Live Act Tulip 2007を見て...
寒い日が続くが、今日は朝から良い天気。真冬に比べると、朝の日差しは豊かで力強い。近頃は、日差しの豊かさを感じて、着実な春への歩みを実感しますね〜。しかし、今朝は、西風が強く寒かったなあ。
バーチャル音楽喫茶『松和』では「懐かしの70年代館」を運営しているが、70年代の日本の音楽、いわゆるフォークソングやニューミュージックも、僕の得意分野、守備範囲である。
さて、最近、団塊の世代向けの音楽番組が多い。ジャンル的にはフォークソングが中心なので、僕としては、懐かしいねえ、と右から左へ聞き流すだけなんだが、ニューミュージックのジャンルへ差し掛かってくると、俄然、色めき立つ。
先週、BSフジで「Live Act Tulip 2007~run~」のライブ録画を放映していた。Tulip=チューリップ、1971年に福岡で結成したバンド、「心の旅」「銀の指環」「青春の影」「サボテンの花」「虹とスニーカーの頃」等多数の70 年代を代表するヒット曲を多数リリース。
いや〜、チューリップは好きですねえ。今も好きですよ。アルバムも、オリジナル・メンバー期のアルバム、デビューアルバムの『魔法の黄色い靴』から『Someday Somewhere』まで、全て「紙ジャケ」で持ってます(笑)。ビートルズ基調のポップス&ロックに日本的情緒を織り交ぜたチューリップの音楽性は、僕の大のお気に入りです。
そこで、この「Live Act Tulip 2007~run~」のライブ録画である。メンバーは、再結成時の財津和夫・安部俊幸・上田雅利・姫野達也・宮城伸一郎。ベースの宮城伸一郎だけが、オリジナルメンバーの吉田彰から変わっているだけ。2007年10月21日東京国際フォーラムで行なわれたライブである。
これが、マニアにとっては、なかなか含蓄のある内容でして、結構、熱中して最後まで見てしまいました。なんせ演奏された曲がマニア好み。オープニングが「心を開いて」(『無限軌道』収録)でジーンときて、2曲目は「あの娘は魔法使い」(『MELODY』収録)で狂喜乱舞、3曲目「悲しきレイン・トレイン」(シングル集『チューリップ・ガーデン』収録)で感慨にふけり、以降、「明日の風」(『TAKE OFF』収録)、「ここはどこ」(『僕がつくった愛のうた』収録)などなど、ズラズラっと、マニア好みの曲が並びます。
ソロのコーナーを挟んで、またまた、マニア語のみの曲のオンパレード。個人的には「ブルー・スカイ」「風のメロディ」「約束」「ぼくがつくった愛のうた(いとしのEmily)」「Someday Somewhere」「銀の指環」などが好きな曲で、かなり満足。多感な頃に聴いた曲はやっぱり良いねえ。ラストは、お決まりの「夢中さ君に」があって、アンコールの「魔法の黄色い靴」の大合唱があって・・・。
そして、アンコールのラストが「二人で山へ行こう」。これって、かなりマニア度が高い曲ですぞ。この曲がアンコールのラストなんて。チューリップもなかなかやるなあ。マニアの心を良く判ってるやないか(笑)。
この「Live Act Tulip 2007~run~」はDVDとして発売されています(写真左)。BSフジでの放映より、ちょっと収録曲数が多いかな。チューリップの方々、このライブ録画、チューリップのマニアとしては、まずまずの内容、まずまずの出来ですぞ。ちょっと演奏の音は細いですが、一見の価値ありと思います。
時は流れて、約30年後。財津さんの髪の毛は白くなったが、意外と、上田さんと阿部さんは、あまり変わらないのが頼もしい。でも、姫野さんが、あんなに太るとは思わなかった。時の流れとは恐ろしいものである(笑)。
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