マリーナの記念すべき1st.盤です
ソウルフルな雰囲気濃厚なもの、ファンクネス濃厚なもの、どっぷりブルージーな歌心満点なもの、など、ちょっと癖の強い、他のレーベルにないファンキー&ソウルフル濃厚な盤が多くリリースされている。そんなアーゴ&カデット・レーベルの好盤をピックアップして聴き直してきたが、いよいよあと2枚になった。
Marlena Shaw『Out of Different Bags』(写真左)。1967年10月、シカゴの「Ter Mar Studios」での録音。アーゴ&カデット・レーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Marlena Shaw (vo), Richard Evans (arr)。バックの伴奏隊のパーソネルについては、資料が無い為、割愛する(オリジナルLPのライナーノーツにもパーソネルの記述が無い)。
マリーナ・ショウの記念すべきファースト・アルバム。リチャード・エヴァンスがプロデュースとアレンジを担当。レア・グルーヴ感は控えめの純ジャズ志向のジャズ・ボーカル盤。純ジャズ志向とは言うが、録音年は1967年。ジャズの多様化も進み、ビートルズの米国上陸とともに、ジャズの「ポップス音楽」としての人気に翳りが見え始めた頃。このアルバムの音世界は、どちらかといえば、ソウル・ジャズ。
この年の8月には名門カウント・ベイシー・オケのシンガーに抜擢され、文字通り、ノリにノッていた時期のファースト・アルバムの制作だったらしい。バックの伴奏もなかなか堂にいっていて、ビッグ・バンドに加え、混声コーラス、ストリングス、オルガン、ヴィブラフォン、アコースティック・ベース、と充実のバッキング。アレンジはあくまで「R&B」志向。
それでも、リズム&ビートは、意外とスッキリしたジャズ志向の強いもので、この辺りが、このマリーナ・ショウの記念すべきファースト・アルバムを「ジャズ」のジャンルに留めている所以だろう。ブルースあり、R&Bあり、4ビートのバラードありで、特定のジャンルに収まらない、ソウル・ジャズではあるが、音世界としては、後のフュージョン・ジャズの「音のジャンルの融合」を先取りしている先取的なもの。
マリーナ・ショウの訴求力のあるヴォーカル。とにかく、ジャズもジャズロックもR&Bもバラードも、この時点でもう既に抜群に巧い。アルバム全体も、ソウル・ジャズとは言え、雰囲気は「R&B」スバリそのもの。「R&B」のボーカルのバックにジャズのバックを持ってきた感じの、R&Bとソウル・ジャズのハイブリッドな音世界は、今の耳で聴くと、意外とすんなり耳に入ってくる。ジャズ・ボーカルの好盤の一枚としたい。
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