ジャケ買い「海外女性編」その8 『Lucky Summer Lady』
前回が2013年10月18日のアップだったから、約4ヶ月ぶりになります。しばらくぶりの特集再開。ちょっとネタ集めに手間取っていました(笑)。
ジャケ買い「海外女性編」と題して、最初のシリーズでは、何故か外国人女性のアップ写真をあしらった、アーティスティックで魅力的なアルバム・ジャケットを、そして、第2シリーズは、ちょっと目線を変えて「脚線美の誘惑」なアルバムをご紹介していました。
で、再開の今回は、約4ヶ月前のテーマを踏襲して「脚線美の誘惑」。この「脚線美の誘惑」ジャケットであるが、今回は、純日本のフュージョン・バンドの草分け、ザ・スクエア(The Square)のファースト・アルバム『Lucky Summer Lady』(写真左)を採り上げます。
さて、このアルバム・ジャケット、表ジャケット(写真左)を見て、どこが脚線美なんじゃい、と思いきや、裏ジャケ(写真右)を見ると、いやいや、実に立派な「脚線美の誘惑」ではないか(笑)。
発売当時、この裏ジャケットは話題になりましたねえ。表ジャケは何の変哲もない、というか、かなりベタな、あんまし趣味の良くない平凡なジャケ写なのだが、その裏ジャケを見ると「あらビックリ」。
このアルバムは、1978年の発売。1978年といえば、まだまだ、日本がウブな時代。そんな時代に、この裏ジャケットですよ。とにかくビックリ。当時、多くの学生がレコード屋に走ったのは言うまでも無い(笑)。
さてさて、このアルバムの内容であるが、これが、この衝撃的なジャケットから想像出来ない位に、完成度の高いフュージョン・ジャズがギッシリ詰まっている。そう、このアルバムは、あのスクエアの記念すべきファースト・アルバム。つまり、デビュー・アルバムである。
さすがに、初々しいスクエアが聴ける。全編に渡って当時流行していたフュージョン・ジャズ的な雰囲気バリバリの演奏が聴ける。テクニック的には後年の馬鹿テクには及ばないまでも、既にこの時点でテクニックは秀逸。発売当時、このアルバムを聴いて、あまりのテクニックに呆れかえったのを覚えている。
でも、この馬鹿テクさが実に爽快で、気持ちが良くて、繰り返し聴いてしまうのだ。「馬鹿テク、爽快、気持ちいい」。これが、スクエアの良さでしょうね。しかし、そんな馬鹿テク爽快集団スクエアも、5曲目「I Won't Last A Day Without You(愛は夢の中に)」のような、実にベタなインスト演奏を残しているのに、思わずニンマリとしてしまうなあ。実に初々しい。
ジャケットも含め、人間味溢れ、そこはかとなく親しみ覚える、スクエアのファースト・アルバム。良いアルバムです。
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