やかなタレンタインのテナーも魅力。

4曲目「Easy Walker」は、ピアニスト、ビリー・テイラーのファンキー・テイスト溢れる佳曲で、ミッド・テンポの漆黒ファンキー・テナーに惚れ惚れする。5曲目の「What the World Needs Now」は、バカラック・ナンバーで、唄う様にテナーを吹き上げる様はポップ&メロウ。そして、ラストの「Alone Together」は、ミュージカル曲のカヴァー。軽快でミッド・テンポの中、ハードバップなアドリブ展開で、判り易く軽やかに、アドリブ・フレーズを吹きまくるタレンタインが印象的。

バックでは、全編に渡って、軽快なファンキー・ジャズ・ピアノを聴かせるマッコイ・タイナーが印象に残る。左手のビートが効いていて、バンド演奏全体のリズム&ビートがグッと引き締まる。このアルバム全体の適度なテンションと、逆に適度な「間」を与えているのは、このタイナーのピアノに他ならない。

ジャズロック〜ソウル・ジャズのタレンタイン。特に、ソウル・ジャズ志向の演奏については、この盤でほぼ完成の域に達しているのでは無いか。アレンジも決まっているし、演奏全体のレベルも高い。ジャズロック〜ソウル・ジャズ志向なので「俗っぽい」といって敬遠するのは勿体ない。タレンタインのソウル・ジャズの傑作である。
 
 

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2025年9月18日 (木曜日)

ジャズ喫茶で流したい・297

当時のブルーノートとして、大手リバティーの傘下に入り、純ジャズ度、モダン・ジャズ度を落とすこと無く、大衆受けする「売れる」ジャズ盤をリリースする、という範疇に入るアルバムではあるが、内容は濃く、純ジャズとしても、ファンキー・ジャズとしても、ラテン・ジャズとしても、ジャズロックとしても、大衆にしっかり訴求する正統派ジャズ・アルバムである。

Duke Pearson『The Right Touch』(写真左)。1967年9月13日の録音。ブルーノートの4267番。ちなみにパーソネルは、Freddie Hubbard (tp, flh), Garnett Brown (tb), James Spaulding, Jerry Dodgion (as, fl), Stanley Turrentine (ts), Duke Pearson (p, arr), Gene Taylor (b), Grady Tate (ds)。

デューク・ピアソンの10枚目のリーダー作。フロント5管、ピアノ・トリオがリズム・セクションのオクテット編成。デューク・ピアソンのアレンジが冴える、当時のブルーノート・オールスターズの大編成盤である。ピアニスト、作曲家、アレンジャーとしてのデューク・ピアソンの才能が最大限に発揮された1枚。プロデューサーは、フランシス・ウルフ。アルフレッド・ライオンでは無い。

冒頭の「Chili Peppers」は、ロンドンのクラブ・シーンでクラシックとなった名曲。ラテン・フレーバーが芳しいピアソンのピアノのリードで、バンド全体が、ダンサフルにジャズロックして、疾走する。ユニゾン&ハーモニーが印象的で、アレンジの優秀性を物語る。タレンタインのテナーは骨太でファンキー。フルートの音色はファンクネスを増幅する。グラディ・テイトのドラミングはファンクネスを撒き散らす。
 

Duke-pearsonthe-right-touch

 
続く「Make It Good」は、ピアソンのシンプルでシングル・タッチで「ライト・タッチ」な、個性的なピアノが心ゆくまで聴くことが出来る。演奏全体の落ち着いたアレンジが実に洒落ていて粋。

3曲目「My Love Waits (O Meu Amor Espera) 」は、ボサノバ・ジャズ志向のムード溢れる1曲。ピアソンのシンプルでシングル・タッチで「ライト・タッチ」なピアノ・ソロが抜群に良い雰囲気を醸し出している。ジーン・テイラーのベースが、演奏の「底」をがっちりキープしていて見事。

4曲目の「Los Malos Hombres」は、どこから切ってもラテン・ジャズ。見事なラテン調のアレンジで、演奏するジャズマンのテクニックと相まって、躍動感溢れる切れ味の良い、そして、ブルーノートらしい端正で完成度の高いラテン・ジャズが展開される。ハバードのトランペット大活躍。クラブ・ジャズでウケるのも納得の名演である。

5曲目「Scrap Iron」は、スローなブルース。泥臭くならず、どこか気品漂うところはアレンジの妙。ブルースと言えば「タレンタイン」。タレンタインのテナーが漆黒どっぷりファンキーに唄いまくる。そして、ラストの「Rotary」は、モーダルで即興性溢れる佳曲。フロント管の入れ替わり立ち替わりのアドリブが楽しい、スインギーな演奏。

全曲ピアソンの作曲&アレンジ。演奏はブルーノート・オールスターズ。リハーサルをしっかり積んだであろう、端正で破綻の無い、ダイナミックで躍動感溢れる演奏が素晴らしい。ブルーノート4200番台の名盤の1枚です。
 
 

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2025年9月15日 (月曜日)

ジャック・ウィルキンスを愛でる

ウィルキンスは、1970年代から2000年代まで、息の長い活躍をしたジャズ・ギタリスト。過小評価されている(特に我が国で)ジャズマンの一人で、1970年代のアルバム2枚は、一時的に彼を「一流ジャズマン」の位置に押し上げたが、それ以降は無名に近い存在になってしまう。

しかし、豊かな才能は他のプレイヤーからは尊敬された「幻のハイテクニックなジャズ・ギタリスト」、つまり、ミュージシャンズ・ミュージシャンとして、かろうじてその名を留めている。

Jack Wilkins『Windows』(写真左)。1973年の作品。ちなみにパーソネルは、Jack Wilkins (g), Bill Goodwin (ds, perc), Mike Moore (b)。ブルックリン出身の幻のハイテクニック・ギタリスト、ジャック・ウィルキンスのシンプルなギター・トリオ盤。初リーダー作になる。ギターが完全に主役なので、ウィルキンスのギターの個性がとても良く判る。

クロスオーバー&フュージョン・ジャズが全盛だった1970年代、頑なに、純ジャズ志向の、ストレート・アヘッドなアコ&エレ・ギターを弾き続けたジャック・ウィルキンス。活躍した当時は、ジャズ界きっての速弾きギタリストの一人だった。ウィルキンスは15歳でギターを始め、バーニー・ケッセルやジョニー・スミス、ジャンゴ・ラインハルト等 に影響を受けているので、純ジャズ志向+ストレート・アヘッドなウィルキンスのギターというのは、とても説得力がある。
 

Jack-wilkinswindows

 
ムーディーな、アーバンな雰囲気を醸し出す、洗練されたジャズ・ギター盤。ギターに豊かで絶妙なエコーがかかって、臨場感が豊かなギター・トリオ盤である。ジョージ・ベンソンやパット・マルティーノに引けを取らない鬼ピッキング。1970年代の純ジャズ志向の「本物のギター」で、ウィルキンス自体は、ほぼ無名ではあるが、そのギター・テクニックは特筆に値するレベルの優れたもの。

選曲がふるっていて、チック・コリアのタイトル曲「Windows」、ジョン・コルトレーンの「Naima」、ウェイン・ショーターの「Pinocchio」、ジャズロックなフレディ・ハバードの「Red Clay」等、1960年代後半から1970年代半ばくらいまでの人気曲を選んで、弾きまくっているところが、このアルバムの一番、興味を引くところ。バンド・メンバーのマイク・ムーアのペンになるラテンタッチの「Canzona」、ウィルキンスがクラシック・ギターの技巧を存分に披露する「Song for the Last Act」も好曲、好演奏。

ジャズマンの中には、1〜2枚程度、優れた内容のアルバムをリリースし、その内容が評論家筋からの評価されたジャズマンが、忽然とシーンから遠ざかってしまうケースが多くある。

いわゆる「幻のジャズマン」達で、あの人は今何処、なのだが、大体が行方不明のジャズマンが多い。逆に日本では何故か知られていない、特殊事情の「幻のジャズマン」も結構いる。今回のジャック・ウィルキンスもそんな中の一人。しかし、アルバムの音源は残っている。まずはこのJack Wilkins『Windows』を愛でることで、ウィルキンスのギターの優秀性を体感されたい。
 
 

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2025年9月 3日 (水曜日)

ポップなファンキー・ジャズ盤

1966年はブルーノートがリバティ・レコードに買収された時代。ブルーノートにも、アルバム売り上げ第一という「商業主義」が押し寄せ、大衆に受けのわるい、フリーやスピリチュアルを追求するハードなジャズ盤のリリースは少なくなり、大衆受けする、聴き手のニーズに合わせたポップなジャズ盤が多くリリースされる様になる。

Blue Mitchell『Boss Horn』(写真左)。1966年11月17日の録音。ブルーノートの4257番。ちなみにパーソネルは、Blue Mitchell (tp), Junior Cook (ts), Jerry Dodgion (as, fl), Pepper Adams (bs), Julian Priester (tb), Chick Corea (p, 5–6), Cedar Walton (p, 1–4), Gene Taylor (b), Mickey Roker (ds), Duke Pearson (arr)。フロント5管、ピアノがメインのリズム・セクションの、オクテット編成(8人編成)。

内容的には、聴き易い、聴いて楽しい、ファンキー・ジャズ。アレンジ的には、ジャズロックあり、ソウル・ジャズあり、モード・ジャズあり。でも、演奏のトーンの根っこは「ファンキー・ジャズ」。フロント5管、ミッチェルのトランペット、クックのテナー・サックス、ダジォンのアルト・サックス、アダムスのバリサク、プリースターのトロンボーンのユニゾン&ハーモニーが効いて、ファンクネスが溢れている。
 

Blue-mitchellboss-horn
 

1曲目「Millie」は、ピアソン作曲のジャズ・ロック。フレーズ的には、ハンコックの「ウォーター・メロンマン」を彷彿とさせる印象的なブレイクが特徴のジャズロック。2曲目「O Mama Enit」は、ミッチェル作曲のカリプソ・ナンバー。3曲目はスタンダード曲の「I Should Care」。ファンキーなアレンジが心地良い。4曲目「Rigor Mortez」は再び、ジャス・ロック。

5曲目「Tones for Joan's Bones」とラストの「Straight Up and Down」は、チック・コリア作のファンキー・モード・ジャズ。この2曲、チックの作であるが、これが実に内容に富んでいる。ファンキーな雰囲気を宿したモード・ジャズで、特に、チックのピアノのモーダルなアドリブ展開が「聴きもの」。アルバムの中で、この2曲が内容的に突出している。

アルバム全体に「聴き易さ」が前面に出ていて、ファンキー・ジャズ志向のイージーリスニング・ジャズと捉えても良い内容だが、演奏自体はしっかりとモダン・ジャズしていて、この点は「さすがブルーノート」と再認識させてくれる。この盤でも、ピアソンのアレンジがふるっていて、アルバム全体の雰囲気を、上質なモダン・ジャズとしているのか、このピアソンのアレンジによるところが大きい。
 
 

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