憂鬱な時には「ドゥービー」やね
先週より、なんとなく精神的に憂鬱な気分が続いている。なんだか、だんだん「めんどくさく」なってきた。憂鬱な気分を抱いていても、なにも得は無いし、進歩は無い。僕に残された時間は、そんなに豊富には無い。なんだか、損した気分になってきた。
ここで一発、劇的な気分転換が必要である。元気の無い時は、70年代ロック。それも、ノリの良いロックが良い。最近、CDで手に入れてお気に入りのライブ・アルバムがある。 The Doobie Brothers(ドゥービー・ブラザーズ)の『Farewell Tour』(写真左)。このアルバムは、イーグルスと並んで双璧をなす、ウェストコースト・ロックの雄、ドゥービー・ブラザースの極めつけの名盤。
バンドが煮詰まりつつある瞬間を捉えた、バンド解散時の記録を収めた、ドゥービーとして、記録性の高いライブ・アルバムである。収録曲は、マクドナルド・ドゥービー時代のものを中心としているが、それはそれで聴き応えがある。
この『Farewell Tour』の収録曲を見渡すと、ドゥービーのベスト盤と言っても良いくらい、ドゥービーの名曲がズラリと並ぶ。どの曲を聴いてみても、ドゥービーの曲は、印象的なリフ、印象的なフレーズが満載。聴いていて実に楽しいし、聴いていて実にノリが良い。聴き進めていくと、心の中がスカッとするのだ。
トム・ジョンストンが客演する最後の2曲「Long Train Runnin'」「China Grove」で、昔日の豪快なDoobiesの姿が再現される。ドゥービーを途中からリアルタイムに聴き進めてきた僕たちの世代にとっては、このトム・ジョンストン時代のノリノリのドゥービーも感慨深いものがある。
マクドナルド・ドゥービー時代のものは「温くて」いけない、という向きもあるが、これまた、マクドナルド・ドゥービー時代もリアルタイムで聴き進めてきた僕にとっては、これはこれで感慨深いものがある。マクドナルド・ドゥービー時代のメンバーが、トム・ジョンストン時代の楽曲を演奏すると、洗練され過ぎていて違和感がある、なんて言う向きもあるが、僕はそうでは無い。これはこれで味わい深いものがる。
つまりは、この『Farewell Tour』は、僕の心のカンフル剤となるアルバムの一枚。このアルバムを聴き終えたら、いつでも、ちょっと心が明るくなる。今回の憂鬱な気分もちょっと改善された。『Farewell Tour』、良いライブ・アルバムです。
そうそうドゥービー・ブラザースについては、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「懐かしの70年代館」に特集しています。70年代ロックのコーナーは「My Favorite Rock」です。我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「懐かしの70年代館」(左をクリック)に是非お越しください。
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
« これ1曲でゲットするアルバム | トップページ | ヴァーヴの『Bill Evans Trio Live』 »
コメント