大歓迎!『Complete Sonny Rollins In Japan』
今日も鬱陶しい天気の千葉県北西部地方。少しヒンヤリする朝。気温もあんまり上がらない。それでも、グズグズ拗ねていても仕方が無いので、朝早々に干潟ウォーキングに出かける。気温が上がらないので、汗もあまりかかず歩きやすい。しかも、今日は子供の日。笹餅と柏餅を手に入れて、ちょっとだけご満悦である。
バージョンアップしたGolive 9へのコンテンツの移行は、困難を極めながらも、今日でやっと、「ジャズ・フュージョン館」「懐かしの70年代館」共に、最低限の基本的な部分の移行は終わった。これで、コンテンツの追加はなんとか継続できる。他の膨大なコンテンツの移行は見送り。一年くらいかけて、追々、移行していくことにした(ハァ〜)。
閑話休題。ジャズの話を。4月23日、ソニー・ロリンズの『Complete Sonny Rollins In Japan』(写真左)がリリースされた。伝説の名演73年東京中野サンプラザ公演に未発表音源を追加して高音質K2HDにてコンプリート化したもの。いや〜懐かしいなあ。LP時代のアルバムは、学生時代にジャズ喫茶で聴きました。で、実は今まで所有してなかった。今回、やっとコレクションに加わりました。
当時のライブのパーソネルは、Sonny Rollins(ts),Yoshiaki Masuo,(g),Bob Cranshaw(b),David Lee,(ds),James Mtume(conga)でした。この1973年の公演のメンバーにはギタリストとして増尾好秋が加わっていました。日本人ギタリストがロリンズ・バンドの一角を占めていたという事実に、学生当時、実に誇らしく感じたことを覚えています。
当時、日本人ミュージシャンが、ロリンズの様なジャズ・ジャイアントのバンドに大抜擢されることはかなり珍しいことでした。この1973年の日本公演の時は、「増尾好秋の凱旋ツアー」としてそれこそ主役のロリンズを喰ってしまう程の大騒ぎとなったそうです。
もともと、LP時代より、このライブアルバムの内容は定評がありました。追加収録された演奏も、ただ単に一枚のLPに収録する為に、時間の都合で削られただけだったんだと納得できる、素晴らしい演奏、熱演の連続です。
そのLP時代の部分は、今回のコンプリート盤のDisc1に収録されています。そして、今回、コンプリート化の目玉の追加収録曲はDisc2に収録されています。ちなみに、DIsc1,Disc2の収録曲は以下のとおり。
(disc1)
01.POWAII(Sonny Rollins)
02.ST. THOMAS(Sonny Rollins)
03.ALFIE(Sonny Rollins)
04.MORITAT(Brecht - Weill)
(Disc2)
01.SAIS(James Mtume)
02.GOD BLESS THE CHILD(Herzog Jr. - Holiday)
03.HOLD 'EM JOE(Harry Glenn Thomas Jr.)
1973年の録音なので、ジャズ・テナーの世界は、1967年に亡くなったジョン・コルトレーンの影響が色濃く残っていて、Disc1の「POWAII」やDisc2の「SAIS」などは、まるで、コルトレーンが吹いているみたいです(笑)。
ロリンズらしさは「ALFIE」「MORITAT」「HOLD 'EM JOE」など、歌モノやカリプソ・ナンバーに満載ですね。ちなみに大有名曲「ST. THOMAS」は、ゆったりとして演奏に終始して、アドリブが盛り上がっていくか、ってところで演奏が終わってしまう、ちょっと不完全燃焼な演奏なのであしからず(笑)。
高音質K2HDでのデジタル・リマスターが施されているので、音が更に良くなっているのも良いですね。旧盤を持っている方も、買い換える価値有りです。聴き終えると、スカッとします。良いライブ盤ですよ〜 (^_^)v。
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
« クラプトン名盤の30周年記念盤 | トップページ | ジャズの小径5月号を更新しました »
コメント