ジャズ喫茶で流したい・290
クリフォード・ジョーダンのテナー・サックス、ソニー・レッドのアルト・サックスがフロント2管のクインテット編成。ピアノが、トミー・フラナガンとロニー・マシューズで分担している。ベースはアート・デイヴィス、ドラムはエルヴィン・ジョーンズ。パーソネルを見渡すと、ハードバップ全盛期の「強者」ジャズマンが大集合。
Clifford Jordan & Sonny Red『A Story Tale』(写真左)。1961年2月14日の録音。ちなみにパーソネルは、Riversideレーベルの傍系「Jazzland」からのリリース。Clifford Jordan (ts), Sonny Red (as), Tommy Flanagan (p, tracks 1-5), Ronnie Mathews (p, tracks 6-8), Art Davis (b), Elvin Jones (ds)。
実に硬派なハードバップの演奏の数々。適度なテンション、芯の入った骨太な2管フロントのユニゾン&ハーモニー、そして、自由度、イマジネーション溢れるアドリブ展開。ジョーダンもレッドも唄う様に流麗なサックスを吹き上げていく。ガツンと根性の入った、ダンディズム溢れるテナー&アルト。
レッドのアルト・サックス。基本はチャーリー・パーカーのバップ・サックス。そこに流麗さと切れ味の良いファンクネスを加味した、レッド・オリジナルなアルト・サックスが気持ち良い。コルトレーンの様でコルトレーンでは無い、ゴツゴツゴリゴリ骨太で男気タップリなジョーダンのテナー・サックス。若干マイナーな存在だった、レッドとジョーダンのサックスが存分に楽しめる。
バックのリズム・セクションも良い味を出している。ピアノのフラナガンとマシューズ、どちらも強いタッチで、バリバリ「バップ」なピアノを、フロント2管に負けじと、ガンガン弾きまくる。そして、デイヴィスの新しい響きが芳しいベースライン、そして、これまた新しい響きのエルヴィンのポリリズミックなバップ・トラミング。このリズム・セクションの叩き出すリズム&ビートは、フロントのレッドとジョーダンのサックス2管に、ばっちりフィットする。
今まで、ジャズ盤紹介本や、ジャズ雑誌のアルバム紹介にあがることのないアルバムだが、内容はピカイチ。正統派の硬派でダンディズム溢れるハードバップ志向の演奏が、これでもか、という感じで堪能出来る。アルバム・ジャケットもなかなかお洒落。正統派ハードバップの好盤としてお勧め。好盤です。
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