ハイレゾ音源の凄まじき音質
最近、ネット・オーディオに懲りつつある。ピュア・オーディオの世界は、5年ほど前、主力のプリメイン・アンプを相当良い物に買い換えて以降、もはや可及的速やかに追求するものが無い、と店じまいしていたが、「Net Audio」という雑誌を発見して、購読を始めて以来、オーディオ熱が再度覚醒。ハイレゾの音源ファイルを基に、再度、オーディオ追求の森に迷い込み始めた。
CDの音質を超える24bit/96kHzなどといったハイ・レゾリューションな音源。実に魅力的だ。既に、ハイレゾ音源については、ビートルズ、クイーンのアルバムについては、USBボックス経由で既に所有している。これが凄い音質なのだ。適応にセットアップしたステレオセットでもこれだけの音がするんだと驚愕するばかりである。
この「Net Audio」という雑誌のお陰で、ハイ・レゾリューションな音源が米国のサイトからダウンロードできることを知り、決済方法を調べつつ、なんとか日本にいても、米国のサイトからダウンロードし、クレジットカードで決済できるようになった。ふふふっ。早速、2〜3枚のアルバムをダウンロードしてみた。
僕の場合、ハイレゾ音源については、1970年代ロックの優れたアルバムについて一番の魅力を感じる。そもそも、1970年代はLPの時代。しかも、僕は中学生〜高校生の時代、譲って大学生の時代だとしても、実のところ、チープなステレオ・セットしか所有していない。1970年代ロックの名盤が、本来、どんなに優れた音で鳴っていたのか、知る由も無かった。
そこで、今回のハイレゾ音源である。CDを超える、LP原盤の音に迫る音質である。このハイレゾ音源のお陰で、やっとのことで、1970年代ロックの名盤が、本来、どんなに優れた音で鳴っていたのかが理解出来る様になった。
今日、聴き入っているのは、Carly Simon『No Secrets』(写真左)である。カーリー・サイモンは、米国の女性シンガーソングライター。1970年代、一世を風靡したSSWの女王。日本でも、1972年に、ミック・ジャガーとポール・マッカートニーがバックボーカルで参加した「うつろな愛 (You're So Vain) 」がヒットした(全米では一位を獲得)。
中学生時代、この「うつろな愛 (You're So Vain) 」という曲が大好きだったのだが、この曲をハイレゾ音源で聴くと、目から鱗、こんな音、こんな演奏やったや〜、と思わず、笑みがこぼれ、曲がサビの所に差し掛かると感極まって、目がウルウルする。それくらい、凄まじいリアルな音世界なのだ。少なくとも、CDとは次元が違う音であることは間違い無い。
いや〜、これは暫くはまるなあ。このハイレゾ音源を、自分のピュア・オーディオ装置にどう組み入れて、所有するステレオ・セットで、いかにして、できる限りの最高の音で鳴らすことが出来るか。しばらく、これは「はまる」。それほど、ハイレゾ音源の音は凄い音質なのだ。
大震災から1年。決して忘れない。常に関与し続ける。
がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力しよう。
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