クリスマス・ジャズの定盤・6
クリスマス・イヴである。今年は珍しく雨のイヴである。もともと12月24日は「晴れの特異日」の一つで、確かに、クリスマス・イヴに雨が降った記憶が無い。なので、南関東地方では、滅多に「雨は夜更け過ぎに、雪に変わるだろう」とはいかない日なのだが(笑)。今年は雨、しかも、雨は明日の朝には霧の朝になるらしい。
Larry Carlton『Christmas at My House』(写真左)。1989年の作品。ハリウッドの「Room 335」スタジオでの録音。ちなみにパーソネルは以下の通り。クロスオーバー&フュージョン・ジャズ畑の名うてのミュージシャンが大集合である。
Larry Carlton (g, b tracks: 6), Clare Fischer (key, tracks: 1 to 4, 9), Robbie Buchanan (key, tracks: 6), Terry Trotter (key, tracks: 1 to 5, 7, 8, 10, 11), Abraham Laboriel (el-b, tracks: 1 to 4, 7, 9 to 11), Jeff Porcaro (ds, tracks: 3, 10, 11), John Ferraro (ds, tracks: 1, 2, 4, 7, 8), Michael Fisher (perc, tracks: 2 to 4, 11)。
ゲストに、Backing Vocals – Christopher Cross (tracks: 6), David Pack (tracks: 6), Karen Blake (tracks: 6), Michele Pillar (tracks: 6), Lead Vocals – Michele Pillar (tracks: 3, 6, 11), Saxophone – Kirk Whalum (tracks: 11)。
カールトンのフュージョン・ギターの最高峰パフォーマンスで奏でられるクリスマス・ソング集。クリスマス・ソング集なので、楽しく聴ければよい、という様な、安易な内容では無い。
カールトンのフュージョン・ギターのテクニックの粋を集めた、高度なテクニックと唄うが如くの歌心を最大限に駆使して、フュージョン・ジャズとして、硬派で上質なパフォーマンスで、定番クリスマス・ソングをカヴァーしていく。
とにかく、カールトンのギターが素晴らしい。これぞ、アーバン&メロウな、フュージョン・ジャズを代表するギター表現の最高峰のパフォーマンス。美しく力強く流れるが如くリリカル。カールトンのギターの良さの全てが、このクリスマス・ソング盤に結集している。聴き応え抜群。ながら聴きには惜しい、じっくり腰を据えて聴き込みたいレベルのカールトンのギターである。
アルバム『On Solid Ground』制作中の1988年4月、ラリーは自宅兼スタジオで、面識のない10代の少年に至近距離から銃撃された。明確な動機はなく、無差別な凶行だった。
弾丸は彼の喉を貫通、左腕の神経も損傷して麻痺が残った。ギタリストしての再起が危ぶまれた。しかし、懸命のリハビリの結果、復活を遂げ、1989年『On Solid Ground』をリリース。同年、この『Christmas at My House』をリリースしている。
そんな背景もあってか、このカールトンのクリスマス・ソング集は、どこか敬虔な雰囲気が漂う。厳かで神に感謝を捧げるが如くの敬虔な雰囲気。カールトンの「祈り」がこの盤に宿っている気がしてならない。クリスマス・ソング集の名盤の一枚。
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