« ”1970年代JM” のオクテット演奏 | トップページ | ソウル・ジャズなタレンタイン »

2025年7月27日 (日曜日)

ジャズ喫茶で流したい・290

クリフォード・ジョーダンのテナー・サックス、ソニー・レッドのアルト・サックスがフロント2管のクインテット編成。ピアノが、トミー・フラナガンとロニー・マシューズで分担している。ベースはアート・デイヴィス、ドラムはエルヴィン・ジョーンズ。パーソネルを見渡すと、ハードバップ全盛期の「強者」ジャズマンが大集合。

Clifford Jordan & Sonny Red『A Story Tale』(写真左)。1961年2月14日の録音。ちなみにパーソネルは、Riversideレーベルの傍系「Jazzland」からのリリース。Clifford Jordan (ts), Sonny Red (as), Tommy Flanagan (p, tracks 1-5), Ronnie Mathews (p, tracks 6-8), Art Davis (b), Elvin Jones (ds)。

実に硬派なハードバップの演奏の数々。適度なテンション、芯の入った骨太な2管フロントのユニゾン&ハーモニー、そして、自由度、イマジネーション溢れるアドリブ展開。ジョーダンもレッドも唄う様に流麗なサックスを吹き上げていく。ガツンと根性の入った、ダンディズム溢れるテナー&アルト。
 

Clifford-jordan-sonny-reda-story-tale  

 
レッドのアルト・サックス。基本はチャーリー・パーカーのバップ・サックス。そこに流麗さと切れ味の良いファンクネスを加味した、レッド・オリジナルなアルト・サックスが気持ち良い。コルトレーンの様でコルトレーンでは無い、ゴツゴツゴリゴリ骨太で男気タップリなジョーダンのテナー・サックス。若干マイナーな存在だった、レッドとジョーダンのサックスが存分に楽しめる。

バックのリズム・セクションも良い味を出している。ピアノのフラナガンとマシューズ、どちらも強いタッチで、バリバリ「バップ」なピアノを、フロント2管に負けじと、ガンガン弾きまくる。そして、デイヴィスの新しい響きが芳しいベースライン、そして、これまた新しい響きのエルヴィンのポリリズミックなバップ・トラミング。このリズム・セクションの叩き出すリズム&ビートは、フロントのレッドとジョーダンのサックス2管に、ばっちりフィットする。

今まで、ジャズ盤紹介本や、ジャズ雑誌のアルバム紹介にあがることのないアルバムだが、内容はピカイチ。正統派の硬派でダンディズム溢れるハードバップ志向の演奏が、これでもか、という感じで堪能出来る。アルバム・ジャケットもなかなかお洒落。正統派ハードバップの好盤としてお勧め。好盤です。
 
 

《ヴァーチャル音楽喫茶『松和』別館 の更新状況》 更新しました!

 ★ AORの風に吹かれて 

  ・『AirPlay』(ロマンチック) 1980

 ★ まだまだロックキッズ     【New】 2024.01.07 更新

    ・西海岸ロックの雄、イーグルス・メンバーのソロ盤の
   記事をアップ。

 ★ 松和の「青春のかけら達」 【New】 2024.01.08 更新

  ・チューリップ『ぼくが作った愛のうた』『無限軌道』
   の記事をアップ。

Matsuwa_billboard

★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。

東日本大震災から13年4ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。

Never_giveup_4 

« ”1970年代JM” のオクテット演奏 | トップページ | ソウル・ジャズなタレンタイン »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ”1970年代JM” のオクテット演奏 | トップページ | ソウル・ジャズなタレンタイン »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 松和の「青春のかけら達」(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代Jポップの記事を修正加筆して集約していきます。           
  • AORの風に吹かれて(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    AORとは、Adult-Oriented Rockの略語。一言でいうと「大人向けのロック」。ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高いロックがAOR。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、AORの記事を修正加筆して集約していきます。  

カテゴリー