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2019年12月10日 (火曜日)

ロングマイヤーはギタリスト

純ジャズをずっと聴いていると、無性にフュージョン・ジャズを聴きたくなる瞬間がある。もともと、フュージョン・ジャズの全盛時代にジャズを聴き始めた世代である。フュージョン・ジャズについては全く抵抗感が無く、むしろ親近感がある。実はフュージョン・ジャズも好きなジャンルのひとつで、かなりのコレクションとなっている。

フュージョン・ジャズが聴きたい、となれば、まずはCTIレコード辺りから物色することになる。そして、ボブ・ジェームス一派に行き着き、気がつけば、タッパンジー・レコードのアルバムを聴いていたりする。タッパンジー・レコードは、フュージョン・ジャズの中核ミュージシャンの一人、ボブ・ジェームスが立ち上げたレーベル。

タッパンジー・レコードは、総帥のボブ・ジェームスを始め、ウィルバート・ロングマイヤー、リチャード・ティー、カーク・ウェイラム、フィル・ペリーらを専属に迎えて立ち上げ、様々なジャズメンの様々な好盤をリリースしている。音的には、ボブ・ジェームスのプロデュース&アレンジの影響が大きく、どのアルバムにも、ボブ・ジェームスの手癖、痕跡が明確に残っている。
 
 
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Wilbert Longmire『Sunny Side Up』(写真左)。1978年2月、NYでの録音。主だったパーソネルは、Dave Sanborn (as), Richard Tee (p), Bob James (el-p, arr, cond), Wilbert Longmire (g), Gary King (b), Harvey Mason (d, el-d), Sue Evans (perc) など。フュージョン。ジャズの中核メンバーが大集合である。

リーダーのロングマイヤーはギタリスト。温和で穏やかで流麗なエレギの響きが個性。耳に刺激的に響くことは全く無い。耳に優しいマイルドな音。そんなジェントルなエレギが、アーバンでライトなフレーズを紡ぎ上げていく。曲によっては物足りない雰囲気も漂うこともあるが、バックのテクニック溢れる演奏とボブ・ジェームスの個性的なアレンジが強烈にフォローする。

ロングマイヤーのギターを聴きながら、バックのフュージョンの手練たちの演奏も楽しむという、一石二鳥な聴き方をするフュージョン盤である。演奏の雰囲気は流麗でウォームな演奏が多く、「ながら聴き」にも最適な音世界である。実際、僕はこの盤をリリースされた当時から「ながら聴き」をメインに聴き続けている。
 
 
 
東日本大震災から8年8ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
Never_giveup_4
 
Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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