ソウルフルなスリー・サウンズ
ブルーノート・レーベルのお抱えピアノ・トリオのスリー・サウンズ。硬派で正統派、ハードバップでファンキーなピアノ・トリオとして売り出す。
1959年から1962年までブルーノート専属だったが、1962年から、ヴァーヴ、マーキュリー、ライムライトと大手レーベルを渡り歩き、イージーリスニング志向のピアノ・トリオに変身。1967年、ブルーノートに復帰している。
The 3 Sounds『Vibrations』(写真左)。1966年10月25日の録音。ブルーノートの4248番。ちなみにパーソネルは、Gene Harris (p, org), Andrew Simpkins (b), Kalil Madi (ds)。ブルーノートのお抱えピアノ・トリオ、スリー・サウンズのブルーノート・レーベルへの復帰第一弾。
これまでは、アコースティック・ピアノ一本でのトリオ演奏だったのだが、このアルバムから、ピアニストのジーン・ハリスは、オルガンにも手を染めている。オルガンを導入したということは、録音年は1966年、流行のR&B志向なソウル・ジャズに適応したということ。
このアルバム、全編、良質のソウル・ジャズを聴くことが出来る。もともとは正統派ピアノ・トリオで、ファンキー・ジャズからスタートしたスリー・サウンズ。
途中、ブルーノートを離れて、大手レーベルの下で、イージーリスニング・ジャズへと転身。そして、戻ってきたブルーノートは、ファンキー・ジャズから、ソウル・ジャズにシフトを始めたところ。
スリー・サウンズは、そのブルーノートのアルバム制作のトレンドに乗ったのだろう、それまでのアコピ一直線から、オルガンを導入、ファンクネスをより濃くし、ソウルフルな雰囲気を増幅し、ベース+ドラムのリズム&ビートも、R&B志向のねばりのある、ストロングなオフビートを採用している。
もともと、硬派で正統派なピアノ・トリオ出身のスリー・サウンズ。ソウル・ジャズに転身しても、硬派で正統派な、端正で明るいサウンド志向は変わらない。ソウル・ジャズとは言え、決して俗っぽくなく、硬派で正統派なサウンドを踏襲した、スリー・サウンズらしいソウル・ジャズを展開している。
フロア・ジャズ・クラシックの「Fever」、フランク・シナトラの1965年のヒット曲「It Was a Very Good Year」、映画音楽の「Charade」、名スタンダード曲の「Django」、その他、渋いスタンダード曲をソウル・ジャズ仕立てにしたりで、アレンジのセンスが半端無い。
とても楽しく聴かせてくれる、ソウルフルなピアノ&オルガン・トリオの好盤でしょう。
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