Natalie Coleで「Merry X’mas」
今日はクリスマス・イヴ。「Merry X'mas」である。さすがに今日は、クリスマス・ソング系のアルバムを、ということで、Fourplayの『Snowbound』などが鳴り響いている、我がバーチャル音楽喫茶『松和』である。
が、このクリスマス・シーズンには、とっておきの女性ボーカル・アルバムが流れる。Natalie Cole(ナタリー・コール)の『Unforgettable』(写真左)である。
偉大なジャズ・ピアニスト&ヴォーカリストであるナット・キング・コールを父に持つ、ナタリー・コール。ジャズ・ポップス・R&Bを股にかけて、固定のジャンルに拘らず歌いまくる、マルチ・タレントで偉大な女性ボーカリストである。
彼女のボーカルは素直でストレート。音域も通常の音域をシッカリと押さえた、実にノーマルな歌唱で、決してギミックに走らず、決してフェイクに走らない。しかも、ちょっとウェット感を湛えた、しっとりとした歌声が良い。全く持って父親譲りの素晴らしくノーマルな歌声である。
名盤『Unforgettable』では、とにかくシンプルで素直なボーカルで、父であるナット・キング・コールの有名曲、ヒット曲、得意曲をカバーしていく。「Paper Moon」「Route 66」「Mona Lisa」「Smile」などなど、僕が小学校高学年の頃、NHKのラジオ放送から流れてきたナット・キング・コールのヒット曲をを、娘であるナタリー・コールが、その個性を活かしてカバーしていく。が、全曲ナットの曲で無いのは「ご愛嬌」(笑)。
でも、これが本当に良いんですよ。しっとりとしたスローな曲が多く収録されているのですが、これをジックリと全編に渡って、一気に聴かせてしまうのですから、この力量たるや素晴らしいものがあります。アレンジが良いのとバック・バンドの演奏が充実しているのも、このアルバムの魅力に貢献しています。
極めつけは、僕の大好きな「L-O-V-E」。この曲を聴くといつも幸せな気持ちになれます。
L is for the way you look at me,
O is for the only one I see,
V is very, very extraordinary,
E is even more than anyone that you adore
Love is all that I can give to you,
Love is more than just a game for two.
Two in love can make it,
Take my heart but please don't break it.
Love was made for me and you...
そして、ラストの父ナット・キング・コールとの擬似デュエット、デジタル技術の進歩に感謝感激の「Unforgettable」。感動の名唱。上品で荘厳な雰囲気が漂い、クリスマス・イヴの夜にピッタリきます。良いアルバム、良い歌唱だと思います。ポップなジャズ・ボーカルの秀作。
聖夜の静寂に、バーボンのグラスを傾けながら・・・「Merry X'mas」。
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