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2026年4月26日 (日曜日)

『Here’s Lee Morgan』再聴

2025年リマスターとのこと。確かに、楽器毎の解像度が上がり、楽器の音が生音に近い鮮度を保っている。そのお陰で、リー・モーガンのトランペットがとても魅力的に響いている。コンディションも良かったのだろう、モーガンのトランペットは絶好調。オープンにミュートにその妙技を存分に発揮している。

Lee Morgan『Here's Lee Morgan』(写真左)。1960年2月の録音。ちなみにパーソネルは、Lee Morgan (tp), Clifford Jordan (ts), Wynton Kelly (p), Paul Chambers (b), Art Blakey (ds)。メンバーを見渡すと、この盤、絶対ええ音だしてるに決まってる、と確信する。ジャケットはちょっとレトロっぽくて平凡、これでちょっと損をしているが、内容は折り紙付き。

リマスターのお陰か、トランペットのブラスの響く音が、キラキラ輝くように耳に届いてくる。マウスピースと唇の間で漏れる音が聴こえてきそうなほど、生々しい。モーガンのミュート・トランペットを愛でることの出来る盤って、意外と少ないのだが、この盤ではモーガンのミュート・プレイをしっかりと確認出来る。
 

Heres_lee_morgan_2

 
それと、このリマスター盤では、クリフォード・ジョーダンのテナーが前面に出てきていて、ジョーダンのテナーの個性と特徴が露わになっている。少しフリーキーに、モーダルなフレーズをヴァイタルに吹きまくるジョーダン。ダンディズム溢れる雄々しきフレーズが魅力的。バラード・プレイも情感たっぷり。今までの音源では、この盤で、ジョーダンのテナーを気にしたことがなかったのだが、このリマスター盤で、大いに見なおした次第。

ケリーのピアノはクールに、ブレイキーのドラムは熱く、特に、モーガンとケリーとの絡みは相性抜群。ブレイキーの煽りもモーガンには心地良いと感じる様だ。ブレイキーが煽れば煽るだけ、モーガンは素敵なトランペットを吹き上げていく。そして、ベースのチェンバースは何時になく熱気溢れるベースラインを聴かせてくれる。こういうことが、この2025年リマスターでは、当たり前の様に聴くことが出来るのである。

この盤はモーガンのトランペットの魅力が最大限に発揮された傑作の一枚である。この2025年リマスターを聴いて、再認識した。この盤と『Expoobident』『The Young Lions』を僕は勝手にVee-Jay三部作と読んでいるが、いずれの盤でも、モーガンのトランペットは絶好調。『Expoobident』『The Young Lions』の最新リマスターを聴いてみたいものだ。
 
 

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