「ソウル・ジャズ」というジャンル
寒い。今日はとびきり寒い。このところ、寒いのと本業で疲れが溜まってきたのとで、体調は優れない。今日は朝から整骨院で身体を整えて貰って、昼からは夕方まで寝込んだ。未然の休息って感じの一日。
とは言いつつ、先週、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の毎月更新のコーナー「ジャズの小径」の更新作業を失念した。1999年4月以来、10年以上に渡って毎月更新を守っているコーナーである。記録を途絶えさせる訳にはいかない。
まあ、スポーツでは無いし、このコーナーを毎月楽しみに待っている人がいるかどうかさえ、判らないんだけど、自分への戒めというか、自分への励ましというか、このコーナーの毎月更新という作業が、ネットでのブログやHP運営の上で、良いモチベーションになっていることは事実。
さて、話題は「ソウル・ジャズ」。ファンキー・ジャズより、ポップなアレンジを施したジャズのジャンルが「ソウル・ジャズ」。ブームは、ちょうど1960年代の終わりから、70年代前半にかけて。「ソウル・ジャズ」というジャンルのジャズは、ファンキージャズ以上に「俗っぽく猥雑で下品」なジャズとして、日本では人気が低かったですよね(ジャズに何を求めていたんだろう)。というか、なんとなく蔑まれていた感が強い。
しかしながら、1980年代後半以降、クラブ・ジャズの台頭で、「踊れるジャズ」の典型的なケースのひとつとして、この「ソウル・ジャズ」は英米で再評価され、その再評価の波に押されて、日本でも、やっと最近になって、正統な評価をされるようになってきたかな、と感じます。やっとのことで「ソウル・ジャズ」の優れた盤の再発も行われつつありますね。本当に日本は「ソウル・ジャズ」に冷たい(笑)。
そんな「ソウル・ジャズ」ですが、良くどんな雰囲気のジャズなんですか、と訊かれます。そんな時、我がバーチャル音楽喫茶『松和』では、先ずは、このアルバムをかけることにしています。そのアルバムとは、Bobbi Humphrey(ボビー・ハンフリー・写真は近影)の『Blacks And Blues』。1973年7月の録音。「ソウル・ジャズ」ブームの晩年のアルバムで、その内容については「成熟したソウル・ジャズ」と言える充実度です。
男女のR&Bもどきのコーラスが、仰々しいストリングス・アレンジが、大々的なアナログシンセの使用が、ちょっとイモっぽい。この「イモっぽくて垢抜けない」ところが、実は「ソウル・ジャズ」の美味しいところ。垢抜けないんだけれど、ファンキーでシンプルなビートが、そして、何より、テクニックのある「人」による演奏がアナログっぽくて、とっても良い感じです。
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