こんなアルバムあったんや・138
昨日から、いきなり気温がグッと下がった千葉県北西部地方。最高気温が20℃前後ともう9月下旬か、10月上旬の気温になるのだからたまらない。それまで酷暑で最高気温が33℃前後と一気に10℃以上も下がるのだから、体調が一気に不安定になる。体調が不安定になってくると、シビアでアーティスティックな純ジャズはしんどくなる。
そうすると、耳当たりの良い、フュージョン・ジャズなんかが良いんだが、あまり集中して聴く、ハードなものは辛い。ふんわり聴き流すレベルのアルバムが良い。それも陽気なものが良い。ということで、気軽に聴き流すことの出来る、バリバリのフュージョン・ミュージックを選択する。
『Havana Jam』(写真左)。1979年、キューバのハバナでに行われた野外イベントの模様を収録した、リリース当時はLP2枚組のライヴ盤。参加したバンド&メンバーは、Weather Report, Irakele(写真右), Stephen Stills, Sara Gonzáles, CBS Jazz All-Stars, Bonnie Bramlett & Mike Finnigan, Cuban Percussion Ensemble 等々。当時、CBSに所属していたジャズ、ロックの一流どころが終結、聴いて心地良いフュージョン・ミュージックを演奏していく。
冒頭、Weather Report「Black Market」で幕を開ける。ちょっと荒めだが、さすがWRな演奏で一気に盛り上がる。続いて、Irakere「Concerto Para Flaut Adagio De Mozart」。キューバン・フュージョンがあっけらかんとして気持ちが明るくなる。続いて、Stephen Stills「Cuba Al Fin」。西海岸ロックのベテランによるフュージョン・ロック、等々。
聴いていて「これは」と思ったのが、CBS Jazz All-Stars「Black Stockings」。Stan Getz、Dexter Gordon、Tony Willams、John Mclaughlin、Wille Bobo、Bobby Hutxherson等、往年のメインストリーム・ジャズ系の一流ジャズマンが参加。軽快なリズムと開放的なメロディが素敵なカリビアン・フュージョンが展開されている。このパーソネルでこの音。フュージョン時代ならでは、である。
CDでは紙ジャケの中古のみ、恐らく音楽のサブスク・サイトには音源はアップされていないと思うが、1970年代後半の「ごった煮のフュージョン・ミュージック」が好きなジャズ者の方には一聴をお勧めしたい。特に、イラケレを始めとする、キューバン・ジャズ、カリビアン・フュージョンが聴きものである。
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