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2025年7月20日 (日曜日)

充実の ”オルガン・ジャズの秀作”

ブルーノート・レーベルは、オルガン・ジャズに造詣が深い。もともと、オルガン・ジャズの神様、ジミー・スミスを引き立て、超一流のオルガニストとして、育て上げたのは、このブルーノートの総帥プロデューサーのアルフレッド・ライオン。そんなブルーノートが、ジミー・スミスと同様、オルガニストとして一流の道を行く、よりポップで大衆に訴求するオルガニストを何人か育てている。

Big John Patton『Got A Good Thing Goin'』(写真左)。1966年4月29日の録音。ブルーノートの4229番。Big John Patton (org), Grant Green (g), Hugh Walker (ds), Richie "Pablo" Landrum (congas)。ベースレス(オルガンがベースラインを兼任する)の、ギター入りオルガン・トリオ+パーカッションな編成。

ジョン・パットンのオルガンは、ジミー・スミスの様な、ファンクネスだだ漏れのネチっこいオルガンでは無く、軽快でテクニカルでポップ。ラウンジ・ミュージック志向のオルガンで、平易で聴き易く判り易い。

今回のフロントの相棒は、ギターのグラント・グリーンただ一人。このこってこてファンクネスでぱっきぱきシングルトーンなグリーンのギターと、ジョン・パットンの軽快でデクニカルでポップなオルガンとの相性が実に良い。
 

Big-john-pattongot-a-good-thing-goin

 
いわゆる、内容充実な、「ながら」の如く、気楽に聴かせるオルガン・ジャズ。ファンクネスは適度、平易で聴き易く判り易い、それでいて、歌心は充実していて、軽快でテクニカルでポップな「ソウル・ジャズ」といった佇まい。ジョン・パットンとグラント・グリーンがリフを刻み、徐々に増幅されていく、二人独特のグルーヴ感。
 
二人独特のグルーヴ感が、軽快でポップな「ソウル・ジャズ」を、ダンサフルな「ソウル・ジャズ」に変貌させていく。そして、リッチー・ランドラムのコンガがポップ感を色濃くし、ヒュー・ウォーカーのドラムがソウル感を煽る。

3曲目に収録された、マーヴィン・ゲイの「Ain't That Peculiar」や、続くオーティス・レディングのバージョンでお馴染みのサム・クック作「Shake」などはその好例。聴いていて、軽く足踏みし、軽く腰を動かす自分に気がつく。

R&Bの名曲を「ソウル・ジャズ志向」で端正にアレンジし、端正にカヴァーしているところは、実にブルーノート・レーベルらしい仕業。ジョン・パットン、グラント・グリーン大活躍。捨て曲無し、充実の「オルガン・ジャズの秀作」。
 
 

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