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2024年12月10日 (火曜日)

チャーリー・ブラウンのXmas

Xmasシーズンがやってくると、音楽のサブスク・サイトから、決まってリコメンドされるピアノ・トリオ盤が幾つかある。ずっと、リコメンドされたトリオ盤を聴いているが、どれもが内容充実の盤ばかり。まあ、米国ではXmasアルバムを作ることが、一流ミュージシャンの証らしいので、それは当然と言ったら当然なのかもしれない。

Vince Guaraldi Trio『A Charlie Brown Christmas (Original 1965 TV Soundtrack) 』(写真左)。1965年9月17日~10月28日の録音。("Linus and Lucy"だけ、1964年10月26日の録音。

ちなみにパーソネルは、Vince Guaraldi (p, Hammond organ on "Hark, The Herald Angels Sing"), Fred Marshall (b), Monty Budwig (b on "Linus and Lucy", "Greensleeves"), Jerry Granelli (ds), Colin Bailey (ds on "Linus and Lucy", "Greensleeves") 。

同名のクリスマス特別番組のテレビデビューに合わせて、1965年12月にファンタジー・レコード からリリースされた、ヴィンス・ガラルディの8枚目のリーダー作になる。

ヴィンス・ガラルディ(Vince Guaraldi)は『スヌーピー』の音楽の作曲者。チャーリー・ブラウンとピーナッツの仲間たちの、可愛く楽しいサウンド・トラックを数々手掛けてきたジャズ・ピアニスト。その流れの中で、このチャーリー・ブラウンのXmasアルバムが作成されている。
 

Vince-guaraldi-trio-a-charlie-brown-chri
 

オリジナル盤は全11曲。そのうち5曲がXmasスタンダード曲、残りの6曲はガラルディの作になる。全てがXmasスタンダード曲で埋め尽くされていないところがこの盤の特徴。但し、Xmasスタンダード曲とガラルディのオリジナル曲との混合だが、アルバム全体に渡って、Xmasな雰囲気はしっかりと統一、維持されている。

実に真っ当なピアノ・トリオの演奏によるXmas曲の演奏。アニメのサントラなのにばりばりの軽快な純ジャズなピアノ・トリオ演奏。Xmas曲集という前提を離れて、純粋なピアノ・トリオ盤としても楽しめる、なかなか味のあるトリオ演奏になっている。「Christmas Time Is Here」は、子供達のボーカル入りですが、この子供達の歌声、いつ聴いても、ほのぼの和みますね。

『チャーリー・ブラウンのクリスマス』のサウンドトラックは「最も愛されているホリデーアルバムの1つ」。2019年、ローリングストーン誌によって史上4番目に優れたクリスマスアルバムにランク付けされ、2007年には、グラミー賞の殿堂入りを果たしている。

そして、何より驚くのが、Xmasアルバムながら、ジャズ史上世界セールス2位を記録している大ベストセラー作品である、という事実。2016年末には、RIAA(アメリカレコード協会)により 4x Platinumに認定されている。

あまり、我が国では話題に上がらないピアノ・トリオ盤なのですが、アニメのサントラだからと言って敬遠するなかれ。しっかりとした、軽快で明るく暖かい、なかなか味のあるピアノ・トリオ演奏で、このトリオ演奏だけでも、十分に楽しめる好盤です。
 
 
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