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2024年12月24日 (火曜日)

サッチモのXmasアルバムです

ジャズの「Xmasアルバム」をサーベイしていくと、確かに「一流の証」だな、と思うものばかり。しかし、これは、と見直してしまうくらいの「異色作」もある。こんな人がXmasアルバムを作るの、と思わずびっくりする様なものもある。ジャズの「Xmasアルバム」も様々で、どれもが意外と出来が良い。

Louis Armstrong『Louis Wishes You a Cool Yule』(写真左)。2022年のリリース。ジャズのレジェンド、トランペッター&ボーカリストのルイ・アームストロング。意外にも彼の史上初となる公式 Xmasアルバム。こんなユニークなXmasアルバムがリリースされていたなんて知らなかった。

生前リリースした「Winter Wonderland (Single Version)」や「White Christmas」といった有名なホリデー・ソング、「Baby, It's Cold Outside」や「I've Got My Love To Keep Me Warm」といった冬をテーマとしたスタンダード曲、サッチモの代表曲である「What A Wonderful World(この素晴らしき世界)」など、クリスマスシーズンにピッタリな楽曲がてんこ盛り。
 

Louis-armstronglouis-wishes-you-a-cool-y

 
サッチモ独特の心地よい「ダミ声」の、ちょっとコブシの効いた渋い唄い回しが実に良い。この「ダミ声」が、敬虔で厳かなクリスマス・ソングに合うのか、不安になるのだが、低音の声質が良いのだろう、意外とフィットして、意外と心地よく聴けるのだから、サッチモのボーカルは不思議な魅力と味がある。

「I've Got My Love To Keep Me Warm」では、エラとのデュエット&掛け合いがとても楽しい。エラの歌唱も堂々としていて敬虔な雰囲気が素晴らしい。「Christmas In New Orleans」「Christmas Night In Harlem (Single Version)」「Moments To Remember」では、サックスのベニー・カーターがゲスト参加して、ご機嫌なプレイを聴かせている。

ジャケットも粋。サッチモがサンタクロースの衣装をまとい、トランペットをプレイするキュートな姿はなかなかに味わい深い。あの「ダミ声」と「コブシの効いた唄い回し」のサッチモのXmasソング集なんて、と敬遠するなかれ。なかなかに味わい深い、正統派なジャズ仕様のXmasアルバムである。
 
 

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