ファンキーなXmasジャズ盤
ジャズのXmas曲集は、意外と端正なアレンジなものが多い。Xmasソングのメロディーをあまり崩すことなく、判りやすくする為なのだろうが、ややもすれば、イージーリスニング・ジャズ風に陥る盤が結構ある。そういえば、モーダルなXmasジャズや、フリーなXmasジャズって、無いよな(笑)。
Ramsey Lewis Trio『Sound of Christmas』(写真左)。1961年10月の録音。Argoレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Ramsey Lewis (p), El Dee Young (b), Issac "Red" Holt (ds)。ラムゼイ・ルイス・トリオによるXmasジャズ盤。前半5曲がピアノトリオ、後半5曲がストリングス入りという構成。
ラムゼイ・ルイス(Ramsey Lewis)の代表作は、グルーヴの「粘り」が凄い、コテコテのファンキー・ジャズの『The in Crowd』。1970年代は、ソウル・ミュージックやR&Bと融合したフュージョン・ジャズに転身。それでも、演奏の底は「コテコテのファンキー・ジャズ」。ルイスのピアノの本質は「ファンキー&ソウル・ジャズ」。
さて、そんなラムゼイ・ルイスのXmasジャズ盤。これがまあ、冒頭のXmasスタンダード曲「Merry Christmas Baby」のイントロを聴くだけで、このXmasジャズ盤は「コテコテのファンキー&ソウル・ジャズ」なXmasジャズ盤であることが判る。
それはそのはずで、このXmasジャズ盤って、コテコテのファンキー・ジャズの『The in Crowd』と同じメンバーでの演奏。「コテコテのファンキー&ソウル・ジャズ」はお手のもの。
いやはや、もう「ごめんなさい」と言いたくなるほどのファンクネスとソウルフルな響き。粘る様なグルーヴ感を湛えながら、ムゼイ・ルイス・トリオは、Xmasソングを「ファンキー&ソウル・ジャズ化」していく。基本的に旋律が綺麗なXmasソングを上手くファンキー&ソウルな雰囲気にどっぷり浸からせ、それでいて、Xmasソングの旋律はちゃんと残っていて、何のXmasソングか、判るようになっている小粋なアレンジ。
全編、こってこてファンキー&ソウルなピアノ・トリオ演奏で統一。ファンクネスだだ漏れ、ソウルフルなグルーヴ感、思わず腰が動き、足でビートを取りたくなる、Xmasジャズ盤としては珍しい、どっぷりジャズっぽいXmasジャズ盤。
このアルバムは、1967年12月、ビルボードのXmasのLPチャートで第8位を獲得したとのこと。それも頷ける、とてもジャズらしいXmasジャズ盤。我が国では話題に上ることの無い、ラムゼイ・ルイスのXmasジャズ盤だが、聴いていて楽しいXmasジャズ盤としてお勧めの好盤です。
《ヴァーチャル音楽喫茶『松和』別館 の更新状況》 更新しました!
★ AORの風に吹かれて
★ まだまだロックキッズ 【New】 2024.08.24 更新
・イタリアン・プログレの雄「PFM」のアルバム紹介と
エリック・クラプトンの一部のアルバム紹介を移行しました。
・チューリップ『ぼくが作った愛のうた』『無限軌道』の
記事をアップ。
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
東日本大震災から13年9ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
« Steps『PARADOX』は良い | トップページ | 聴いて楽しい「カーソン盤」 »



コメント