Date/Time


2026年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

« 続 ”ハードバップのジョーヘン” | トップページ | 今一度『Moanin’』を聴き直す »

2024年12月28日 (土曜日)

ジャズ喫茶で流したい・276

モダン・ジャズ期の名盤の数々が、再リマスターされたり、廉価盤になって再発されたりで、サブスク・サイトを賑わしている。かなりの間、聴いていなかった盤もあって、このリマスターや再発のタイミングが聴き直しの切っ掛けになったりして、これはこれで楽しいひと時になる。

Max Roach『Deeds, Not Words』(写真左)。1958年9月4日の録音。ちなみにパーソネルは、Max Roach (ds), Booker Little (tp), Ray Draper (tuba), George Coleman (ts), Art Davis (b)。バップ・ドラマーのレジェンドの一人、マックス・ローチのリーダー作。ピアノレス、チューバ入りの変則クインテット編成。

マックス・ローチは、それぞれの時代の流行を追うことなく、従来からの、ローチ独特のバップ・ドラミングのスタイルを変えていない。この盤の録音は1958年。この盤では、ハードバップのピーク期におけるローチの成熟したドラミングを堪能することが出来る。

ローチのリーダー作なんで、ドラムソロがあちこちに、ふんだんに聴くことが出来るが、これがまた見事なバップ・ドラミングで、意外と耳につかない。
 

Max-roachdeeds-not-words

 
リズム&ビートの担い手の打楽器の代替が出来るピアノを排除し、リズム&ビートをドラムに一本化し、コードを束縛するピアノを排除することで、フロント管のインプロビゼーションの自由度を大幅に広げる。これが、ローチの標榜する「ポスト・バップ」の方法論だったと想像しているのだが、この盤ではその成果を聴き取ることが出来る。

そんなローチの「ポスト・バップ」の方法論の中で、ブッカー・リトルのトランペット、ジョージ・コールマンのテナーが、結構、自由度の高いインプロを、自分のペースで吹き回しているのが良く判る。

面白いのは、当時、同様な「ポスト・バップ」の方法論に「モード」があるのだが、ここでリトルやコールマンが吹いているのはモードでは無い。それでも、ピアノがないだけで、当時の先進的なジャズマンに吹かせると、ここまで自由度が広がるとは思わなかった。

レイ・ドレイパーのチューバについては、フロント管とのユニゾン&ハーモニーとバッキングに徹しているので、この盤では邪魔になっていない。逆に、グループ・サウンドの彩りになっているくらいで、この盤でのそれぞれの曲のアレンジも十分に機能していることが良く判る。
 
 

《ヴァーチャル音楽喫茶『松和』別館 の更新状況》 更新しました! 

 ★ AORの風に吹かれて 

  ・『AirPlay』(ロマンチック) 1980

 ★ まだまだロックキッズ     【New】 2024.08.24 更新

  ・イタリアン・プログレの雄「PFM」のアルバム紹介と
   エリック・クラプトンの一部のアルバム紹介を移行しました。

 ★ 松和の「青春のかけら達」

  ・チューリップ『ぼくが作った愛のうた』『無限軌道』の
   記事をアップ。
 

Matsuwa_billboard

★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。

東日本大震災から13年9ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
Never_giveup_4 

« 続 ”ハードバップのジョーヘン” | トップページ | 今一度『Moanin’』を聴き直す »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 続 ”ハードバップのジョーヘン” | トップページ | 今一度『Moanin’』を聴き直す »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 松和の「青春のかけら達」(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代Jポップの記事を修正加筆して集約していきます。           
  • AORの風に吹かれて(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    AORとは、Adult-Oriented Rockの略語。一言でいうと「大人向けのロック」。ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高いロックがAOR。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、AORの記事を修正加筆して集約していきます。  

カテゴリー