2026年2月13日 (金曜日)

ロンの技術を愛でるトリオ盤

Ron Carter『Third Plane』(写真)。1977年7月13日、米国サンフランシスコでの録音。マイルストーン・レコードからのリリース。ちなみにパーソネルは、Ron Carter (b), Herbie Hancock (p), Tony Williams (ds)。1970年代後半、アコースティック・純ジャズへの回帰として人気を博したV.S.O.Pクインテットのリズム・セクション(ピアノ・トリオ)の好盤である。

この盤を見ると、聴く前は、大多数のジャズ者の方が「ハービー・ハンコック」のピアノに着目するのだが、もともと、ハービーはトリオ演奏が、あまり得意では無い。冒頭のタイトル曲「Third Plane」のテーマ部から、アドリブ部の前半までは、とにかくぎこちない弾きっぷり。もともと、カリプソっぽいポップな曲はハービーは馴染まないみたいで、ちょっとユーモラスでキャッチーなテーマ部はぎこちない。

それでも、曲の途中から調子を掴んだのか、少し滑らかにアドリブを展開し始めて、2曲目以降は、安定のモーダルなピアノを弾き続けていく。音の重ね方、フレーズの展開のパターンなどは、ハービーの個性がしっかりと出ていて良好。しかし、フロントに立ってのソロはちょっと地味かなあ。良いテクニック、良いフレーズを展開しているんですが、音の跳ね方、響き方がちょっと内向的なところで損をしている。
 

Ron-carterthird-plane

 
一方、リーダーのロンは、この頃のロンの最大の問題点だった「ピッチ」がまあまあ合っていて、安心して聴き進めることができる。電気的なアタッチメントは付けているみたいで、フレーズの伸びの部分が「ブヨーン、ブヨーン」とちょっと気持ち悪いが、ピッチがそこそこ合っているので、鑑賞には耐える。この盤では「ピチカート技法」が冴えていて、ロンはアコベを弾かせたら、屈指のベーシストだということを再認識させてくれる。

このトリオ盤でのトニーのドラムは温和しい。いつもはバンバン叩きまくってフロントを鼓舞しまくるのだが、この盤では神妙にモーダルなリズム&ビートを刻んでいる。意外と抑制されたトニーのドラミングの方が、静かな凄みがあって、僕は気に入っている。温和しめではあるが、要所要所では、しっかりとリズム&ビートを締めて、演奏全体に有効な推進力を供給する。

いわゆる、マイルスの1960年代黄金のクインテットのリズム・セクション、リーダーでベースのロン・カーター、ピアノのハービー・ハンコック、ドラムのトニー・ウィリアムスでのピアノ・トリオ演奏である。リーダーがロンであるがゆえ、このトリオ盤は、まずは、ピアノ・トリオにおけるロンのアコースティック・ベース(アコベ)の技術とセンスを堪能する盤である。
 
 

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2025年7月18日 (金曜日)

鯔背なモーガン, 神懸りハービー『Cornbread』

ブルーノートの4200番台。ハードバップを基本として、聴き手のニーズに合わせた「ジャズ多様化」の時代は去り、1964年2月にビートルズが米国に上陸して以降、ロックやポップスが聴き手の心を掴む反面、その反動で、聴き手の「ジャズ離れ」が始まりだした時代、1965年から1969年までのリリース。当ブログで記事にしていないアルバムの「落ち穂拾い」を進める。

Lee Morgan『Cornbread』(写真左)。1965年9月18日の録音。ブルーノートの4222番。ちなみにパーソネルは、Lee Morgan (tp), Jackie McLean (as), Hank Mobley (ts), Herbie Hancock (p), Larry Ridley (b), Billy Higgins (ds)。モーガンのトランペット、マクリーンのアルト・サックス、モブレーのテナー・サックスがフロント3管のセクステット編成。

演奏の基本は「ファンキー・ジャズ」。ソウル・ジャズまではいかない。モーガンのこの頃のファンキー・ジャズの展開は個性的で、「ばりばりハードバップな演奏」と「ばりばりモーダルな演奏」とが、ほどよいブレンド度合いでクロスオーバーしている。半「ハードバップ」・半「モード・ジャズ」な効果的な混在が、この盤の最大の楽しみどころ。
 

Lee-morgancornbread

 
演奏トレンドから見ると、冒頭のタイトル曲「Cornbread」の様な、8ビート採用の「ジャズロック」が、やはり格好良い。モーガンのトランペットは切れ味鋭く、テーマはキャッチャー。鯔背なモーガンの面目躍如。豪華絢爛な3管フロントの、ファンクネスどっぷりのユニゾン&ハーモニーは、単純に格好良い。好調モーガンに、好調マクリーン、好調モブレー。無敵のフロント3管の音が乱舞する。

もう一つの「推し」演奏は、モーガンのオリジナルの中でも屈指のボッサの人気曲。3曲目の「Ceora」。ファンキー・ジャズが奏でる「ボサノバ」。確かに心地良い。ファンクネス漂うボサノバ・ジャズってところが実にユニーク。ハンコックのピアノ、リドレーのベース、ヒギンスのドラムのリズム隊が、このファンキーなボサノバ・ジャズに適応したリズム&ビートを的確に供給する。

ハンコックのバッキングは神懸ってる。コード&モードの両刀遣いで、それぞれの曲の演奏トレンドに合ったバッキングは見事という他ない。そんな優れたバッキングに乗って、これまた鯔背なモーガンのトランペットが飛翔する。ジャケットも秀逸。 好盤です。
 
 

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2024年12月18日 (水曜日)

ジャズ喫茶で流したい・275

ジャズマンの力量を図るには、スタジオ録音よりもライヴ録音の方が良い。スタジオ録音が何回でも録り直しができるが、ライヴは撮り直しはできない。即興演奏を最大の個性とするジャズについては、この即興演奏のパフォーマンスが重要になる。即興演奏は「一発勝負」が基本。そういう意味では、ジャズマンの力量を推し量る指標の一つ「即興演奏」については、ライヴ録音を聴く方が、その力量のほどが良く判る。

Herbie Hancock, Michael Brecker & Roy Hargrove『Directions in Music: Live at Massey Hall』(写真左)。2001年10月25日、トロントのマッセイホールでのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Herbie Hancock (p), Michael Brecker (ts), Roy Hargrove (tp, flh), John Patitucci (b), Brian Blade (ds)。

大御所ピアニストのハービー・ハンコック、早逝の天才テナー・マンのマイケル・ブレッカー、こちらの早逝の天才トランペッター、ロイ・ハーグローヴ、ネオ・ハードバップ系の中堅ベーシストのジョン・パティトゥッチ、メジャーデビューした頃の初々しい、新しい響きのドラミングが良好のブライアン・ブレイド。今から振り返ってみれば、錚々たるメンバーが顔を揃えたクインテット編成。

メンバーそれぞれのパフォーマンスが半端ない。まずは、テナーのマイケル・ブレッカー。このマイケルのテナーが凄い。アンサンブルもアドリブも、そのパフォーマンスは絶品。スケールが大きくテクニカル。ストレートで流麗で少しウォーム。過去のどのテナーマンとも違う、マイケルならではテナーの音で、バリバリ吹きまくっている。ソロにおける、迫力満点なブロウも繊細な吹き回しも、圧倒的なアピール力を持って迫ってくる。
 

Directions-in-music-live-at-massey-hall

 
そして、ロイ・ハーグローヴのトランペット。このハーグローヴのトランペットも凄い。テナーのマイケルと対等に渡り合う、切れ味良く、高度なテクニックによるブリリアントでど迫力のブロウ。繊細な表現もクールで優しい。このライヴ盤のハーグローヴのパフォーマンスを聴いていると、マイルスの後を継ぐものはハーグローヴではなかったのか、と思ってしまう。それくらいに素晴らしいハーグローヴのトランペット。ソロも絶品。

フロントの二人がとにかく凄いが、バックのリズム・セクションも負けてはいない。フロントの二人に刺激されたのか、いつになくハンコックがバリバリとピアノを弾いている。これだけ溌剌とバリバリとピアノを弾くハンコックは、この時期にしては珍しい。まだまだいける、まだまだ第一線、という感じのハンコックのピアノが良い。

ベースのパティトゥッチとドラムのブレイドは、当時、ウェイン・ショーターのグループに参加しており、リズム隊としての息はピッタリ。強烈なフロントの二人に絡むように、鼓舞するように、強靭で柔軟なリズム&ビートを供給する。新しい、ネオ・ハードバップなリズム隊のリズム&ビートが心地よく耳に響く。

ストイックでモーダルな展開のジャズだが、その内容と響きは新しさに満ちている。決して後ろを振り返らない。前を見据えて、先に行こうとする推進力を感じる、極上のネオ・ハードバップな響き。このライヴ盤は、21世紀に入っての「ネオ・ハードバップ」の名盤として良いかと思う。
 
 

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2024年11月16日 (土曜日)

ハンコックの「凄み」を引き出す『Maiden Voyage』

ブルーノートの、創立以降、ジャズの潮流が変わりつつあった1968年までにリリースされたアルバムから、レココレ誌の執筆陣が選んだ「ベスト100」。ブルーノートらしい内容、音、響き。そんな三拍子揃ったブルーノート盤の「ベスト100」。今日はその「第4位」。

Herbie Hancock『Maiden Voyage』(写真左)。1965年3月15日の録音。ブルーノートの4195番。ちなみにパーソネルは、Herbie Hancock (p), Freddie Hubbard (tp), George Coleman (ts), Ron Carter (b), Tony Williams (ds)。邦題『処女航海』。マイルス・スクールで、直接、帝王マイルスの薫陶を受けた(ハバードは除く)若き精鋭達で構成されたクインテットの名演集。

この盤の評価については、アルバム紹介本で、雑誌で、ネットのブログなどで語り尽くされているので、ここでは語らない。ここでは、レココレ誌の執筆陣が選んだ「ベスト100」の第4位になった、この『処女航海』というアルバムのブルーノートらしさ、という切り口から考察してみたい。

この盤のパーソネルが面白い。ピアノのハンコック、ベースのロン、ドラムのトニーについては、当時のマイルスの「1960年代黄金のクインテット」のリズム・セクション。しかし、フロント管にマイルスとショーターはいない。当時のマイルスの「1960年代黄金のクインテット」の「ウリ」はモード・ジャズ。しかし、これは、マイルス&ショーターのモード・ジャズであって、ハンコック、ロン、トニーのモード・ジャズではない。

それでは、ハンコック、ロン、トニーの、当時のマイルスの「1960年代黄金のクインテット」のリズム・セクションのモード・ジャズはどうか。リズム・セクション主導のモード・ジャズはあり得るのか。モード・ジャズの個性を決定づける要素は何か。その答えが、この盤にあるように思える。

ブルーノートの総帥プロデューサーのアルフレッド・ライオンのフロント2管のメンバー選定が面白い。テナー・サックスに、若干、ショーターの様に吹けるコールマン、トランペットに、確実にマイルスの様に吹けるハバード。何だか、疑似マイルスの「1960年代黄金のクインテット」の様な布陣。
 

Herbiehancockmaidenvoyage_1

 
出てくる音は、モード・ジャズの「教科書の様な」演奏。フロント2管のパフォーマンスに化学反応は起きない。テクニカルで端正な、マイルス&ショーターの様な、マイルス&ショーターのモーダルなフレーズをフォローした吹奏。今の耳で振り返って聴くと、この盤のフロント2管の吹奏は、テクニックは凄く素晴らしいが、フレーズ的には「安全運転」。

しかし、面白いことに、フロント2管が安全運転な分、バックのリズム・セクションのバッキングの演奏の創造力は素晴らしい。安全運転なフロント・フレーズに相対する様な、創造的でバリエーションに富んだモーダルなフレーズの連発。特に、バッっキングに回った時のハンコックのピアノの創造性と革新性は素晴らしいのだが、ここでも、その「バッキングに回ったハンコック」の凄みが噴出している。

バックに回って、フロントにマイルスとショーターがフロント管にいない時、不思議なことに、ハンコックは凄まじい想像性と革新性に富んだモーダルなフレーズを叩き出す傾向にある。ハンコックは、マイルスがフロントの時は、マイルスのモードにピッタリ寄り添い、ショーターがフロントの時は、ショーターのモードにガッチリ適応する。しかし、他のフロント管のモーダルな展開のバッキングに回った時のハンコックは、ハンコックならでは、の個性溢れるモーダルなフレーズを連発する。

そして、そんなハンコックならでは、の個性溢れるモーダルなフレーズの連発に、ベースのロン、ドラムのトニーは的確に反応する。そして、三位一体となったハンコックなモード・ジャズを展開する。この盤でも、フロントのコールマンハバードのバックで、ハンコック流のモード・ジャズが展開されていて立派。

ブルーノートの総帥プロデューサーのアルフレッド・ライオンは、「他のフロント管のモーダルな展開のバッキングに回った時のハンコックは、ハンコックならでは、の個性溢れるモーダルなフレーズを連発する」という特性を理解していたのだろうか。

この盤は、テクニックが素晴らしい、教科書の様な、安全運転なフロント管のモーダルな展開の、バッキングに回った時のハンコックの、凄みある、創造性と革新性に富んだモーダルな弾き回しを愛でる為にあるアルバムだと僕は思う。

リーダー・ミュージシャンの個性と特性、長所を最大限に引き出し、音にして記録する。そんなブルーノート・レーベルの凄さが感じ取れるハンコックのリーダー作である。第4位はちょっとなあ、とは思うが、ブルーノート・レーベルの、レーベルの特徴が良く出たアルバムであることは間違いない。
 
 

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2024年10月19日 (土曜日)

僕なりの超名盤研究・34

今日で「僕なりのジャズ超名盤研究」シリーズの三日連続の記事化。小川隆夫さん著の『ジャズ超名盤研究』の超名盤を参考にさせていただきつつ、「僕なりのジャズ超名盤研究」をまとめてみようと思い立って、はや3年。やっと第1巻の終わりである。

ジャズを本格的に聴き始めたのが1978年の春。フュージョン・ジャズの名盤の何枚かと、純ジャズのアルバム、MJQ『Pylamid』、 Herbie Hancock『Maiden Voyage』を聴かせてもらって、フュージョン・ジャズのアルバムも良かったが、特に、純ジャズの2枚については、いたく感動したのを覚えている。

そして、友人の家からの帰り道、久保田高司「モダン・ジャズ・レコード・コレクション」を買い求めて、ジャズ盤コレクションの道に足を踏み入れた。ハービー・ハンコックについては、FMレコパルの記事でその名前は知っていたので、まずはハンコックのアルバムの収集を始めた。

そこで、まず最初に手にしたのが、Herbie Hancockの『V.S.O.P.』。アコ・ハンコックとエレ・ハンコックの2つの側面をLP1枚ずつにまとめた名盤なのだが、僕はこの「アコースティックな純ジャズ」の演奏が実に気に入った。

このアコ・ハンコックのユニットは「V.S.O.P.」=「Very Special Onetime Performance」と命名された。ニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演の折、ハービー・ハンコックがマイルスの黄金クインテットを再現することで、マイルスのカムバックを促す予定が、直前で肝心のマイルスがドタキャン。仕方なく、フレディ・ハバードを迎えて結成したこのV.S.O.P.クインテット。本来一1回きりの結成のはずが、予想外の好評に継続して活動することになる。

V.S.O.P.『Tempest in the Colosseum』(写真)。邦題は『熱狂のコロシアム』。1977年7月23日、東京の田園コロシアムでのライブ録音。ちなみにパーソネルは、Herbie Hancock (p), Wayne Shorter (ts, ss), Freddie Hubbard (tp), Ron Carter (b), Tony Williams (ds)。伝説の「V.S.O.P.」ユニットである。
 
Vsoptempest-in-the-colosseum  
 
V.S.O.P.名義のアルバムは、他に2枚、V.S.O.P.『The Quintet』(1977年7月録音)、V.S.O.P.『Live Under the Sky』(1979年7月26日、27日録音) があるが、この『Tempest in the Colosseum』の出来が一番良い。USAツアーの後の日本公演だけに、メンバーそれぞれの演奏もこなれて、十分なリハーサルを積んだ状態になっているようで、この日本公演のライヴ録音の内容は秀逸である。

ライヴアルバムとしての編集も良好で、この『Tempest in the Colosseum』が一番ライヴらしい、臨場感溢れる録音〜編集をしている。演奏自体も変に編集することなく、トニー・ウィリアムスの多彩なポリリズムが凄まじい長尺のドラムソロや、ロン・カーターのブヨンブヨンとしているが、高度なアプローチが素晴らしい長尺のベースソロも、しっかり余すことなく収録されているみたいで、ライヴそのものを追体験できる感じの内容が秀逸。

演奏自体も内容は非常に優れていて、この「V.S.O.P.」の演奏が、ノスタルジックな「昔の名前で出ています」風に、1960年代中盤〜後半の演奏をなぞった「懐メロ」な演奏になっていないところが良い。この演奏メンバー5人の強い矜持を感じる。当時として、モードの新しい響きがそこかしこに見え隠れし、この5人のメンバーは、マイルス後も鍛錬怠りなく、確実にモード・ジャズを深化させていたことを物語る。

収録されたどの曲も内容のある良い演奏だが、特にラストのハバード作「Red Clay」が格好良い。ジャズ・ロック風のテーマに対して、インプロビゼーション部になると、メンバー全員が「モード奏法」で襲いかかる。凄い迫力、凄いテンション、そして、印象あるフレーズの連発。

このライヴ盤は、1970年代後半の純ジャズが、どれだけ高度なレベルで維持されていたか、ということが如実に理解できる内容になっている。この「V.S.O.P.」ユニットが切っ掛けとなって、純ジャズが「復古」し始める。

この「V.S.O.P.」ユニットは、純ジャズ復古のムーブメントの「最初の第一歩」となった伝説にユニットである。このユニットの演奏には、現代につながる「新しい」モード・ジャズの要素が散りばめられている。名盤である。
 
 

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2024年9月23日 (月曜日)

僕なりのジャズ超名盤研究・31

ジャズの「奏法&演奏トレンド」の中で、よく出てくるものが「モード・ジャズ」。モード奏法をメインに展開するジャズのことだが、ジャズを聴き始めて、ジャズの勉強を始めて、まず、ぶち当たるのが「モード奏法」。

モード・ジャズとは「コード進行よりもモード (旋法)を用いて演奏される」ジャズ。1950年代後半以降、従来の和声(コード)に基づく即興演奏を、より自由に発展させるために編み出された奏法。ジャズの奏法の中で、言葉で説明すると何が何だか判らない奏法なんだが、音を聴くと「たちどころに判る」不思議な奏法である。

僕は、このモード奏法を、マイルスの『マイルストーン』と、ハンコックの『処女航海』で体感した。コードに合わせてアドリブを展開するハードバップの響きでは無い、基音をベースとしてアドリブを展開する、新しい響きのモード・ジャズが、この2枚のアルバムに詰まっていた。そして、マイルスの『カインド・オブ・ブルー』を聴いて、その盤に詰まっている「モード奏法」の凄さを理解した。

Herbie Hancock『Maiden Voyage』(写真左)。1965年3月15日の録音。ブルーノートの4195番。ちなみにパーソネルは、Herbie Hancock (p), Freddie Hubbard (tp), George Coleman (ts), Ron Carter (b), Tony Williams (ds)。邦題『処女航海』。マイルス・スクールで、直接、帝王マイルスの薫陶を受けた(ハバードは除く)若き精鋭達で構成されたクインテットの名演集。

この盤の演奏は、若き精鋭たちの「モード・ジャズ」の記録である。全ての曲がモード奏法で展開される。ハードバップの演奏とは全く雰囲気、響き、フレーズが全く異なる「モード奏法」が、聴いていてとてもよく判る。
 

Herbie-hancockmaiden-voyage

 
この盤はブルーノート・レーベルで製作されリリースされているが、当時のブルーノートは、リハーサルにまでギャラを払うことで有名で、演奏者達は何の拘りも無く、しっかりとリハーサルを積む。なんせギャラが出るのだ。

しかし、演奏者達は一流のジャズマン達で、リハーサルをしっかり積めば、本番の演奏の内容・精度は非常に高いものになる。恐らく、それが、総帥プロデューサーのアルフレッド・ライオンの狙いだったのだろう。

この『処女航海』というアルバムも、しっかりリハを積んだと感じる、内容・精度ともに非常に高いパフォーマンスが展開される。しかも、この盤の演奏は「モード」を基調としている。モードを基調として演奏について、しっかりリハを積んで本番に望んでいる。結果、この盤での「モード奏法」は、モード奏法の最高のサンプルの一つであり、モード奏法を体感するのに最適なアルバムとなっている。

モード奏法は、その奏法に関する手法は多種多様。バンド全体で統一感のあるモード奏法を展開するには、「モード奏法の基本的考え方」をメンバーで共有する必要がある。ブルーノートは、リハにギャラを払うくらいにリハの重要性を認識していて、特にモードの演奏に必要な「モード奏法の基本的考え方」のメンバー間共有を、このリハの中でしっかりさせていたと睨んでいる。

なぜなら、1960年代のモード・ジャズといえば、まずはブルーノートを聴け、と言われるくらい、ブルーノートの4000番台から4200番台には、モード・ジャズの優れたアルバムが沢山あるのだ。

この『処女航海』は、「ハンコックの考えるモード・ジャズ」に則ったモード・ジャズが展開されており、それが実に優れた内容となって、この『処女航海』はジャズ名盤として、21世紀に入っても語り継がれているのだ。
 
 

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2024年4月23日 (火曜日)

名盤『Uptown Conversation』

ロン・カーターはジャズ・ベーシストのレジェンド。リーダー作については、ベーシストとしては珍しく、かなりの数に上る。リーダー作というのは、まずテクニックがあって積極性があって、そして、プロデュース力があって、統率力がなければ出来ない。

加えて、サイドマンとして、他のジャズマンのリーダー作のセッションに参加した数は膨大な数にのぼる。「演奏内容と共演メンバーを活かすも殺すもベーシスト次第」という面からすると、ロンのベーシストとしての力量は、他の一流ジャズマンの面々の周知するところだったと思われる。

Ron Carter『Uptown Conversation』(写真)。1969年10月の録音。ちなみにパーソネルは、Ron Carter (el-b, ac-b), Hubert Laws (fl, tracks 1, 4 & 5), Herbie Hancock (ac-p, el-p, all tracks except 2), Sam Brown (g, tracks 1, 2 & 4), Grady Tate (ds, tracks 1, 4 & 5), Billy Cobham (ds, tracks 3, 6, & 7)。
 
ロンの2枚目のリーダー作。初リーダー作が1961年。約8年ぶりのリーダー作になる。1960年代はほぼマイルスの下で専属ベーシストとして活躍。マイルスがエレクトリック化に踏み出した頃にリリースした、2枚目のリーダー作。

ロンのベースをメインに、以下の4つのパターンのセッションで、演奏を弾き分けている。

① ベース+ギター(ブラウン)のデュオ
② ベース+ピアノ(ハンコック)+ドラム(コブハム)
③ ベース+ピアノ(ハンコック)+フルート(ロウズ)+ドラム(テイト)
④ ベース+ギター(ブラウン)+ピアノ(ハンコック)+フルート(ロウズ)+ドラム(テイト)

当時、流行していたソウル・ジャズ。それもシュッとクールなソウル・ジャズ、そして、ハードバップ。これは、グラディ・テイトがドラムのユニットが担当。ハンコックもファンキーでソウルフルなピアノをガンガン弾きまくっている。ロウズのフルートも、それはそれはクールでファンキーでソウルフル。
 

Ron-carteruptown-conversation  

 
ソウル・ジャズ、ハードバップな演奏のバックで、演奏の底をガッチリ支えるロンのベースが見事。意外とファンキーでソウルフルなロンのベースにちょっとビックリする。リラックスして楽しそうにベースを弾くロン。ロンの適応力の高さと広さ。見事である。

コブハムがドラムのユニットは限りなく自由度の高いモード・ジャズ、そして、フリー・ジャズ。モード・ジャズでのベース・ラインは、ロンにとってはお手のものなんだが、フリーにアブストラクトに展開するロンのベースの切れ味とマージネーションには驚く。これだけソリッドで切れ味の良い、バリエーション豊かでフリーなベースラインを弾き通せるベーシストは希少。

しかも、ハンコックのフリーなピアノにクイックに反応して応戦している。ロンのベースは意外とアグレッシブでオフェンシブ。ちょっと驚く。そうそう、このハンコックのフリーなピアノも聴き応え十分。そして、後の千手観音ドラミングで名を馳せたコブハムのモーダル〜フリーなドラミングがこれまた見事。コブハムの純ジャズ系ドラマーとして力量を再認識する。

ロンとサム・ブラウンのデュオ、2曲目の「Ten Strings」でのベースとギターのフリーなインタープレイは内容が濃い。ロンのベースがフリー・ジャズに完全適応し、前衛音楽にしっかり軸足を置くことが出来る。ベーシストとしてのテクニックの面でも優れたものがあることが良く判る。

例えば、ベースの哲人、チャーリー・ヘイデンに比肩する、高いレベルのテクニックと個性。この盤で、ロンのベーシストとしての実力、力量、適応力の全てが判る内容になっている。

今でもネットの世界では、ロンのベースに対して、一部に手厳しい評価がある。ベース音にピックアップを付けて増幅している音が許せない、時折ピッチが狂っている、そう言ったマイナス面だけがクローズアップされている。

しかし、この盤を聴いてみると、ベースの音が整っていて、ピッチを合わせたロンのベースは、やはり優れている。リーダー作の多さ、サイドマンとしてのセッション参加機会の莫大な数。それらが、ロンのベースの優秀性を如実に物語っていると僕は思う。
 
 

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2024年2月 2日 (金曜日)

エレ・ハンコックの最終成果物 『Future 2 Future』

エレクトリックなハービー・ハンコック(エレ・ハンコック)の活動期は、1969年から1984年辺り。以降『Perfect Machine』(1988年録音)、『Dis Is Da Drum』(1993-94年録音) と、4〜5年に1枚のタイミングでアルバムをリリースしている。そして、今回、ご紹介するアルバムで、エレ・ハンコックは打ち止めである。

Herbie Hancock『Future 2 Future』(写真左)。2001年の作品。ちなみにパーソネルは、Herbie Hancock (key), Wayne Shorter (sax), Charnett Moffett (ac-b), Bill Laswell (el-b, produce), Jack DeJohnette, Tony Williams (ds, 故人), Karsh Kale (ds, program beats)。他、ゲストが多数。

ビル・ラズウェルのプロデュースによる「21世紀のエレ・ハンコック」。ビル・ラズウェルが、ハービーのの過去の音源を使用してリミックス盤を作成することを提案したところ、ハービーが、それなら新しいアルバムを作る、と言って実現したアルバムらしい。

エレ・ハービーの総決算的内容。初期の「プログレッシブ・エレ・ファンク」な響き、全盛期の「Q(クインシー・ジョーンズ)流のエレ・ファンク」、そして、1980年代の「スクラッチ」、「アフリカン・ネイティヴなビート」「ヒップホップのビート」、エレ・ハンコックの個性の全てが、この『Future 2 Future』に盛り込まれている。

恐らく、過去を振り返って、ハービーが思うところの最高のメンバーを集めて、最高のエレ・ハービーの最終到達点の演奏を残したかったのだろうか。なんだか、ほとんど、マイルス1960年代黄金のカルテット以降の同窓会的メンバーである。
 

Herbie-hancockfuture-2-future 

 
パーソネルを見渡すと、サックスにウェイン・ショーター、ドラムにトニー・ウイリアムス(録音時点では故人。生前の録音音源を編集収録)、そして、初期エレ・マイルスの要、ジャック・デジョネット。

さすがに、ベースにはロン・カーターとはいかなかったらしく(ロンのベースはさすがにヒップホップのビートには向かないなあ)、エレベ感覚でアコベを弾くことができるチャーネット・モフェットと、スクラッチ&エレ・ヒップホップの盟友、ビル・ラズウェルがベースを担当している。

エレ・ハービーの総決算的内容なので、新しい響き、新しいトレンドは見当たらない。過去の成果を熟練・熟成した、ハイレベルで、明らかにハービーのエレ・ファンクである。音の響き、フレーズ、リズム&ビート、どこから聴いても「成熟したエレ・ハンコック」。

1969年の『Fat Albert Rotunda』から、ずっとエレ・ハンコックを聴き親しんできた「ハービー者」には感じる、この盤はエレ・ハンコックの「最終成果物」である。

発売当時、『ビルボード』のコンテンポラリー・ジャズ・アルバム・チャートでは2位。我が国でも、4週オリコンチャート入りし、最高45位を記録。エレ・ハービーの人気はまだまだ衰え知らずだったことが窺い知れる。

しかし、以降、現在まで、エレ・ハンコックの「次なるアルバム」は発表されていない。
 
 

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2024年2月 1日 (木曜日)

ハービーの謎『Dis Is da Drum』

ハービー・ハンコックのリーダー作の「落穂拾い」。当ブログでの、ハービーのリーダー作の記事のコンプリートを目指しているのだが、1980年代後半から、ポロポロッと何枚か、記事化されていないリーダー作がある。エレ・ハンコックについては2枚ほどのリーダー作が未記事化。その中の一枚を今回取り上げた。

ハービー・ハンコックは、1963年、マイルスのバンドに抜擢される。マイルスにはモード・ジャズの薫陶を得て大成長。しかし、エレ・マイルスの時代に入った時点で、エレピをアコピの様にしか弾けず(弾かず?)に、いわゆる「クビ」に。しかし、ハービーはマイルスが大好きで、マイルスの「エレ・ファンク」に追従。しかし、マイルスの真似をしたら、マイルスに怒られるので、ハービーは「Q(クインシー・ジョーンズ)」のエレ・ファンクをお手本に、ハービー流のエレ・ファンクで大活躍。

ハービーは、マイルスがそれぞれの時代の最先端で流行っていたジャズの演奏スタイルや、他の音楽ジャンルで流行っていたリズム&ビートをいち早く、ジャズに取り込んでいたのを踏襲して、先に挙げた「Q流のエレ・ファンク」そして「スクラッチ」のジャズ化にいち早く取り組んで、マイルスに大アピール。きっと、ハービーはもう一度、マイルスとやりたかったんやろなあ。でも、それは叶わなかった。

Herbie Hancock『Dis Is da Drum』(写真左)。1994年の作品。ちなみにパーソネルは、曲ごとにメンバーが色々入れ替わっているので、詳細は割愛するが、それぞれの曲で「鍵を握っている」メンバーは、Bill Summers (perc), Wah Wah Watson (g), Wallace Roney (tp), Bennie Maupin (ts), The Real Richie Rich (DJ and scratcher) 等々。そして、かなりの数のパーカッション、そしてボーカル。

リリース当時「ハービーのアフリカン・ネイティヴなビート、ヒップホップのビートのジャズ化」として、先進的なエレ・ジャズとして、相当にチヤホヤ好意的に受け入れられていた思い出がある。が、自分には、どうにも以前聴いたことのある、既出の「エレ・ファンク」に聴こえて、どうにも困ったことを覚えている。
 

Herbie-hancockdis-is-da-drum

 
既に1970年代から80年代前半で、ハービーのエレ・ファンクは「Q流のエレ・ファンク」なスタイルで確立されている。しかも、以前に「スクラッチ」を取り入れたエレ・ファンクでスベった実績があるので、今回、スクラッチの代わりに「ヒップホップ」を取り入れたのは、ちょっと無理筋だった様な気がしている。

冷静にこの盤に詰まっている「エレ・ファンク」を聴き直してみると悪くはない。水準以上である。しかし、アフリカン・ネイティヴなビートやヒップホップのビートを取り込んだことによる「化学反応」はあまり感じられない。どっちかと言えば、マイルスの「ビッチェズ・ブリュー」のリズム&ビートを洗練しクールにしたイメージで、それぞれのトラックに流れるリズム&ビートは、どちらかと言えば「温故知新」的な感じがする。

その「温故知新」な感じは、「マイルスの再来」と評されたウォレス・ルーニーのトランペットが入ったトラックで強く感じる。ルーニーのトランペットは「マイルスの再来」と言われるだけあって、マイルスの音に似通っているのだが、このルーニーのトランペットが入ると、そのトラックの音世界は、1970年代前後の「エレ・マイルス」を彷彿とさせるものに激変する。ルーニーのトランペットが入ったトラックが特別に映える。

この『Dis Is da Drum』の各トラックを聴いていて、もしかしたら、ハービーって、このトラックをバックにマイルスにトランペット吹いて欲しかったのではないか、と思ってしまう。それほど、この『Dis Is da Drum』の各トラックでマイルスのトランペットが鳴り響いたら、と想像すると、なんだかゾクゾクする。

しかし、このアルバムが制作された当時は、既にマイルスはこの世にいない。故に、この『Dis Is da Drum』の制作理由、存在意義がいまだに理解できずにいる。この盤の「アフリカン・ネイティヴなビート、ヒップホップのビートのジャズ化」は、ハービーならではの「マイルス・トリビュート」だったのかもしれない。謎である。
 
 

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2024年1月21日 (日曜日)

ハービーのソロ『The Piano』

ハービー・ハンコックは「2つの顔」を持つ。一つは、メインストリーム系、アコピをモーダルに弾きまくるバリバリ硬派な「純ジャズ志向」、もう一つは、判り易くてポップな、エレピやシンセを駆使した「ジャズ・ファンク志向」。どちらの顔も超一流。どちらの志向も、ジャズ史に残る立派な成果をしっかりと残している。

Herbie Hancock『The Piano』(写真左)。1978年10月25–26日の録音。ちなみにパーソネルは、Herbie Hancock (p)。ハービー・ハンコックのキャリアの中で唯一のアコースティック・ピアノ一本のソロ・パフォーマンス。

1978年、ハービー・ハンコックが来日時、ジャズ・ファンク志向の『Directstep』録音の後、一週間後、同じく新設のSME信濃町スタジオに入り、『Directstep』と同様に、ダイレクト・カッティング方式で録音したアルバム。翌年1月に日本限定盤として、『Directstep』と併せてリリースされている。

アナログディスク、いわゆるLPでのA面は大スタンダード大会。「My Funny Valentine」「On Green Dolphin Street」「Some Day My Prince Will Come」。どこから聴いても「大スタンダード曲」。

これがかなりスッキリした出来で肩透かしを喰らう。アレンジも平易、弾きっぷりもシンプル。キースやチックと比べると、明らかに物足りなさを感じる。ただし、リリカルさと耽美的なフレーズはハービーらしからぬ、ハービーとして新しい響き。これは「聴きもの」。
 

Herbie-hancockthe-piano

 
アナログディスク、いわゆるLPでのB面は、ハービー・ハンコックの自作曲集。こちらの方は、ハービー自らの作曲らしく、ハービーのモーダルな弾きっぷりが映えるアレンジと展開が備わっていて聴き応えがある。

B面2曲目の「Sonrisa」は、そんな中でも名曲名演。ハービーはスタンダード曲よりもファンクネスの濃い、ジャズ・ファンク志向の自作曲の方が、ソロ・ピアノの素材に合っているようだ。

ただ、このハービーのキャリアの中で唯一のアコピ一本のソロ・アルバムを聴いていると、ハービーって、ピアノ・ソロって、あんまり好きじゃなかったのではないか、と思う。ダイレクト・カッティング方式という「一発勝負」の録音環境と相まって、かなり安全運転的な弾き回しになっていて、ちょっと隔靴掻痒というか、何となく物足りなさを感じてしまう。

僕はこの盤を入手して以来、CDリイシューを入手してからも、LP時代のB面ばかりを聴いている。このB面の4曲には、辛うじて「ハービーらしさ」が詰まっている。ハービーらしさとは、理知的なモードと軽やかなファンクネス。このハービー唯一のソロ・ピアノ盤は、CDでの4曲目から7曲目が聴きもの。

そうそう、CDのボートラの8曲目以降はオミット。ハービーの『The Piano』は、LP時代の7曲だけで十分である。
 
 

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