安らぎのジャズ、癒しのジャズ 『Anniversary!』&『Serenity』
ジャズを聴いていて、ジャズを知っていてよかったなあ、ジャズと出会ってよかったなあ、と心から思うことがある。
今日なんかそうで、病み上がりで会社に出て行って、難しい質問をされたり、難しい課題にぶちあたったりすると、頭が急速に回転して、オーバーヒート気味になる。そんな時、会社からの帰り道でも、あれこれ、仕事の事を考えたりする。これって、実は能率が悪い。
良いところで頭を切り換えて、集中して考えていることから、一旦離れる事が大切なんだが、この切り替えを促してくれるのが、僕の場合は「ジャズ」である。
今日は、スタン・ゲッツの『Anniversary!』(写真右)『Serenity』(写真左)を聴きながら、帰りの電車の中で、最寄りの駅からの帰り道で「クールダウン」。スタン・ゲッツの心地よいテナーが、頭の中をクールダウンしてくれる。
「Anniversary!」「Serenity」どちらも、パーソネルは、Stan Getz (ts) Kenny Barron (p) Rufus Reid (b) Victor Lewis (d)のカルテット。デンマークのコペンハーゲンの有名なジャズ・スポット「Cafe Mountmartre」でのライブ。1987年7月6日の録音。
スタン・ゲッツが、スタンダード中心に、力強く、心地良いテナーを披露する。1980年代の録音なので、ちょっとエコー過多って感じがしますが、そこはご愛敬。そのエコーも、なんだか心地良く、気持ちの良いスタンダード演奏を聴かせてくれる。
バックを支えるリズムセクションは、ケニー・バロンのピアノを中心に、しっかりとゲッツのテナーを引き立てる。そして、自らのソロが巡ってくると、自らの存在をしっかりアピールして、なかなかの好演である。
オーバーヒート気味の頭が、ス〜ッとクールダウンして、心地の良い気分転換。なかなか答がでないストレスも、スカッと解消して、気分も晴れ晴れ。
こんな時、ジャズを聴いていて、ジャズを知っていてよかったなあ、ジャズと出会ってよかったなあ、と心から思います。
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