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2007年11月12日 (月曜日)

ラプソディー・イン・ブルー

昨晩は意外にも雨が激しくなり、夜半過ぎまで、音をたてて降り続いていたが、今朝は、うって変わって快晴。清々しい朝である。今日は久しぶりに「平日休み」。暖かな朝日の中、惰眠をむさぼる。

立冬過ぎて、ちょっと寒くなってきましたので、ブログのデザインを昼間の喫茶の部の雰囲気に模様替えしました。来年、春になって暖かくなるまでは、暫く、バーチャル音楽喫茶『松和』のブログは、昼間の喫茶の部の雰囲気でいきたいと思います。なんとなく暖かい感じでしょ?

さて、昨日は、中高校生のクラシック演奏会にお呼ばれして、久しぶりに生のオーケストラを聴かせて貰った。僕も、中学時代はブラスバンドでアルトサックスを吹き、高校時代は、いろいろパーカッションのお手伝いをしたりしていたので、昨日の演奏会を聴いて、自分自身の中高校生時代を思い出して、楽しかった。
 

Deodato_2

 
今日は「平日休み」だったので、昨日のクラシック演奏会に触発されて、なぜか、『のだめカンタービレ』のビデオを見直し。改めて『のだめカンタービレ』を見て思うのは、このドラマ、使用されているクラシック曲の選曲が良い。メインテーマは「ベト7」(ベートーベン交響曲第7番)、エンディングは「ラプソディー・イン・ブルー」。これだけだって、クラシックの楽曲として、実にセンスの良い選曲だよな〜。

ジャズ・フュージョンの世界で、「ラプソディー・イン・ブルー」といえば、デオダートだろう。『Deodato 2』(写真左)の5曲目(ラスト)に収録されている。非常に良く、フュージョンの演奏にアレンジされた、聴いてきてとても楽しい演奏で、ファンキーかつロックな「ラプソディー・イン・ブルー」は一聴に値すると思います。ノリが良い演奏も魅力的で、デオダートのアレンジが光る名演です。2曲目の「なき王女のためのパヴァーヌ」も、クラシックを題材にしたアレンジが秀逸な隠れた名演でしょう。

デオダートのクラシックを題材にしたフュージョン演奏のもうひとつの代表作は『Prelude』(写真右)に収録された「ツァラトゥストラはかく語りき」。これも、ファンキーな演奏が実に面白い、聴いていて楽しいフュージョンです。このアルバムには「牧神の午後への前奏曲」も収録されていて、デオダートのアレンジ能力の高さとセンスの良さが光ります。

クラシックを題材にアレンジされたジャズ・フュージョンって意外と多くあって、特にバッハは、結構、ジャズにアレンジされて演奏されていたりします。そうそう、ボブ・ジェームスの「はげ山の一夜」や「アルルの女(ファランドール)」も有名ですね。

アレンジが良いと、クラシックを題材したジャズ・フュージョンも、結構楽しいものです。
 
 
 
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