Date/Time


2026年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

« 熱演バード、バップなドリュー | トップページ | アビー・グリーンのCTI好盤です »

2026年8月 2日 (日曜日)

フュージョン・ボーカルの好盤

フュージョン・ジャズは、不思議とボーカル盤が少ない。クロスオーバー&フュージョン・ジャズの老舗レーベルのCTIレコードですら、夫婦デュオのジャキー&ロイ、キャシー・マッコード、そして、このパティ・オースティンくらいである。フュージョン・ジャズのブームの裏では、ロックの世界ではAORブームがあって、こちらはアダルトな雰囲気のボーカル・ロックがメイン。フュージョン・ジャズはAORとの競合を避けたのかもしれない。

Patti Austin『Havana Candy』(写真左)。1977年8月の録音。CTIの5006番。パティ・オースティンとして、1976年のデビュー盤『End Of A Rainbow』に続くセカンド・リーダー盤。ちなみにパーソネルは下記の通り。フュージョン・ジャズ畑の名うての名手達が名を連ねている。加えて、プロデューサーは、ディブ・グルーシン、グルーシンはアレンジも担当して、八面六臂の活躍。

Patti Austin (vo), Dave Grusin (el-p, ac-p, syn, arr, cond)), Richard Tee (ac-piano :2, 6, 7), Eric Gale (el-g :1–7), Hugh McCracken (el-g :1, 4, 5), Steve Khan (el-g :1, 5), Will Lee (el-b :1, 4, 5), Francisco Centeno (el-b :2), Anthony Jackson (el-b :3), Frank Gravis (el-b :7), Steve Jordan (ds :1–7), Ralph MacDonald (perc :1, 5, 7, congas :4), Dave Valentin (fl, timbales :4)。ここにストリングスとバック・コーラス隊がつく。
 

Patti-austinhavana-candy

 
ソフト&メロウで都会的でソウルフルなエレ・ジャズをベースに、トロピカルな要素やキャッチーなフュージョン・サウンドを交えた、クロスオーバー&フュージョンのボーカル・アルバム。ジャズ・フュージョンのプロデューサーコンビ、デイヴ・グルーシン&ラリー・ローゼンによる洗練されたNYサウンドと、パティの抜群の歌唱力・ソングライティング能力が融合した、クロスオーバー&フュージョン・ボーカルの好盤である。

聴けば判るのだが、このクロスオーバー&フュージョン志向のボーカル・アルバムであるが、根っこはしっかりとジャズにおいているのが判る。当時、裏ではやっていたAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック=ソフト・ロック)とは、リズム&ビートの質が違う。あくまでもジャジー。そして、パティのボーカルも明らかに、根っこは「ジャズ・ボーカル」で、そういう意味で聴き応えがある内容になっている。

パティ・オースティン(Patti Austin)は、1950年生まれ、アメリカ・ニューヨーク出身のR&B、ジャズ、ポップス歌手・ソングライター。圧倒的な歌唱力と表現力を持ち、シンガーソングライターとしての才能も持ち合わせ(この盤の収録されている全8曲のうち7曲をパティ自身が手がけている)、ジャンルを網羅する実力派ディーヴァとして長年音楽界の第一線で活躍している。未だ現役である。
 
 

《ヴァーチャル音楽喫茶『松和』別館 の更新状況》 更新しました!
 
★ AORの風に吹かれて 

『AirPlay』(ロマンチック) 1980

★ まだまだロックキッズ     【New】 2024.01.07 更新

・西海岸ロックの雄、イーグルス・メンバーのソロ盤の
 記事をアップ。

★ 松和の「青春のかけら達」 【New】 2024.01.08 更新

・チューリップ『ぼくが作った愛のうた』『無限軌道』
 の記事をアップ。
 
Matsuwa_billboard
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。

« 熱演バード、バップなドリュー | トップページ | アビー・グリーンのCTI好盤です »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 熱演バード、バップなドリュー | トップページ | アビー・グリーンのCTI好盤です »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 松和の「青春のかけら達」(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代Jポップの記事を修正加筆して集約していきます。           
  • AORの風に吹かれて(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    AORとは、Adult-Oriented Rockの略語。一言でいうと「大人向けのロック」。ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高いロックがAOR。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、AORの記事を修正加筆して集約していきます。  

カテゴリー