クリスマス・ジャズの定盤・2
気がつけば、早、12月も半ばを過ぎ、なんと、クリスマスまで、あと一週間を切っていることに驚いている。いつの間に(笑)で、今年もあと2週間を切っているという事実にもビックリ。最近は、テレビやネットで、あんまり、クリスマス、クリスマスと騒がなくなった感がするので、あんまり気分として盛り上がらないのも原因なんだろうな。
Duke Pearson『Merry Ole Soul』(写真左)。1969年2月と8月の録音。ブルーノートの4323番。ちなみにパーソネルは、Duke Pearson (p, celeste) Bob Cranshaw (b) Mickey Roker (ds) 。シンプル・ピアノの達人、デューク・ピアソン率いる、お洒落なピアノ・トリオのXmas盤。ブルーノート・レーベル唯一の、LPフルサイズのXmas盤である。
このピアノ・トリオ演奏のXmas盤は内容が充実している。ジャズのXmas盤って、ややもすれば、ジャズ・フォーマットに乗っただけの「Xmasソングのイージーリスニング」盤になってしまうことが多いのだが、この盤は違う。
さすが、ジャズ老舗レーベルからのXmas盤、硬派に誠実にハードバップしているのに感心する。有名なテーマ部があって、そのコード進行を借用して、アドリブ展開をしっかりする。正統派純ジャズのXmas盤。
シンプル&軽ファンキーが魅力のピアソンのピアノが、有名Xmasソングの印象的な旋律を紡ぎ上げていく。Xmasソングそれぞれの原曲の良さをしっかりと残しながら、しっかりと純ジャズする。それどころか恐らく、Xmasソングのジャズ化の中で、最高の部類に入る素晴らしいアレンジの数々。イージーリスニングの様に、軽音楽の様に甘きに易きに流れない、正統派で、ハードバップに軸足をしっかり降ろした名演の数々。
原曲を変にデフォルメせず、かといってベタにならず、洒落たアレンジでサラッと聴かせて、後はバリバリにインプロビゼーションへ、というドライブ感が最高。Xmasソングとして耳タコの4曲目「Jingle Bells」、5曲目の「Santa Claus Is Coming to Town」、そして8曲目の「Silent Night」。それぞれ、ピアノ・トリオものとして秀逸。
そして、ラストの2曲「O Little Town of Bethlehem」のリリカルで厳粛なピアノ・ソロから、ラストの「Old Fashioned Christmas」の落ち着いた雰囲気に、思わず厳粛な雰囲気に包まれ、至福の時を迎える。
この盤は、かれこれ、25年間、ずっとXmasシーズンに、我がバーチャル音楽喫茶「松和」でかけ続けている、ジャズのXmas盤として「定盤」の優れものアルバム。当然、録音は「ルディ・ヴァン・ゲルダー」。音の響きは明らかにブルーノート。ブルーノートらしいXmas盤。好盤です。
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