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2014年7月30日 (水曜日)

夏だ、高中だ、40周年盤だ

夏だ海だ高中だ。夏になると高中正義のアルバムを流すことが多くなる。夏真っ盛り、相当な蒸し暑さの中なので、高中のエレギ・インストを聴き込むのはちょっと辛い。昔ならカセット・テレコで、今なら、iPodに入れてちょっとしたスピーカーを繋いで、夏の日の木陰で、さりげなく「流す」のがちょうど良い。

高校時代、サディスティック・ミカ・バンドで高中正義のエレギと出会って以来、なんやかんや言いながら、夏から秋にかけてのシーズンには、高中正義のアルバムを流すことが多い。大学時代は『Jolly Live』と『T-WAVE』がヘビロテで、気分転換に『TAKANAKA』が登場。社会人の若かりし頃は『虹伝説』と『OCEAN BREEZE』がヘビロテ。そして、今では『SADISTIC TAKANAKA』と「これ」がお気に入り。

「これ」とは、高中正義のデビュー40周年盤の『40年目の虹』(写真左)。高中正義プロデビュー40周年の2011年にリリースされた、高中正義の集大成盤。昔からのヒット曲をアレンジをし直したり、メドレーにしたりで、しっかりと織り込んでいる。これが、我々、40年前からの往年の「高中者」からすると、聴いていてとても楽しい。

収録曲は以下のとおりなんだが、なかなかでしょ。8曲目の「BLUE LAGOON 'K'」、12曲目のメドレーなどは耳にするだけで、懐かしさがこみ上げてきて涙涙。でも、アレンジは最新のアレンジで、これがバッチリ決まっている。最新のアレンジで、心地良く気持ち良く、優しくアグレッシブに弾き進めていく。
 

40nenme_no_niji

 
1.『夏窓』
2.Nightmare
3.40年目の虹
4.Alone(GUITAR MAGAZINE FESTIVAL LIVE)
5.Walking Toward the Rainbow
6.Seasons
7.夏の日の恋
8.BLUE LAGOON 'K'
9.南方囃子
10.ミスター
11.Left Alone
12.YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE
  〜珊瑚礁の妖精 〜獅子座流星群
  〜黒船嘉永6年6月4日 (GUITAR MAGAZINE FESTIVAL LIVE)

 

この40周年盤での高中のエレギ、アコギの音がすっごく魅力的。むっちゃええ音しています。エレギ者にはたまらん音です。さすがは高中大先生です。高中独特のギター・インストの音世界。フュージョンでも無く、クロスオーバーでも無い。ロック・ビートに乗った高中独特のエレギ・インスト。

ジャズが専門の僕としては、11曲目の「Left Alone」は高中の新境地だと感じています。ジャズ・スタンダードの「Left Alone」。このスタンダード・バラードを朗々と粛々と弾き進めていく。その雰囲気が実にジャジー&ブルージー。こんな感じで、ジャズ・スタンダードをギター・インストした企画盤を出して欲しいなあ。

夏だ海だ高中だ。夏になると高中正義。今年、2014年は高中正義プロデビュー43周年になるのかあ。ずっと第一線で活躍している高中も凄いと思うが、43年間、飽きもせず高中を聴き続けている我々「高中者」もなかなか凄いなあ、と思う今日この頃である(笑)。

 
 

震災から3年4ヶ月。決して忘れない。まだ3年4ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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